どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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「笑育」

さて。

去る休日、時は日曜日。
いつもよりかなり遅めに起床したら、居間にこんなものが置いてありました。

問題作

私が前夜、居間のパソコンでどんつきを更新して寝る時には、これは確実になかった。
よって、この作品は明らかに、本日早朝、
休みでも農家の嫁のように朝6時起きでなんか活動しているうちの娘ども、すなわち、
いちごとチビによって制作されたものだと思われる。
私はいちごとチビを直ちに呼び寄せ、この作品を指して二人に質問をした。

私「クマちゃんと猫ちゃんはなんか悪いことをしはったん?」
いちご「あ、これ?これはチビちゃんがなんかしてたよ」
チビ「あーはいはい♪これね。これはバス。クマちゃんと猫ちゃんがバスに乗ってはるねん」
私「バス…?…バスか、これ???…牢屋かと思ったわ」
いちご「確かにwww」
チビ「牢屋ちゃうわ!wこれから二人で楽しくバスに乗ってお出かけしはるねん♪」
私「ママには二人が狭いとこに閉じ込められて苦しんでるようにしか見えへんねんけど…でも、いやまあええわ。チビがこれをバスと言うならこれをバスとしよう。…で?クマちゃんと猫ちゃんはこれからバスでどこに行かはるの?」
チビ「これから動物園に行かはるねん」
私「動物園…?クマちゃんと猫ちゃんが?」
チビ「うん。猫ちゃんは途中の北山公園で一回降りるけど、あとからまたクマちゃんと動物園に行くねん」
私「なるほど。…あの、もっかい聞くけど、クマちゃんと猫ちゃんはこれから動物園に行くんや?」
チビ「うん!パンダ見に行かはるねん」
私「ええっ???クマと猫が、パンダを見るために、動物園に行くんや?」
いちご「あははwクマと猫がパンダを見に動物園に行くとかw」
私「な?…チビ、それはパンダ怒るで~。逆におまえらもこっち側ちゃうんかと」

あ、なんか、

「親として、りっさんって最低。」

ですか?

「子どもの柔軟な発想を摘み取る親なんて最低。」

ですか?


確かに、子どもの言うことをなんでもかんでも「すごい」「すばらしい」と肯定し続けてやれば
子どもはなんかとても素直な良い子に育つのかもしれない。
だがそれでは「笑い」が育たない。と私は考える。
これ、何回も言うてますけど、
「笑い」っていうのは常識から反れる・反れさせるからこそ生まれるわけであって
いわゆる一般的な常識というものがまだ存在しない子どもの発想を全て肯定していたら
「常識を知っているからこそ、逆にそれを外していく」という能力が育たないんじゃないかと私は思う。

あ、また何言うてるかわかりませんか?
まあ簡単に言うと、常識を叩かれないままに育ってしまうと

「なんで今自分が笑われてるのか真剣にわからない」

っていうやつになりかねないわけなんですよ。
つまりそれは、笑わせてるんではなく笑われてるわけです。
まあそれでも本人が幸せならそれはそれでかまへんのですけどね。
でもせっかくやったら、笑われるより笑わせられる人間になってほしいと私は思うので。

話戻って。

「笑いをやるにはまず常識を知ってないといけない」
このことを教えるにあたり、いちごに関しては幼い頃からあんまり苦労はしませんでした。
何故なら、彼女は根が真面目でモラルに反することが嫌いな気質のようなので。
こういうガチガチなやつって実は結構笑いに向いてるんですよ。

問題はチビなんですよね。

「チビちゃんがいるとなんか癒される」とか
「チビちゃんはホンマ、今の時代に珍しい、子どもらしい子どもよね」とか、
なんかそんなんよう言われてきたし、今も言われるし、
私自身も、チビのその「なんか」に癒されてるところが多いにあると思うんですが、

正直、チビがどこまでわかっててやってるのかがわからないんですよ。
逆に「笑われてると見せかけて笑わせてる」という高度なテクニックでやってるのかもしれないし
それならそれで私は彼女にはもう何も教えることはないんですが、
なんかチビは、二つのことを同時進行できるやつなんちゃうかなって思うんですよ。
私にはできないですけど、こう、右脳と左脳が同時に動いてるんちゃうか、みたいな。


今日ね、いちごの部活の試合があったんですよ。
試合っていうか、京都市の小学校の部活動全市交流会なんですけど
府立の大きい体育館で京都市の四年生以上の小学生が交流試合をするという。
いちごは卓球の部で出場しました。
目的は親睦を深めることなんで、参加も自由で勝ち負けは二の次なんですが
やっぱ「競技」なんで、それは当然勝負も決めるわけなんですよ。
ちなみにいちごは昨年はエントリーしませんでした。何故なら「きっと負けるから」と。
だが今年は自分から「出る」と言ったので、私は
「めっちゃ下手くそやったんが一年頑張ってやってきて、なんか実力と自信がついたのかな」
と思ったんですが、本人は
「今日も部活の練習で四年生に負けたorz」とか言うてるし、
「あー、やっぱり相変わらず下手なんや」と思いつつ、
まあそれでも負けるのを恐れず出るって言うようになっただけでも成長したな、と思い
私も仕事の休みを貰って、いちごの試合を見に行くことにしたんですよ。
何故なら、多分負けるであろうその試合をビデオに撮ってやろうと思って。
恐らく、自分の打ち方のフォームとか見たことないんやろなあって思ってね。
多分部活の時に色々注意はされてるやろけど、口で言われるのと目で見るのは違いますから。
ってなんか偉そうに言うてますけど
卓球に関しては私も小学校の頃に部活でやってたんでわかるんですよ。
道具を持ってするスポーツってなんでもそうなんかもしれんけど
いわゆる「そう動かしたら、物理的にそらそうなるわ」っていうことがあるじゃないですか。
だから多分、なんか面の向きがなんかズレてるんかもなあって思って。


で、「笑い」の話はどこ行った?  って?

これからや。


正直、そういうシチュエーションでチビをそこに参加させたく(連れて行きたく)ありませんでした。
なんかまた、「空気(常識)」を読まずに、なんかしでかすんじゃないかと。
それをいちごが「笑い」と捕える余裕があったらええけど
真剣にやってることに対してなんか茶化されたみたいになると腹立つじゃないですか。

だが、ひとつ屋根の下で暮らしているにあたり
いちごの卓球の試合の情報は早々にチビにも漏れてしまった。
「交通費は520円やったっけ?お弁当もいるんよな?」とか
「うん。あと、ママ、6日までに体操服にゼッケン縫うてな」とか
そんな日常会話を家庭内でしている中で、逆にそれはチビに漏れないわけもなく

「チビちゃんも保育園休んで応援に行くから」

という本人の宣言により、なんかチビも一緒に行くことになった。


私は道中、地下鉄の中でも乗り換えの電車の中でもチビにさんざん言い聞かせた。
「応援するのはいい。それはしてあげてくれ。ただ、いいか?いちごが会場でかもし出している空気を読め感じろ。…これは演習ではない。繰り返す。これは演習ではない」
という注意と警告を、5才児のチビに合わせた表現で噛み砕いて説明した。


現地に着いて、建物三階の観客席をうろうろしていたら
卓球部の顧問の先生が遠くから「おー!」っと手を挙げて「こっちこっち」と手招きしてくれて
「いちごの小学校のブース」を見つけて行ったら、いちごが
「私の出る試合、昼すぎぐらいやって」と、
緊張してるのが見え見えのこわばった笑顔で言った。

チビ「そしたらお弁当食べてからやな!チビちゃんのお弁当、ウインナーとシュウマイ入ってるからね」

いちご「うん、知ってる。私のお弁当にもウインナーとシュウマイ入ってる。てか朝、ママが作ってくれたんやから中身は一緒やろ」
チビ「あ、そっか!じゃあもう先にお弁当食べよっか。チビちゃん、お弁当早く食べたいねん~」
いちご「てか、まだ10時やん!」
チビ「ウインナーとシュウマイ入ってるしね」
いちご「それはさっきも聞いたw」



いちごよ…。  なんかホンマすまん。



なんかそんな感じで、

「今日ここにいちごの応援に来たのか弁当を食いに来たのかよくわからない」という
正直扱いづらいチビのボケ???に戸惑いながら、11時半までなんとか引っ張って
いちごを含む「昼イチ出場」の子らとみんなで弁当を食って、各々の試合に見送った。
選手招集の放送でいちごの名前が呼ばれた時、
チビはいちごの友達からデザートのメロンを貰って喜んでいてそれを聞き逃す体たらくぶりだったが
いざ、いちごが試合会場に現れ、その対戦相手が…
いちごの背丈を遥かに上回る「逆にあれ、ホンマに五年生か???」っていうどよめきが起こるほど
体型もコスチュームも見るからに完成された「スポーツ選手」なのにも関わらず、
チビは観客席の中心で、全力で叫んだ。


「いちごちゃん頑張れー!負けるなー!やっつけろー!!!いちごちゃん頑張れえええ!!!」


どう頑張ってもいちごがあの相手をやっつけられないことは誰が見ても明白な中での「それ」。
君も見た瞬間になんか確実にわかった、いや、わかってるはずや。
この「いちごの小学校のブース」はもう全員が全員、
あの対戦相手VS四年生にも負けるいちごという運命のいたずらに言葉を失っている中で
おまえ、ホンマどこまで「それ」は、「わざと」やねん?と。
ここでどうツッコむのが正解なのか、逆に私に教えてくれと。


試合の結果は、いちごの惨敗でした。完全に無残に、なんかこてんぱんにやられてました。
私も、「いちごのフォーム」をカメラで回すのがつらくなるほど
マジでボロボロな試合でしたが、私は最後までその映像を撮りました。
陣地に帰ってきたいちごは仲間らにわいわいと囲まれ抱きしめられていた。
結果は負けてしまったけど、「あの」恐ろしい相手と球から逃げずに、
とにかく全球に手を出して、積極的に試合に取り組んだことがなんか凄いと。
家帰ってから私が言おうと思ってたこと、逆に言われた。
「この球は自分には打ち返せへんやろうからこれは受けないと見送ってきた自分のその殻をなんか破ったな。やるな。てか、やったな。試合には負けたかもわからんけど、勝負には負けてなかったで」
と、そんな総評を家帰ってからしようと私も思っていたんですよね。
でも先に子どものツレに行かれた。
また同じことを後から親が言うとかなんかカッコ悪いし、
「あの、ママも同じこと思ったんやで」っていうのはホンマのことなんですが
ちょっとなんかしつこいねん的な感じになるやろから、それは言えないわけですよ。




家に帰って。

なんか、どうしようかなあと思っていたら。

いちご「今日は完全に負けたけど、嫌な気持ちじゃないねん」
私「あ、そう」
いちご「めっちゃ強かったけど、試合の前の、よろしくお願いします!の挨拶とか、後の、ありがとうございました!の挨拶とか凄くちゃんとしてはって、試合が終わってから、コーチみたいな人のとこにすぐ走っていかはって、”はい!”、”はい!”って指導を受けてはった」
私「あ、そう」
いちご「私はあの人を目指そうと思って」
私「えっ?…あ、うん?」
いちご「あの人みたいに強くなりたい。でも、いくら強くなってもなんか偉そうにせんと、前後の挨拶とかもちゃんとしたいし、コーチの指導もちゃんと聞きたい」
私「いいことやと思います。あ、今日の試合のビデオ撮っててん。自分の打ち方の癖がわかると思うから、また見てみいや」
いちご「そうなん?ありがとう、ママ!」


これなんて素敵なホームドラマのラスト10分前。
コメディ一直線の我が家であっても、今回はこのままエンディングにいこう。いける。
そんな回もあっても、なんかいいじゃない。


だが。

迷バイプレイヤーのあいつがそれを許すはずはなく。



チビ「こうやって、くるって回って(一回転ターンをしてみせる)それから打ち返したらよかったのに」



私&いちご「ハア?」


逆に聞きたいのはチビ、おまえはどこまで笑いに貪欲なのかと。


いちご「くるって回ってる時間があればスマッシュ決められるって」
チビ「くるって回ったら、敵は、まさか!?って、びっくりするやん」
私「くるって回ってる間に来た球がアウトしてるっつーの」
チビ「違う違う!もっとすごく早く、くるって回ってびっくりさせる」
いちご「びっくりせえへんって」
チビ「ほんで、打つ時に手からキラキラを出すねん。(手を振るジェスチャーをして)キラキラ~って」
いちご「っていうかキラキラって何?w」
チビ「キラキラ~って出すねん。眩しいからびっくりするやん」
私「あーはいはい。キラキラな。…でもそれをやると確実に反則負けになるからな。福原愛ちゃんが試合でキラキラを出したことがあるか?ないやろ?…思えばママも一度も試合ではキラキラを出さへんかったな」
チビ&いちご「ママ、キラキラ出せるん!?」
私「誰にも言うなよ?」
チビ「ママ、すごーい!」
私「凄いやろ?」
チビ「うん!キラキラ出して!」

私「…ていうか、キラキラってなんやねん」

いちご「www」



教育や食育と併せて、「笑育」も必要なんじゃないかと私は思う。
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  1. 2009/08/07(金) 02:27:26|
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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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