どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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続続・彼女は戦う。

さて。 この 続きです。

彼氏さんのお母様が来京される。

嫁姑経験は、過去に10年間体験してきたものの、
彼氏の母上がお見えになると聞くと、それなりに緊張はするものです。
まあでも、彼氏さんのお母さんとは「嫁・姑」的な感じではないですけどね。
てか、そもそも私、まだ「嫁」じゃないしね。
つーか逆に、ほんまに嫁姑の関係になっても
彼氏さんのお母さんとは、「いわゆる、嫁姑」の感じには、
なんかならない気もするんですよね。

多分お母さんにしたら、私を「一人の女性」として見てはる。
それがね、接してる中でなんとなくわかるんですよ。
なんか、私を自分と同等な感じで「立てて」くださっていることがわかるんです。
それは私が「若い娘さん」ではなく、もう「娘らのお母さん」だからだと思います。

例えば私は、
料理にしてもかれこれ10年以上主婦として台所に立って来てるわけですから
今さら「魚の三枚おろし」とか「大根のかつら剥き」とかを教えてもらうこともないし。
育児にしても、「赤ちゃんが熱出した時はこうするのよ~」とかも、もうとうの昔に終わってるし。
てか、最近の私の育児の悩み(?…てか考え事)は、
育児の先輩に「なんか解決法がないか?」と相談するよりも、むしろ、
子どもと私が直接ぶつかり合っていかなあかんことばかりですから(特にいちご)
答えはいちごと私の中だけにある、っていうところにもう来ていますから
いちごが何考えて今この意見を発しているのかとか、それはいちごにしかわからないし、
どんな素晴らしい育児経験者に「こう思ってるんじゃない?」っていう助言を貰うよりも、
大喧嘩しながらでもいちご本人の思いを聞きだしていくしかないとこに来てるので。
てかむしろ先輩ママに相談するよりも、逆にいちごの友達に相談したほうが、
今のあいつ、及びあいつらの考えてることがわかるんでしょうしね。
まあそんなことしたら、いちごは絶対怒ると思いますから、私はしませんけど。

「何をコソコソ根回ししとんねん!かかってこんかい!」 ってね。

まあ、いちごはそんな口の聞き方はしませんけど、
なんかあいつはそんなふうに言って怒るだろう。
一体、誰に似たんだろう…。


話それましたけど、例えば変な話、
彼氏さん抜きで、何かの縁でお母さんと直で出会ったとしても
歳の離れたママ友って感じで付き合っていけるやろなあ、って思うんですよ。
まあそんな感じで。

お母さんが、来京しはる。

スケジュール的には、京都に着いて息子と少し京都観光して
(前日から用事で地元に帰ってる彼氏さんと一緒に来京→そのまま市内観光)
息子の新居のマンションと暮らしを見てからみんなで晩ご飯でも一緒に食べましょうか、
ってことになったらしいので、私は彼氏さんに
「せっかく京都に来はるなら、これぞ京都!みたいな店にご飯食べに行くのがいいんかもしれんけど、幼い子連れでそういうとこに行くと、親は店や周囲に気を遣って、静かにせえ!って子どもを叱ってばかりになるし、子どもは子どもで、親の勝手で連れて来られたのになんか叱られてばかりでご飯も美味しくなくなるし、私はそういう食事はいやなので、それやったら私がなんか晩ご飯を作るので、良かったらうちにいらっしゃいませんか、ってお母さんに聞いてみて」
と言ったら、
お母さんも、「うん!そうしたい!」と仰ったとかで、
うちでみんなで、「私が作る晩ご飯」を食べることになった。

お母さんが、うちに、私の作るご飯を食べに来はる。

母親が離れた子どもの何を一番心配するって、やっぱ健康と食生活ですよね。
例えば色恋沙汰なんか、わりとどうでもいいことなんやと思うんですよ。
…まあ、息子がバツイチ子持ちと付き合ってるってのは、
最初にそれを聞いた時は全然どうでも良くはなかったでしょうけど…。
でも、とにかくこの子がなんか元気で生きててくれたらいいと、
母親って最終的にはそこに行き着くと思うんですよ。
なので私は、その点をお母さんが安心してくれはるように努めようと思った。
息子が離れた土地で風邪でもこじらせて、最悪、食料の調達もままならなくなっても
なんかこいつ(私)が近くにおったら、なんとかしてくれるやろうという、
そういう面でね、なんかお母さんに安心してもらいたいと。

その日は仕事が休みだったので、てか、休みを取ったので、
夕方から地味に晩ご飯の下ごしらえを開始しました。


その日のお献立


ツナときゅうりとみょうがの和え物
海老とベーコンと水菜のサラダ
たこのお刺身
だし巻き
若竹煮
山芋のかつお煮
鶏肉と根菜の煮物
揚げだし豆腐
わかさぎの天ぷら
茄子のひき肉包み揚げ


ええ、ええ。 普通のご飯の寄せ集め ですけど何か?

てかね、違うんですよ。
なんかいちびって(かっこつけて)

なんたらかんたらのブルゴーニュ風 とか

どうたらこうたらのカルボナーラ とか、

全然やったこともないそんなんを、買うてきたばかりの本見ながらチャレンジすると、

「こいつ…大丈夫か?」

と、返ってお母さんに心配をかけてしまう結果になるかもしれないじゃないですか。
っていうか大いにあるからね、そうなる可能性大やからね。
人間、背ぇ伸びして生きてたらあかんのですよ。そんなんしてたらなんかえらい目に合うんですよ。
「普段通り」のほうが「まさかの大惨事」にだけは、なんかならないじゃないですか。
なんせ、今回のテーマは「安心」なんですから。


お母さんは「うん、美味しい!美味しいね~」と、喜んでお箸を運んでくださった。
中でも特にお気に召された数品について、
「これはどうやって作ったの?味付けは何?」と、細かいレシピまで訊ねてこられた。

そして、宴もたけなわな頃、忘れていた あのこと を私は思い出した。


今こんだけ文字通り食いついているお母さんがこの後、
うちの子どもらが「ごちそうさま」言うた時、
普通に横から「おそまつさま」言わはったら逆にもう、なんか色々泣きますよ。

あれっ?安心してへんやん!  っていう。


でもお母さんは、この日ばかりは、「おそまつさま」とは仰らなかったんですよね。
子どもらの「ごちそうさま」に対して、お母さんは笑顔で、
「たくさん食べたねー。二人とも野菜もちゃんと食べるのね~。ほんとに好き嫌いないんだね。偉いね」
と仰った。

 「おそまつコール」は今日は無しか…。

っていうことは、ですよ。
今まで私の中で、「地方の言い回し」としていたそれが、なんか逆に全部崩れたことになって。

…。
……。
………。


なんかこいつ(彼氏さん)、一回、マジでシメる。


詳しく書くとまた反れるので、そこに至った経緯は割愛しますが、
「お母さん帰らはる前に、もう一回お母さんに会いたいなー」という、いちごとチビの希望と
「私も、帰る前にもう一度三人に会いたいな~」というお母さんの希望で
昨夜、「また会えるまで、お元気で!」と、熱く言い合って別れたにも関わらず、
「おめおめとまた翌日に再会する」という、全くスマートではない感じで、
次の日、お母さんが帰らはる前にみんなでお昼ご飯を食べに行ったんですよね。
百貨店の屋上のレストラン街の、フランクな雰囲気のパスタ屋さんに行きました。

銘々、食べたいピザやらスパゲティやら頼んで
「あ、それ美味しそう~!」「美味しいよ。食べる?」「うん!」
みたいな和やかな雰囲気の楽しい会食でした。
そして、みんなが見守る中、最後のフォークを置いたいちごが言いました。

い「ごちそうさまでした!」

母「おそまつさまでした」


出た。逆に期待を裏切らずに、やっぱり出た。


この時、お会計はまだでしたけど、多分このメンツでの「お会計」は100%お母さん持ちだろう。
だから、「食事をご馳走する(未定だが予定)」お母さんが「おそまつさま」と返すのは
なんかここにきて復活したその地方の言い回し的には合ってるんかもしれないが、


「志村、後ろ(の店員さん)!!!」


これはなんか絶対、後ろ(店員さん)、聞こえてたらごっつ気ぃ悪い。
「おそまつさま」の返しに馴染みのない後ろ(店員さん)はこれ、もう絶対気ぃ悪い、って。

何が「お粗末」やねんと。
うちの店の何が気にいらんかってんと。
もしかして、あれか?「お客様は神様」か?

そんな嫌やったら、二度とうちの店来んな!!!

ってなるじゃないですか、なんかわかります。てかなにそのデジャブ。

ここでちょっと整理しよう。
自分もよばれた(ご馳走してもらった)「お家」の食事には、横から「おそまつさま」と返さなかったお母さんが
自分が食事をご馳走した「店」では、「おそまつさま」と返した。
てことは、
「おそまつさま」と返すのはやはり、「考え無し発言」ではなく
れっきとした「地方の言い回し」ということになる。

…。
……。
………。

ということは。
よその人ではなく京都の人になった彼にはあれを即刻中止させなければならない。

やはり私は戦おう。 これはやはり、この戦いを続けるしかない。


その夜、彼氏さんとトークをしました。

私「お母さんがお昼、お店でおそまつさまって言わはった時、血の気が引いたわ」
彼「ん?そう?」
私「あれは店員さんにしたら多分、気ぃ悪いって」
彼「てか、そこまで聞いてないやろーw」
私「いや、飲食関係のやつは結構、客の会話聞いてるって。でも救いは、お母さんが終始関東弁やったことやな。仮に聞こえてても、よその地方の風習はそうなんか、って思わはったかもしれんしな。よその人が言うてはるなら、まあいいかって。よその人が言うてはるなら、な」
彼「てかw店の人はそこまで考えてないってw」

考えてないのはむしろおまえのほうだ。


その数日後、うちでご飯を食べてた時、
子どもらの「ごちそうさま」に対して、また彼が横から「おそまつさま」と言いやがった。


聖戦開始。


私「その、おそまつさまという返しのことなんやけどさー」
彼「あ、りち、この返し、嫌いだったんだっけ?ごめん、つい…」
私「いや、その、ついもわかるよ。でもな、うちで言うにはいいとしよう。でも、K君がこの先、京都でよそでご飯呼ばれたりご飯連れてもろたり連れて行ったりして、子どもや目下のもんがごちそうさま言うた時にあんたが横からおそまつさま言うたら、ご飯した側は絶対いい気せえへんから」
彼「っていうか、よく食べたね~って感じなんだけどな…」
私「それはわかってるよ!よく食べたね~やったら、よろしゅうおあがりでいいやんか!」
彼「はいごめんなさいwww」
私「まして横からそれを言うな!それはおもてなしをした人に失礼や!」
彼「だからごめんってww」
私「ごめんってwwじゃない!何がおかしいねん!!!」

私の聖戦をなんか感じたのか、
戦いをよそにテレビを見ていたいちごとチビも、なんか急に参戦してきた。

いちご「K兄最低や!ママのご飯を粗末って言うとか最っ低やね!!!」
チビ「K兄、わ~るち!わるち!(西の子どもが昔言うてた、い~やや!しやや!の現代系。標準語で言う、い~けないんだ!いけないんだ!)」
彼「ちょwww」
私「そうや!そもそも、相手にお粗末様でしたって言わなあかんようなご飯を私はしていない!!!」
いちご「そうや!ママのご飯は全部美味しいもん!K兄、やばってるしね!」
チビ「そうやそうや!K兄さいてー!さいてー!やばってるしねっ!」
彼「wwwごめんなさいごめんなさいwwwもう、もう二度と言いませんwww」

女三人から文字通り「姦しく」攻めまくられた彼氏さんはこうして白旗を揚げ、
今でもたまに気を抜いてる時などうっかり「おそまつさま」と言ってしまっては、

「あっ。また言っちゃった…」

と、小声で静かに反省したりしています。


まだや。まだ終わらんよ。


彼が立派に「よろしゅうおあがり」と言えるようになるまで、彼女の戦いは続く。
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  1. 2009/05/14(木) 23:15:20|
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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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