どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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胃カメラとの戦い(逆にファイナル)

さて。
だいぶご無沙汰しておりますが皆さんお元気でしょうか。私は元気です。
去る、皆既日食の日にちょっと胃カメラ飲んできましたけど。

数ヶ月ぐらい前からなんか胃が痛かったんですよね。
娘のいちごにしょっちゅう「背中(胃の裏側)押してくれ」って言うてた。
痛みって不思議なもんで、限界超えると痛み逃しをしやがるんですよね。
裏側に回ったり、横に反れたりね。

定期受診の時にそのことを主治医にも言うてて、
私は胃潰瘍と十二指腸潰瘍の既往歴があるので
「またその類が暴れだしたかもしれないですね」っつーことで
胃酸の分泌を抑える薬や軽めの潰瘍治療薬を飲みながら騙し騙し暮らしてたんですが
思えばチビを産んでからここ五年ぐらい一度も胃カメラをしてないので
「ちょっと見ておきましょうか」ってことで、
久々に「尻からではなく口からの」内視鏡検査をすることになったのだ。

私が最初に胃カメラの検査をしたのは18ぐらいの頃で
通常は最初にちょっとなんか疑いあり的な感じでバリウムをやってから、
「やっぱなんかがあって、詳しく見るために再検査ですね」
ってことで第二段階の精密検査として胃カメラにいくらしいが
私はもうその時点の症状で完全に「なんかある」となったので即カメラをしたんですよ。
しかもホンマにごっつなんかあったので「さらに詳しく見る」とか言うて
初回のカメラから一ヵ月後ぐらいに再々検査で生検までしましたからね。
胃カメラ飲んだままの状態でカメラの横の管から細長い針金みたいなんを入れてね、
その先についてるピンセット状のもので病変の部分の組織をつまんで採取するんですよ。
それは当然、血もバーって出ますし、もちろん痛いです。
のたうちまわるほどではないが一瞬チクっとしますね。検査後もちょっとズキズキします。
まあ、胃や腸の内側の壁の肉を無理から引きちぎられるわけですからね。
カメラの映像には始終その様子が映っていますから自分でも見えるし、ずっと見ている。
「抵抗できない状態で犯された」みたいな気分になったのをよく覚えています。
で、採ったそれを培養?かなんかして組織検査をするんです。
いわゆる、良性か悪性かを調べてみますっていうやつ。

っていうかひとつだけ言いたいのは

初回の検査の時にそれも一緒にやっとけや。

なんで間髪入れずに二回もカメラ飲ますねんと。
なにその要領の悪さ。自分ら(医者)ごっつ頭ええんちゃうの?
なんぼ賢こかってもそういう機転がきかへんっていわゆるおまえらアホなんとちゃうかと。
だからあかんねん。賢いだけのやつってなんかそういうとこがあかんねん。
そういうことしてるから、
「医者は利益を得るためにわざと検査料や薬代を上増ししてるんちゃうか」
とか穿った見方をされるねんで。
一回で済むもんを二回に分けるってどう考えても二度手間じゃないですか。
「それをすることで誰が得すんの?」って、損したと思う人間はそこを問い詰めるわけですよ。
だからなんか突っ込まれてしまうわけですよ。


まあ、当時の私が思ったのはそういう大人の突っ込みではなく

しんどいことをまたさせやがって、という意味での 単純な逆恨み ですけど。


初回の時に「ごっつなんかある」と発覚したにも関わらずその場で生検までできなかったのは
ひとえに、カメラを飲むだけで私が七転八倒してちょっと死にそうになったからです。
多分、先生はその場でついでにやってしまいたかったに決まっている。
せっかくそれまでに前準備して段取りして時間割いてカメラ入れてんねんからね。
横からピンセット入れてつまんで組織採るぐらいもう簡単なことですから。
ただ、カメラ飲みながら白目向いてる患者を目の前にして
「ちょっと組織採るからもうしばらく辛抱して」とは言えなかったんだろう。

もうね、顔の穴という穴から色んな液体が出てくるんですよ。
パーセンテージでいうと、

胃から逆流してくる胃液 80%
マウスピースを噛まされてることによって垂れ流れるよだれ 10%
涙 6%
鼻水 4%
ってとこでしょうか。

なんせもう逆流してくる胃液の量が半端ない。
軽くバケツ半分ぐらい勢いよく溢れ出まくりましたから。
喉(食道)に隙間なくいっぱいいっぱいの幅のチューブが入れられてるのに
あいつらそれを押しのけて逆流してくるんですから、鯉の川登りぐらいの必死ですよ。
見つからない出口に郷を煮やして、口からでなく鼻から出てくるチームもいますからね。
大阪の御堂筋を逆走する暴走族ぐらいの傍若無人ぶりです。
しかもごっつ痛いしね。「鼻から胃液が大量に噴射する」って。
口からだけでは足らずに鼻から大量の胃液が勢いをもって出てくることって
普段生きててあんまないですやんか?私も初体験でしたよ。
なんかもうあれはホンマに拷問でした。
どうせ殺すなら、弄らず一気に殺してくれと真剣に泣きながら思いましたから。


ですから、今回大よそ五年以上ぶりの胃カメラをやるにあたり
りっさんは正直かなりのブルーでした。

「怖い」っていうブルーは逆に全くないんですよ。もう今さらね。
何が起こるかは全部把握してるわけですから、怖さ的なものは一切ない。
純粋に「いや」なんです。もう単純に、「あれはいや」っていうブルー。
でも、しのごの言うても結局やらなあかんことはわかってるし、
逃げれるもんなら逃げたいけど、逃げたところでそれが治るわけでもなく
逆に逃げてやらへんかったら治療自体もできなくなるということもわかっている。


ただね、私は今回あるひとつの希望を持ってもいたんですよ。


あれは私が若かりし頃、一年に二回のペースでカメラを飲んでいた頃にさかのぼる。
私は、定期的に胃カメラ検査を入れられるたびに、
私ほどのハイペースではないが同じく定期的に胃カメラを飲んでいたオカン(当時30代後半)に
それを多分知っているであろうオカンに、自分はカメラの検査がどんなに苦しいかを切に訴えては
「明日カメラやらんでいいなら、それと引き換えに寿命が一年減ってもええわ」
とかヘタレな泣き言を毎回毎回言っていた。

オカン「ん~。そんな苦しいかなあ?飲み込む時はちょっと苦しいけど」
私「飲み込む時なんか全然しんどないわ。検査中がとにかくしんどい。あの胃液の逆流が」
オカン「胃液の逆流?…写真撮るのにガス入れはるからゲップは出そうになるけど」
私「だからそのたまらずゲップが出る時に大量に胃液が押し寄せてきて吐きでるやん?あれがもうきつい」
オカン「…?ないなあ…。あ、朝ご飯食べられへんのがちょっといやかな?お腹減るし」
私「朝ご飯食べれへんとかどうでもええっちゅうねん!」
オカン「なんかあんた大層に言うてるんちゃうの?w胃カメラなんか5分で終わるやんか」
私「5分で終わる?私いつも30分ぐらいかかるんやけど」
オカン「しんどいと時間長く感じるしなー」
私「ちゃうって!wだって検査室の時計見てるもんずっと。マジで意識飛びそうになるしさ、顔の穴という穴からなんかもう色んなもんが出てくるねん」
オカン「う~ん…?胃カメラがそこまでしんどいんかー。う~ん?」

この私の訴えを受けて、オカンは主治医に聞いたそうです。
娘が、胃カメラがそうとう苦しいと言うのだと。
だが自分は、まあしんどいはしんどいけどそうでもないと。
もしかしたら、娘の通う病院の検査医はなんかそうとう腕が悪いのでしょうかと。
そしたらオカンの主治医はこう言ったそうです。

「娘さんは若いからね」

どういうことかというとつまり、「反射」だそうです。
なんか異物が入ってきた時に反しようとする能力が若いほどそれは高いと。
だから、なんかもう色んなもんが反抗してきて、例えば胃液も活発に逆流すると。
そのことを聞いた時オカンは、ぶっちゃけオバハン認定されてショックだったらしいが
そのニュースを包み隠さず私に教えてくれて、

「胃カメラがしんどいうちはあんたは若いってことや」

と、言って、その問題を締めた。


あれから十余年。

当時のオカンの歳に近くなってるりっさんと致しましては
「もしかしたら、もうそんなに胃カメラがしんどくなってないかもしれない」
という、あるひとつの希望が内心あったわけです。

逆に言うたらそれは即ち、「老いの証」でもあるわけですが
尋常じゃなく胃液が逆流するか、オバハンになるか、
どっちを取るかと言われると私は後者を選ぶ。
そらちょっとは複雑やけど、しんどくないならラッキーじゃないかと正直思うわけですよ。


オカン、あの時のオカンの気持ち、なんかわかるで!


まあそんなわけで胃カメラを受けてきたわけですが
結論から言うと、昔ほどしんどくはありませんでした。
胃液も全然逆流しませんでしたし、オカンが言うてたように5分で終わりました。

私は、検査前に肩に打つあの筋肉注射(胃腸のぜん動運動を緩める注射・抗コリン剤)を打って
心臓の動悸が激しくなってちょっとなんかやばいことになったことが過去にあるので
今までと同様に「注射無し・喉の麻酔オンリー」で今回も検査に挑んだわけですが
やはり昔ほどしんどくはありませんでした。

つーか、あれなら尻カメラのほうが比べ物にならんほどしんどい。


胃カメラ=時間かかる、ボロボロのくたくたになる認識を持っていた私は
検査当日に日本中が沸きあがっていた皆既日食も多分見れないだろうと思っていたが
見事にさっさと検査を終え、颯爽とチャリにまたがって駆けていく帰り道で、
曇り空の下、道端に立ち止まって口を開けて空を見上げている人々を
なんかたくさん見ることができました。

老化はなんか悪いことばかりじゃないのだ。


そら、ちょっとは複雑やけど。


あ、検査の結果もクリアーでした。
過去の「戦いの址」はところどころ残ってましたけど
それらも全て、歴史の一部と化していたようで
「じゃああの痛みはなんだったんだ」って話になるのですが
結論から言うと「わからない」そうです。
そもそも内臓疾患自体が、痛みと進行は比例しないことが多いのでね。
「痛い」と感じて病院に行った時には「祭のあと」ってことも多いので、良くも悪くも。

まあそんな感じで、
持病の薬+とりあえず、今しばらく胃酸の分泌を抑制する薬を飲み続けることにはなりましたが
「胃カメラがもう昔ほどしんどくなくなった私」は、なんか勝ったなと思いました。


今、胃カメラで死にそうになるほどしんどい若者に告ぐ。

「それはな、君が若いからや」

そんなことを言われても、今の君にとってはなんの気休めにもならないし
逆に言うたらなんかちょっとムカつくであろうこともりっさんはわかっている。
りっさんもそうだった。

君らがね、
「あー、あの時りっさんが言うてたんがなんか今はわかるわw」
っていう歳になって、なんか半笑いになるのを、りっさんはここで待っています。

ひとつだけ言いたいことは、胃カメラは歳いくと確実になんかラクになるぞ。


よー、こっち来いよ!
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  1. 2009/08/01(土) 23:45:39|
  2. 闘病?ネタ

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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