どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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働け!子どもたち・3(加筆あり)

さて。

ひとつだけ言いたいことは、

「なんか今日機嫌の悪い人」は、今日は買い物に出ないでください。

もうね、こっちがびっくりするんですよ。
店入ってきた瞬間からなんか異常にカリカリしてはるんですよ。
なんかもう、「エーッ?」 ってなるんですよ。

案の定、そういう方は
店全体の空気を一気に暗黒の闇に叩き落すような怒りのオーラを発しつつ店舗内を練り歩き
そして最終地点のレジにたどり着いた時、堂々とこう仰る。

「急いでるから(会計)早くして」


唖然。


なんか怒ってる上になんか急いでるのにそれでも買い物に来るって、
逆に言うたらどんだけパワフルなんかと。
あなたのその強靭なパワーを以ってしたら、逆に、逆にね、
今はその怒りを静めて、せめてその怒りに無関係の人間には笑顔で接するとか
そういう力の使い方が、なんか出来るんじゃないかと。

人間ですから、なんかむしゃくしゃする日もあるでしょう。そこは否定しません。
ただ、もうそういう日はなんかもう頑張らないでください。
全然おもしろくもないその状況でアホみたいに作り笑顔で笑わないといけないとか
自分はなんも悪いことしてないのに何故か謝り続けないといけないという
そういった、こちらにとって全くもって謎の作業をしなければいけなくなるので
もうね、そういう日は頑張って外に出なくていいですよ。家でテレビでも見ててください。

誰もよう言わんやろからりっさんが言うてあげました。
「お客様は神様ではないし、逆に店員も、神様ではない」ということ。

ただ、不思議なことに「カネを払う側と貰う側」になると

おまえは絶対神様と違う

というやつが平気で神様にもなれたりもするというこの事実。
それがなんか、「働く」ということなんですね。



さて。若干強引に繋げましたが、 この続き です。


話は戻って。

あいつらの本気をなんか一発目に感じたんが、
娘らがそのバスガイドの仕事をするべく制服に着替えてる時に、
先輩バスガイド(キッザニアの人)から私ら親への注意があったんですよ。

先輩「写真撮影するのはかまいませんけど、フラッシュは焚かないでください。子どもが仕事に集中することの邪魔になりますから」
私「あ、はい…」


仕事の邪魔。


普段、私が子どもに普通に言うてる「仕事(及び、家事)の邪魔するな」という言葉が
言われた側にはなんかこんなに堪えるものなんやと初めてわかりました。
「仕事の邪魔をするな」っていう通告にはなんかもう太刀打ちできないものがある。

子どもの運動会や学芸会(文化祭)での、

「保護者の方々へのお願いですが、カメラやビデオの撮影に夢中にならないでくださいね~」

っていうあの遠慮がちな注意とは質が違うし、むしろ完全に警告ですからね。


「(働く子どもの)仕事の邪魔をするな」


だが私は、今まで一度も設定したことがなかった
「暗い場所では自動で点くカメラのフラッシュ」の切り方がわからず、
「多分これで合ってると思う」という見切り発車で、最初の一回、思いきりフラッシュ撮影をしてしまいました。
当然もう、焚いてしまったフラッシュにも負けない光の速さで即座に謝りましたけど、
先輩バスガイドさんに、バスの車内からそれはそれはごっついこと睨まれました。


「だから。(仕事の邪魔すんなこの親バカ!!!)」 

と言わんばかりの恐ろしい形相で、ごっつ睨まれました。


ちゃうねん、あの、ほんまにマジで失敗したんですよ!
「そんなん言うてもまあこっちは客なんやからー。カネ払って来てやってるんやからー」とか、
なんかそんな横柄な心構えでわざとフラッシュ焚いたわけではないんです、これはマジで!

だが、そんな親の言い訳も全く通用しない、
「子どもがお仕事ごっこしてるのがなんかカワイー。撮っとこー」的な、
そんな親バカ、いや、むしろアホ親認定に即座になる、
なんかそんな「子どもが働くこと」について、ちゃんと正しく、そしてわかりやすいところでした。


あと、おもろかったんが、なんか職業相談所みたいなとこもあるんですよ。
いわゆる職安的なものでしょうね。最近ではハロワって言うんですか?
ただ、実際のハローワークみたいに会社と提携しての職業斡旋まではしてくれへんけど、
仕事が見つからないやつの就職相談や、色んな仕事内容の紹介をしてくれたりするような。

うちの「新人キッザニア人」の二人は、バスガイドして銀行で口座作った後、
チビは、なんか街中の大きい壁にアウトラインで絵が描いてあって、
その与えられた自分の持ち場の塗り絵をする(by.エ○ソン)という仕事を見つけて、
「これやりたい!」とその場でその仕事に並んで就職しましたが、
五年生の娘には、その仕事はわざわざ並んでやるまでにはなんか物足りなかったようで
元旦那&チビと、私&いちごはしばし別行動することにした。


娘「どこ行っても20分待ちとか30分待ちとかやし出来る仕事がないよ」
私「んなもんしゃあないがな。…見てみ?この街でこれだけの人数が仕事求めてここにおるねんで?」
娘「そんなんわかってるよ!」
私「てか、なんでキレてんねんw」
娘「だって仕事がないんやもん!今すぐ出来る仕事ないやん!ママも一緒に探してよ!」
私「いや、それは出来んな。あのね、ママはほんまにここでは無力なんですよ。何も出来ひん、悪いけど。…あ、そや、職安行けよ、職安。なんか職業相談所みたいなとこあったやろ?」
娘「あー、なんか入ってすぐのとこにあったな!どこやったっけ?」
私「忘れたな。てか、この街で働くのはあんたやろ?この街の地図を持ってるのもあんたやし」



娘は、入り口で貰った地図を開いて、探して、半泣きで職安(相談所)に駆けて行った。
相談所はドアの仕切りのないオープンスペースだったので、
入り口外に立って待ってる私にもいちごと所員さんの会話がちょっと聞こえていた。


娘「今すぐに出来る仕事を教えてください」
所員「今すぐ、っていうのは難しいです。どの仕事が今どれぐらいの待ち時間があるのかまではこちらでは把握してませんから」
娘「そうですか…」
所員「何でもいいから今すぐ出来る仕事を探すという考え方より、あなたがやってみたい仕事を探しましょう。例えばどんなことに興味がありますか?何か得意なことはありますか?」
娘「得意なことは絵を描くことと、お料理をすることです。好きなことはものを作ることです」
所員「では、それらの分野のお仕事を紹介します。例えばこのお仕事はね…」


つーか。

マジで ハロワやんwww


で、娘はその相談の後、モデルハウスを作る仕事(大工さんby.ダイ○ハウス)に就職しました。
そして、相談所との話で、
「この仕事をした体験をレポートに書いてくれるなら、うちからも8キッゾ払います」
という、モニターのレポート契約的なものもなんか結んできたようで。


男の子ばっかり並んでる大工仕事の中で娘は、
長い髪が仕事の邪魔にならないように結わえてまとめてそれをヘルメットの中に入れ、
待ち時間の間に配られた資料の冊子を真剣に読んで
「今から作る外壁の内壁の仕組みと役割」とかを勉強していたようでした。

モニター見ながら延々と研修や説明を受けて、
一期一会の同僚たちと協力して仕事をして、最後にお給料を貰って、
その足で職安に戻ってレポートを書いていました。
なんかとても忙しそうでしたが、娘は生き生きとしていました。


ひとつだけ思ったことは


君のそのスタートは、君のそのスタートライン。


これはちょっと、いわゆる
「自分は出遅れたと思うから今はもう走らない・走れない」
としているニート諸君にも言いたいですね。
逆に聞きたいのは、誰と、何と比べてそう思うの?「今は」ってそれはいつまで?
そもそも、君は誰のために生きているのですか?

誰かと自分のその中で、やっぱり自分のために生きたい。 んじゃねえ?


答え:生きろよ。


君のそのスタートは、君のそのスタートライン。 なんだよ。



話戻って。


あと、そうですねー。
30分おきに救急車と消防車が街中を走るのもある意味シュールでおもろかった。
就職時間が一回30分ぐらいなんで、それは当然次々と新人が就職してきますから
30分おきになんか無理から事件が起きて出動することになるんでしょうけど
もうどんだけ事故事件怪我人病人の多い街やねんと。
基本的に各種サイレンは鳴りっぱなしですから、周りがうるさいのが嫌いな人には厳しい環境ですね。
私も若干ギリギリでした。音うるさいの、ほんま嫌いなんで。


二時間ぐらいでなんか満了やろーって思っていた当初の考えとは裏腹に
気付いたら閉館30分前でした。
なんとここに4時間半もいたのです。


ここで初めて、
娘とチビが入り口で貰ったパンフレットをちょっと見せて貰って見たら、なんか、
「自分が働いて稼いだお金(キッゾ)で、好きな買い物が出来る店もある」と。
当然そこも、「現金=大人のお金」では買えないし、大人は当然また入れない。
客も子どもなら、店員(新人店員)も子ども。まさに「働く人だけ」の店。

私「なんかデパートもあるみたいやな。あんたが仕事したお金で買い物が出来るんやってさ」
娘「えー!買い物行きたい!頑張って仕事してお給料貰ったもんねw」
私「そやね」

「お仕事(ごっこ)頑張ったから、パパ・ママからのご褒美にこれ買ってー」

とか、そんなんはないんですよ。全てが完全に徹底しとる、子どもが働く世界で、社会。

欲しいものが欲しいなら、それは自分で働いて手に入れるしかないし、むしろ、
自分で働いて初めて、欲しいものがあるかもしれないそのデパートにも行けるのだという社会。


いや、あの実は最後に現金で買えるお土産コーナーもあるにはあるんですが
子どもは全く食いつかないような「記念グッズ」しかないのですね。
イメージキャラクターもなんかあんま可愛いないし、大人でも金出して欲しいとは思わない。
逆に言うたら、横浜から来てた元旦那ですら、
「きっざにあのお土産のクッキー」とか全然買わなかったぐらいですからね。
甲子園から京都に帰る途中の阪神高速のSAで一旦停まって、
事業所の部下へ、「関西帰ったお土産」をそれは買ってましたからね。


話戻って。

そんなわけで、デパート(by.高○屋)に行きました。
いちごは自分がここで稼いだ給料と、最初に貰ったトラベラーズチェックの50キッゾで
「もう、好きなもんなんでも買える!」ぐらいのテンションで入店しました。


そして、店内を一周して、すぐに退店してきました。


娘「シルバニアファミリーの人形が600キッゾもするんやって…」
私「あ、そう」
娘「頑張って働いたのにいちごに買えるものは何も無かったわ、ママ。なんであんなに高いの?…働いて貰えるお金より、物を買う時に払うお金のほうが高いんやな…」


そら見たことか!!!


そうです、そういうことなんです。


よう出来てますよ、きっざにあ。



なんかもう、素晴らしい。あいつら本気。


何年か前から中学生が職業体験とかで春夏秋に二週間ほど社会に出てますけど
あれがなんか今いち子どもらの中で盛り上がらない、マジになって仕事に取り組めない、
授業の一環やから行かんとしゃあないから行く、みたいな意識に多分なってるのは
「大人みたいに働く体験をしたのに、大人みたいに(好きに使える)お金が貰えない」
っていうとこやと思うんですよね。

まあ、逆にそれも現実社会では
その夢物語はなんか一旦打ちのめされるわけなんですけど。
「こんだけ頑張ったのに、こんだけ?」っていうね。



それらをなんか余すことなくやってるあいつら(=きっざにあ)


おまえらの本気には頭が下がるよ


私は逸る気持ちを抑えて、働く先輩として、そして親として、意見を述べた。


私「ようやくわかったか。自分で働いて欲しいものを手に入れることがどんだけ大変なことか。あんたらな、あれが欲しいこれが欲しい、買うてくれへんママのケチ!ってすぐ言うけど、ちょっと仕事したぐらいですぐに何でも欲しいものを買えるわけではないんですよ」
娘「うん…」
私「あれ?なんやえらい素直やな」
娘「…働くって大変なことなんやなって思ったから」
私「大変やで。でも楽しいで。仕事の中に楽しみを見つけることはいくらでもできる。お金のためとかじゃなくてな」
娘「うん、それもちょっとわかったw」



まとめ。


今度は、「同期」と体験したらいいんじゃないかなとなんか思いました。
家族で行っても所詮親は外野なので、「同期=子どものツレ」と一緒に職業体験。


なけなしの70キッザで速攻「スーパーボウル」を買ってしまったチビはまだまだそれなりですが、
…てか、70キッザで買えるもんって、チビと店員さんのやりとりを外から見てると
どうやらスーパーボウルかメモ帳ぐらいしかなかったようだが
チビはかわいい鉛筆を手にとってみたり、ぬいぐるみを眺めたりしながら
20~30分もの間ずっと「買えない店の中」を物色していて、あれはなんか見てて切なかったが
普段、自分の財布(おこづかい)も持ってないし、
自分で自分の好きなものを買うことなんてこともないチビにとっては
ほんまは人形欲しいけど、無理ならなんかもうスーパーボウルでもいいから
とにかく「自分で」「何かを」買ってみたかったんだろうと思う。

一方、娘のほうは「欲しいもん買えない=まだ自分は客になるには青い」ことを知り
なら逆に、デパートで働くと言ってそのままそこに就職した。
レジに立ってる娘が、スーパーボウルを買うチビを、「チビちゃん」でなくお客様として
「買い物ごっこ」ではなく、本気で深々と頭を下げて接客してる絵がなんかおもろかった。
まあそんな感じで娘はもっと色んな仕事もして、「キッザ」を貯めて、
そのキッザが貯まった時に自分が何を欲しいと思うのか、
その光の向こう側的なものを見てみたいらしいので、
今度はなんかもっと「同期」と一緒に団体のツアーで連れて行きたいと思います。


追伸。

働く子どもの蚊帳の外で居場所をなくした大人用のラウンジもあります。
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  1. 2009/06/17(水) 02:34:31|
  2. どんつき(外出)

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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