どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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海の向こう

はっきり言うて、私は海外旅行が嫌いです。
というか、全く行きたいと思わない、関心がない。
20歳ぐらいの頃、会社の旅行でハワイに行ったけど、当時は若かったのもあって多少浮かれてたけど、
結局、ハワイに行っても私は日本と全く同じ生活をしていた。

ハワイでしか見られないという、ダイヤモンドヘッドや、なんたら大王の像とかも見ていない。
眠かったので、一人だけバスに残って寝ていた。
ツアーの中におのずと組み込まれていたハナウマ湾では最悪の天候にめぐまれ、
当時流行の水着(モノキニ、やったかな)を着てみたものの、「早くホテルに帰りたい」とのたまい、
延べ1週間、毎夜ホテルの部屋で皆で飲んだくれては
上司や先輩に暴言を吐き、おちょくり、後輩もまたおちょくり、笑い、
先輩の双眼鏡を奪って、遠く向かいのホテルの窓に映る怪しい男女の影を覗いて盛り上がっていた。
やっと晴れた最終日には、ホテル近くのビーチにみんなで行ったけど、
海にちょっと浸かったぐらいで、あとはレスキューのハンサムな兄ちゃんらとしゃべっていた。
日本にいるのと全然変わらない。

ていうか、
海外通の人間に言わすと「もはや海外ではない」というハワイですら、私は苦痛だった。
もう、これやったら、熱海の温泉で刺身食ってるほうが断然いいと思った。
だから、ツレが海外旅行に行ってきたという話を聞いても全く羨ましいと思わないし、
普通に「へー」っていう、旅行の土産話をしているツレに逆に申し訳ないぐらい
「へー」っていう感じしかないのだ。

これには多分、ふたつ理由があって、
ひとつは「今の自分の生活環境やペースが大幅に狂いそうなところに好んで行きたくない」
ふたつめは「日本が好きすぎる」

年末に、旦那さんの仕事の都合で海外に発ったツレがいるのだが
彼女はがらりと変わった暮らしを楽しみ、言葉を勉強し、生き生きと暮らしている。
なんかもう凄いなって思うんですよね。
私なんか、4年間関東にいましたが、ずっと思いきり関西弁のまましゃべってた女ですから、
外国でその土地の言葉をいちから勉強して、とかもう考えられない。
だからそのツレはほんま凄いなって思うんですよ。
もちろん、家族を抱えて言葉通じひんかったら日々の生活に支障が出るやろから
親・妻の使命としてそれを習得しなければならない部分もあるのかもしれないが
そのツレは明らかに楽しんで挑んでいる。
私多分、本気で泣きますよ、そんな状況に置かれたら。

海外の全部に興味なし・海外アレルギーとかじゃなくて、
文化的なものには部分的に関心もあります、今はね。

ダイヤモンドヘッドを平気でぶっちしたあの頃とは多少違いますから、
自分にヒットするおもしろそうな情報を得ると、「あ、観たいな」って思います。
でも、自分から色々調べてあちこち観に行ってとかはしないやろうなー、って。
あと、人は好きなので、ガイジンさんを毛嫌いするとかは一切ないです。

多分、私は生き方がもったいないタイプの人間なんでしょうね。
興味のないことにはとことん興味がなくて、広い好奇心もなくて
自分が好きなことだけに全てが集中する。なんかオタク気質なんやと思います。

あと、日本が好きすぎるとこ。
もしもですが、石原さんが首相になって諸外国となんか喧嘩しまくって
「日本は鎖国する」とか言い出しても、
ああやっぱり、ってちょっと笑うけどそれもええかとか思ってしまうかもしれない。

幕末時代の日本とかめっちゃ好きですしね。
私が坂本龍馬先生を崇拝するのはそのへんやと思います。
あの時代に、なんと、
「ちょ、もうおまえら喧嘩すんなやー。小さいねん、言うてることが。メリケンのやつら見てみろや」
って言うた。
それって凄いことですよ。


勝さん「龍馬くん、龍馬くん。船でメリケン(アメリカ)やらエゲレス(イギリス)やら行ってみいひん?」
龍馬「うはそれいいっすね!それは行っときましょ!僕、今から船の操縦の勉強しますわ!」


しかも、この背景にも諸説あって、
一部では国賊とも言われていた幕府開国派の幕臣・勝海舟を斬りに行った、
サムライ龍馬(当時、攘夷派勤皇の志士としての活動もしていた)が、
逆に勝さんに諭されたんですってね。

「私を斬りたければ斬れ。だが、君はメリケンに触れたことがあるのか?」って。

仮にも、武士として江戸に修行に来てたサムライが、ですよ。
自分が斬りに行った相手に諭されて、刀置いて、船の舵を取ろうと矛先を変えた。
その発想の転換とか理解力とか柔軟性とかが、なんかもう凄いなって。


私は当時に生きていたら間違いなく、尊皇攘夷派のサムライやったと思います。
広い視野で物事を見られる坂本龍馬は凄い、一角の人物やと憧れと尊敬を抱きつつ、
「ほんなら君も海援隊に入りいや!入れたるで!外国と貿易しようや!(亀山社中な)」って誘われても
きっと、よう行かんかったと思います。


まあそんな、平成の置いてきぼり一人で鎖国状態の私なんですが、
一ヶ所だけ、行ってみたいとこがあるんですよね。

バルセロナなんですけど。

てか、バルセロナにある「サグラダファミリア」なんですけど。


あれは見たいなー。
一説では、あの聖堂が完成することはないとか言われているようで、
建築作業を進めながら、昔作った部分が徐々に古くなってきてその修復作業も同時にしてるとか。
もうそんなん、イタチゴッコですよ。
それこそ一生終わらへんのちゃうの、って。

しかもガウディは設計図を書かない建築家で、模型で設計を起こすんですってね。
だから、本人の頭では全部わかってても、それを注釈してやらんとみんなにはわからない。
そして案の定、
ガウディが死んでしまった後、ガウディの頭にあった工程や完成図がみんなにはわからない。
なので、今、
彼が遺した模型を見ながら、「ここはこうしたかったんちゃうか?」とか、やってはるみたいです。

なにその気の遠くなるような作業。

でも、誰も「やめよう」って言わないんですね。
「ガウディおらんねんもん、無理やろ、これ」ってならない。
もうここまで世界的に有名になってしまったら、今さらやめられないところもあるでしょうけど
ほんまにやめようと思ったら何とでも言えるわけで。
だってもう十分過ぎるほどやってきはったと思うし。
「なんでやめんねん、ヘタレ!」って、誰も言わないですよ、多分。


もしかしたら、ガウディ自身も「こんなん完成するわけないけど」ってわかっていたかもしれない。
でも、彼は自分の中に湧いてきたものを止められなかった。
「ほんまはこうしたいけど、多分無理やしこのへんで」って妥協しなかった。
そして、彼のその意志を継ぐものが今だにそれを繋いでいるわけです。
「ガウディおらんから、多分無理やしこのへんで」って妥協しない。

なにもう君ら、その素敵な熱さ。
ちょっとある意味、頭おかしいのかもしれない。
ほんま、何してんの、自分ら、っていう。

職人魂、ですね。
私はそんなんめちゃくちゃ好きです。

ガウディ本人は今頃天国で「えっ。自分ら、まだやってたん?」って、ちょっと笑ってるかもしれんけど。


サグラダファミリアが完成してから観に行くのでは意味がないんです、私の中では。

もっと言うたら、もうね、一生やっててほしいですね。

それもある意味、私にはようやれんかった憧れと尊敬なんかもしれませんが。



特に行きたい外国はないけど、サグラダファミリアの工事は観たいな。

それだけ見たら、特に他は見んと、すぐ日本に帰ると思うけど。
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  1. 2008/04/03(木) 01:07:36|
  2. 思うこと(「生きる」)
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京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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