どんつきを右に曲がって左のかどっこ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

娘と、彼氏さん

うちの娘は、家の模型図みたいなんを描くのが好きです。
模型図っていうか、家を横から切って見た断面図?みたいな。

マンションのモデルルームのチラシとかによくあるじゃないですか。
ここにキッチンがあって、テーブルがあって…
主寝室には大きいベッド、子ども部屋には机と小さいソファ、
バルコニーには鉢植えの観葉植物なんかが置いてあって…っていう、
あの、全く生活臭を感じられない、オサレな図面ね。
ああいうのは大概、上から(天井から)見たものですが、
娘が描くのは横(壁)から見た図なんですね。

4才ぐらいの頃から描いてるから、最初はホンマに荒かったんですよ。
「どの方向から見た絵なのかわからない」という驚異の立体図が多かった。
机もベッドも異常な方向に傾いていたり。

そして、そんな頃から描き続けてきた「娘の夢のおうち」は、
今ではもう、ちょっとマジで上手いなと感心することもある。
やっぱ「継続」は「力」になるんやなー。


私が彼氏さんと付き合いだしてすぐの頃、
娘は、こんな「夢のおうち」を描いていた。


三階と四階がロフト仕立ての子ども部屋。
家具の描写・表現はどの部屋よりも一番細かく気合いが入っていて、
ドレッサーやらカーテンつきのベッドに、ピアノまであり、
娘はその部屋の中央で笑っていて、チビはベッドでぬいぐるみと寝ている。

二階がキッチンとダイニングとリビングと、ママの部屋。
テーブルには家族数の椅子があり、
ママ(私)はエプロンをして、キッチンでフライパンを持っている。

一階が玄関とトイレとお風呂とお爺ちゃんの部屋。
お爺ちゃん(オトン)の部屋は和室で、
仏壇でお婆ちゃん(オカン)の遺影が笑っている。

だが、お爺ちゃんはその部屋にはおらず、
一階の隅っこに犬小屋みたいに狭く何もないスペースで
膝を抱えて座っている男性の姿があった。

私「これは、お爺ちゃん?」
娘「お爺ちゃんはお仕事に行ってるねん。ここは、K(彼氏さん)兄ちゃんの部屋」
私「ちょ、これ(膝抱えて座ってる人)K兄ちゃんなん!?部屋、狭まっw何にもないやんw」
娘「いーの!K兄ちゃんはこれでいいの!!」
私「それはかわいそうやわ~。じゃあママの部屋に入れてあげてよ」
娘「ダメーーーッ!ママと一緒の部屋は絶対ダメ!!!」


実はこの時期、私はちょっと悩んでいた。
娘は「K兄ちゃんにママを取られる」と思ってるんじゃないかと。
もちろん、
娘は彼氏さんに最初から(付き合うことになる前から)なついてたけど、
「それ」と「これ」とは別、っていう子ども心も、少なからず解る気がしたし、
でも、
男の子はママが大好きなんで、そういう感覚も持ったりするらしいですけど、
女の子でも母親に対してそういうなんあるんやなー。
普段、私を目の敵にして反抗ばっかするくせに、と、ちょっと意外でもあった。

実際、あの頃、
娘は私と彼氏さんが至近距離で近付かないように、冗談交じりに監視していた。

そして、自分がトイレに行く時などはチビに監視代行を命じ、
でもチビはすぐに任務を忘れて、
キャッキャと彼氏さんと私の間でじゃれて遊びだすので
「ダメダメ兵士」のチビは、いつも、
トイレから戻ってきた娘「大佐」の逆鱗に触れていた。


そして月日は流れ。



今、娘が描く「夢のおうち」では、私と彼氏さんは必ず同室になっている。

彼氏さんはもう「犬小屋」とか「離れ」とか「地下牢」じゃないです。


なんか、良かった。
ママはK兄ちゃんには「取られない」し、
K兄ちゃんも、あんたらからママを「取る」つもりは毛頭ないこと、
頻繁にみんなで一緒にいる中で、なんかわかってくれたんかな。
そして、
「教育者」であるK兄が、その指導マニュアルから逆にもう外れて
あんたらのことを「愛しい子どもら」として素で接してることにも気付いてると思う。



こないだ、彼氏さんが帰る時、二階の窓から娘と一緒に「バイバイ」した。

いつもは、家から50m先ぐらいの通りを彼氏さんが渡る手前まで、
みんな(私、娘、チビ)でついて行くんやけど、
その日はチビが風邪っぽいだか、娘が風邪っぽいだか、なんでか忘れたけど
「今日はお外まで行くのは無し」言うて、家の前で見送った。

チビはオトンに抱かれて、彼氏さんにずっと手を振っていた。
すると、娘が、

娘「ママ!二階の窓からK兄にバイバイしよ!」
私「う、うん?いいよ」

階段を駆け上がる娘の後を追っていき、
二階の窓から僅かに見える彼氏さんの後ろ姿に

娘「K兄、バイバーイ!」

彼氏さんが、娘の声に振り向いた。
娘が、もう一度「バイバーイ!」と大きく手を振った。
私は、娘の影から、黙ってちょっと手を振った。
彼氏さんが、肩にかけた荷物を持ち直して、大きく手を振った。

小さく、遠くなる彼氏さんの後ろ姿を見つめたまま、

娘「…ママ。K兄のこと、お父さんって呼んでもいいの?」


実は、わりと前から下のチビは彼氏さんのことをたまに「お父しゃん」と呼んだりもする。

その件について、私は子どもらに
「K兄はあんたらのお父さんになるかもしれない人よ」とか
「だからいずれはK兄のことを、お父さんと呼びなさい」とか、
そんなん言うたことは一度も無いんですよ。
彼氏さんも、これだけ「家族バリ」に一緒にいても、そこは強制しないし、
いずれ一緒になっても、呼ばれ方はありのままでいいと言っている。


そして、そんな彼氏さんは、
チビに「お父しゃん」と呼ばれて明らかに照れながら
「あー、はいはい?何でしょう?」
とか、チビの「ありのまま」に答えている。

でも娘はチビよりもう知恵もついているので、
チビが「お父しゃん」とか言うたびに
「まだママと結婚してないから、お父さんちゃうねんで」
と、チビにシビアに訂正していたりもしていた。


そんな娘が、そんなことを言ったので、ちょっとびっくりした。


私「K兄は、お父さんみたいか?」
娘「うん!だって優しいし、みんなを元気にしてくれるし。パパ、じゃない、お父さん!」
私「うん、そう思うならそう呼んでもいいと思うよ」

すると、娘は

「お父さーん!!!バイバーイ!!!また来てねーーーっ!!!」

と、二階の窓から絶叫した。

つーか、「今」かよ、しかも声でかっ!!!夜やぞww


彼氏さんが遠くで振り返って、手を振った。



最近、私は彼氏さんに対して、あるイジメを開発した。

彼氏さんは、娘らに彼氏が出来るとか、いつか嫁ぐ、とかの妄想に弱いようだ。

私「あのさ、あのさ、例えば、娘が16ぐらいになるやん?」
彼「うん。…うん?(身構え)」
私「でさ、その時来るねん、鼻にピアスとかしたやつが」
彼「いや、鼻にピアスはしてなくてもいいんじゃないかな、って」
私「いや、それはもうしてんねん。でな、言うねん。…なんか~俺~?(娘呼び捨て)と~?付き合ってるっぽい感じで~?」
彼「いや、付き合ってるっぽいとかそういうのダメでしょうよ」
私「いや、そんなんやねん、なんかな。…お父さん、ギター弾いてたんすよね?セッションしますか、セッション。俺マジ半端ないっすよ!とか」
彼「いや、セッションとかないから!」
私「…マジっすかー?お父さん、ノリ悪いっすよね~?バリ弱いっすよ、果てしね~!」
彼「何がだよ!なんだよ!誰だよおまえ帰れよ!!!」
私「…いや、今日もう飯食ってくんで!てかマジ超腹減った~!」
彼「……!!!(言葉にならない怒り)…で、りっさんも飯作ったりとかするんだよね」
私「多分ね。それはもう和気あいあいと」
彼「もう絶対イヤだ!!!俺そんなのもう家帰んない!!!」
私「娘から電話かかってくるよ。…会わせたい人いるねん、って」
彼「……!!!…それはね、まあ帰るよ、帰るけど、認めるわけじゃない」
私「…お父さん帰ってキターww遅いっすねー!働きすぎっすよ、過労死しますよ。過労死」
彼「うるせーよ!!!…もうヤダほんとヤダ、ありえねえ…(泣)」



いやー、おもしろいなー。
そして、なんだか愛を感じる。

娘と、彼氏さん。

いつか娘は、私には言えないことも、彼氏さんには言ったりするのかな。
もうすでに、「ママには内緒の相談」も、あるんかもしれんな。
スポンサーサイト
  1. 2007/09/30(日) 01:54:11|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<今週末、二股します。 | ホーム | 今朝亀岡に~ 2>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://gobannome.blog80.fc2.com/tb.php/125-aa4b7407
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター


無料カウンター

月別アーカイブ

よりかね(双子) です。

クリックしたらなんかしゃべるよ。

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。