どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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「しょ~~~もない言い訳」

さて。

こないだちらっと書いたけど、不倫のお付き合いをしてるツレが愚痴りに来た話。
そいつは、昔若い頃一緒にやんちゃしてた、20年来のツレです。
私以上にこう、インターネット及び機械アレルギーを持っているので
私が今まで何度「ブログ書いてんねんで」と言っても「URL教えて」とか全く言うてこない、
「そーなんやー」って全然言うてるような、そんなツレなんですけどね。


不倫の恋とかあんま社会的にええ印象を待たれることではないのであえてツレの名前は出さない。
まあそうですね、なんでもええねんけど「春子」としておきましょうか。
…って言いながら実はそれ本名暴露wwとか、そこまでりっさんは鬼畜じゃないので
縁もゆかりもヒントもない全くの適当で「春子ちゃん(仮名)」とします。
春子は、なんかパッとしない感じの10才上の妻帯者と、ここ数年付き合っています。

あ、最初にひとつだけ言っておきたいのは

今回、これ、 「完全なる読み物」 です。

まあ「どんつき~」の読者の皆様は大概いつも
「完全なる読み物」としてここを楽しんでくれているとは思いますけど、
今回はいつも以上に、なんか変なとこで自分感情移入することなく、
もう、「完全なる読み物」として、なんか読んでいただきたい。

よって、

「そういう男の考えてることが俺には全くわからん!」とか
「私が彼女(または嫁)やったら絶対に許せない!」とか、
なんかちょっとそういうふうに読んでしまう恐れがある方は
直ちに今、どんつきを閉じるのが懸命だと思います。
そういう目線で読み進めると、何か不愉快な思いをする恐れがありますので。


さて。


春子は「ちょっと聞いて。愚痴らせてや」と言って、なんか来た。
まあ、私もだいぶ若い頃ちょっと不倫の恋を嗜んだことがありますが、
不倫の恋などというものをなんか普通のお付き合い感覚でするのがそもそも間違いなんです。
そんなん絶対に行き詰ってしまうし、なんか頭おかしなって湧いてきてしまうのは当然なのだ。
何故ならもともと倫理がないんですから、そこには道理も存在しないのです。

会いたい時に会えないのが当たり前。
声を聞きたい時に声を聞けないのが当たり前。
近頃のハイテク時代で言うたら、
好きな時に送って好きな時に読めるというフリーアイテムのメールですら出来ないのも当たり前、
という更なる苦しみもあるだろう。

今どこでどんなふうに過ごしてるかわからない相手の手元で
携帯メールの着信音が鳴ったらまずいかもしれんから、とか思って、やめとく、とかね。
しかも相手がアホ満開で自分からのメール着信音だけなんか恋愛ソング的なものにしてたら
そんなもん、もう一発で「なんか怪しいメールが来た」ってそれはバレますからね。
例えば、相手もちょっと頭使って携帯メール音をサイレント設定にしてても、
いや、でもあの人だいぶアホやから、
風呂場とかで隠れてメール読んでるとこを本命さんに見られたら
なんかこのアングラなお付き合いがバレてしまうんじゃないかとか思って、やめとく。 とかね。


「ポケベルが鳴らなくて」っていう不倫ドラマがかつてありましたが
ポケベルどころか、一人一台ケータイ持ってるというこの時代で不倫してるやつらは
逆にそれは私らの若い頃にはなかったような鬱積をも抱えているだろうと思うんですよ。
こんな便利なアイテムがあるのにも関わらず、今、気持ちを交わし合うことができない、という。

よって、私は春子の「(この恋を)ちょっと愚痴らせて」を受け入れるにあたり、覚悟した。
それはもうなんか相当のうっぷんが溜まっているんだろうと、なんか覚悟した。
もしかしたら酔ってベランダに出て全開でテレサ・テンの「つぐない」とか歌いだしたり、
深夜に未熟なメロディーを爆音で奏でながら走りゆく珍走団に
「うっさいんじゃボケェー!!!百年早いわ下手くそがコケろ!!!」と輩飛ばしたり、
なんかそんなふうに春子が荒れることすら受け入れたるわバッチコイ!ぐらいの覚悟をした。


だが、春子は違った。
春子はなんかそんなふうに落ちてはいなかった。


あいつは自分の恋を愚痴りに来るというよりも
逆に、それをネタに私を笑かしに来たのである。



春子「こないだな、三ヶ月ぶりに会う約束をしててんか」
私「うん」
春子「三ヶ月ぶりやで?三ヶ月ぶり」
私「その間連絡は取ってたん?」
春子「たまにメールは来てたな。変っな時間にな。朝の5時とか」
私「まあ変な時間のメールについては私もよう言わんけどさ」
春子「あんたのメールもたいがい変っな時間に来るもんな~。てかあんたほんまいつ寝てんの?…ちゅうかあんたのことは今ほんまどうでもええねんって」
私「ほんまどうでもいいとか言うかな?wわりと傷つけてくるな、おまえは。…うん、まあほんで?そのメールに対して返信とかすんの?朝の5時に来たメールに飛びついて、なんか急いで返信とかすんの?w」
春子「するかいwwそんなん、普通に昼ぐらいにするやん」
私「あー。向こうは寝起きで寝ぼけてメールしてきたかもしれんけど、ちょっとタイミングずれたら家族揃ってリビングで朝飯食うてる時のメール着信になるかもわからんから、彼が確実に会社におる昼やったら絶対安全やから、と」
春子「…な?私はそこまで考えてあげてんねんで?彼のことを」
私「うん。だから逆に安心してあんたと付き合ってんのやろな、彼は」
春子「都合のいい女ですか?そうですか。…だってさー。家庭壊したくないって言うてはるしなー…」
私「逆に、彼の家庭を壊すようなことして彼に切られるのもイヤやしなー…、もあって?」
春子「あ、それも正解wでな、三ヶ月ぶりに会う約束しててんや。なんか、近所の寄り合いがあって夜出るから、その後会おうかって言うてきはって」
私「うん」
春子「正確には三ヶ月と五日ぶり?」
私「細かいなwww」
春子「わりと手帳にマメに○とかつけてるから」
私「うわ、きっしょwwwえっ?それはなんか、彼から連絡があった日~とか、会うた日~とかをつけてるの?」
春子「一応やで?一応でな」
私「なんの一応やねんwwwてかそんなことしてるから逆にカリカリするんちゃうんwww」
春子「まあなwww」
私「…で?三ヶ月ぶりに会う約束をしました、と」
春子「そう、しました」
私「その間、たまになんか変っな時間にメールが来るぐらいの中で、三ヶ月ぶりに会えることになったと」
春子「せや。もうこっちにしたらいっぱい言いたいこともあるわ」
私「でもまあ彼の顔を見たらそれも君はよう言われへんのやろけどな」
春子「まあ、それはなw……ところがね、ところが、や」
私「あらあら?どうしました?」
春子「その日の夕方にメールが来てん。今日は会えなくなりました、って」
私「近所の寄り合い自体がなくなったから、君と会うのも中止で~~~とか?」
春子「違う」
私「朝5時の変っな時間にメールしてたことが嫁にバレてなんか今大ピンチなんです~~~?」
春子「それも違う。っていうかそういう赤裸々な話をしてくれるんやったらな、こっちも納得すんねん。だって相手に家庭があることを知ってて付き合ってんねんから、それはしょうがないなってなるやん?もうこの歳になったらそれもちゃんとわかるやん。私と家庭とどっちが大事なのか、なんてことは」
私「ああ、逆にな。逆にそこはこちらがちゃんと引くわな」
春子「でもな、なんて言うてきたと思う?」
私「なに?」

春子「知人の子がなんか高いとこから転落したらしいから、今日はどうしても行かんとあかんねん。って」 
私「そのシチュエーションがまるでわからんwwwww」
 


春子「やろ?www今まで一回もそんなに思いを寄せてる子がおるって話を聞いたことがないわ!しかもな、知人の子やで?…知人の子~~???」
私「微妙やねwww」
春子「自分の子育てすらほったらかしてずっと嫁さん任せで仕事に明け暮れて不倫の彼女までおるあなたが、知人の子~~~ごときの生死の狭間にわざわざ駆けつけるか~~~?って。しかも女と会う約束ブッチまでしてww」
私「ないやろwwwてか、逆に知人の子~~~ごときが生死をさまよってる状態のそこにはよう行かんわな。めっちゃツレの子とか、子どものめっちゃツレやったら行けるかもわからんけど、でも知人の子~~~ぐらいでは逆にそんなとこにはよう行かれへんやろ。だって変な話、もし最悪その知人の子~~~だかが死んでもうた時、たかが知人~~~レベルの君はさてどんな顔してそのシーンにいるの?っていう話やんwwそんなん普通はなんか結果が出るまでは待機して日常生活をしますよw」
春子「やろ?もうそんなもん来られる側にしても全くお呼びではない人になるわけやからさー?野次馬もええとこやで」
私「なんか、バイト休みたいからちょっと遠い親戚殺しとくか~~的な言い訳に近いな」


春子「でもな私は、もしかして輸血が必要なんかな…?とも思ってん」
私「とことんアホやろおまえwww」



春子「いや、そんなん絶対にないって言い切れるか?」
私「…ごめんなさい。確かにそれは言い切れないですね。そういうケースやったらば、それは知人やろうが他人やろうがなんしか全部総動員になると思います」
春子「やろ?そんなもんもう誰でも必死なるわ。だって人の命がかかってんねんから」
私「うん、そやな。そんなんもう大事件やわ。知人の手をも借りるほどに血が足りひんぐらいやねんから」
春子「そういうとこ、自分ちょっと反省したほうがいいで?」
私「うん。なんかほんまごめんなー」
春子「常識をも逸脱する大事件が起こることだってあるねんから」
私「確かに不謹慎でした。本当にごめんなさい」

春子「ほな、明日の朝刊を楽しみにしてるわ~~~って彼にメール返しそうになったしね」

私「もう別れろやwww」 




でもねえ、春子はやっぱり、
そんな「しょ~~~もない言い訳」をしてまで自分を繋ぎとめようとする彼が好きなんですって。
何故なら、そこになんか彼の「男としての最後のプライド」があることをちょっと感じたりするんですって。


私「そんなに好きなんや?」
春子「もう好きかどうかもわからへんなってきたけどなwww」


帰り際、春子はなんか、水晶?の球?だかを私にくれた。


春子「これ持ってるとなんか恋愛運が上がるらしいで」
私「逆におまえがずっとこれを持っとけwww」




ひとつだけ思ったのは

私は恋人に「なんかこいつはしょ~~~もないことしよんで」と強く感じた時点で、
なんかもう冷めてしまうし、それをすぐに笑いのネタにはできない。

でも、それをすぐにネタに昇華しよるって、なんかこいつは凄いなと思った。
そしてそんな「しょ~~~もない言い訳」をする不倫の彼を直ちにネタにしながらも、
でもそれでもやっぱり彼を愛しているという春子に、私は、
なんか「愛」というものと「芸」というものを同時に教えてもらった気がした。
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  1. 2009/09/07(月) 00:54:56|
  2. 恋だの愛だの何だの、ネタ

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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