どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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少年とナイフ

さて、3月初めに会社の現場のほうに新人さんが入ってきました。
18才の男の子です。若っけーな。
なんでも社長の知り合いの息子さんだとかで、「鍛えてやってくれ」と、社長が預かった青年らしい。
髪を金髪に染めているが、ハゲる心配とかまだ全然せんでもええんやろなあ。
なんたって18才ですからね。
あと、いつも、なんか長めのピアスをしています。
仕事してて引っかかって耳たぶちぎれへんかいなと、オカン目線の私はひやひやするんですが
彼にとっては体の一部みたいな肌身離せないものなんかもしれんからね。
例えば、彼女にもらったものとか…。

あいつ…。なかなかやるな。(妄想)

ていうか、この外観だけ聞いたら、
なんか「チャラ男」みたいに思うかもしれないが、彼はとてもシャイな青年です。
最初に会った日なんか、私と目を合わせようともしなかった。
ずっと黙々と仕事をしていました。
なので、私はどんつき内では彼を勝手に「シュン」と呼ぶ。
誰って?

小栗旬 だよ。 決まってんだろ。

シャイの代名詞の若者って言うたらもう小栗くんしかないやろ、シュンや、シュン。
実年齢で言うたら小栗くんのほうがちょっとだけ年上なんやろうけど。
なんたって、シュンは18才ですからね、18才。

何回も言うけど、18才ですよ!


私、先日、ふと気付いたんですよ。

シュンって18なんよなー。私が18の時、何してたっけ。

あ、そや。高校出て、私も仕事してたな。
懐かしいなー。
若気の至りで青い理想論ばっか言うて上司に噛みついたりしたなー。
うわ、なんか恥ずかしいなw
先輩も上司も、ようあんな青二才の目線に合わせて話に付き合ってくれはったよなあ…。


さあ、みんなも、よ~く回想してや、各々。
自分の当時を、その頃を。
私がこの後気付いた衝撃に君らも付き合わせてあげるから。


18才ですよ、18才。


時に、今、何年ですか。

平成20年ですよね。


ん? 待てよ。


シュン、18才。

今、平成20年。



あいつ 平成生まれ やんけ!!!!!



もうね、驚愕ですよ、驚愕。 うわああああああっっっ!!!って。

私、今、平成生まれと一緒に仕事してんの!? ええええええええっっっ!!!!

平成元年といえば私が高校に入学した年です。
当時16才。
高校生バイトやったけど、初めて勤労をして給与をいただいた頃です。
さらには平成4年の春には学校を出て会社に就職して社会人になっていた。
そんな頃に生まれた、ジャリ、ガキ、小僧、 いや、若者が、今、同僚。
これはもうだいぶ衝撃ですよ、なんか。

私は昭和49年生まれなんで、昭和50年代後半生まれとか聞くと「うはw若いなww」とか思うし
でも年号が変わるっていうのはもうそういう「うはw」とかレベルじゃないからね。
うちの子らも当然平成生まれやけど、だからこそ、
「平成生まれ=コドモ」とか「平成生まれ=永遠の学生」っていう、
なんかもうそんな印象あるじゃないですか。

平成生まれが仕事しとんねんで、もう。
しかも多分これからわんさか湧いてくるで、平成生まれ。

なんか、なんかちゃんとしよう、むしろせなあかん。
あいつらが社会に出てくるわけですからね、「平成」が。
MTSHのHに○するやつらが出てくるわけですから、Sは頑張らんとあかんで、シャレならん。


まあそんなふうに私にだいぶ衝撃を与えてくれたシュンですが。

社長が彼をどこまで育て上げるつもりでいはるんか、私にはわかりませんが、
彼は今、工場で下積みの毎日を送っているようです。
主に、外に発送する商品の梱包の仕事をしているらしい。

うちの会社はずっと昔から、商品の梱包にかけては特に定評があるらしく、
多分それは、商品管理チーフのキム兄が
真摯に誠実に仕事をして培ってきはったキム兄への評価であるんやろけど、
そのキム兄の指導の元で、日々勉強してるわけですから、多分チェックも細かいだろう。
「もうこれぐらいええですやん~」とか思うこともあるだろう。
でも、でも、負けるなシュン!
きっと、きっとな、キム兄の教え通り頑張ってたら、いいことあるから!
と、私は陰ながらシュンを思っていた。
商品を発送したお客さんから「丁寧な梱包で~」とかお礼が来るたび、
「ああ、シュンも頑張ってるんやな」と、ちょっと熱くなっていた。


そんなある日、一通の不思議な「商品受取連絡」が入った。

「迅速丁寧な対応ありがとうございました。梱包も完璧でした。カッターナイフが入っていたので開封が容易にできました。ありがとうございました」


え?

カッターナイフが入ってた?

改めて、送った商品を確認すると、大物の外モノだった。
バンパーとかボンネットとかドアガラスとか、そういう類の、「車の外装パーツ」。
いわゆる、運送中の傷、折れ、割れ、厳禁な類です。
いや、どの商品でもそんなことがあってはならんのですけど、特に、特に厳禁な類。
なので当然、梱包も厳重になります。
サイズをでかくして送料をわざと高くするような過剰梱包は現場でも決してしはらへんけど
でも、搬送中の事故があったらもう使いもんになりませんから、
エアキャップでぐるぐるに巻いて、さらに上から巻きダンボールで巻いたり、
箱詰めの際には中で商品が遊ばんように(ぐらぐらせんように)
商品サイズに合わせて発泡スチロールで底と左右に支板を作って、
箱と商品の間に浮きがないように、0/0でカッチリはめ込まはる。
私も前に、幅+横+高さ350サイズぐらいのドアガラスを梱包しはる工程を見せてもらったけど、
まさに職人芸のような鮮やかさやった、速さも精密さも、全てが。

そのようにして完璧に梱包して発送されるわけですから、
受け取った客にしたらそれはもう感動するでしょう、見たらわかるねんから。
「大切に、送り出されてきた」ことが。
だが、厳重な梱包は解きづらいのも、悲しいかな、これまた事実。

なので、私は一瞬「カッターナイフが入っていた」という連絡を受けて、
現場で、なんかそういうサービスを始めたのかなと思った。
最初の箱開けて、カッターナイフが添付されてたら、まあ確かにその先が開けやすいじゃないですか。
でも、まてよ。梱包解く側もカッターぐらいは用意してるやろ。
しかも、こっちからカッターナイフを添付するってなったら、当然使い古しではダメじゃないですか。
刃物だけにね、それは新品で封開けてない状態で提供せなあかん。
あの、常日頃からコストダウンにうるさい、いや、厳しい社長が、そんなサービスを提供するかな…?

ってことは…。

ちょっと血の気が引いた。

ちょ、ってか、おま、シュン、これ…! ええええええっっっ!?


えーと。 …置き忘れ?


よりによって、カッターを???

もうそんなん、ある意味 カミソリレター じゃないですか! 

いや、わかる、状況わかるで、描けるで。
梱包の時の必須アイテムや、カッターナイフとガムテープ。
今回、残念ながら、その二者択一でカッターが入ってきた。


「お~っと赤のカッターが速かった!白のガムテープ残念!」
「まさかの赤のカッターが アタックチャーンス!



いや、児玉清は今出てくるな、なんかややこしい。しかもチャンス違う、むしろ大ピンチ!!!



俺、キレたら何するかわかんないっすよ?



いやいやいや違う!絶対違う!シュンはそんな子じゃない!
なんでもかんでもそんなふうに「少年とナイフ」を結びつけてはいけません。
それは歪んだワイドショーの情報を鵜呑みにしすぎている大人の悪いところです。
間違いない。これは完全なる「置き忘れ」だ。


私は、ひと呼吸置いてからキム兄に電話した。


私「お疲れさまです。あのね、こないだ(県名)に発送した(車種名)の(パーツ名)ありましたやんか」
キム兄「お疲れさまです~。えーっと(脳内検索中)…ああ、あれな。どないかした?」
   …てか、月300件ぐらい地方発送してるのに全部覚えてるキム兄には毎回脱帽だが
私「あれね、今日無事届いたって連絡あったんですが。その…、カッターが入ってた、って…」
キム兄「カッター???…って、カッターナイフ?」
私「はい。あ、クレームとかでは無いんです。評価も最上級で入れてくれてはりますしね(メール読み上げる)」
キム兄「あー…。ごめん、ちょっと待ってや」
   …キム兄、多分ちょっと移動。
キム兄「あ、ごめんな。…うん、ごめん、多分、それ、ミス」
私「ですよね?いや、一瞬考えたんですよ、そういうサービスを試動したのかとw」
キム兄「それは無いwwwいや、俺もな、最近はシュンに一人で(梱包)やらせてて、ずっとついてないねん。最終の箱入れの時には俺が必ずチェックするんやけど。ほんまごめんなー」
私「いえいえそんな。まあクレームにもなってないですし、とりあえず」
キム兄「ちなみに、どこにカッター入ってたんかな?」
私「いや、そこまでは言うてはらへんので…。多分エアキャップの外じゃないですかね?商品に触れへんとこ。巻き段との間とか」
キム兄「あー。なるほどな。それは最終チェックでも見逃してるな。俺が見るの、巻き段した後やから。ごめんなー。っちゅうか、刃が出てんで良かったなー」
私「ええ、私もマジで一瞬血の気が引きました。…でね、この返し、どうしときましょ?」
キム兄「ん?」
私「相手さん、うちの体裁を考えて、事を荒立てないように表向きはこっち立ててくれてはりますけど、これ明らかに厳重注意ですやんか。定型の御礼文の最後に、ご理解に深謝します、とかそんなんで締めましょか?」
キム兄「いや、それも無しでええんちゃう?もうな、なんも無し!なんかさらっといっとこ!」
私「カッターナイフ送りつけといて、さらっと、とかww」
キム兄「いやいや、それがええんやってwwいつも通りいこ!」
私「あえて、逆にあえて相手の温情に応えて、感謝の意を表さない、と」
キム兄「うん、それでいい。きっと相手はわかってくれる、そういう人はな」

私はキム兄のアドバイス通り、定型の御礼文で締めました。
それから、その件について、そのお客様と、取引終了後の延長試合も場外乱闘も、
そしてまた逆に、
しつこい祝賀パーティー(君が良かった、あなたも良かった、の誉め合いエンドレス)も、してません。
キム兄の言うように、ほんまにさらっと完了しました。

私はやっぱまだまだ、営業に関して経験不足で…。


って、なんでいつのまにか私の反省になっているのか。


おまえや、おまえ!シュンめ~~~~~~このやろう!!!
変な汗かいたやないか!!!



ちなみにこの件に関してはキム兄が「俺が預かる」と言わはったので、もしかしたら、
社長には報告を上げず、シュンに注意するだけで終わっているかもしれません。
結果的に問題にもおおごとにもなっていないので。
よって、これを読んだ会社関係者は決して社長に不用意な密告をしてはいけません。爆
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  1. 2008/04/18(金) 12:20:12|
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