どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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100-100= 本当に0なのか?~便所のタオルで顔が拭けるか?~

さて。

先日、朝から店で薬剤師のTさんと入荷した商品の納品をしてたんですよ。

Tさんは私服では絶対に薬剤師に見えない青年で、
色黒でやたらほりが深くて口ヒゲを生やしていて、俳優の鈴木なんたら?って人にちょっと似ていて
「ハタチぐらいの頃、インドネパール辺りをあてもなく放浪していたことがあって~」
とかいう過去がひとつふたつあっても頷けるようなやつなのだが
実は海外には行ったことないし飛行機にも乗ったことがないというやつで
なんつーか、薬剤師というより野生人みたいな人なのだ。
しかも、そんなヘンテコな見た目に伴うようにして頭もちょっとおかしい。
いや、お客さんにはちゃんとアドバイスや処方しはるんですけど
仲間うちで彼と健康の話をすると、話がなんだかおかしな方向に行ってしまうのだ。

まあそんなTさんと、その日は医薬品と健康食品を納品していて、
普段は私も彼になど絶対に自分の体のことなんか相談しないのだが
薬や健食を手にあっち行ったりこっち来たりしてる中で、
ついうっかり口をすべらせてしまった。

私「最近、なんか体が重いんですよ。体重が増えたわけでもないのに。なんかずっとだるいしね。疲れがとれないっていうか、もう一日中疲れてるみたいな……」


しまった。


この話題をこれ以上広げたらまたえらいことになると思った私は

「疲れにはクエン酸がいいんですよね?昼休みに健食のクエン酸買うて飲もう」

と、自分で振った話題を自分で完結するという、
会話のキャッチボールにおいて最悪な反則を犯してまでこのネタをシメようとした。

するとTさんがなんかさらりと

「そうそう。ポット洗浄中とかかじったらいいんですよ」

と言った。


「ポット洗浄中」って知ってます?
その商品名が表すまんまズバリ、ポットの中を掃除するための錠剤なんですけど。
その用途を聞いただけで誰でもなんとなくわかると思うけど当然食用品ではありません。

私「あー、あれをね。こう、ラムネ感覚でポリポリっとやるとかね。…って出来るか!w」
Tさん「なんで?あれクエン酸ですよ?」
私「いや、そらクエン酸かもわからんけどあんなもん食べられないじゃないですか」
Tさん「そうかなあ?食べられますよ多分」
私「いや、私の言い方が悪かった、ごめん。食べられる食べられないの話じゃなくて、そもそも食べるか食べないかの話じゃないですか。なんかちょっと今、私のことを殺そう、殺そう、としてるでしょ」
Tさん「してないですよwww」
私「いや、絶対してるわ。だっておかしいやん。なんで、疲れ=クエン酸って流れで一発目にポット洗浄中が出てくるんですか?なにこのいんちき薬剤師。この店には恐ろしい薬剤師がいますね」
Tさん「いんちきじゃないですよwいや、だって健食のクエン酸よりポット洗浄中のほうが絶対安いからね」
私「そんな節約術聞いたことないわwww」

Tさんは「えー食べられると思うけどなあ」とか独り言を言いながらどっか歩いて行って
しばらくして息を切らせながら走って戻ってきた。

Tさん「りっさん、今ちゃんと成分見てきたんですけどポット洗浄中を食べるのはやめておいてください」
私「だから食べへんっちゅうねんwwしかもなんかそんな息切らせて走ってくるような情報か!w」
Tさん「食べてからでは遅いと思って。ちょっとお腹痛くなるかもしれないのでね。毎日食べへんかったらもしかしたら大丈夫かもしれませんけど」
私「だから、食べられる食べられへんっていう話じゃないんですよ。成分表より私の顔をよく見ろ。ほら、りっさん今、ごっつ困った顔してるよ?」
Tさん「ええ、だから僕は諦めませんよ。絶対食べられるものを見つけてりっさんを助けてあげますからね」
私「あー。なんか今何故か突然体が軽くなってきました。疲れ吹っ飛んだわー。不思議なこともあるもんですね。どうもありがとうございました。だからクエン酸のことはもういいです」
Tさん「(独り言で)台所掃除のアレやったらいけるかなあ…」
私「あの、聞いてます?てか、そう、私そもそも錠剤あんまり好きじゃないんです。薬やったらしゃあないし飲みますけど、ビタミン剤とかでも錠剤はなんかこう胃に溜まる感じがするので」
Tさん「顆粒かパウダー状のものがいいですか?でも直接口に入れたら口の中が荒れるかもしれんなあ…。あ、そしたら僕がカプセルに詰めてあげますよ。カプセルも嫌いやったらオブラートに包んであげますよ」
私「ちょwなにこの薬剤師!誰か来て、りっさん殺されるwww」
Tさん「台所の掃除洗剤のクエン酸飲んだぐらいで死なないですよ」
私「だからそういう話じゃないんですってば!wてかなんで私にそれを飲まそうとするんですか?Yくん(純真な少年が真っ直ぐ青年になったみたいな22才大学生のバイトくん)に飲ませたらいいじゃないですか。多分あいつやったら飲みますよ」
Tくん「Yくんはダメです。だってYくんは疲れてないから」
私「まあそれは確かにそうですね。てかマジでそんなもん飲まへんからな!なんぼ言われてもwww」

Tさんは正直頭がおかしいです。

でも、Tさんを庇うわけではないが、
専門分野の勉強ばっかりずっとしてきた奴ってこういうやつがほんま多いんですよ。
その分野バカっていうかその分野キ○ガイっていうか、特に理系のやつね。

私が昔あーちゃんと毎週通っていたショットバーの常連の理科の教授のおっさんは
風呂の水の容量や水(お湯)の温度、さらに風呂場の温度や湿度も考慮して試行錯誤し、
「最高にプルップルな寒天風呂」を作るべく、自分の彼女を巻き込んで何回も実験に挑戦してついには
その答え(最高にプルップルな寒天風呂を作るのに必要な全ての条件)を導き出したとか言うてたし、

基本的にアホばっかりの私のツレの中で唯一の秀才と言ってもいい、
なんか、「昔の土?の中の成分?を調べる?」とかいう学問で
国立大学に行って京大の大学院に行って今もそれを専門職としている中学からのツレは
受験生なのに遊んでばかりいる私をとっ捕まえて勉強を教えてくれていた中学三年生の夏休みに
「おならは燃える」とか言うて自らの放屁とうちのオトンのライターを使って上手に屁を燃やして見せてくれた。


私から言わせればあいつらの頭の中は物理的にあるかないかに偏っていて
だがそれをするかしないかという感情的な部分がなんか足りないのである。
理系の専門分野ばっかり勉強してたやつが必ずしもその分野バカとは言いませんが
なんでもその分野の計算式や法則で答えを出そうとする、
あるいは答えが出ると思ってるところがあるやつが多いのは確かだ。



まあそんな感じで、
全然理系じゃない私は昼休みに健食コーナーで顆粒タイプのクエン酸を自力で物色して購入し
昼ごはんのあとに一包飲んでみた。
するとなんか突然目の前の霧が晴れたかのように視界がクリアになり、
午後からも全然張り切って働けるぐらいのパワーがみなぎってきた。
それこそ物理的に言わせると、
ちょっと一回飲んだぐらいで、しかもそんなすぐに効果が出ることはないのかもしれないが。

昼休憩を明けて私が職場に復帰すると、
Tさんは待ってましたとばかりに二種類のお掃除洗剤を手に走りこんできた。

Tさん「りちさん、これとこれやったら大丈夫です。ほら、ここに食品添加物って書いてあるでしょ?調味料の類と同じです」
私「おまえまだやってたんかwwwてかこれのどこが調味料の類やねん!ごっつ除菌消臭って書いてあるがな!味の素がこんなこと言うか?ほんだしがこんなん謳ってるか?あいつらはこうもっとふんわりした感じで、なんか、おふくろの味~とかそんなやつらですやんか!」
Tさん「あ、このパッケージが気になる?」
私「いや、逆に気にならんやつおらんでしょ?こいつは菌を除ける上に臭いまで消すんですよ?やる気満々じゃないですか!」

そんな押し問答をしていたら、その日シフトが休みだったバイトの薬剤師のMさんが
更衣室のロッカーに置いてた私物を取りに来たとかでふらりと店に現れた。


天の救い!


頭のおかしいTさんと違ってMさんは「ちゃんとした人」なので
私はMさんにこのことを訴えようとMさんめがけて走りこんだが
TさんはTさんでMさんになんか訴えようとしたのか私と同時に走り出した。

私「Mさん!Tさんが私に洗剤を食わせとうとします!」
Tさん「りちさんが疲れてるっていうからこれを勧めてるんです!」

MさんはTさんが差し出すお掃除洗剤のパウチをちらっと見て微笑し、
「あー、クエン酸ね」と言った。



「あー、」 じゃないだろ。


そこは「ちょw」とかツッコむとこと違うんすか?え、違うの?

つーか、まともと思ってたMさんもやっぱ物理(薬)バカやったんか…。

理系って繊細ってイメージあったけど、最近はもうよくわからなくなってきました。
物理的に答えを出すやつって繊細どころか逆にどこかずぶといのかもしれません。
「計算あるいは法則で答えがこう出たから、これはこう」って、文字通り「割り切って」きますからね。
「なんか他に質問ある?」ぐらいのあっさりした感じで。


私が彼らにひとつだけ聞きたいことはね、


「便所のタオルで顔が拭けるか?」


ってことなんですよ。


例えば友達の家に泊まりに行って朝起きて顔洗って、
「ごめん、タオル忘れたし貸してくれへん?」言うてね、

「はいこれどうぞ使って。昨日までずっとトイレの中に掛けてて手洗い後のお手拭きタオルに使ってたけど、ちゃんと洗濯して漂白して日光干しもしたから大丈夫ですよ」

って言うて、便所のタオルを渡されてみろ。
なんかこう、いやじゃないですか?


だが、私はあえてその質問をしなかった。
何故なら、返ってくると思われる答えが目に見えて明らかだったからだ。
多分、彼らは洗濯と漂白と日光干しでどれだけの菌が死滅するかの計算を用いて
「(物理的に)問題なし」と、割り切った判断をするに違いないからだ。

100-100= 本当に0なのか?そこには本当に数ミリの1もないのだろうか?
そう考える私はやはり、
なんぼ綺麗に洗ってあってもずっと便所に掛かってたタオルで顔を拭かされるのはなんかいやなのである。
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  1. 2009/06/30(火) 15:37:37|
  2. 仕事ネタ(現職)

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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