どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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輪切りの私

連れて逃げてよ~ 

たかし~ぃぃぃっ!

元歌がわからないやつはお父さんお母さんに聞きましょう。


さて。

私は今日、脳外科で頭の中を調べてきました。
あまりにもアホアホと言われるからね。

具体的にどれぐらいアホだったかと言うと、

世界が100人の村だったら、38%の村人に「おまえアホやろ」って言われるぐらいのアホでした。



って、そんな検査があるかボケ。


ちょっとねー、頭の中の輪切りの写真を撮ってきたんですよ、MRIという機械で。


ことの始まりは一ヶ月ちょっと前だった。

左の後頭部ってか側頭部ってか、なんかその辺りがボワーンと鈍く痛かったんですよ。
だが、なんか頭の左半分が変で気持ち悪いだけで
仕事や日常生活に支障が出るほどの強い頭痛でもないので
まああんまり気にも止めずにいたら、なんか左の下瞼が痙攣するようになってきて
翌日もその翌日もなんかもうずっとピクピクしとるんですよ。
なんやねんもうせわしない瞼やなー、じっとせえやーとか思って、
でも奇妙なのでその変な現象についてツレにちらっと言うたりもして
「疲れ目ちゃうか」とか「カルシウム不足ちゃうか」とかいろんなことを言われていたのだが
そのうち、左の口角がちょっとひきつるようになってきた。

一瞬、脳血栓を疑いましてね。
オトンが以前、脳血栓のギリ手前の状態の早期発見に至った時、
私が「オトン、なんか口元おかしいで」って気付いたんが
ちょうどそんな感じの引きつり方やったんですよ。

もしかして、なんか朝になったら私はやばいことになってるんじゃないだろうか
とか思って、あとから誰が見てもわかるようにと
仕事の顧客リストやPTA会計の帳簿やら家のことやらなんか整理したりして
次の休みに一回脳外科行ったろ、と思ったのが先々週。
ただ、私のかかりつけの総合病院には脳外科は無いんですよ。
脳外科がある総合病院っていうたらうちの辺では日赤しかない。
ただ、日赤、前に子ども連れて飛び込みで行ったことあるんですけど、
なんか紹介状がないとどうのこうのとか言うて
診るには診てくれたが、「紹介状なかったけど診てあげた代」みたいな
診察費と別の費用を取られたんですよ、しかも予約してへんからとごっつ待たされた挙句。
またあんなんなるのも嫌やしなーと思って
私は近所のそこそこ大手(救急指定になってるぐらい)の病院に行くことにした。
そこには脳外科専門の外科の先生が確かいたはずやと思って。
だが、バイト(ドラックストア)の休みは週一回しかないので、
しかも、基本的に私が休みを取ってる日は、
休暇ではなく子どもの学校やPTAの用事や持病の検査・通院がある日なので
案の定、先々週の休みは朝からバタバタしてる間に行きそびれてしまった。
そうこうしてるうちに瞼の痙攣が突然治まったので、
「なんかもういいかな」ムードになってきたのだが
でも左半分の気持ち悪い頭痛が取れないままだったので
先週の休みに強行突破で受診してきたら。

神様っているんですね。

なんと運よくその、脳外科専門の先生の当番の日だったんですよ。

私がここ一ヶ月ぐらいの状態を話すと、先生はうんうんと聞き
「そしたらりちさん、ちょっと脳の神経テストをしましょう」と言った。

神経のテストとか…。
ああ、なんかやっぱ私は頭の中がおかしい疑い有りなんかな
とか思ってる間にテストは早速開始され、

先生の目を見たり、指先を見たり
縦横無尽に動く先生の人差し指を自分の人差し指ですばやく追ってタッチしたり
先生の人差し指と自分の鼻の頭を交互にタッチしたり
片足立ちしたり、下を見ないで先生の立ってるところまで真っ直ぐ歩いたり
なんかいろんなことをした。

先生「はい、いいですよ。…う~ん……」
私「テスト、ダメでしたか?」
先生「いや、テストは大丈夫ですよ。ところでりちさん、花粉症?」
私「いえ、花粉症ではないのですが、昨年末にちょっと関東のめっちゃ田舎に行きまして、その時にくしゃみが止まらなくて熱出したんですよ。京都帰ってからも翌日寝込んで、風邪引いたかなあと思ってたら二日後にはけろりと治って。それから、仕事の棚卸しとか埃っぽい作業をすると熱出て鼻出てくしゃみ出て、でも数日したらけろっと治る…ってことが頻繁にあって、もしかして鼻炎持ちになったんかなとかちょっと思ってるんですけど、花粉症の前歴は全くないです。でも子どもの頃、ごく軽いアトピー体質やって、あと風邪の治りかけに必ず喘息が出るのでアレルギー体質ではあると思います」
先生「そうかあ、わかりました。えっと、痙攣の話なんですが、顔面の痙攣には二種類あって、ひとつは機能的痙攣。これは、疲れとか神経の緊張によって起こるものです。顔面神経痛って聞いたことないですか?それです。このケースはさほど心配することはないんですよ。今回のように二~三週間で治まるようなら様子を見る程度でいいですし、もし一ヶ月とか治まらなくても抗痙攣剤の点滴をすれば治まります。毎日ないしは二日に一回なので通院が大変ですけど、まあ治ります。ただ問題は、物理的痙攣と言って、頭の中をはり巡る血管の一部が顔面動かす神経に触れていることで神経が麻痺して起こる痙攣があって、この場合はそれに相応する治療が必要になります」
私「私はその、物理的痙攣だかの可能性があるんですか?」
先生「それはわかりません。ただ、偏頭痛が続いてることもあるので、今日このあとCTを撮ります。ただ、CTでは大まかなことしかわからないので、血管や神経までは写りません。なので、紹介状を書きますから、某メディカルセンターでMRIの検査を受けてください」
私「はあ…」


なんか。


りっさん、ちょっとやばいんじゃねえ?


ただね、私はいわゆる、投影系の検査はわりと好きなんですよ。
いや、好きではないですけど、まあ大概「被爆」ですから体にはあれなんやけど
レントゲンとかじっとしてるだけでいいじゃないですか。
消化器系の検査みたいに前の晩から絶食するとか下剤飲むとかもなくて
当日も、なんか胃の動きを遅くするだかのごっつ痛い筋肉注射とかもしなくていいし
検査中に泣き叫ぶほどの痛みや苦しみもないし。
ましてCTなんか寝てるだけでいいんですよ?どんだけセレブやねんって。
私は実はCT検査の経験があるんですよ。
高校生の時、体操部の床運動の練習中に連続技のタイミングが狂って
バク転失敗して頭から落ちて脳震盪を起こして、
意識が戻った時になんかわけのわからん言語を発したらしく
色々念のためと、CTを撮ったんですね。
あの動くベットに寝ながらドームに入っていく感覚になんか宇宙を感じましたね。
安っすい宇宙ですけど。

まあそんなわけでCTもMRIも全然ビビッてはいなかったんですが
PTA副会長に「頭がおかしいので検査をすることになりまして」と報告して
なにそれwと笑われながら、出席予定だった式典をぶっちして
今日バイト休みにちょっくらMRIの検査を受けてきた私がひとつだけ言いたいことは


やかましかった。


検査前に検査技師からの説明で、「撮影する時に音がします」っていうのは聞いてたんですよ。
ただね、あれは「音がする」ってレベルの話じゃない。
なんかもう身動き取れない状態で工事現場に放り込まれたようにやかましかった。


某メディカルセンターに着いたのは検査予約のギリ前だった。
私は頭部のみの検査なんで検査着に着替える必要はなかったんですが
コンタクト外せって言われてケースと保存液を渡されて、検査室に案内された。

一瞬、ちょっと笑ってしまった。

天井が、なんか空、ってか雲の壁紙なんですよ、もう一面。
しかもなんか鳥の声を機械で作ったみたいな音が規則的な繰り返しで流れていて
しかもそれがやたら速い、一秒を刻む速さより速いペースで
「ピー、ピョ。ピー、ピョ。ピー、ピョ。」…ってずっと流れていて
それを裏打ちする感じで「コンッ」「コンッ」っていうベース音っていうか
ドラムのバチを叩くみたいな音が流れていて、言うなれば

「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」 

って、なんかずっと流れてるんですよ。


なにこの部屋www


なんかもっと他になかったんか?とか思ってね。
これから30分から1時間拘束される患者をリラックスさせるためのBGMが。
こんなせわしい鳥の声聞きながらより、クラッシック音楽でも流しといたらええやんか。
もうね、何この鳥?なんか速いねん、ピーピョが!
しかも裏打ちのこの音もいちいちうっとしいし。

と思っていたら、なんかさっき「コンタクト外せ」と私に命令した技師とは違う
異常に滑舌の悪い検査技師が、私にドーム型の機械の台に寝るように促し
「今から5ミリ間隔で頭の輪切りの写真を撮っていくので絶対に動かないでください」と言い、
台に寝た私が頭を乗せるための半円のくぼみに頭を置くや否や
光の速さで、顔の左右と頭の上に漬物石みたいな錘を置いて固定し
さらに、でかいキャッチャーミットみたいなものをかぶせて私の頭部をカタに嵌め、
なんか小さい水風船みたいなものを私の左手に握らせて
「検査中に何かあればこれを握ってください」と言った。

異常に滑舌の悪い検査技師は、このあと、この部屋を出るのだろう。
それが、投影検査の掟だ。何故なら、「被爆」だからだ。
消化器系の検査にはない、「一人ぼっち」の戦いの始まりだ。


私は最後にひとつだけ自分にとって重要なことを聞いた。


私「検査時間はどれくらいですか?」
技師「頭部だけなので20分ぐらいです」


「なんや、20分かー」と正直思った。


何故なら私はこの検査中にちょっと昼寝をしようと思っていたのだ。
だから何なら1時間ぐらいここに寝かされてても全然かまわないと思っていたのだ。


あの、破滅的にうるさい数々の音を聞くまでは。


寝れるかボケ。



検査が始まった最初のうちは、なんか「今撮ってるよ」的な等間隔の音でした。
それでも、CTとは比べ物にならないぐらいバカでかい音でしたけど
「バシャッ」だか、「ガシャッ」だが、なんかそんなんが想定内の範囲で鳴っていた。
だがそれは次第に連続して鳴り続ける「ドゴゴゴ…」だか「ガガガガガ…」だかいう音になり
なんかベットごと軽く振動したりしてきて、
「ちょw機械壊れたんちゃうかww」とすら思うような無茶をし始め、
さっきまで居たはずの「ピー、ピョ」の鳥までも
その爆音の陰で「ニャー、ニャー」と鳴く猫になり
だが、その工事音が止まるとまた「ピー、ピョ」の鳥が帰ってくる。


私は、ガチガチに固定された頭でなんか思った。


こいつを鳥やと思って今まで聞いてたけど
でも、今こいつの声が猫に聞こえる。
だが、もしかしたらこいつは、
自分的には牛の声を発しているのかもしれない。
ただ、この爆音によって、
こいつの「ピー、ピョ」が、なんか「ニャー、ニャー」に易々と変換されてしまう私の耳には
こいつの本当の心の声なんか、多分一生かけても聴けないんだ。



ちょっとねー、なんか頭おかしくなってたんやと思うんですよね。


身体の痛みが全くなくて、そこ(痛みとか)に意識がぶれない中で
頭がクリアーな状態で体を拘束されるって、なんかある意味悟りを開きますね。




今ならなんか宗教開けるかもとかちょっと思った。
だが私は、この数分後、絶対的な危機に陥った。


「のどが、なんか、いがいがする」


痰が絡んできてね、喉の奥で。


絶対動くなって言われながら頭部のMRI撮ってるにも関わらず、咳が出そう。
もう、なんかそんなん確実にダメじゃないですか。
だが、

「…っ、げぇほっっ!」


私は思いきり咳き込んだ。

ガチガチに固定された頭がちょっと揺れて、錘にぶつかり、
行き場を無くした反動は上半身から下半身に逃げて
腹がなんか思いきりバウンドしたので、自分で笑ってしまった。

咳をしてしまったことはなんか黙っておこうと一瞬思いました。
もしかしたら、いや、今、確実にMRIブレたやろけど
「すんません~。この時、検査中に咳してしまいまして~」ってね、
診察の時に先生になんか言われたら、それはなんかそうしてごまかそうと。

でもこれ、このデータをディスクに落とす際に技師の人は多分チェックするので
「画像ブレてるやん」って話になったら、
某メディカルセンター的にはそんな事故不良データを出せないから
「後日、再検査します」ってなるかもと思って、
MRIの再検査で改めてまた仕事休むことになるぐらいなら、
「すんません、今、咳しました」って、もう今ぶっちゃけようと。

私は禁断の水風船を思いきり握った。

工事中のやかましい音はすぐに止まることはなく、
室内のスピーカーから流れる放送で、先ほどの滑舌の悪い技師の声で
「もう少し待ってくださいね」と聞こえてきたので
「そら、被爆返り見ず飛んでくることは、まあ、ないわな」と、なんか思った。


咳したことをぶっちゃけた私に、滑舌の悪い技師は
「撮り直しますね。あともうこの最後の写真だけなんですが頑張れますか?3分程度です」と言ったので
「これを今日頑張れなかったら、後日ここだけまた撮り直しですよね?」と聞いたら
「そうなりますね。いちからになりますね」と言うので、「ああやっぱりw」と思って、
私は、思う存分「残り咳」を出しきった後、あと3分を小さな呼吸で頑張った。


検査室に入った時にはうっとしいこと極まりなかった、

「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」  「ピー」 「コンッ」 「ピョ」 「コンッ」 

に合わせて、残りの180秒を数えた。


ひとつだけ思ったことは

「確かに、理に叶っている」


あそこでクラッシック音楽が流れていたら、なんか私は頑張れなかっただろうし、
あの部屋に「ピー、ピョ」と「コンッ、コンッ」がなかったら、私は、
なお溢れ来る咳を諌めて、リズムをとって呼吸を整えることもできなかったかもしれない。
うまいこと出来てるわけですね、なんか。

検査が終わって去り際に見たら
私が検査を受けていた部屋は「高電磁波検査室」との警告表示がついていて
CT検査室の「電磁波検査室」とはそれは違うよな、
「高電磁波検査室」やもんな、そら色々やかましいこともあるわなと、
なんか妙に納得したのでした。




まあ、そんな感じでMRIを受けて。
撮ったデータをディスクに落とすまでに一時間半かかるって言われて
一旦家帰って車屋の仕事してディスク貰いに行って病院に持って行って
「私も行く」ってついてきた娘と一緒にチビを保育園に迎えに行って、
子どもら待合室に待機させたまま夜診で検査結果聞いたら。

先生「MRIの結果からは物理的痙攣の所見は見られないですね。瞼の痙攣も口元のひきつけも機能的痙攣によるものでしょう」
私「ほんまですか!そしたら、なんか血管動かす手術とかしなくていいんですか?」
先生「大丈夫です。頻繁に痙攣が起きたり、痙攣が長く持続するようならまた受診してください」
私「あ~良かったあ!もうほんま、子どもらのことどうしようかって思いました。手術ってなったら仕事もしばらくできひんし、なんか色々もうどうしようか、って」
先生「良かったです。ただね、りちさん。今回の脳神経系の検査では異常なしでしたが、あなたは多分花粉症になるか、もうなっています。ここ、見てください。左の鼻腔が肥大してほとんど空気が通っていません。これほど鼻腔が肥大するのは何らかのアレルギーによるものでしょう。持病の薬と飲み合わせで喧嘩しない抗アレルギーの鼻炎薬を一週間分出しておきますが、頭痛の症状が大して変わらないようなら、わざわざ飲み続けなくてもいいですから。花粉症が命に関わることはほぼ無いですしね。脳外科の診察は以上です。お疲れ様でした」
私「……。」


MRIって、色んなことがわかるんだな…。




余談ですが、CT撮った際に病院で
某メディカルセンターにMRIの予約する用にした血液検査の結果もついでに聞いたが
膠原病が悪くなると上がる色々の項目の数値も「大丈夫範囲」だった。


なんか勝ったな、またしても、りっさん勝った。
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  1. 2009/03/10(火) 01:01:42|
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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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