どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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彼女は戦う。

さて。

いきなり本題ですが、
日本には古くより伝わる各地方の方言、っていうか…
なんて言うたらいいんかなー。
そこの地方での、なんか「言い回し」ってあるじゃないですか。

例えば、
どこの地方やったか忘れたけど、私の高校のツレの田舎のばあちゃんは
「休憩しいや」って言う時に「タバコしいや」って言うらしく、
それを中学生の時に初めて聞いた時、ツレは
「子どもにタバコ吸えって…。…ばあちゃん、いよいよボケたんかな…?」
と、本気でちょっと心配したらしい。

まあ、なんかそんな、その地方特有の言い回しね。

私もあんまり色んな地方の言葉をやたらと知ってるわけではないが、
どうしてもなんか馴染めない、聞き捨てならない言い回しが実はあるんです。
てか、ずっとあったんですよね。


食事の後の「ごちそうさま」に対して、「おそまつさま」と返すという、あのやりとり。


最初にそれを聞いたのは小学四年生の頃でしたね。

その年、胆石が見つかったオカンから「別の重大な病気」がたまたまわかって、
「今日は一回帰って、荷物まとめてきて。明日から入院です」っていう状態で、
突然オカンが家からおらへんなったんが夏前のことで、
私と、上の弟(当時二年生)が学校夏休みになっても、オカン全然退院できなかったんで、
夏休み中ずっと家に子どもだけ置いとくのもかわいそうやし心配やし、
さらに下には保育園年中組の、さらにややこしい(手のかかる)下の弟もおるし、
でも自分も仕事あるから、仕事行かんとあかんから、ってことで、
オトンが関東の姉(私の伯母)に、私ら子ども三人を預けたんですよ。
預けた、っていうか、
「三人で新幹線乗って東京まで行け。伯母ちゃんが東京駅に迎えに来てるから」
と、いきなり言われて、なんか行ったんですけど。

大人って、なんかもう勝手に色々決めるよなー。


ひとつだけ言いたいことは、

「室井さん!なんで下に情報が降りて来ないんですか!」


っていう、なんかそんな中で、

茨城の伯母の家に着いたその日に晩ご飯よばれた(いただいた)時、
「ごちそうさま」と言ったら、伯母が「おそまつさまでした」と言った。

もうね、そんなん言われて逆にどうしたらいいんやろうって子ども心に思ってね。
いや、子どもやから逆に素直にそう思ったんでしょうけどね。

そんなんもうね、全然粗末なご飯じゃなかったし。

母親が突然入院して、可愛い姪っ子甥っ子が寂しい思いしてるやろうと、
男手ひとつで多分普段ろくな手料理も食べてないやろうと、思ったんでしょうね。
唐揚げやらエビフライやら子どもの好きそうなもんいっぱい作ってくれて、
誰かのお誕生日会かと思うぐらいのごちそうでした。
しかも伯母は、マメでお料理好きでお料理上手なのでね。
それはそれはどれも美味しかった。

よって、ここは、
「伯母ちゃん!お粗末さまじゃなかったで!」
と、今思うことを正直に言うべきなのか、

それとも、逆にそんなん言うことは、

「お粗末だった」と言う作り手さんに対して
「いやもう全然大丈夫ですよ~君はよくやったと思うよ~」みたいな、
ご飯食べさせてもらったくせになんか上から目線、という、
それはとても失礼なことになんじゃないだろうか?


…でも、なんとなくやけど

伯母も本気で「粗末なご飯でした」って言うてるわけじゃないような気がする…。


まあなんかそんな感じで、
出会いから非常に気まずい思いをしたあのやりとりは
大人になって今聞いても、

「なんかここでどんな顔したらええかわからへん」っていう気持ちになるんですよね。

で、だ。

にも、関わらず、だ。

彼氏さんがなんとその「おそまつさま」の使い手だったのです。


初めて彼の口からその言葉を聞いたのは私がまだ出戻りの実家にいた頃で
ツレ大勢呼んで忘年会した後、年が明けてから彼だけが京都にまた折り返してきて、
まあ正直あの頃すでに彼氏さんはりっさんにゾッコンになってしまってたんだと思いますが
なんかそんなんで、オトンと彼氏さんと子どもらと私で食卓を囲んでいてね、
子どもらがご飯の後に「ごちそうさまー」って言うたらね、
なんと、彼が笑顔で「おそまつさまでした」とか言いやがったんですよ。
あえて言うまでもないのですが、そのご飯を作ったんはもちろん、完全に私です。


喧嘩売ってんのか、と。



「お粗末」さま?
これらの料理のどこがどう「お粗末」でしたか?
こんなん言うたらあれやけど、私はそこそこ料理できるほうですよ?
でなかったら、人大勢呼んでうちで宴会とか出来ませんから。
もうね、一体どの口がそんなん言うとんねん、と。
それは私の作ったご飯を今食べているのと同じ口ではないのか、と。


…。

……。

………。


そんな嫌やったらもう
私の作る飯、二度と食うな!!!



いや、あのね。わかります。十分わかってます。

多分、京都の言い回しで言うところの

「よろしゅうおあがり」

的なもの+謙遜、なんですよね、「おそまつさま」っていう返しは。


なので、私はそこで彼を責めることはしなかった。
だが、彼に屈することも私は絶対にしなかった。

よって私は、
彼が何度、子どもらの「ごちそうさま」に対して横から「おそまつさま」と言っても
私はそこに便乗せず、頑として「よろしゅうおあがり」と言い続けていたのだが
私のその心の叫びを彼は全然気付いてくれなかった。


ちなみに昨年末、
彼氏さんの実家に遊びに行かせてもらった時も、やはりそのやりとりが展開されました。

うちの子どもらがご飯よばれた後に「ごちそうさまでした」と言ったら
三箇所(お父様お母様彼氏さん)から口々に「おそまつさまでした」と返ってきた。


っていうか。


ご飯作ってくれはったお母さんが言わはるんはまあまだいいとして

君ら(お父様・彼氏さん)、なにもしてないやん。


てか、

一家の主であるお父さんが言わはるんもまあ、まあまあまだいいとして


君(彼氏さん)、全くなにもしてないやん。



これだけはいつか絶対に改正させてやると私は心に決めていた。
でないと私が耐えられない。

そんなんもうね、一緒にご飯食べるたびに、
子どもらが「ごちそうさま」言うてる横から毎回毎回「おそまつ」「おそまつ」言われてみろ。


ご飯作る気なくすぞ。




ただねー。

なんていうか、「それもわかる」んですよ。
方言とか風習ってなかなか抜けないですし、
その本人にしたら、

「…てかさ、なんかわかるやろ?」

っていう話ですしね。


例えば、そうやなー。

関西人が感謝の意で「すんません(すみません)」って言うのと
なんか多分一緒なんやと思うんですよ。
私も店のレジで、お会計の時によう言いますからね、「すんません」って。

私「はい、すんません~○○円お預かりしますね~。~お待たせ致しました、○○円と、カードとレシートお返し致します~ありがとうございます~」
お客様(お婆ちゃん)「はいおおきに、すんません~」
私「あ、お荷物、お車(手押し車)にお乗せしましょうか?少々お待ちくださいね」
お客様「あらまあ、すんませんな~」
私「(乗せる)はい、すんません~。ありがとうございます~。お気をつけて~」
お客様「かんにんね~。すんませんね~」


これも、よその地方の人からしたら、

「おたくらすんませんすんませんって連発し合って、どっちも何をそんなに悪いことしたの?」

って話なんやろけど、

「いや、だから、ちゃうやん。なんも悪いことしてないがな、そんなもん君もずっと見てたんやったらわかるやろな。あのね、確かにすんませんすんません言うてるけど、悪いことしたから謝ってんのとは違うねん。感謝してるから相手を立ててへりくだってるわけやんか。…なんか、わかるやろ?」

っていう話ですから。




だからね、まあいいかって思ったんですよ。
このままでも、まあいいかって。


私が。

むしろ、私さえ。

そのことでご飯作る気力無くなるようなヘタレにならなければ、なんかいいのだと。


頑張れ、自分磨き。(笑笑笑)



ただね、やはりこのままではなんかあかんと思ったんです。
それは、私のためではなく、逆に、彼のために。
至極そう思うことが、あったんです。


私の作るご飯について、一生、

(一生涯、の意)

彼が横から「おそまつ」「おそまつ」と言い続けることは、もういいんです。
ただ、このままでは逆に彼がなんかあかんことになる、そう思ったんですよ。


よって、

私は、やはりこの戦いを続けることにしたのでした。


続く。
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  1. 2009/05/09(土) 00:49:23|
  2. 恋だの愛だの何だの、ネタ

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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