どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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続続・あの人に逢いたい

この 続き。

探し求めた金閣寺さんと奇跡的に再会できる、約束の土曜日。


金閣寺さんの指定してきた喫茶店はやたら店内の照明が暗く
しかも、壁とか椅子とかに、
愛羅舞優 とか、夜露死苦 とか、の落書きがあって
お世辞にも、「清潔ですね」とは言えない感じの店だった。

「一番奥のテーブルで友達と待ってるから」
と、金閣寺さんは言っていたというユウの話を元に店内を進むと
一番奥のテーブルに背中向けに座っている三人組のお兄さん達がいて
ユウと私は、その金閣寺さん達のテーブルに小走りにかけ寄った。


ユウ「お待たせしてごめんなさい」


笑顔で振り向いた金閣寺さんは、眉毛が無かった。


ユウ・私「……。」


私たちにはその状況が良く理解できなかった。


あの、スケート場で会った爽やかボーイの金閣寺さんに、
この二週間の間で、一体何があったんだ?


てか。

全然、何もかもが、なんか違う。
これは明らかに人違いならぬ、「金閣寺さん違い」だ。


なんでこんなことになってしまったんだ???


しかも、金閣寺さんと同席しているお友達もなんか違う。

銀閣寺(仮名)さんは金髪だし、清水寺(仮名)さんは前歯がちょっと溶けている。


なんか、 「やられる」 と思った(性的な意味で)。


自分らが勝手にタウンページで調べてこの金閣寺さんにヒットして今こうしているにも関わらず


逃げろー!!!

と思った。


だが、金閣寺さん達も金閣寺さん達で、逆にびっくりしてざわついていた。
三人でなんかひそひそ言い合って、
「…とりあえず、座る?」と言われたので、ユウと私は金閣寺さん達の向かいに座った。

ユウと私は金閣寺さんにメニューを貰って、
パインジュースとオレンジジュースをオーダーして、
この状況について、五人で今一度ぶっちゃけて話し合ってみた。


そして、ただひとつの正しい答えに行き着いた。

要するに、

私らがスケート場で会った、名前しか知らない金閣寺さんを探していたのと同時期に
この金閣寺さんも、街で会って名前交換しか出来なかった女性にもう一度逢いたかったと。
そんな時に私らが金閣寺さんを探してひょっこり電話してきたもんやから、
その偶然が奇妙複雑に重なって、なんかこんなことに今なっていると。


その答えが出た時、金閣寺銀閣寺清水寺に、怒られましたね。


「女の子が、よう知らん男と簡単に会うたりしたらあかん!」 


っていうか、逆にあんたらに言われたないわwって話なんですが
金閣寺さんらは、「おまえらなんか心配やわー」と言って、
「困ったことがあったらここに電話してこい」と
それぞれ、名前と連絡先電話番号を紙ナフキンに書いて渡してくれました。


そんな金閣寺さん達とのお茶が終わって、家に帰る途中。


まさかの「金閣寺さん違い」で、
本当に逢いたかった「金閣寺さん」に再会できなかったユウが
なんかさぞかし凹んでるんじゃないかと思って、
私はユウに声をかけることが出来なかった。

そしたら、ユウが言った。


「銀閣寺さん、かっこよかったなー。また逢いたいなー」



もう一生言うとけ。





どんつきに迷い込んだ青少年諸君にひとつだけ言いたいことは

これは稀れなケースです。

確かに、私は若かりし頃に様々な九死に一生を経てきましたが
今になって思い出すと、背筋が凍るほどそれは怖くなります。

よって、「ママも大丈夫やったから、あんたも大丈夫♪」みたいなことは
決して娘に言っていません。
逆に、娘らにはめちゃめちゃ細かく危機管理を説いています。
何故なら、自分は稀なケースだと本当に本当に思うからです。


子どもが子どもだけで考えて動くとろくなことにならないので
必ず「ブレーン」の大人を誰かつけましょう。
親に言うのが躊躇われるならそれは言わなくてもいいから
「ツレみたいな大人の人」に、なんか相談すること。
これは、りっさんと君らの約束です。
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  1. 2009/03/31(火) 02:42:32|
  2. 思い出のネタ(学生編)

続・あの人に逢いたい

この 続きです。

スケート場で一回会っただけの金閣寺さん(仮名)に、もう一度逢いたい。

もうそんなん、「探偵ナイトスクープ!」 にでも依頼しろや。

って話なんですが。

負ける気しない(絶対見つける)と、アホみたいに思っているユウはまあともかく、
家からユウがこっそり持ち出してきたタウンページで、
京都市内の「金閣寺さん」という名字を調べた時、逆になんか私まで
「これは、もしかしたらいけるかもしれない」と、そう思ったんですよ。
何故なら、「金閣寺さん」という名字が十数件しかなかったからです。
自分たちが努力すれば、もうゴールは目の前だと思った。

中学生、恐るべし。


私とユウは、タウンページに載ってる金閣寺さんという名前のお家に、
公衆電話から電話をしまくることにしました。

「なんで公衆電話から?」 って?
そんなもん、家の電話からかけられるかアホww

「あー、ナンバーディスプレイで発信元がわかるから?w」 って?
いやいや、そういう話じゃないんですよ。そもそもナンバーディスプレイとかなかったし。
当時の電話はやっとプッシュホンや親子電話(子機じゃないやつ)が出た頃やったしね。

なんで家の電話からかけられなかったかと言うとね、
それは当時ガキだった私たちも私たちなりに、ちょっと罪の意識的なものがあったからです。

スケート場でひと目会って好きになった男の人のことを、
中学生女子がタウンページで調べてまで必死で探している。
ということが、親にバレたら、なんか確実に叱られるだろうと。



恐らく、私と同年代かそれ以上の方々にはなんかわかると思いますが
まだ、ケイタイとか全く無かった時代、
「好きな人とお話したくて、雨の中、家族の目を盗んで公衆電話に走った」
みたいな、なんかそんな時代のお話ですからね。


話戻って、金閣寺さん探し。

数的には、頑張ったらやれるなとは思ったけど、
さて、具体的にどう進めていくのか?っていう。
なんせ、私たちの持ってる「金閣寺さん情報」は、ごっつ少ない。

金閣寺さんという名字。
先週、スケートに行ってた。
多分、高校生ぐらいで爽やかな人。

を、見つける。

てかこれ、電話して一発目になんて言うの?

「ちょっとお尋ねしますが、そちらのお宅に、先週スケートに行った高校生ぐらいの爽やかな感じのお兄さんはいますか?」

って、そんなん、完全に子どものいたずら電話じゃないか。
絶対、相手にされないに決まっている。っていうか普通に怒られる。
でも、ただでさえ少ない情報しかないのにそれを出さなかったら多分見つからない。
よって、うさんくさくても相手にされなくても怒られても
なんかそう言うていくしかないけどどうする? とユウに言ったら。

ユウ「もし金閣寺さんが出たら緊張するから、私は無理><」


ハア???



ちょっと整理しようや。

「金閣寺さんにもう一度逢いたい」と、君は私に「協力」を頼んできた。
そして私は、君に「協力」をすることになった。
にも関わらず、アンタ、
「私は無理><」 って
ほな誰が電話すんねん? 私か? 私なのか!?
てか、そもそも金閣寺さんにもう一回逢いたいのは誰やねん???
さらにアンタ、
「金閣寺さんが出たら緊張するから><」 って
ほな君は今、逆に誰と話したいがためにこのローラー作戦を展開しているのだ?
金閣寺さん探すため(=金閣寺さんと話すため)とちゃうんかおまえ大概にしろよボケwww


ひとつだけ言いたいのは、

これは、正しくは、「協力」ではなく「全力」だ。

この当事者且つ指令本部(ユウ)は、なんか根本的に間違っている。



ヤケクソになった私は、タウンページ片手に
金閣寺さんという名字の上から順番に片っ端から電話をかけました。
うっとしそうに即ギリされるわ、ごっつ怒られるわ、もう予想通りのことでした。

この場をお借りして謝罪しますけど、
金閣寺さん達、あの時は誠に申し訳ございませんでした。
何を言ってももう今さらの言い訳になるんですが、
中学生・高校生ぐらいの頃って、友達第一なんですよね、なんか。
だから、友達を庇うためなら親に嘘ついたりもする時もあるし
友達に協力するためなら、それは、
公衆電話から片っ端から金閣寺さんに電話したりもしてしまうんです。


話戻って。

10件ぐらい連続して金閣寺さん達にうっとおしがられた私は
なんかもう嫌々モードのやっつけ仕事な気分に若干なってきた。
だが、真横でなんか両手を組んで祈っているユウを見ると
やっぱ最後まで頑張ろうと思って、意を決して次の金閣寺さんに電話した。

そしたら。

これまで、おばちゃんかお婆ちゃんしか出なかった「金閣寺さん」なのに
初めて、若いお兄ちゃんの金閣寺さんが電話に出た。

金閣寺さん「はい?」
私「あっ。えっと、金閣寺さんのお宅ですか?」
金閣寺さん「そうですけど」
私「あの、そちらに、高校生ぐらいの男の人で先週スケートに行った方はいらっしゃいますか?」
金閣寺さん「俺、高校生やけど…。先週、スケート?」
私「あ、すみません、あの、実は人探しをしてるんです。友達が、先週スケート場で会った金閣寺さんという高校生ぐらいのお兄さんを探していて…」
金閣寺さん「その友達は、今一緒にいるの?」
私「はい」
金閣寺さん「友達に代わってくれるかな?」

私は、金閣寺さんが言うままにユウに電話を代わった。
ユウは「えーっ」とか言いながら電話を代わって、
緊張しながら金閣寺さんとなんか会話していた。
ユウの緊張した声が次第にほぐれて、会話もちゃんと疎通してる感じだった。


えっ。これは金閣寺さん、発見!?


スッゲー!なにこのミラクル!と思って、私もちょっとテンションが上がった。
嬉しそうにしゃべっているユウを見て、なんか頑張ってよかったと本当に思った。


電話を切った後、ユウは高揚した顔で

「りちありがとう!今度の土曜日、(近所)の喫茶店で金閣寺さんとまた会えることになってん!金閣寺さんも友達連れてくるって言うてはるし、りちも一緒に来てくれる?」

と言った。

私「友達って、こないだのお兄さん?」
ユウ「多分そうやと思う!」

はしゃぐユウに水を差すことになるかもしれないが、
私はこれだけはなんか今あえて言うておこうと思った。

私「わかった。いいよ。一緒に行ったる。でもな、ユウ。金閣寺さんに彼女がいはったらどうするん?」
ユウ「それでもいいねん!もう一回、金閣寺さんに逢いたい!」


ユウの、そのキラキラの笑顔を見た私は
「それでもいい」と今は言うユウが、もしいつか、
今よりもっともっと金閣寺さんを好きになって切なくなって、
やっぱりなんか泣くことになったら、その時はこいつと一緒に泣いてやろうと腹をくくった。


さらに続く
  1. 2009/03/31(火) 02:08:47|
  2. 思い出のネタ(学生編)

あの人に逢いたい

ジョニーゲップ(笑)


すんません、本文と無関係。
りっさんからのちょっとしたスタッフサービスでした。



さて。



あれは確か私が中学三年生の頃でした。
ツレと、女の子ばっかり5人ぐらいでスケートに行ったんですよね。

スケート。

りっさんがスケート。

寒いとこ嫌いでウインタースポーツやるやつの気がしれんと思っていて
修学旅行のスキー行ってもゲレンデではテンション低くあんましゃべらず
なんやかんや理由をつけてはロッジに戻ってストーブの前にいたぐらいの私が、スケート。

今やったらもう逆に絶対行かないと思うんですけど、
子どもの頃は頭が柔軟ですから、
まあ行ってもいいかなと思って行ったんですよ。
リンクにはあんまり出なかったですけどね。

だって考えてみろ。おかしいってあんなん絶対。
なんであんな薄い刃のついた靴で氷の上を笑って滑れるの?
しかもなんか後ろ向けに滑ってるやつとかいるし。


おまえら全員、中国雑技団に入れ。


そんなわけで、私はとりあえず手すりに捕まりながらちょっとだけ滑って(歩いて?)、
あとは、みんなが滑ってるのをリンクの外のベンチで見ていた。
早く休憩時間(みんなが疲れて戻ってくる時間)にならんかな~暇やな~と思ってたら、
「足首が痛いから休む」とか言うて、ツレのユウが一人、ベンチに戻ってきたので
私はユウと並んでベンチに座って、
なんか部活の話とか好きな先輩の話をだらだらしゃべっていた。
すると、高校生ぐらいのお兄さん二人組がなんか来た。

お兄さん・A「中学生?二人で来てるの?」
ユウ「えっ。あ、はい。友達と五人で来てます」
お兄さん・A「滑らないの?」
ユウ「足が痛くて…」
お兄さん・A「そっかー」

これって、俗に言う、 ナンパ っていうやつじゃないのか?と私は思った。


逃げてー!!!ユウとりっさん、超逃げてー!!!


っていうか、待てよと。

こんな年上の高校生ぐらいのお兄さんが私らガキの中学生をナンパとかするか?

私は考えた。

ガキの頭で色々考えて、これはナンパとかそういうのではないと判断した。
何故なら、なんていうかこのお兄さん達の持っている雰囲気が
なんかナンパとかするようなそういう悪そうなお兄さんな感じじゃなくて
勉強もスポーツも出来て友達も多くて明るく清潔で朗らかで、っていう
なんか「いいお兄さん」な感じがしたので
「なんか多分、ほんまに妹的なガキにしゃべりかけてあげてる感じなんやな、これは」
と思ったんですよね。

お兄さん・Aはなんか爽やかなトークを続けて
「じゃあね」みたいな感じで引き際良く立ち去ろうとした。

ユウ「あ、あの。…お名前を教えてください」
お兄さん・A「えっ。僕?僕は金閣寺(仮名)と言います」


私は、なんかこの時、非常に嫌な予感がした。

何故ならば、ユウの目がちょっとハートマークになっていたからだ。


多分なら、ユウはなんか、この金閣寺さんに恋をしてしまったような気がする。
でも私が思うに、金閣寺さんほどの人なら多分、彼女がいる気がする。
いや、知りませんけどね。
だから、ちょっとスケート場でたまたま出会って、
なんか妹的な感じでちょっと話しかけた金閣寺さんにユウが恋をして告白しても
金閣寺さんは、なんか多分困ると思う。
よって、ここはなんかもうステキな思い出としといたほうが
それが結果的にユウの淡い初恋の思い出にもなるんじゃないかと、なんか思った。

ただ、ユウは歳の離れた兄ちゃん姉ちゃんがいる四兄弟の末っ子で
時折、長子で長女の私にしてみたら考えられないような奔放なことをしでかす奴だ。
いや、私も大概でしたけど、そういうのじゃなくて
なんていうか、こう、違うんですよ、なんか。

よって、私は非常に嫌な予感がしたのだ。


案の定、休み明けの学校でユウは「相談がある」と私のクラスを訪ねてきて、

「金閣寺さんにもう一度逢いたいから協力して」

と言った。


私「協力ってアンタ…。名前と顔しかわからへんのにどう協力すんねんな」
ユウ「来週もう一回一緒にスケートに行ってほしい!もしかしたら金閣寺さんもまた来てるかもしれんから!」
私「えーっ!また(スケート)行くんかよwww」


「だって他に金閣寺さんと逢える確率ある場所ないし…」
とか、涙目で言うユウにほだされて、
私はオカンに小遣い前借りの相談を一応してみた。

当時、小遣いが月千円ぐらいだったんですよ、確か。
だから一ヶ月に二回もスケートとか行くとか、そもそも無理な話でね。

私「オカン、来月のお小遣いを前借りさせてほしい」
オカン「何に使うんや?」
私「…スケートに行く」
オカン「あんた先週、友達とスケート行ったんちゃうんかいな?」
私「いや、行ったけど、おもしろかったから今週も行こうかって話になって…その…」
オカン「親に小遣い前借りしてまで遊びに行くとかはあかん」
私「うん…」


当時の私がひとつだけ言いたかったことは

「遊びじゃないねん、これはなんか!!!」


でもね、オカンが言うことはなんか正しかったと思いますし、
当時の私もやっぱりなーと、そう思った。

なので、ユウにもそうありのままに伝えた。

私「そんなわけで、ごめん。無理やわ」
ユウ「わかった。じゃあ、金閣寺さんを探す協力をしてほしい」


金閣寺さんを探す協力???

「スケート場でたまたま会うた金閣寺さんを探す」協力???


普通に無理やろ。


老若男女に至るまでインターネットが普及してる今やったら、
名前と顔とネタの出所がわかってたら本人特定とか容易いんかもしれませんけど
なんせ20年前の中学生の話ですからね。
それはもう雲を掴むような話ですよ。

そしたら、ユウが言ったんですよね。

「金閣寺さんとか珍しい名字やから、タウンページで探したらみつかると思うねん」


エー。


金閣寺さんが「金閣寺」という名字だったことをなんか恨みましたね。
逆に、金閣寺さんが「佐藤」とかだったらユウも諦めたかもわかりませんが
「金閣寺」はなー、本人努力によってまだ頑張れるところがある。


中学生恐るべしと今振り返ってなんか思いますよ。

続く。
  1. 2009/03/29(日) 23:16:12|
  2. 思い出のネタ(学生編)

アナクロでいく

さて。

だいぶ今しがたまでツレが来ていました。

こないだ、店の先輩から
「(私的なことで)現状の採算厳しいから乗り換えをしたいんやけど、こことかどう思う?」
という話を聞いたので
「ああ、その会社やったらツレがいますよ」
と言ったら
「その友達にパンフレット的なものを貰ってほしい」
と言われたので、ツレに
「(これこれこうで)パンフレット貰えますか?うちの近くを通りかかる時でもいいので、ポストに入れておいてもらえませんか?」
と頼んだら、ツレは
「じゃあ、今度の土曜が休みやから土曜に持っていく」
と言ってくれて、
本日土曜、各々の調整をして、22時前ぐらいにツレが来た。

ツレは
「忘れんうちに渡しとくわw」
と言ってパンフレットをくれて
私は
「ありがとう」
と受け取って、大まかな概要を聞いて、またお礼を言って、
「実は、ちょっと話したかったんですよ。ちょっと最近の貴女のブログが気になっていたんですが、なんか時々、職場で変人にやたら捕まってるみたいですけどそれは実際どんな感じなんですか?」
と、気がかりだったことを聞いたら、ツレは、
「うん、だいぶ変わってるし迷惑被ってるけど(以下、リアルな状況説明)でも、私は大丈夫やで」
と言ったので、
「ああ、そうなんや!パンフをポストに入れるでなく、あえて会って渡すとか、なんか話あるんかと思って心配したじゃないですか。でもこう、実際会うて、声のトーンいいし表情もいいし、安心しましたわ~」
と、私は言って、

それからはもう、

「聞くところによるとおたくの中学にも竹刀持った教員が居たらしいっすけど、私の中学の用務員のたけじま(仮名) はもう破滅的に恐ろしかった」

という話とか、

「バイト先のドラッグストアにたまに来る、なんかもう来店した瞬間からなんかMAXで怒ってる、可及的速やかにかつ超法規的措置を取らざるを得ないお客様」

の話とかをもう延々して、

「最近喘息気味で…」 とか言っていたツレを、しばし呼吸困難に陥らせてしまった。


*ここで、「ツレなのになんで敬語なの?」と思うやつもいるかもしれないが
 彼女は私より年上で、しかも出会いはPTAの仕事の先輩後輩の関係から始まったんですよね。
 先輩や、自分より目上の人に対する最低限の礼儀をなんか大きく踏み外して
 「なんかもうツレだから、オールオッケーwww」とか、
 「なあなあでいいじゃんwwwめんどくせーwww」とか、
 そういう調子の乗り方は、私の辞書には 「無い」んですよ。つーか、ねーよ。
 なんぼツレの仲になってフランクにしゃべるようになっても、
 本当に相手に敬意を以ってしていると、
 それはやっぱ敬語もそれは自然に出ます、って話なんですよ。
 逆に言うたら、私は年下のツレにもしばしば敬語でしゃべりますからね。
 そいつがなんか尊敬に値すると思ったら、自然にそうなってる。
 敬語って、多分なんか本来そういうことが始まりなんですよ。
 


話戻って、

さて、先日。


共通のツレを介してのネット友達のツレとメッセをしていた時、ふと、
「そういえば私、この数年折に触れてこいつと絡んできたけどこいつの生トークや生声を聞いたことないな」
と思ったので、メッセ中に
「声が聞きたいから、しゃべろうや」
と、携帯番号を晒して(書き込んで)やった。
律儀なツレは
「あんなことされたらかけるしかないでしょw」
とか言いながら
電話をかけてきて、初めての電話にも関わらず、私たちは夜中に3時間しゃべった。
しかもそいつのかけてきてくれた電話代で。

私は、
「(共通の友人と)初めて会った数年前はあいつは山崎まさよしに似てたのに、今はもうアンガールズのきもいほうにだいぶ似ている」
と報告し、
アンガールズのきもいほうfeat.その共通のツレの特徴リンク、でモノマネをしてやったら
心臓があまり丈夫でないそのツレはなんか笑いすぎて、度々、声を失っていた。

「あんまりやりすぎてこいつが笑い死にしたらやばいな」
とか、
また、無断でなんか侮辱罪バリにネタにした共通の友人に対して、
「すまんwwwこいつとの初めての電話で二人の共通項であるおまえのモノマネはスベリ知らずなんだ。だが、私と出会った時点で、もうそれは諦めてくれw」
とか
「我々は今笑われてるんじゃない。むしろ、おまえも私もこいつを今笑わせてるんだ。これはなんか、おまえと私のコラボレーションだ。ます始めにおまえがいないとこのネタはまるで成立しないのだから」
とか、色々思いながら、

まず、そいつが、
私が嫌がらせの威圧行為のように晒した電話番号に、即座に電話してきてくれたことに
「なんかこいつってええやつやん」と思って、私は彼とツレになったのだ。




ひとつだけ思うことは、


私はこれから先、全く新しい友達は、
もうなかなか出来ないかもしれない。



例えば。

これからなんぼどんどん新しいコミュニケーションツールがわんさか出来たとして、

「バーチャルな感じが心地いい」とか、
「リア充は来るな」とか、
「会わないし、話すこともないよ。だが、それがいい」とか、

そんな感じのコミュニケーションツールがわんさか出来たとしても、
アナクロな私は、このやり方は変えないし、
そのツールで出会ったそいつがそこから梃子でも動かないなら、むしろ、
意地でもそいつを引きずり出そうとそれはすると思う。

「実際、しゃべろうや!」「会おうや!」って、しつこく言うと思うし、
物理的な話でなく精神的にそれをなんか異常に抗うなら、
そいつは、私にとってなんか「機械の中の人」のままで、
私には、その人の生身のおもしろさを多分、見出せないと思う。



ひとつだけ言いたいことは


機械を操るのは人間。
機械に負けるな人間。
  1. 2009/03/29(日) 03:21:35|
  2. ツレネタ

「撃つなよ?」

さて。

りっさんお得意の「なんとなく時事ネタ」です。
今日はもう、なんと言ってもこれです。

日本の方向に向けてミサイル撃つとか言うてる人がいる。

いや、ミサイルではないって言うてはるんですけどね。
人工衛星だか何だかや、と。

っていうか、
頭が幕末で止まってる私が言うのもあれですけど、今って2009年なんですけどね。
グーグルアースで幻の伝説の大陸が見つかった!とか言うてる時代なんですけど
(結局それは見当違いの見間違いだったらしいが)
なんかもう色々バレバレなんですけど、なんかそう言い張ってはるみたいで。

そう言うたらずっと何年も前に、あの人の長男が
「(TDLの)ミッキーマウスが見たかった」とか言うて日本に勝手に来てた時
色々もうそいつやということがバレバレやのに、
「いや、僕はタナカマサオ(正男)です」とかなんとか言い張ってる、みたいな事件がありましたよね。

なんていうか、あの親にしてあの子あり。
まあ風貌も、彼が一番、オトンに似てますけどね。

っていうかあれ、帰さへんかったらどうなってたんでしょうね?
「おたくの息子なんか来てませんよ?タナカマサオくんやったら来てますけど~」
とか言うて。
だってあっちもそれとおんなじようなことしてたわけじゃないですか。
しかもこっちから勝手に行ったん違って、拉致って行ってそんなん言うてたんですよ?


話戻って。


私が思うのは、なんでもっと強く「やめろ」と言えないんだろう?と。
だってそうじゃないですか。
うちの国の上空になんか飛ばすとか言うてるんですよ?
しかも明らかに超危険なもの積んでるのに?
っていうか、国際的な取り決めとかようわかりませんけど、
大気圏とかの話になったら、領空侵犯とかの話もなんかもう関係なくなるのか?


この話を私なりに物語にしてみるならば、例えばですけど、こんな話。


ある日、隣の学校の番長の北くんが僕に言いました。

北くん「君ら、ちょっとそこに立っててな。今から実験するから。君らの頭の上に水風船飛ばすから」
僕「実験?水風船?っていうか、見るからになんか風船の中の水がごっつ赤いんやけど、もしかしてその中身ってタバスコとか入ってない?」
北くん「そんなん入ってへんってwただの水風船やし」
僕「でも、その水風船が僕らに当たったら、僕らは全身タバスコ浸し…いや、水浸しになるんと違うの?」
北くん「君らには当たらへんから。君らの頭のだいぶ上を越えて、君らの立ってる向こう側の空き地に落ちる計算やから」
僕「……。いや、なんかおかしいわ。その実験やめてくれへん?っていうかその水風船、もうちょっとよく見せてくれへん?」
北くん「これはただの水風船や!…あ~もうおまえなんかうざいわ~」
僕「……。その水風船をそっちから投げるピッチャーは誰なん?」
北くん「もちろん、俺のブレーン達や」
僕「……。いや、なんかやっぱり嫌な予感するわ。ほんまに僕らには当たらへんの?」
北くん「だから当たらへんって言うてるやろ!しつこいねんおまえ!」
僕「だって…。どう見ても中身赤いし…」
北くん「だから何回言わすねん!これはただの水風船や!俺の実験の邪魔すんなっ!!!」
僕「じゃあさ、じゃあもし、投げる時になんか間違って僕らのほうに来そうになったら、その水風船をバットで打つしな?」
北くん「そんなことしたらおまえらをボコボコにするから。売られた喧嘩は、俺は買うから」
僕「えー。ちょ、待ってよ!喧嘩なんか売ってないやんか。僕らはただ、その水風船が僕らに当たって水浸しになったら困るし、……いや、もうはっきり言うけど中身タバスコやろ?そんなん僕ら、被りたくないもん!」
北くん「また連絡する」

そして、しばらくして北くんの軍団が言ってきました。

「4日から8日ぐらいの間に、番長が言うてた例の実験やるから、おまえら、俺らの邪魔すんなよ」

一応、北くんらが実験に失敗した時に打ち返すバットの準備はしてあります。
北くんらが実験を開始したことを伝える、学級連絡網も作りました。
学校全体にお知らせできるかどうかはわかりませんけど…。

国連先生も僕は間違ってないと言っていますし、
姉妹校の米くんも、僕らがピンチになった時の用意してくれてるみたいですけど
実際のところ、一緒に打ち返してくれるのかどうかはわかりませんし、
血気盛んな友達の米くんが早々と打ち返す手伝いをしてしまったらしまったで
多分、北くんは僕に対してまたなんか怒ると思います。

僕らは一体どうなるのでしょう?



いや、あのね。


君ら、なんかもっと言うていいやろ。


これはどう見てもイジメです。ありがとうございました。


「僕らの頭を通過してタバスコ入りの水風船投げるとか、そんなんやめろや」
ってね、それは全然もっと強く言うていいことじゃないですか。
なのにそれをもっとなんで言わないの?言えないの?
北くんらと君らの間には、一体何があるの?

まあ確かに、北くんはなんかちょっとアレなとこあるし、
しかも北くんのやり方に「まあね~」とか言うてる背後の巨大校の中くんらに、
君らが昔からずっと恨まれてることも、ちょっとは聞いてますよ。
でも、それにしても、なんかおちょくられすぎやろ、君ら。


その方向で考えていくと、私的には
「もう二度とそいつがしょうもないちょっかい出せへんぐらい、一回マジで潰したれや」
っていう方向に行ってしまう。


でもそれはしないとなんか決めた(決めさせられた)国の国民ですから、

ひとつだけ言いたいことは


「撃つなよ?」


これは、「押すなよ?押すなよ?」→「押せ!の合図」ではない。

否・ダチョウ倶楽部。
否・上島竜兵。


  1. 2009/03/28(土) 00:25:37|
  2. どんつき(時事とか)

ガイジンさん、いらっしゃ~い

さて。

こないだ美容院に行く途中、チャリで信号待ちをしていたら
サイクリング車に乗ったガイジンさんから声をかけられました。

「なんたらかんたら~(←聞き取れなかった)、モンキーパーク?」


かねてから私はもう何度も何度も口を酸っぱくして言っているが、あえてもう一度言いたいことは

「日本では、日本語でしゃべれ」


私はよくよく、いわゆる「ガイジンさん」に、まあ捕まってはなんか質問されます。

それは欧米人に限らず、アジア系の人とか、ごっつ黒い系の人とか
なんかしら、まあ~~~よく、もう、いちいちガイジンに捕まる。

こないだも、バイトのドラッグストアで頭にほっかむりしたお客様に
「貼るカイロ」と「貼らないカイロ」の違いについて、彼女の母国語で質問されて
制服の下に着ている自前のシャツまでめくってジャスチャーで説明した。

ちなみに、その時、
シフトが一緒だったバイトの先輩は、彼女が私の友達やと思ったらしく、
なんか、「りっさんがバイトしてるって聞いたから来たよ♪」って感じなんかと思って
「りっさんの交友関係は国際的やなー。あんなに和気藹々と楽しそうにして…」
と、目を細めて見ていたらしい。

っていうか、

カイロの棚の前でガイジン相手にシャツめくって説明してるとかどう見ても異常事態やろ!
そこは、彼にはなんか私のピンチを感じてほしかった。


話戻って。


いや、私の目鼻立ちが日本人離れしてるぐらい掘りが深いとかならね、
それはそれで、ガイジンさんにやたら質問されても致し方ないと諦めるが
逆に残念ながら、私はどう見ても純和風な顔立ちだ。
そしてさらに残念なことに「何ヶ国語ペラペラで頭よさそうな雰囲気」でもないし
なのに何故、おたくら普通に自分とこの母国語で質問してくるんですか?


いや、いいんですよ。
日本語全くしゃべれないやつが平気で日本に来ても、それは全然いいんですよ。
「習うより慣れろ」やと私は思うのでね、それは全然いいんですよ。

ただ、日本の道端で、ガイジンが人(日本の人)に道を尋ねるならば

「ちょっとは日本語への、なんか頑張りも見せろよ」 

っていう話なんですよ。


ここ、日本で、例えば英語で道聞かれてね、私が日本語で答えるじゃないですか。
だって「日本」ですからね、ここ。

そしたらね、

「チョット、ソレ、ジブン、ナニイッテルカワカラナ~イ」

みたいな、逆にこっちがイケてない人みたいな残念そうな顔とかしよるんですよ。
「これは一体どういうことやねん?」って、私にしてみたら思ってね。


日本って特にね、
なんや言うても新参者が、まずは古参を立てることからが
こう、コミュニケーションの一歩として、なんかやってきた国じゃないですか。

それをおまえ、

こっち(古参)のここ(日本)の文化(言葉)とかやる気まるでなしで
おまえ(新参)がはなからここ(日本)でおまえとこのやり方(言葉)で
しかもちょっとなんか薄ら笑いとかも浮かべたりしながら

「きゃんゆーすぴーくいんぐりっしゅ?」

って、なんかもうそれはどうやねんって思うんですよ。
私にしてみたら、おまえの「きゃんゆーすぴーくいんぐりっしゅ?」が

「君はアホの子なの?」  に、なんか聞こえる。


もっと言うたら、
昔、戦争に勝ったことをまだ言うか?とすら思ってしまいますからね。
ああ、負けたよ。君とこの先祖に、うちらの先祖は負けたよ。
確かに、君らの言葉がいつしかどんどん世界共通語になってますよ、なんかね。

だが、ここは日本だ。

「日本では、日本語でしゃべれ」



話戻って、モンキーパーク聞いてきたガイジンさん。


異国で一人でサイクリング車に乗って道を聞くのに
日本語ではなく母国語(英語)で聞いてくるとか、どうやねんって、やはり思いました。

多分、ここでこの方向にチャリの進路を向けている彼が、
「京都・嵐山にあるという猿山」を、多分目指してるんだろうなってことは、なんかわかった。
なら、そこは「モンキーパーク」ではなく「嵐山」の地名も出して聞いてこいよと思った。
京都に来てて嵐山言わんと、「(嵐山の)モンキーパーク」って聞いてくるって
なんかもうどんだけ猿山が見たいねんと。

逆に、真反対の方向にある、京都市立動物園にあえて誘導してやろうかとも思った。

なんか逆にちょっとこいつは日本で痛い目にもあったほうがええんちゃうかと思ってね。


でも、やはりそれはできませんでした。
りっさんが本来持っている優しさを、なんか発揮してしまいました。

私「モンキーパーク。猿が見たい?」
ガイジン「(なんたらかんたらとずっと英語)~モンキーパーク」
私「嵐山に猿山があるらしいですけど、そこのこと?」
ガイジン「アラシヤマ?(また英語)モンキーパーク」
私「いや、もうモンキーパークはええから。ここまでどうやって来れたか知らんけど、モンキーパークにここから自転車で行くには、あの信号をあっちに真っ直ぐ行く。でも、道に迷った時にモンキーパークに行きたいって言うよりも、嵐山に行きたいって言うほうが確実にモンキーパークには辿り着けます。嵐山」
ガイジン「アラシヤマ?」
私「そう、嵐山。てか、京都に来てて嵐山の行き方知らんのに嵐山の猿山は知ってて猿山行きたいとか自分どうやねんな」
ガイジン「???」
私「とにかく、(以下、ジェスチャー)あの信号をあっちに真っ直ぐ行く。わからへんなったら、嵐山に行きたいって言う」
ガイジン「アラシヤマニイキタイ?モンキーパーク?」
私「まあモンキーパークもついでに言うていいけど、とにかく嵐山。アラシヤマ、な。嵐山に行きたい」
ガイジン「アラシヤマニイキタイ。(またなんか英語)……ドウモアリガト」


てか、

「(日本語でのお礼の言葉とか)言えるんやんけ、おまえw」



「日本では日本語しゃべれ」って、私はずっと思っています。


ただ、ひとつだけ言いたいことは

日本語しゃべれないのに、日本に観光とか遊びに来ても、それは全然いいんです。
ただ、日本に来て私になんか道端で質問して来たからには、ただでは帰しません。
それはもう(ジェスチャーも込みで)、知らんかった日本語を新しく覚えてもらうからな。


ガイジンさん、いらっしゃ~い。
  1. 2009/03/27(金) 00:48:02|
  2. 「こっち見んな!!!」

来年度は書記る

さて。

先の記事でちらっと書きましたが、
来年度私はチビの保育園の保護者会役員で書記をやることになりました。

二年やってきたPTAの本部抜けて、来年はラクになると思ってたのに…

ただ、ひとつだけ言いたいことは
なんかまた「頼まれたから」ってアホ丸出しのお人よしで引き受けたわけではないんですよ。
強制なんです、てか、今年度役員さんからの命令。

「新・年長組保護者で今まで一度も役員やってない人は全員やること」

なのでもちろん、
「上の子の時に役員したけど、下の子(新・年長組)では一度も役員してないわ」
っていう人も、来年度の保護者会役員になっています。

なんつーか、 むしろ超・平等だぜ。

そして先日、初の役員会兼、新旧引継ぎ式があったのだが
その時に、全役員十数名の中から、
会長、副会長(二名)、会計、書記(二名)を決めることになり
逃げようのない物理的理由で私は書記になった。

「家に、ワープロもしくはパソコンとプリンターある人が、二人しかいない」

まあ文書打つのは慣れてるんでいいんですが。
つーか、私が思ったのは保育園の保護者会は小学校のPTA本部より絶対ラクだ。
なぜなら、まず、平日昼間の会合や呼び出しがほぼ一切ないらしい。
まあ、みんな仕事してるからね。
その分、晩の6時からとか7時からになってしまうようだが
これも「子ども迎えに行ってそのまま子どももろとも園に残る」とか普通に有りみたいなんで
小学校PTA本部が晩にやる運営会議や地域団体連携の会合のように子連れNGとか無いので。
あと、なんと言っても主催する年間行事が少ない。
これについては園によって違うようだが
チビの園で去年の例で言うと、
春の親子遠足、夏祭り、秋の親子レク、冬の観劇会、ぐらいだったので
毎週のようになんだかんだ顔を出さないといけなかったこの二年間みたいには
恐らくならないだろうと私は確信している。

しかし、なんつーかあれですね。

子どもの数だけ、役員はある。

おっ。これ名言じゃね?
まあ、なんかよく言われる子育て標語のパクリっぽいですけど。


ただねー、私が思うのはやっぱPTAの本部やって色々よかったなと思うので
みんなでなにかやるっていうのはおもろいことで勉強にもなるし
そこに参加しなかったら使わなかったかもしれない部分の頭も使えたんで
来年度もアホみたいなことばっかり言いながら楽しんでやっていこうと思いますね。



なんか本文と無関係の出だしがやたら長くなってしまったので、ちょっと仕切り直し。
  1. 2009/03/26(木) 22:45:09|
  2. 学校・PTA・役員ネタ

春休み万歳

さて。

いちごが春休みに入りました。

ちなみに保育園のチビには春休みはありません。
3月末ぐらいに3日か4日ほど、先生らが子どもらの進級準備をする期間、
なんか春休み的な休みはあるが。

子どもの春休み夏休み、ちょっと前まで正直恐怖だった。

片付けて片付けても一日中片付かないし、なんかギャーギャーバタバタうるさいし
しょうもない小競り合い、言い争いが元で姉妹喧嘩しよるし、
それぞれに思うところを訴えてきたらそれは納得させて解決してやらんとあかんし、
さらにその言葉の暴力が力の暴力にエスカレートして、
どこそこ打っただの切っただの世話がかかるわ、
さて、算数の宿題がわからへんとか、自由研究なにしたらええかわからんとか、
あそこ行きたいとか、あれ観たいとか、もうね、マジで疲れる。


ところがこの春休み。

うちの家に異変が起きました。


あれはいちごの終業式の日のことだった。

私はその日バイトだったので、いつも通りいちごに鍵を持って行かせたのだが
いちごが学校から帰ってくる時間があんまり定かではなかったんですよ。
まあ、給食がないのは確かなんですが。
で、私も店の昼休憩が二部制(①12時~の一時間と、②13時~の一時間)で、
それは毎日行ってみて、朝礼で配られる業務割の表を見るまでわからないので
その旨をいちごに説明して

「昼休憩には一旦家に帰ってくるけど、もしいちごが帰ってくるまでにママが店に戻らなあかんかったら、昼ご飯作っておいとくから食べとき。もしいちごが帰ってきた時にちょうどママがいたら、一緒にお昼を食べよう」

と、なんか、
おっさんの都合で若い女の子を振り回す不倫カップル、みたいな約束をしていた。
そしていちごはおっさんに振り回される若い女の子よろしく
「うん」と素直にそのいいかげんな約束を受理した。


で、当日。

昼休憩は②のほうだったのだが
仕事が立て込んでいて、実際に昼休憩に行ったのは13時半頃で
ダッシュで家に帰ったら、いちごが居間で宿題をしていた。

いちご「ママおかえり~!1時になっても全然帰ってきいひんから、もしかして忙しくていちごのお昼ご飯忘れてもうお店に戻ってしまったのかと思って、パン焼いて食べようかと思ってたとこ!ママがいない時に火(ガス)使ったらあかんけど、レンジ(のトースター切り替え)やったらいいかなと思って!」
私「っていうか、娘のお昼ご飯忘れて自分だけお昼食べて店戻るってどんな親やwママはそんなんしそうか?」
いちご「そういうわけではないけどさw」

あー、多分いちごは
「うん」って言いながらも実は、いつ帰ってくるかわからんママとのいいかげんな約束が、
なんかとても不安やったんやろなあと思った。
でも、ママは遊びに行ってるわけじゃなくて仕事に行ってるので、と
自分の中でなんかそう理解しようとしたんだろう。

ひとつだけ言えることは、
かつて実家にいた時、オトンの休日に子どもを預けて行ってたバイトの喫茶店で
店が混んで上がるに上がれずにちょっと残業して帰ると
「晩飯の仕度が遅い」と、いちいち機嫌が悪くなっていたオトンより、いちごのほうがだいぶ大人だ。


話は戻って。


「パソコンの起動から立ち上げぐらい学校の授業でやっててお茶の子さいさい」な、
今時の小学生のいちごに
「ちょ、パソコン起こしてママのページを立ち上げといてくれへん?」と頼んで
冷蔵庫にあるものでパッと二人分のチャーハンを作って、いちごに「出来たよ」と言い、
私はいちごが立ち上げてくれたパソコンに向かって車屋のほうの仕事をしていた。

いちご「ママ、食べへんの?」
私「仕事終わったら食べるよ」
いちご「お昼休みに車屋さん(パソコン)のほうの仕事するん?」
私「いつもそうやで。この時間しかないからな」
いちご「車屋さんのほうの仕事はいちごらが寝てから夜にするんとちゃうの?」
私「夜では間に合わん仕事があるから。ママがバイトに行ってる午前中も会社は動いてて、そこで動いた話をお客さんに連絡せんとお客さんに迷惑がかかるやろ?ママがバイトしてることはお客さんには関係ない話やからな。夜で間に合うことは夜にしてるけど夕方までにせんならんことはこの時間しかないからな」
いちご「そうなんや…」
私「そうなんやで。仕事するってそういうこと。ラクしてお金稼げるとか、まあほぼないからね。今ここでお客さんのために自分がどう頑張れるか。その頑張りが回り廻って自分や家族に返ってくるっていう、なんかそんな話や」

キーボードを叩いてる間ずっと、背後にいちごの視線を感じていたが
それがなんかふっと消え、
「ああ、チャーハン食い終わってお皿を台所に持って行ったんかな」と思っていたら
しばらくして、いちごが「ママ」と、なんか差し出した。

チャーハンのおにぎりだった。

後ろのこたつのおぜんの上を見たら、私の分のチャーハンのお皿が空になっていて
多分いちごがなんか気を利かせて、私のチャーハンをおにぎりにしてくれたのだ。

ちょっとだけ半泣きになった。

だが、「ああ、ありがとう」と受け取ったものの、
どのみち、おにぎりを持つ手で片手が塞がってしまったらキーボードは打てないのだが
いちごが横で、私がおにぎりを食べるまでなんかごっつ見てるので
やむなく左手でおにぎりを食べながら、
もう一方の右手一本のみの強烈な遅さで、「急品」の仕事を掃いた。

ひとつだけ言えることは、

普通にいつも通り、先に仕事に専念したほうが、
昼ご飯食べる時間も込みのトータルで、なんか絶対合理的だった。


子どもを育てるっていうのはあえて遠回りなことに付き合うことも必要なんだなあと
親10年目にして改めてそう思いながら
店に戻る前に食後の歯磨きをしていると、いちごが背後から

「ママ、なんか、やっとくことない?」

と聞いた。

私「やっとくこと?」
いちご「うん。ママが仕事から帰ってくるまでに、いちごがやっとくこと」
私「春休みの宿題」
いちご「それはやるよ、ちゃんと!…じゃなくて、家のことで」


私は、子どもに心配されるようでは親が廃ると思って、
なんかこれまでまあまあ一人で必死こいてやってきました。
なので、多分、今までの私なら「別にない」とか言っていたと思う。

だが、正直、
夕方5時半頃に帰ってきてその足でチビを迎えに行って帰ってきて晩ご飯の用意しながら
洗濯物を取り込んで、またチビが保育園から大量に持って帰ってきた洗濯物を洗って干す、
というこの作業がなんか一個でも減ったら、正直だいぶ助かるなと思って、言うた。

私「じゃあ、夕方までに洗濯物を取り込んで、たたんでおいてほしい」
いちご「わかった!」


夕方、帰ってきたら、洗濯物が全部綺麗にたたんであった。
私は普段、かなり時間と戦っているので「袖たたみ」しかしないが
全部綺麗に「お店たたみ」してあった。

その感動をいちごに伝えて、速攻でチビを保育園に迎えに行って、
しかも18時から来年度の保育園の保護者会の役員会だったので
そのまま20時まで役員会議があって、私は来年度書記をやることになり
なんかヘロヘロになりながらチビと家に帰ってきたら

いちご「ママ。明日から、いちごがその日やっとくことを、朝に書いて行って」
私「え?(だいぶ朦朧としている)」
いちご「ママはお仕事に行ってて、チビちゃんは保育園に行ってて、でも、いちごだけ学校春休みやん。春休みは宿題も少ないし、だから、ママ、いちごがやっとくことを朝に書いて行って。やっとくし」
私「ほんまにええの?そんなん言うたら、マジで書くで?」
いちご「うん、いいよ!そのかわり、ママ、長生きしてや!」


そのかわりってどのかわりやwと思ったんですが、なんかわかります。


うちのオカンが病気発覚して入院して、いつオカンが帰ってくるのかわからない中で
私が「チビっ子ママ」として、弟らを育て始めたのもなんかこの頃だった。
その頃の、「小学生の経験」がある私にしてみたら、
こいつはまだまだ甘えちゃんやと思ってきたけど
「病気で入院してるオカン」と、「離婚シングルマザーのオカン」では、
なんか多分違うんだろうなと思っていたし
だからこそ、なんか私はちょっと自分への負い目もあって、
小学生の娘に「究極しんどい時のお願い」もすることなく、
なんか一人でやたら頑張ってきたのかもしれません。


でも、子どもにしてみたら、関係なかったみたいです。


ひとつだけ思ったことは、

なんか頑張ってる生きてる親の背中を、
子どもは意外とニュートラルに見てるんだなあと思った。


いちごの春休み初日、仕事行く前に書いていきました。

「今朝のチビのお弁当作りと朝ご飯作りの後の台所のお皿洗い」
「昨日の晩ママが干した洗濯物が乾いていたら、取り込んでたたむ」
「ママが仕事行く前に回していった洗濯物を干す(雨が降ってきたら中に入れること)」
「昼ご飯の後の洗い物」
「居間と子ども部屋の掃除(掃除機はママがお休みの日にします)」
「夕方、朝干した洗濯物を取り込んでたたむ(乾いてなかったら部屋干しにする)」
「お米を2合洗って、午後7時に炊けるようにタイマーしておく」
「お風呂の掃除」

3分の1出来てたらまあ上出来と思って仕事から帰ったら
それらが全部完璧に出来ていた。


満面の笑みで、いちご

「ママ!おかえり!お仕事お疲れさま!」


疲れも吹っ飛ぶ春休み、万歳。






[春休み万歳]の続きを読む
  1. 2009/03/26(木) 01:14:41|
  2. 家族ネタ

眼鏡といちご・2

さて。

だいぶ前に通っていた整骨院の整体師の兄ちゃんに、
「顔チェキ」とかいうおもしろサイトがあると教えてもらった。

顔ちぇき! ←携帯でやってください

なんか写メを送ったら、似てる芸能人が出るとかで
「おもしろいからりっさんもやってみてくださいよー」
とか言われていたのをふと思い出し、戯れにやってみた結果。

りっさんは、

稲森いずみに59%似ていて、浅見れいなに56%似ていて、深津絵里に56%似ている、 らしい。

ほう。

以前はたまによく大塚寧々に似てるとかチェ・ジウに似てるとか言われていて
私はなんかそんな薄幸そうな顔をしているのだろうか?と思っていたのだが
稲森いずみとか深っちゃんとか、いいじゃんいいじゃん。
なんかちょっと顔つきが明るくなってきたのかもしれない。
てか、浅見れいなって誰?と思ってググってみた。

浅見れいなオフィシャルサイト

へー。

知らん。

てか、やべー。なにこの神様のいたずら。
昨日髪切りに行って、私モロ、この髪型になってしまってるんですけど。
なんか自分で似てると思って真似したとか思われたらいやすぎるやん。
ちゃうねんちゃうねん、偶然やねん!浅見れいなとか知らんし!ていう話ですやん。

だが。ここで深呼吸して考えてみたいのは。

浅見れいなちゃん 1983年生まれの25才。特技はモダンバレエ。
りっさん 1974年生まれの35才。趣味は飲酒。

よし。 なんか大丈夫だ。


さて。 この 続きです。


もうほぼ眼鏡を作ることになるんやろうな~
子ども用の眼鏡って高いって聞いたことあるけどどれぐらいするんやろう…
とか財布の事情も内心考えながら、娘と眼科に行く日程の調整をした。
だが、土曜の半日授業がなくなるというゆとり教育の導入で
土曜の分まで月~金曜に詰め込んでる授業で平日ゆとりがないいちごと
土日はチビを保育園に預けられない(=バイトに入れない)ので
(*まだ土曜保育追加申請する前の話)
その分平日に詰め込んでシフトに入っている私とで
平日に眼科に行く日程を合わせるのは至難の技だった。

私「こうなったらもうしゃあない。土曜に行こう。あそこの眼科は土曜もやってるし」
いちご「でも土曜やったらチビも一緒に連れていかなあかんなるやん」
私「そやかてしゃあないがな。ママかってほんまはいちごと二人でサクッと行ってまいたいよ」
いちご「うん…。チビが来るとややこしいねんなあ」


チビが来るとややこしい。

それは何も、待合室で騒いだり、診察室を走りまわるとか、そういうことではないんですよ。
公共の場でそういう類のことで子どもが人に迷惑をかけることを私は絶対に許しませんから
娘らに対し、それらの事柄については小さい頃から細かくうるさく言うて躾けてきた。
逆に言うと、周りの人やお店の人が
「まあまあ、お母さん。子どものすることやから…」
とフォローしてくれるぐらい厳しく言い聞かせてきた。
何故なら、私も親にそう厳しく言われてきたことが間違いじゃなかったと今は思うので
口うるさい親上等であれこれやいやい言うてきた。
なので、その手の心配は全くないんですよ、しかもチビももう5才ですしね。

問題はね、チビはいちご、つまり姉ちゃんがもうほんま大好きなんです。
そら姉妹ですから、しょっちゅう姉妹喧嘩して泣いたり泣かしたりはしてますけど
基本的に、チビはいちごを愛してやまない。
よって、いちごがなんかピンチの時には全力で助けてしまうんですよ、特に病院関係。
病院なんかもういわばピンチの連続じゃないですか。
前にいちごが歯医者行った時もそうでしたし、
なんか「いちごちゃんはチビちゃんが守る!」ぐらいの勢いで絡んでくるんです。


案の定、チビはいちごの視力検査で、いちごのピンチに際し
少し離れた後ろのソファに座りながら、思いきり後方支援をしていた。

チビ「いちごちゃん何してはるの?」
私「眼がどれだけ見えるかの検査。あの○のどこが空いてるかを言うてはんの」
チビ「チビちゃんは全部見えるで」
私「うん。でもいちごは眼が悪いから、○が小さい下のほうは多分見えへんねん。今、それを調べてるねん」
チビ「チビちゃんは見えるけど」
私「うん、チビは眼が悪くないから。でもいちごちゃんは眼が悪くなってしまったから、多分眼鏡になる。今はその眼鏡を作るための検査をしてはるねん」
チビ「うん、わかった!」

だが、「わかった」と言ったチビは、いちごが
検査師が差してる○の空きは「上」なのに自信なさげに「右…?」と答えた瞬間、即座に

「いちごちゃん!上やで!!!」

と叫び、

その後、下に下りるごとに○が小さくなってピンチに陥るいちごが答えるより先に
「下、下!」とか、「お箸持つほう!」とかの大ヒントを、
いや、むしろ答えそのものをチビが叫びまくり、検査師もこの姉妹愛には苦笑いしていた。


どんつきの定番フレーズといえば

「志村後ろ!」  だが

逆にこれほどまでに

「志村後ろ!」 は無いだろうというぐらい、

チビは、 「志村後ろ!」 をいちごにやり続けた。


「チビちゃんが後ろから言うから、全然検査に集中できひんかった…」
という真面目な性格のいちごの検査後のつぶやきに、
私はもう、「なんかごめん」としか逆に言えなかった。


そんなこんなで眼科での諸々の検査と診察を経て、
なんか眼鏡の処方箋みたいなものを書いてもらって、眼鏡屋で眼鏡を作ることになった。

いちごは「眼鏡かー」とやはりちょっとへこんでいて、
それについては帰り道でまたトークをしたのだが、
私は「内心、財布の事情」も抱えていたので、眼鏡屋に行く前に
聞きかじりの情報について仲のいい保健の先生にちょっと聞いてみた。

私「なんか、小学生が学校の視力検査で眼鏡要になって眼鏡作る時は、申請したら自治体から何%か助成があるって聞いたんですけど」
先生「はい、助成を受けられる券が発行されます。ただね、その券は指定のお店でしか使えないんですよね。その…地域の、昔からあるお店っていうか…」
私「あー、メーカー希望価格の定価で売ってる個人店ってことですね?安いメガネ○ーパーとか○ジョンメガネとかではダメっていう?」
先生「そうなんです。だからね、その指定のお店で定価で購入されて数%の助成をしてもらっても、トータルで考えたらどっちが安いかっていう…」
私「あー。了解しましたw」


そしてまた、「いちごの学校と私の仕事の日程調整」にひと月ほど費やし、
結局また「チビ付き」で三人で眼鏡屋に行って、いちごの眼鏡が作られたわけである。


いちごはずっと、眼鏡になるならピンクのフレームがいいと言っていた。
何故なら、女の子がかける眼鏡はなんかピンクなんだと。


逆に言いたいのは

「てかそれこそおまえ、なんか、眼鏡萌え~のおっちゃんが……」


そして眼鏡屋。

チビ「いちごちゃん、ピンクの眼鏡いっぱいあって良かったな!」
いちご「うん。…でもオレンジもいいかなって(←多分、オレンジに一目ぼれした)」
店員「あ、オレンジも人気ですよ。肌馴染みがいいので眼鏡が浮かないですしね」
チビ「ピンクの眼鏡、ピンクの眼鏡…(ピンクのフレームを探して集めている)」
私「チビ、あの、いちごは多分オレンジにするって」
チビ「オレンジの眼鏡、オレンジの眼鏡…(また探して集めている)」
私「ご苦労さん。でも、もみじみたいな小さな小さなチビのお手々でそんなにいっぱい持ったら、落として割ってしまうかもわからんから、いちごちゃんの眼鏡探しはお店の人に任せよか」
チビ「うん、わかった!チビちゃんも小学四年生になったらきっといちごちゃんみたいに眼悪くなって眼鏡するよ!」
私「てか、そこ、憧れんでよろしいw」



ひとつだけ不思議なことは

眼科を受診してから眼鏡屋に行く一ヶ月の間に、
あれだけ眼鏡を嫌がっていたいちごが何故か「眼鏡かけること」に意欲的になっていたこと。
私がどんだけしゃべってもやはり難色を示していたいちごが。

例えば、学校で友達とかに「眼鏡になるかも」とかなんかそんな話をして、
親が言うのとはまた違う、いちごの欲しかった言葉を友達からもらったのかもしれない。
とにかく、私(親)の知らないところで、何か考え方が変わったのだろう。


ひとつだけ思うことは、

いつまで、「なんかいややねんー」とか、親に正直にぶっちゃけてくれるんかなって。

二年後にはいちご、中学生。
これから多分、秘密が増えていくんだろうなと、なんか思いました。
  1. 2009/03/21(土) 00:45:24|
  2. 家族ネタ

眼鏡といちご

さて。

なんか今時の若い子が書きそうな小説のタイトルみたいになってしまったが。

娘のいちごが先日、眼鏡デビューしました。

去年の秋ぐらいから、学校の視力検査でなんかプリント貰ってきてたんですよ。

まだ眼鏡が要るほどの近視ではないけどちょっと視力が落ちてます。
眼科行くなら行くも良し、行くなら一応、医師に診断結果を書いてもらってくださいね、みたいな。

つーか、なんだそのファジイな感じは。

と思ったのだが、娘のいちごに眼科行くかと聞いたら行くと言うので眼科に行き
視力検査とか診察とか受けたらプリントに書いてあったことと同じことを言われた。

いちご「いちごは眼鏡しなくていいの?」
私「今はまだいいみたいやな。黒板見えるんやろ?」
いちご「うん。それに(席順)前から三番目やし」
私「じゃあいいんじゃない?」
いちご「良かったあ~!」

子どもは、特に女の子は(?)眼鏡が嫌いらしい。
いちごの友達らも皆一様に眼鏡になるのを恐れていますからね。
眼鏡かけるとちょっと顔の印象変わるじゃないですか?
多分なんかそれが嫌なんでしょうね。

だがいちごの場合はそれ+他の理由もあって眼鏡をかけるのを嫌がっていた。

理由① 眼鏡をかけていると賢そうに思われるのがいや

「賢そうに思われるとかいいやんか。印象やイメージは他人が作ってくれるもんやから、人が作ってくれたその印象に乗ることで、自分が思ってもいなかったまさかの方向に飛べる力になることもあるねんで」
と私は言ったのだが、いちごいわく
「賢そうに見えるのに授業中手挙げて間違うとかテストで間違うとかしたら、賢そうに見える分だけよけいに、え~ほんまはアホなんや~って思われそうやし…」
なんだと。

そうか。まだちょっとこの話は難しかったか。

てか、おまえどこまで小心者やねん、このビビリwwwと思ったが、
失敗することが恥ずかしいという意識がいつまでも全く芽生えないのも困りものなので
これについては経験を積むことでまた次の段階に成長していくだろう、多分なら。
(その点においては天真爛漫かつ変に肝が座っている下の娘・チビが逆に言うと心配だ)


理由② 萌え~のおっちゃんに見られるのがいや

これはね~、色々説明が要ると思うんですが
いちごの言う「萌え~のおっちゃん」というのは、

インターネットで女の子の写真見てる気持ち悪いオタクの人で、
縦じま柄やチェック柄のシャツに迷彩柄を合わせるとかの衝撃のファッションセンス
あるいは裾を折ったケミカルウォッシュのジーンズなどを履いていて
背中に背負ったデイパックの中にはアニメの女の子のフィギュアや団扇が入っていて
眼鏡をかけた女の子が好きで「眼鏡っ子きたー」「萌えー」とか言って
なんか勝手に写真を撮って、それをまたインターネットで流したりして
それを見た仲間の萌え~のおっちゃんらも「萌え~」とかみんなして言って
怖くて眼鏡をかけるのをやめると、今度またいちごが眼鏡をかけるまで
「萌え~のおっちゃん」がストーカーになって、カメラを持って家までついてくる。


もうね、どこからこれをほどいていったらいいのかと。

いちごが小学校一年生の時に社会現象になり映画化ドラマ化もされた
あの「電車男」の登場人物のビジュアルが、なんか頭に根強く残っており
さらに、「オタク」とか「萌え」とか「ネット」とか「ストーカー」とか
いちごの頭の中では、なんか色んな情報が整理されてない状態で
なんかひとつのフォルダにそれらがぎゅっと詰め込まれているのだろう。
今時の子どもだから、って話じゃないんですよ、これは。
今も昔も、子どもとはそういうものなんです。なんせ、情報処理能力が未熟なんですよ。

私にも経験があります。

「あの、昼でもやたら暗いアパートには人食いババアがいて、一番奥の部屋で子どもから順番に一人ずつ、押入れに隠されたボットン便所に落とされて消されていく。しかもあそこはヤクザのアジトだ。この話を7人の友達に言わないと夜中に人食いババアが来て殺される」

とか、子どもらの中でなんかそんなわけのわからん噂話になるとかね。
いろんな情報を捌ききれずにひとつしかないフォルダに詰め込んで保存すると、
なんか、そんなことになるんですよ。



話戻って。


そうして秋の視力検査ではなんか「様子見」って感じだったいちごが
今年に入ってからの視力検査でまた引っかかってきた。
しかも今回は、片目は「そろそろ眼鏡要るかも」のランクにインしていた。

いちご「いよいよ、いちごは眼鏡になる?」
私「それはわからん。でも今回のプリントにはそろそろ眼鏡要るかもって書いてあるのと、前の時と違って眼科に行ってくださいってはっきり書いてあるから、今度のママのお仕事休みの日でいちごが5時間授業で学校早く帰ってくる日に眼科に行きます」
いちご「でも・・・」
私「また例の、賢いと思われるのがいや、の話か?」
いちご「うん」
私「ぶっちゃけ、ママに言わせたら、今の子どもが眼悪いって聞いたら、まず、ゲームのしすぎちゃうんと思うけどな」
いちご「っていうか、なんで眼悪なったかはわからんけど、とにかく眼鏡してる人は賢そうに見えるねん!なんか!」
私「wwwまあわかるわwママも子どもの頃、眼鏡かけてる友達は賢そうに見えたしな。そうか~。…あのなあ、いちご。人生には時にハッタリも必要なんです。逆に、なんかハッタリを張ったことで、うわ~これはマジで頑張らんとあかんとを頑張った結果、今まで以上の力が出せた、さらに高いとこに行けた、というふうに転ぶこともある。だから、自分はなんかこの辺でいいねんと自分を低い位置に置くな。もったいないから。あんたはこれから何でも、どんなことでもやれるんや。いちごにはピカピカの可能性があるんやからさ」
いちご「うん、わかった。ママありがとう。だけどさママ、…眼鏡したら萌え~のおっちゃんが……」
私「それについてはママも勉強不足なジャンルなわけやけども、もし萌えのおっちゃんがいちごに萌え~したらママが追っ払ってやるから心配せんでいい。そしてひとつだけ言いたいことはいちごはオタクきもいきもい言うけど、逆に言うたらオタクって素敵やん」
いちご「えーっ!!!どこが???」
私「オタクっていうのはその分野がとても好きで一生懸命な人らのことを言うんやとママは思う。それを言うならママは坂本龍馬と幕末オタクです」
いちご「えーっ!!!ママもオタクやったんや…」
私「そうや。そしていちごは徳川幕府オタクと大奥オタク。徳川幕府とか大奥のことが書いてある歴史の本、漫画、ドラマ、番組、関心持って必死で見てるし、その時代のことでママが知らんことも、いちごはよう知ってるやんか?」
いちご「うん。なんか、もっと知りたいって思うねん」
私「ほら。だからあんたは徳川幕府と大奥オタク。あーちゃんは料理オタク。でも、何にも興味持てないやつより、これをめっちゃ知りたいって追っかけてるものが何かあるやつってなんか素敵やん」
いちご「じゃあ、萌え~のおっちゃんも素敵なん?」
私「いや、それはまたちょっと難しいところなんやけどさ。とにかく、萌えのおっちゃんのことはもう今は考えなくていいから」


子育てって、本当に難しい。


まあそんな感じで、

「っていうか、眼鏡なるかどうかはまず眼科行ってからの話やから」とか言いながら

私といちごはまた眼科を受診することになったのでした。


続く
  1. 2009/03/20(金) 00:30:06|
  2. 家族ネタ

初恋の人からの手紙

さて。

初恋の人から手紙が届きました。

っていう心理テスト?みたいなんがあるそうです。

 【初恋の人からの手紙】 

mixiのマイミクのツレんとこで見て、結果に笑いました。

「当たってるっぽいw」

私はそいつと恋愛したことがないので
ぶっちゃけ、恋愛してる時そいつが一体どうなんかは知らない。
てか女の子なんですけどね、20代前半の。
でも、「恋人のそいつ」は知らなくても、「ツレのそいつ」はよう知ってるので

「当たってるっぽいw」


私は何回も言うがいわゆる占いサイト?みたいなものは好んでやらない。
なんか問題に答えていくやつならまだあれなんですけど
誕生日とニックネーム入れるだけで答えが出るとか
逆にナメられてるような気がして、なんか腹が立ってくるのだ。
血液型占いとかも私にとってはその類ですね。
「おまえに何がわかるねん」とか、なんか思ってしまうんですよ。
そら、何百何千人のA型の人間を分析してきて統計出したんかもわからへんけど、
私と会うたこともしゃべったこともないおまえに私の何がわかるねん、と。

ただ、心理テスト的なもので言うても
心理テストみたいなものはそう簡単には作れないらしいですね。
これ、前も言うたと思うけど、
心理学を勉強してきた彼氏さんが言うてはったんですよ。
いや、作れなくはないけど、それこそ莫大な数の質問が要る、って。
色々難しいこと言うてはったんでようわからんかったんですが
話を聞いて私が思ったんは、例えば、
「どちらでもないなあ」とか「どれでもないなあ」って、答えに困ることがあるじゃないですか。
むしろその「どちらでもない」の部分が、その人の傾向を見るキーポイントで、
その「どちらでもない」部分を、色んな角度やパターンから
なんか徹底的に掘り下げていかんとあかんのじゃないかと。

だとしたらそもそも「はい」「いいえ」の二択しかないテストなんか無茶なんじゃないかと。
「絶対はい」と「どっちか言うたらはい」では全然話が変わってくるし
その「どちらかと言うたら」の部分にこそ、
その人のキーになる部分がなんか埋もれてしまうんじゃないかと。
話を聞いて、自分なりにそう解釈をした私はそれ以来
「はい」と「いいえ」しかない心理テストは信用しなくなったんですが。

てか、はなからあんまり信用してないんですけどね、
ちょっと答えて結果が出るっていう心理分析(笑)自体を。

だって、どこまでなんぼしゃべったってそいつが何考えてるかとか、
実際のところ、そいつにしかわからないじゃないですか。
いや、逆にそいつ自体もわかってないんかもわからへんしね。

自分が何をどうしたいか、自分でいつもちゃんと完璧にわかって生きてたら、
失敗してヘタうったり、何かを傷つけたり何かに傷ついたりすることもないはずですし
逆に、その、ようわからへんところがあるのが、なんか、
人間のおもしろいところなんじゃないかと、そんなふうに私は思ったりもするわけですよ。


なんか、終わってしもた。

つーか、これ「恋愛ネタ」カテゴリーなのに…。

いやいや、終わらないですよ。



話戻って。


まあそんな私なのですが、【初恋の人からの手紙】には笑いました。
むしろ、そいつのその結果を見て笑いました。
だって、「当たってるっぽいw」、かったんで。
あいつのところであの結果を見なかったら、私は多分これには食いつかなかったと思う。
こんな「当たってるっぽいw」ものが出るならなんかやってみたろかと思った。
そしてやってみました。

名前欄に呼び名を入れたほうがおもしろいってことだったので
リアルに呼び名を入れてみました。
問題がちょっとしかなかったので
先に述べた話から「こんなもんでちゃんと答え出るんかいや」と冷めていたんですが。


初恋の人からの手紙


りちお、ひさしぶり。
もう肉じゃがぐらいは作れるようになりましたか?「肉じゃが作れば女らしいんでしょ」と一人でキレていたりちおがなつかしいです。

りちおがおれに「別れないから大丈夫だよ」なんて言いながら徐々に連絡がとれなくなったあのころから、もう20年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。ただなんとなく学校の前を通ったらなつかしくなって、思いつくままに書いてみようと思い立っただけ。驚いたかな。

思い返してみると、うちらの恋愛ってひどいものだったなぁと今さらながらに思います。わりと若者らしい恋愛をしたがったおれと、すぐドライになっていったりちお。りちおの決めぜりふはいつも「ごちゃごちゃ言ってると別れるよ」でしたね。どんだけ上からだ!と思ったけれど、怖くて文句の一つも言えませんでした(苦笑)。

そういえばりちおにとって初恋の相手がおれだったのかな?最初のころのりちおは、なんだかプライドだけは高いわりに、緊張気味だったような気がします。そろそろ男慣れしたころでしょうか?

付き合い始めのころ、りちおは平気で「いつか結婚してあげてもいいよ」などと言っていましたね。あまりの強気(意地っぱり)に唖然としたけど、その気持ちは嬉しかったものです。今でもその話は有効なのでしょうか。

総括して言えば、おれはりちおと付き合えてよかったと思っています。振り回されたけど、そのおかげで忍耐力もついたし、言いたいことを封じ込める技も身に付きました。

いろいろ書いたけど、おれはりちおが大好きでした。これからもりちおらしさを大切に、あと、そろそろドリンクバーで吐くほど飲むのはやめて(笑)、いつか幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. おれの歯がくさいってみんなに言いふらしていると聞きました。本当ですか?



うーん。

当たってるっぽい。


マイミクのそいつも自分の結果について同じことを述べていたが
なんかこう、ピンポイントで当たってるんですよね。
「ちょ、おまえ(占いの機械)どこで見てたんやw」っていう、なんかもう困る。

っていうかこれ、初恋の人からの手紙じゃないですよ。
だって私の初恋の人は小学生の時に好きやった金山くん(通称・かねやん)で、
かねやんとは中学入学で離れて、偶然にも高校でまた一緒になって
てか、二年の時に隣のクラスになったので廊下で見かけて、
その時初めてかねやんが同じ高校やったんを知って
文化祭の準備か何かで夏休みに登校してる時にたまたま二人でしゃべる機会があって
「私、小学校の時、かねやんのこと好きやったんやでー」と言ったら
シャイなかねやんは「今頃そんなこと言われてもw」と言って
そして私もその時付き合ってる人がいたので笑い話で終わったんですが
そのかねやんがこんな手紙をよこしてくるわけがないのです。
よってこれは、昔付き合っていた人から、いや、「人ら」、からの手紙だ。
そう考えるとこの当たってるっぽさがなんかまた腹立つっていうか
一方的に恨み言を言われっぱなしみたいでシャクなので、
私は正々堂々と、彼らが多対一で売ってきやがったこの喧嘩を受けてやろうと思う。

おまえらが今さら言うことに、なんか全部答えてやる。


りっさんはこれより、見えない敵と戦います。



りちお、ひさしぶり。
もう肉じゃがぐらいは作れるようになりましたか?「肉じゃが作れば女らしいんでしょ」と一人でキレていたりちおがなつかしいです。

まいど!ひさしぶりやんか~。生きてたん?
あの頃の料理が悲惨やったんは認めますね。一品モノでアホほど量が多いっていう、な。
今は、そやね~。いつか彼氏さんと一緒におばんざい屋とかやりたいなあって思いますね。
気心しれた仲間が夜な夜なふらっと飲みに来るようなスペースを、なんか。


りちおがおれに「別れないから大丈夫だよ」なんて言いながら徐々に連絡がとれなくなったあのころから、もう20年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

連絡取れなくなった、は、自分ちょっと言いすぎやろ~。それは君の被害者妄想やわ。
私は携帯の番号を変えたことはないですよ。あ、一回だけあるかな。


あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。ただなんとなく学校の前を通ったらなつかしくなって、思いつくままに書いてみようと思い立っただけ。驚いたかな。

それだけの理由で思いつくままに今さらなんかこんなこと書いてよこされてくるって
私は当時それほどあなたをなんか傷つけていたんでしょうかと逆に聞きたい。


思い返してみると、うちらの恋愛ってひどいものだったなぁと今さらながらに思います。わりと若者らしい恋愛をしたがったおれと、すぐドライになっていったりちお。りちおの決めぜりふはいつも「ごちゃごちゃ言ってると別れるよ」でしたね。どんだけ上からだ!と思ったけれど、怖くて文句の一つも言えませんでした(苦笑)。

それについては朝まで語りたいが、上からとかじゃないんですよ。
私はね、恋愛とは人生のスパイスのひとつやと思ってたんですよ。
だから例えば、ひとつの香辛料がやたら主張してくると全体の味のバランスが悪くなるので
「君、あんまり前に前に出てこんといてね~」的なことは確かに言ったかもしれませんけど
「別れるぞ!」って輩飛ばしたこととかないじゃないですか。自分ほんま、よう言わんわ~。


そういえばりちおにとって初恋の相手がおれだったのかな?最初のころのりちおは、なんだかプライドだけは高いわりに、緊張気味だったような気がします。そろそろ男慣れしたころでしょうか?

初恋の相手があなただったかどうだったかはもうなんかいいじゃないですか。
歌おうよ。そして踊ろうよ。


付き合い始めのころ、りちおは平気で「いつか結婚してあげてもいいよ」などと言っていましたね。あまりの強気(意地っぱり)に唖然としたけど、その気持ちは嬉しかったものです。今でもその話は有効なのでしょうか。

その話を今でも有効にできるかどうかは逆に、今のあなたにしかわからない。
ただ、ひとつだけ言えることは
元カノが言うたその言葉だけが今でも君のなんか唯一の自信?になってるなら、なんか女々しいで、自分。


総括して言えば、おれはりちおと付き合えてよかったと思っています。振り回されたけど、そのおかげで忍耐力もついたし、言いたいことを封じ込める技も身に付きました。

いや、これはマジで言いたいけど、そんなに振り回してないと思うんですけどねー。
てか、言いたいことを封じ込める技とかw
そんなん言うなら言わせてもらうと、私も、君に言いたいこと全部は言わなかったですよ。


いろいろ書いたけど、おれはりちおが大好きでした。これからもりちおらしさを大切に、あと、そろそろドリンクバーで吐くほど飲むのはやめて(笑)、いつか幸せになってください。

ありがとう。
私もあなたが好きでしたよ。好きじゃない人とは付き合いませんから。
ドリンクバーで吐くほどは飲まないが、まあそれは多分「酒」の暗喩ですね。
もうね、歳やから飲んだら眠くなりますよ。なんかお爺ちゃんですよ。


またいつか会いましょう。では。

P.S. おれの歯がくさいってみんなに言いふらしていると聞きました。本当ですか?

ひとつだけ言えることは、
私と付き合ったことが自分の人生のネタだと思えないやつには、私と付き合うのは難しい。

ただ、言いたいのは
私が恋愛ネタにする元恋人は、逆に私が本当に愛していた人だと言っても過言ではない。
それはツレでもそうです。
私は本当に嫌いなやつのことは、笑いのネタにはしない。

よって、例えば、私が
「元カレ(君)の口臭が尋常じゃなかったwww」というネタをどこかで書いたとしても
それはむしろ
「あの頃、あなたと本当に愛し合っていたのよ」という、
私なりの、なんか、愛のメッセージだとそれは思ってください。
  1. 2009/03/16(月) 00:00:09|
  2. 恋だの愛だの何だの、ネタ

輪切りの私

連れて逃げてよ~ 

たかし~ぃぃぃっ!

元歌がわからないやつはお父さんお母さんに聞きましょう。


さて。

私は今日、脳外科で頭の中を調べてきました。
あまりにもアホアホと言われるからね。

具体的にどれぐらいアホだったかと言うと、

世界が100人の村だったら、38%の村人に「おまえアホやろ」って言われるぐらいのアホでした。



って、そんな検査があるかボケ。


ちょっとねー、頭の中の輪切りの写真を撮ってきたんですよ、MRIという機械で。


ことの始まりは一ヶ月ちょっと前だった。

左の後頭部ってか側頭部ってか、なんかその辺りがボワーンと鈍く痛かったんですよ。
だが、なんか頭の左半分が変で気持ち悪いだけで
仕事や日常生活に支障が出るほどの強い頭痛でもないので
まああんまり気にも止めずにいたら、なんか左の下瞼が痙攣するようになってきて
翌日もその翌日もなんかもうずっとピクピクしとるんですよ。
なんやねんもうせわしない瞼やなー、じっとせえやーとか思って、
でも奇妙なのでその変な現象についてツレにちらっと言うたりもして
「疲れ目ちゃうか」とか「カルシウム不足ちゃうか」とかいろんなことを言われていたのだが
そのうち、左の口角がちょっとひきつるようになってきた。

一瞬、脳血栓を疑いましてね。
オトンが以前、脳血栓のギリ手前の状態の早期発見に至った時、
私が「オトン、なんか口元おかしいで」って気付いたんが
ちょうどそんな感じの引きつり方やったんですよ。

もしかして、なんか朝になったら私はやばいことになってるんじゃないだろうか
とか思って、あとから誰が見てもわかるようにと
仕事の顧客リストやPTA会計の帳簿やら家のことやらなんか整理したりして
次の休みに一回脳外科行ったろ、と思ったのが先々週。
ただ、私のかかりつけの総合病院には脳外科は無いんですよ。
脳外科がある総合病院っていうたらうちの辺では日赤しかない。
ただ、日赤、前に子ども連れて飛び込みで行ったことあるんですけど、
なんか紹介状がないとどうのこうのとか言うて
診るには診てくれたが、「紹介状なかったけど診てあげた代」みたいな
診察費と別の費用を取られたんですよ、しかも予約してへんからとごっつ待たされた挙句。
またあんなんなるのも嫌やしなーと思って
私は近所のそこそこ大手(救急指定になってるぐらい)の病院に行くことにした。
そこには脳外科専門の外科の先生が確かいたはずやと思って。
だが、バイト(ドラックストア)の休みは週一回しかないので、
しかも、基本的に私が休みを取ってる日は、
休暇ではなく子どもの学校やPTAの用事や持病の検査・通院がある日なので
案の定、先々週の休みは朝からバタバタしてる間に行きそびれてしまった。
そうこうしてるうちに瞼の痙攣が突然治まったので、
「なんかもういいかな」ムードになってきたのだが
でも左半分の気持ち悪い頭痛が取れないままだったので
先週の休みに強行突破で受診してきたら。

神様っているんですね。

なんと運よくその、脳外科専門の先生の当番の日だったんですよ。

私がここ一ヶ月ぐらいの状態を話すと、先生はうんうんと聞き
「そしたらりちさん、ちょっと脳の神経テストをしましょう」と言った。

神経のテストとか…。
ああ、なんかやっぱ私は頭の中がおかしい疑い有りなんかな
とか思ってる間にテストは早速開始され、

先生の目を見たり、指先を見たり
縦横無尽に動く先生の人差し指を自分の人差し指ですばやく追ってタッチしたり
先生の人差し指と自分の鼻の頭を交互にタッチしたり
片足立ちしたり、下を見ないで先生の立ってるところまで真っ直ぐ歩いたり
なんかいろんなことをした。

先生「はい、いいですよ。…う~ん……」
私「テスト、ダメでしたか?」
先生「いや、テストは大丈夫ですよ。ところでりちさん、花粉症?」
私「いえ、花粉症ではないのですが、昨年末にちょっと関東のめっちゃ田舎に行きまして、その時にくしゃみが止まらなくて熱出したんですよ。京都帰ってからも翌日寝込んで、風邪引いたかなあと思ってたら二日後にはけろりと治って。それから、仕事の棚卸しとか埃っぽい作業をすると熱出て鼻出てくしゃみ出て、でも数日したらけろっと治る…ってことが頻繁にあって、もしかして鼻炎持ちになったんかなとかちょっと思ってるんですけど、花粉症の前歴は全くないです。でも子どもの頃、ごく軽いアトピー体質やって、あと風邪の治りかけに必ず喘息が出るのでアレルギー体質ではあると思います」
先生「そうかあ、わかりました。えっと、痙攣の話なんですが、顔面の痙攣には二種類あって、ひとつは機能的痙攣。これは、疲れとか神経の緊張によって起こるものです。顔面神経痛って聞いたことないですか?それです。このケースはさほど心配することはないんですよ。今回のように二~三週間で治まるようなら様子を見る程度でいいですし、もし一ヶ月とか治まらなくても抗痙攣剤の点滴をすれば治まります。毎日ないしは二日に一回なので通院が大変ですけど、まあ治ります。ただ問題は、物理的痙攣と言って、頭の中をはり巡る血管の一部が顔面動かす神経に触れていることで神経が麻痺して起こる痙攣があって、この場合はそれに相応する治療が必要になります」
私「私はその、物理的痙攣だかの可能性があるんですか?」
先生「それはわかりません。ただ、偏頭痛が続いてることもあるので、今日このあとCTを撮ります。ただ、CTでは大まかなことしかわからないので、血管や神経までは写りません。なので、紹介状を書きますから、某メディカルセンターでMRIの検査を受けてください」
私「はあ…」


なんか。


りっさん、ちょっとやばいんじゃねえ?


ただね、私はいわゆる、投影系の検査はわりと好きなんですよ。
いや、好きではないですけど、まあ大概「被爆」ですから体にはあれなんやけど
レントゲンとかじっとしてるだけでいいじゃないですか。
消化器系の検査みたいに前の晩から絶食するとか下剤飲むとかもなくて
当日も、なんか胃の動きを遅くするだかのごっつ痛い筋肉注射とかもしなくていいし
検査中に泣き叫ぶほどの痛みや苦しみもないし。
ましてCTなんか寝てるだけでいいんですよ?どんだけセレブやねんって。
私は実はCT検査の経験があるんですよ。
高校生の時、体操部の床運動の練習中に連続技のタイミングが狂って
バク転失敗して頭から落ちて脳震盪を起こして、
意識が戻った時になんかわけのわからん言語を発したらしく
色々念のためと、CTを撮ったんですね。
あの動くベットに寝ながらドームに入っていく感覚になんか宇宙を感じましたね。
安っすい宇宙ですけど。

まあそんなわけでCTもMRIも全然ビビッてはいなかったんですが
PTA副会長に「頭がおかしいので検査をすることになりまして」と報告して
なにそれwと笑われながら、出席予定だった式典をぶっちして
今日バイト休みにちょっくらMRIの検査を受けてきた私がひとつだけ言いたいことは


やかましかった。


検査前に検査技師からの説明で、「撮影する時に音がします」っていうのは聞いてたんですよ。
ただね、あれは「音がする」ってレベルの話じゃない。
なんかもう身動き取れない状態で工事現場に放り込まれたようにやかましかった。


某メディカルセンターに着いたのは検査予約のギリ前だった。
私は頭部のみの検査なんで検査着に着替える必要はなかったんですが
コンタクト外せって言われてケースと保存液を渡されて、検査室に案内された。

一瞬、ちょっと笑ってしまった。

天井が、なんか空、ってか雲の壁紙なんですよ、もう一面。
しかもなんか鳥の声を機械で作ったみたいな音が規則的な繰り返しで流れていて
しかもそれがやたら速い、一秒を刻む速さより速いペースで
「ピー、ピョ。ピー、ピョ。ピー、ピョ。」…ってずっと流れていて
それを裏打ちする感じで「コンッ」「コンッ」っていうベース音っていうか
ドラムのバチを叩くみたいな音が流れていて、言うなれば

「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」 

って、なんかずっと流れてるんですよ。


なにこの部屋www


なんかもっと他になかったんか?とか思ってね。
これから30分から1時間拘束される患者をリラックスさせるためのBGMが。
こんなせわしい鳥の声聞きながらより、クラッシック音楽でも流しといたらええやんか。
もうね、何この鳥?なんか速いねん、ピーピョが!
しかも裏打ちのこの音もいちいちうっとしいし。

と思っていたら、なんかさっき「コンタクト外せ」と私に命令した技師とは違う
異常に滑舌の悪い検査技師が、私にドーム型の機械の台に寝るように促し
「今から5ミリ間隔で頭の輪切りの写真を撮っていくので絶対に動かないでください」と言い、
台に寝た私が頭を乗せるための半円のくぼみに頭を置くや否や
光の速さで、顔の左右と頭の上に漬物石みたいな錘を置いて固定し
さらに、でかいキャッチャーミットみたいなものをかぶせて私の頭部をカタに嵌め、
なんか小さい水風船みたいなものを私の左手に握らせて
「検査中に何かあればこれを握ってください」と言った。

異常に滑舌の悪い検査技師は、このあと、この部屋を出るのだろう。
それが、投影検査の掟だ。何故なら、「被爆」だからだ。
消化器系の検査にはない、「一人ぼっち」の戦いの始まりだ。


私は最後にひとつだけ自分にとって重要なことを聞いた。


私「検査時間はどれくらいですか?」
技師「頭部だけなので20分ぐらいです」


「なんや、20分かー」と正直思った。


何故なら私はこの検査中にちょっと昼寝をしようと思っていたのだ。
だから何なら1時間ぐらいここに寝かされてても全然かまわないと思っていたのだ。


あの、破滅的にうるさい数々の音を聞くまでは。


寝れるかボケ。



検査が始まった最初のうちは、なんか「今撮ってるよ」的な等間隔の音でした。
それでも、CTとは比べ物にならないぐらいバカでかい音でしたけど
「バシャッ」だか、「ガシャッ」だが、なんかそんなんが想定内の範囲で鳴っていた。
だがそれは次第に連続して鳴り続ける「ドゴゴゴ…」だか「ガガガガガ…」だかいう音になり
なんかベットごと軽く振動したりしてきて、
「ちょw機械壊れたんちゃうかww」とすら思うような無茶をし始め、
さっきまで居たはずの「ピー、ピョ」の鳥までも
その爆音の陰で「ニャー、ニャー」と鳴く猫になり
だが、その工事音が止まるとまた「ピー、ピョ」の鳥が帰ってくる。


私は、ガチガチに固定された頭でなんか思った。


こいつを鳥やと思って今まで聞いてたけど
でも、今こいつの声が猫に聞こえる。
だが、もしかしたらこいつは、
自分的には牛の声を発しているのかもしれない。
ただ、この爆音によって、
こいつの「ピー、ピョ」が、なんか「ニャー、ニャー」に易々と変換されてしまう私の耳には
こいつの本当の心の声なんか、多分一生かけても聴けないんだ。



ちょっとねー、なんか頭おかしくなってたんやと思うんですよね。


身体の痛みが全くなくて、そこ(痛みとか)に意識がぶれない中で
頭がクリアーな状態で体を拘束されるって、なんかある意味悟りを開きますね。




今ならなんか宗教開けるかもとかちょっと思った。
だが私は、この数分後、絶対的な危機に陥った。


「のどが、なんか、いがいがする」


痰が絡んできてね、喉の奥で。


絶対動くなって言われながら頭部のMRI撮ってるにも関わらず、咳が出そう。
もう、なんかそんなん確実にダメじゃないですか。
だが、

「…っ、げぇほっっ!」


私は思いきり咳き込んだ。

ガチガチに固定された頭がちょっと揺れて、錘にぶつかり、
行き場を無くした反動は上半身から下半身に逃げて
腹がなんか思いきりバウンドしたので、自分で笑ってしまった。

咳をしてしまったことはなんか黙っておこうと一瞬思いました。
もしかしたら、いや、今、確実にMRIブレたやろけど
「すんません~。この時、検査中に咳してしまいまして~」ってね、
診察の時に先生になんか言われたら、それはなんかそうしてごまかそうと。

でもこれ、このデータをディスクに落とす際に技師の人は多分チェックするので
「画像ブレてるやん」って話になったら、
某メディカルセンター的にはそんな事故不良データを出せないから
「後日、再検査します」ってなるかもと思って、
MRIの再検査で改めてまた仕事休むことになるぐらいなら、
「すんません、今、咳しました」って、もう今ぶっちゃけようと。

私は禁断の水風船を思いきり握った。

工事中のやかましい音はすぐに止まることはなく、
室内のスピーカーから流れる放送で、先ほどの滑舌の悪い技師の声で
「もう少し待ってくださいね」と聞こえてきたので
「そら、被爆返り見ず飛んでくることは、まあ、ないわな」と、なんか思った。


咳したことをぶっちゃけた私に、滑舌の悪い技師は
「撮り直しますね。あともうこの最後の写真だけなんですが頑張れますか?3分程度です」と言ったので
「これを今日頑張れなかったら、後日ここだけまた撮り直しですよね?」と聞いたら
「そうなりますね。いちからになりますね」と言うので、「ああやっぱりw」と思って、
私は、思う存分「残り咳」を出しきった後、あと3分を小さな呼吸で頑張った。


検査室に入った時にはうっとしいこと極まりなかった、

「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」 

に合わせて、残りの180秒を数えた。


ひとつだけ思ったことは

「確かに、理に叶っている」


あそこでクラッシック音楽が流れていたら、なんか私は頑張れなかっただろうし、
あの部屋に「ピー、ピョ」と「コンッ、コンッ」がなかったら、私は、
なお溢れ来る咳を諌めて、リズムをとって呼吸を整えることもできなかったかもしれない。
うまいこと出来てるわけですね、なんか。

検査が終わって去り際に見たら
私が検査を受けていた部屋は「高電磁波検査室」との警告表示がついていて
CT検査室の「電磁波検査室」とはそれは違うよな、
「高電磁波検査室」やもんな、そら色々やかましいこともあるわなと、
なんか妙に納得したのでした。




まあ、そんな感じでMRIを受けて。
撮ったデータをディスクに落とすまでに一時間半かかるって言われて
一旦家帰って車屋の仕事してディスク貰いに行って病院に持って行って
「私も行く」ってついてきた娘と一緒にチビを保育園に迎えに行って、
子どもら待合室に待機させたまま夜診で検査結果聞いたら。

先生「MRIの結果からは物理的痙攣の所見は見られないですね。瞼の痙攣も口元のひきつけも機能的痙攣によるものでしょう」
私「ほんまですか!そしたら、なんか血管動かす手術とかしなくていいんですか?」
先生「大丈夫です。頻繁に痙攣が起きたり、痙攣が長く持続するようならまた受診してください」
私「あ~良かったあ!もうほんま、子どもらのことどうしようかって思いました。手術ってなったら仕事もしばらくできひんし、なんか色々もうどうしようか、って」
先生「良かったです。ただね、りちさん。今回の脳神経系の検査では異常なしでしたが、あなたは多分花粉症になるか、もうなっています。ここ、見てください。左の鼻腔が肥大してほとんど空気が通っていません。これほど鼻腔が肥大するのは何らかのアレルギーによるものでしょう。持病の薬と飲み合わせで喧嘩しない抗アレルギーの鼻炎薬を一週間分出しておきますが、頭痛の症状が大して変わらないようなら、わざわざ飲み続けなくてもいいですから。花粉症が命に関わることはほぼ無いですしね。脳外科の診察は以上です。お疲れ様でした」
私「……。」


MRIって、色んなことがわかるんだな…。



[輪切りの私]の続きを読む
  1. 2009/03/10(火) 01:01:42|
  2. 闘病?ネタ

アクビ娘は素敵な子 続き

さて、 この 続きです。

このままここにいても半分妖怪的な見世物になるだけだ。
なんかようわからんダンボールの上に座らされてるし。
しかも顎のずれた箇所がもうめちゃくちゃ痛くなってきたので、私は本気で病院に行こうと思った。
実際どうやってこのずれきった顎を治すのかは検討がつかないが
そして何科に行ったらいいのかもわからないが、とにかく近所のM総合病院に行こう。
あそこなら内科も外科も整形もあるし、何とかなるだろう。

と思っていたら、私の上司であるY係長(当時)が大笑いしながらやってきた。

「おい、りち、顎外れたんやて?ひゃっひゃっひゃwwwちょ、見せてみい。…うわ、ほんまや、なんか頬骨飛び出てるぞおまえw傑作やの~。痛ないんけ、それ?しゃーないな~。おっちゃんが病院に連れて行ったろ。車回してくるから用意して待っとけよ」


本当の救い主現る!!!


さすが、京都人でありながら江戸っ子の魂を持った男、Y係長。

いや、江戸っ子ではないんですけどね。京都生まれの京都育ちの人ですし。
ただ、なんかもう雰囲気が「いわゆる江戸っ子」みたいな、
「てやんでい」な、からっとした、なんかおもろいおっさんなんですよ。
私にとって人生の恩師の一人です。

私が入社した平成4年当時はまだバブルの名残りもちょっとだけあったので
それでも、一個上の先輩らは20数名採用に対し、私らの頃は7名まで縮小されてましたけど、
私は、多分同期の中でも、筆記の入社試験はズバ抜けてひどかったと思いますね。
もうほんま、面接のトークだけで採用されたんやろなと今でも思っています。


Y係長が上司でなかったら、私はなんかクビになってたかもわからんとすら思います。


話それますけど、


それほどまでに私がY係長を慕うのは


私は入社してしばらく、Y係長に算数の勉強を教えてもらっていた。


もうほんまに算数の勉強出来ひんかったんで。

仕事出来なくて上司が部下に叱られるとかやったら、会社にままある光景じゃないですか。
だが私は、割合の計算が出来なくてY係長に叱られていたのだ。

「おまえな、こんなもん小学校五年生の問題やぞ!わしが算数ドリル買うたるから毎日家でやれ!」

とかね。

ただ、自分の名誉のため…は、まあいいんですけど、
どんつきでネタ書いてる時点でそれはもうなんかいいんですけど、

「そんなアホでも入れる会社やったんかw」

ってなると、これはもう、そこで苦楽を共にしてきた同僚や
一代でここまでの企業を築かれた社長を始め、
尊敬する上司先輩や、目に入れても痛くないかわいい後輩が、
なんかアレなふうに思われるとか、私には耐え難いことですから、
その大切な仲間の名誉のために言うときますけど、ほんまに難しい特殊な仕事やったんですよ。

印刷製版用のフィルムを作る部署、ってのは前出の記事で書いたと思うんですが 
私は、シルクスクリーン印刷製版会社のグラフィックデザイン事業部にいたんですよ。

具体的にようわからないでしょ?

オフセット印刷は知ってても、シルクスクリーン印刷ってなんだと。

今はもう印刷業界も変わってるんでしょうけど

オフセット=紙に印刷する
シルクスクリーン=紙以外の全てのものに印刷できる

っていう、そもそもが特殊な技術職で、


実際、若い頃に合コンで職業を言うと、
「スクリーン」の部分だけで、映画会社と間違われたり
「グラフィック事業部デザイン課」って正しく言うたら言うたでデザイナーって思われたり、
なんか、仕事の説明するのがほんま難しかったです。


まあ簡単に言うと、なつかしのプリントごっこを想像してもらうとかなり近いですね。
あの、プリントごっこで印刷する用の版を作るための元を作る、
それを、透明の白黒写真(フィルム)で作ると思ってください。
私がしていた仕事はそれです。

製版の際は、あらかじめ乳剤をコーティングしてある版に、そのフィルム重ねて露光する。
すると、黒いところは版に焼き付けた時に露光しインクがおりる(印刷される)ところになり
白いところは露光されないのでインクがおりない、と。
色が何色かある時は、
各色ごとに分色して作られたフィルムで製版された版で印刷していくという。


だが、その製版用のフィルムを作成する時には
黒いところは露光しなくて、白いところは露光する。
写真のネガポジの原理です。
私はその原理の元に、手作業でフィルムを完成させるアートワークをしていたんですね。
今やったら、Macで簡単に出来るんでしょうけど
10年前は、ほんまに完全に手作業でやってたんですよ。
そのもっと前の先輩らはCADもなくてほんまに全部手作業でトレースしてはったらしいですが。

ここからはもう理数が嫌いな人は嫌悪感を示すかもしれないが
私は理数が嫌いで苦手なのにあの仕事が好きだったので、
読者の方々も、「うわ、理科や」「算数や」と、尻込みせずに読んでみてほしいのだが。

その写真作業をするための機械が、
ネガポジを原寸で反転する機械、反転で拡大縮小する機械、
反転で幅を均等に大きくする機械。反転で丁付けする機械。
これらを用いて、パーツごとに作ったパターンフィルムを合成していって、
ひとつの絵柄を、最終的に一枚もののフィルムに作成するんですが
その作業工程を考えるのが難しいんですよ。
例えば、0.15ミリ幅のラインとかペンとインクで書けないじゃないですか。
まあ訓練によって0.2ミリぐらいのラインは書けるようになりましたけど。
よって、倍寸で0.3ミリのラインで作っておいて、
原寸反転(ネガになる)から、さらに反転(ポジに戻る)の際に50%に縮小するか、
原寸で0.3ミリのラインで作っておいて、
ポジ状態で「今ある形より幅を均等に大きくする機械」にかけて(ネガになる)、
さらにそれを反転(またポジに戻る)して、結果、ラインを0.15ミリ細くするか。

…意味わかるでしょうか?

つまり、白いところは露光するけど黒いところは露光しないので
ラインのネガ状態(周りが黒くてラインは白い)でその機械で露光をかけて、
さらに反転すると、黒に戻ったラインの幅は大きくなってるじゃないですか。
これが普通のその機械の使い方。
それの逆の発想。
ラインのポジ状態(ラインが黒くて周りは白い)でその機械で露光をかけて、
さらに反転すると、
ネガで白かった周りの部分を大きくしたので、
反転してポジに返した時には、
ラインの周りが大きくなってるので、逆にライン幅は小さく(細く)なっている。

こういった仕組みを使って、簡単な例で言うと
円のベタ(黒い円)と、黒い文字、という二つの部品(ユーザーから送られてきた版下原稿)から
「黒い円の中に、白の抜き文字」というパターンを作ったりするんですよ。
この場合は、
円のベタを反転したもの(円は白くなる)に黒い文字を合成して
さらに反転すると、円は黒に戻って、中の文字は白くなる→「黒い円の中に、白の抜き文字」。
ちょっと高度な例で言うと、
円のベタ(黒い円)と、黒い文字、という二つの部品から
「ライン幅0.5ミリの円の中に、黒い文字」というパターンを作るとかね。
この場合は、
円のベタを反転したもの(円は白くなる)から、
幅を大きくする機械で0.5ミリ大きくしながら反転したもの(円は0.5ミリ大きくなって黒くなる)を、
さらに反転したもの(0.5ミリ大きくなった円はまた白くなる)と、
その中に、元のポジ(原寸の黒い円)を合成して、反転したら
先ほど作った0.5ミリ大きい円のネガと原寸のポジを合成した隙間の白部分は、
反転することによって黒くなり0.5ミリのライン円になる→ライン幅0.5ミリのライン円。
それと、文字を合成して反転し、さらに反転→「ライン幅0.5ミリの円の中に、黒い文字」。

ただこれらの作業の何が難しいか、ってね、
フィルムって、露光するたびにエッジが荒れるんですよ。時間もコストもかかるしね。
だが、工程を短縮しようとして何枚もフィルムを重ねて露光すると
光の屈折が起きて均等に露光されなくなって 意図しなかったパターンの端が欠けたりする。
それもコンマ以下の話なんですが。
「A」というアルファベットの文字の端が鋭角でなく、ごくわずかちょっと丸くなってる、とかね。
そうなるともう不良品です。
よって、「最短かつ、出来上がりに支障がない作業工程」を考えないといけないわけですよ。

これだけでも難しいのに、さらにまた作るものがややこしい。

真空成型かける前の印刷物とかね。
ゲーセンとか玩具屋に置いてある、等身大のキャラクターのプラスチックの看板とかね。
流れとしては印刷してから成型をかけるので、
成型後にその形になることを計算した状態で印刷する(版を作る)ので
その製版用フィルムも当然、成型前の状態で作成するわけですよ。
よって、なんかピカソの絵みたいなことになるんですが、
ユーザーからきた成型のテストパターンを元に成型のかかり具合を逆算して作るとそうなるという。

あと、「1ミリが1ミリではない30センチ定規」も作りましたね。
何を計るもんやったか忘れたんですけど
「1ミリが、1ミリ以下」からスタートして、倍、さらに倍で増えていって
最後には、「1ミリが、1ミリ以上」にしろという。
でも、トータルでは、0センチから30センチまでは正規の「30センチ定規」の中で
その計算をして、その定規を作るためのフィルムを作るんですよ。



理科算数が小学生中学生レベルで止まっていた私には、
もうなんか全てが、「仕事を覚える以前」の話でした。

そこに、根気よく付き合ってくださったのがY係長やったんですよ。

入社当時、分数の割り算の計算もろくに出来なかったですからね。
てか、今笑ったおまえらやってみろってw意外と出来ひんからw


なんか間違ってどんつきに迷い込んできた義務教育中及び高校生の君らに言いたいことは


「事務系にいかなかったら算数関係ない」とか大間違いやぞ。



Y係長には、毎日のように「おまえアホやろwww」って言われてましたね。
ただ、彼は私に「おまえは頭が悪い」とは言わなかったんですよ。
それどころか、こんなことをも言ってくれた。

「おまえはきっと、IQがめちゃくちゃ高い。わかるけ?IQ。おまえはアホやけど、アホとはちゃうねん」

「おまえは理科算数出来ひんって言うけど、おまえの頭は理数系の頭や。その決まりや仕組みがわかったら、それを応用してさらに複雑な問題も解いていこうとするやつや。しかも、今までのやり方より、もっと早く答えを出したいやつや」

「おまえは本来、勉強が好きになるタイプの人間なんやで。おまえが勉強せえへんかったんは、今までおまえが出会った先生がおまえに、勉強っておもしろいなって思わせ続けるような教え方が出来ひんかったからや。一年あったら、俺はおまえを京大に受からせる自信があるわ。東大はちょっと無理かもしれんけどなw」


このように、
Y係長は、アホでやんちゃな学生だった私が社会に出るに当たって、
その変換期に出会った、なんかもう特に恩師な方なのですが、
前出のS主任も、I主任やK主任らを始め、諸先輩方が、なんかそんなふうに
愛想と要領だけで生きてきた私を叩き直し、待ってくださったお陰で、
優秀新人賞を始め、数々の社内表彰も頂いた。
あれらは、私が貰ったものじゃないと思いますね。
全て、私を育ててくださった方々に対する評価だと思います。





話は戻って。


そうそう、顎が外れた話。


Y係長が回してきて来てくれた車に顎が外れたまま乗り込む私を
課内はおろか、なんか他部署の人まで半笑いで見送ってくれた。
S主任おいてはまだしつこく「これも一応持って行って!」と
今しがたまで私が座っていた乞食ダンボールを持って追いかけてきたが
「それはもういいですwww」とジャスチャーでお断りした。


病院に行く間ずっとY係長は
「ほんまに顎外れるやつとか初めて見たわww」
とか言って笑っていた。
私がここで存分にしゃべれるなら、百倍にして逆に言い返すのだが
顎が外れたままの私には何も言えず、究極に悔しかった。
顎外そうとして外したわけでもなく勝手に外れて、
しかもマジで痛いとか実況できひんとかもう芸人の風上にも置けないわけで。


病院に着いたら、もう夜間診察の受付は終わっていて、救急外来扱いになって、
私は「顎の外れた救急患者」になった。


救急外来のソファの待合には、
明らかになんかやばそうな感じの老人や子どもの患者がゼイゼイハアハアしていて
絶体絶命の様で横たわるその患者らには看護婦さんが常に注視しているものの
顎外れてるだけでピンピンしている私はだいぶ無視されていたが、
まあ、なんかしゃあないか、顎外れてるだけやしと思って黙っていた。

っていうか、そもそも顎が外れているのでしゃべれない。


すると、

さっきまで「顎が外れた部下」を笑っていたY係長が、なんか突然怒りだした。


Y係長「おい、おまえ、なんか完全に放っとかれてるんちゃうけ?」
私「(顎が外れてるのでしゃべれないが、返事)あう」
Y係長「痛いか?痛いやろ」
私「(顎が外れてるのでしゃべれない。しかも痛みで涙目で返事)あう」


私の涙を見たY係長は、なんかまっしぐらに受付に走って行って、大声で言った。


「おうおうおう!!!こいつ、顎外れとんねん!早よ、こいつの顎はめたってくれや!」



江戸っ子魂、やっぱり炸裂。



顎外れてるこいつ、と、指差された私は注目の的になった。


顎外れたやつとか見たことない人らがなんかごっつ私を見た。

面会時間終わって帰るお見舞いの人や、それを見送りに降りて来た入院患者や
なんか書類的なものを持って歩いてる病院の事務員的な人や
さらに、さっきまで、今にも死にそうな感じでソファに横たわっていた子どもや老人までもが
「顎外れたやつをひと目見たい」っていう半笑いと生命力で、顎が外れた私を見ている。


この場でひとことだけ挨拶をするなら、


「どうも(全泣笑)」



怒りだした救い主のおかげか、私はしばらくして外科に呼ばれた。

中待合でしばらく待って、診察室に呼ばれた時には
もう外れた顎やその部位も完全に麻痺していて
もしかしたら、生まれた時からこうだったのかもと思うぐらいになっていた。


しゃべれない私の代わりに怒りの救い主Y係長が状況を説明してくれて
私の顎をはめる処置中、Y係長は一旦外に出されて(まるで小児科の保護者並み)

「大きく、思いきり口を開けていてくださいねー」

という医師の指示を忠実に守ってる間に、
ものの数十秒で外れた私の顎は治されて、私は診察からさっさと出された。

だが、だいぶ長い時間、顎が外れた私にしてみたら
逆に、治った顎の感覚のほうが、なんか変な違和感があって全く馴染めなかった。
なんか、こう、顎に合わない入れ歯を入れたみたいな感じだった。

追い出された私に、Y係長が駆け寄ってきた。

Y係長「おー!頬骨も出てないやないけ!治ったんやな?良かったな!」
私「しゃべれますね。治りました。Y係長、ありがとうございました。でもなんか気持ち悪くて、あくびしたいです」
Y係長「いや、おまえそれはやめとけ!物理的にまだやめとけ…」
私「(静止を振り切って思いきりあくびしてしまう)」


整形外科の診察室の前で、私は、今はめてもらったばかりの顎をまた外した。


Y係長が、叫ぶ。


「先生っ!先生っ!!!こいつまた顎外しました!!!」


だから、大声で言うな!!!www


私はまた外来中の注目の的となり、
院内中の失笑をかいつつも今診察を終えたばかりの診察室にまた戻り、
医師は、「一日で二回も同じ患者の顎をはめるなんて初めてや」と言いながら
懲りずにまたもや、私の顎をはめてくれた。


顎が元の位置に戻って、どこからどう見てももう完全に大丈夫な私が会計を待ってる間も
Y係長はしつこくしつこく私のもう忘れたい過去について大声で触れてきた。


Y係長「いや~しかし、さっき顎外れて半泣きやったおまえには笑ったわwしかも診察室出た直後にまた顎外すっておまえ傑作やなwww」


おい、誰かガムテープ持ってきてくれ。
なんか、貼るから。
このおっさんの口に、なんかもう今貼るから。



でもね。

あの時、笑うだけか見てるだけでなく、実際に助ける行動をしてくれたY係長には感謝しています。


ただ、ひとつだけ思うことは

顎外れた挙句、あのような更なる辱めを受けるぐらいなら、
自分でチャリで病院行ったほうが、良かったです。


[アクビ娘は素敵な子 続き]の続きを読む
  1. 2009/03/07(土) 03:22:38|
  2. 思い出のネタ(社会人編)

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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