どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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オトン、デビューしました

私は常にどこでもどこまでもジーパン(ジーンズ)を履いてるんですが、
ここ数ヶ月で痩せたせいで、手持ちのジーパンのウエストが全部合わなくなりまして。

私 「オトン、買いもん行ってくるわ。子供ら頼んでいい?」
オトン「何買いに行くねん?」
私 「ジーパンとか…」
オトン「俺も行くわ」
子供ら「行きた~い!行く行く!!」

…え~。みんなで行くんかいや~。ゆっくり買いもんでけへんやれ…
まあ、しゃあないかあ~。近場で済ましとこか~ってな気分で、
とりあえず近所のユニ○ロ行こかと、一家総出でわざわざ出かけた。
その道中、オトンがめずらしく「俺も行く」と言った謎が解けた。

オトン「今日という今日はこの機会に俺もジーパンを買う」
私 「あ、そうなん?てか、そんな意気込まんでも…」
オトン「緊張するな~!ジーパンか。なんせ俺は今までジーパン履いたことないからな」
私 「え…?57年間、一回も?」
オトン「一回もない。ジーパンは足の長い人が履くもんやからな。わしらもうスラックス派や」
その理屈もようわからんけど、オトンが言うとなぜか説得力がある。

うちのオトンは足が短い。自分でもそれをある種ネタにしている。
でも、この度「若いお爺ちゃん」であり続けたいがために、
いっちょ、俺もジーパンを履いてみる!と決めて便乗してきたらしい。

なんかおもろそうなので、自分の買いもんはさておき、
とにかくオトンのこの戦いが、オトンの思い出に残るよう、
「決してお爺ちゃんの勇士を邪魔してはならない」と子供らにも説き、
オトンの好きなように、やりたいように、ひたすらその行動を見守ることにした。


ユニ○ロの店内に入ってすぐ、オトンはフリースコーナーで迷子になった。
レディースジャケットのとこで若い娘に混じって「背広はこないだ買うたしな…」と呟き、
順路をまるで無視した独自のコースをさんざん練り歩いた挙げ句、
「こんだけ見たのにジーパンが無い」と、ジーパンの商品棚をバックに嘆いていた。

ジーパンを選ぶ際も、色の違いがようわからへんから見てくれへんかとか、
インチ表示がようわからへんと大騒ぎしながら、数名の店員さんの協力を得て、
なんとか「オキニの一本」を決めて試着室に消えていった。
そんなオトンの戦いの一部始終をしかと確認した後、
私は子供らを率いて自分のジーパンを探しに行った。

裾上げ作業の15分の待ち時間を経て商品を受け取り、オトンはめっさ満足気だった。
オトン、57才にしてジーンズデビュー。その横顔は自信と活気に満ち溢れていた。
上の娘も「お爺ちゃん、ジーパンで授業参観来てね!」と嬉しそうだった。


帰宅後。
父娘でジーパン買いに行くのもいいよな~とか話しながら、
子供らが「お爺ちゃんのカッコイイジーパン見てもいい?」と袋を開けだし、
「で、オトン、足短い言うてるけど、実際どんだけ短いん?」とか笑いながら、
オトンのジーパンの上に私のジーパンを重ねてみたら、こんなことになった。

ジーパン


なんだこのシンクロ。

オトン・身長170センチ、私・身長150弱。20センチのヒラキあってなんでこんななる?
受け渡しミス?裾上げ作業ミス?それとも、まさか、オトン……?

動揺と期待に思い巡らせる私。固唾を呑んで事態を見守る子供ら。
オトン刑事はもう完全に「ユニ○ロがホシ」との見方を示していた。

「こんなもん履いたら、足ツンツルテンなるやんけ!初めてのジーパンやのに…!」
と憤りながら、オトンはジーパンに足を通した。

ピッタリジャストサイズ

ミラクル来たよコレ!!!オトン、GJGJGJ!!!


私は(こんなんでも一応)母親ですから、常日頃から子供らには、
(相手が「それ」を笑いの売りとしている場合は別として)
「チビデブブサイク足臭いハゲ短足etc…という身体的特徴で人を笑ってはいけない」
と、説いている。

上の娘が含み笑いを堪えながら、私のほうを見る。
(ママ…!お、お爺ちゃんが…!!!ここ、笑っていいの!?)
私は、やはり笑いを堪えながら秒速の目配せをする。
(待て!!!まだや!とにかくステイ!!!)

そんな中、居間の中心でオトンが叫ぶ。

「あれっ?なんやこの足!ピッタリやぞ!?」
(なんやこの足ってアンタの足やwww堪えてんのにかぶせてくんなwww)

「おかしいな~?ピッタリやんけ!なんでや?」
(だからユニ○ロがミスしたっていう初見はもう誤認で確実に抜群にオトンの足が短か…www)


おかしいな~?おかしいな~?って言い続けながらオトン、
その日の夜はパジャマの上からまたわざわざジーパン履いて酒飲んでた。
結構気に入ったらしいです。ジーパン。

そんなこんなでオトン57才、この度ジーパンデビューしました。


この記事を読んだ人は、
うちの家に来た時、オトンがジーパン履いてても絶対笑わないように。

「やあ!いらっしゃい!」って笑顔で出迎えるオトンが履いてるジーパンは
紛れもなく「そのジーパン」ですが、絶対に笑わないように。
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  1. 2006/10/31(火) 02:56:55|
  2. オトンネタ
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