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ストーブ

寒い。京都は寒い!
今年は暖冬や、ってみんな言うてはるけど、寒いって!
もう二週間前ぐらいからストーブもこたつも入れてる。

オトン「今からそんなんしてたら、冬乗り切れへんぞ」

これ、京都の人間の決め台詞のひとつですね。
京都では何処の家庭でも、暖房器具をギリギリまで出し惜しみする傾向にある。

もう冬やろ!って?
ちゃうねん、京都で言う「ホンマの冬」は、1月2月3月。
だから、まだまだ京都は「冬」じゃないんです。
でも私は四年間の関東生活で体がすっかり「関東ナイズ」されてるんで、
もうすでにこの寒さには耐え切れません。
1月2月3月になったら、近所の米屋の灯油を買い占める覚悟です。


さて、そんな暖房器具…「ストーブ」の思い出。
これは、家庭内バージョンと家庭外バージョンがあるんやけど、
今日は、家庭外バージョン、「学校のストーブ」の思い出。

高校の冬は毎年、前出の記事で書いたようにかなり追い詰められてたんで、
教室の室温がどうやったとか、そんなとこまで正直覚えてない。
でも、中学の時のことはよう覚えてますね。
なんか筒型の小っこいガスストーブが各教室に一台、教壇の横にありました。
壁に元栓があって、ホースでストーブ本体と繋いで使うやつ。
当然そんなお情けみたいなもんで教室全体が暖まるわけがない。
しかも、休み時間は基本「消火」せなあかん。
まあ、そんなもん守ってませんでしたけど、どこのクラスも。

ホンマ寒いからね、京都の冬の底冷え。足なんか、しもやけなる。
手もかじかんで、手袋してんと、字が書けへんねんから。
でもフルタイプの手袋やとシャーペンが滑るから、
当時の流行りもあって、あの「指切り(指先のないやつ)」したり。
先生も一応「授業中に手袋やらすんな」って注意はするけど、
もう寒さで無理なんわかってるから、授業中の手袋・マフラーに関しては甘かった。

ただ、このストーブについて、学校内で厳重な決まりがあった。

「ストーブでチョンボしたクラスは、一週間ストーブ停止」

毎朝、日直が職員室に、ストーブ本体に繋ぐホースの先を取りに行くんですね。
ほんで、先生の許可を貰ってホース持って行って、放課後にまた返しに行く。
返し忘れたクラスは連帯責任で、翌朝から一週間、ホース渡してもらえないんです。

それと、あの定番の「儀式」な。
パンやらミカンやら、ストーブの上で焼いて食べる。
あれがバレてもストーブ禁止。 まあ、こっそり焼いてたけどな。

でも「ストーブが無い」っていうのはもう死活問題ですから。
ストーブついてても寒いのに、ストーブ無かったら凍死するかもしれんという恐怖感。
クラス全体が注意し合いながら、ストーブを死守していた。
でも、そこはガキやからね。たまになんか無茶してみたくなる。


あれは中一の時やったな。中学校生活初めての冬。
うちのクラスの担任は英語のおばちゃん先生やったんですが、
ごっつおばちゃんなんやけど、なんか愛嬌あって、
うちら生徒に「えみちゃ~ん」って呼ばれてもヘラヘラしてて、
やる気あるのか無いのかようわからん、とにかくいつも笑ってて、
「グッドアフタヌーン」がどう聞いても「ぐだぐだぬーん」にしか聞こえない、
もうなんか全てにおいてぐだぐだな先生で、その先生の指揮のもと、
うちのクラスは学年一のぐだぐだなクラスとなっていた。

そのぐだぐだ生徒な私らは、
先生らも「ストーブ禁止するぞ!」とか脅してるけど、
まあホンマにはやらんやろ~みたいなとこあって、
昼休み、なんかぐだぐだとパンとか黒板消しとか色々焼いてた。

ほんなら、ストーブがいきなり天井めがけて火を噴いた。
凄い火柱上げて、 ゴウッ! 言うた。

ストーブの上から立ち昇る炎は衰えもせず、メラメラ燃え続ける。

ちょっとこれ…… 火事?

「ど、どうしよう!火事やんこれ!!!」
「えっ!バレたらストーブ禁止?」
「え~もう~勘弁してよ~!あんたらやりすぎやわ~!」
「最初にミカン焼いたんはM君やった、僕は見てました」
「いや、もうそんなんどうでもええねん今は!!」
「消火器で消したらいいんちゃう?」
「でも変に触ったらもっとキツなるかもわからん!!」

もう、教室の中、大パニック!!!
とりあえず、職員室のえみちゃん(担任)を呼んで来ようってことになった。

ただ、職員室に行くには、その手前の用務員室を通過しなければならない。
用務員室には、あの最強にして最恐の用務員「たけじま(仮名)」がいる。
普通、用務員さんて生徒の癒しみたいな存在じゃないですか。
もうね、うちの用務員の「たけじま」はヤ○ザみたいな用務員やったんですよ。
ムチャクチャ怖い!!!木刀持って校内歩いてましたからね。
担任の先生が許しても、学年主任の先生が許しても、教頭・校長先生が許しても、
たけじまが許さへんかったらアウト、みたいなとこあって、とにかく学校の中の絶対権力者で、
先生にはあだ名とか呼び捨てしてても、たけじまだけは絶対「さん付け」。
これを書いてる今でも実は怖い。
なんか窓から突然、木刀持ったたけじまが入ってきそうで怖い。
まあ、たけじま伝説はまた書くとして。

「たけじまさんにバレるな」を合言葉に、クラスの委員長がえみちゃんを呼んできた。
あとにも先にも、えみちゃんが走る姿を見たのはあの時だけだった。
息を切らせて教室に飛び込んできた、えみちゃん。
燃え続ける炎を見つめる。

えみちゃん「…火事やん」
みんな  「そやねん!!!どうしよう!!!」

えみちゃんは何を思ったのか突然、
火柱を上げるストーブの土台を持ち上げて、よっこらせ、と天地逆さにひっくり返した。

……? え?これで火が消えるん?
逆さ向きになったストーブを見つめるみんな、そして、えみちゃん。

ストーブは、なんか変な音を出している。
床が焦げる変な匂いがしてきた。

って、こんなんしたらあかんやん!!!
何してんねんな、えみちゃん!!!


みんなで慌ててストーブを元に戻して、強引にスイッチ消して、ホースを抜いた。

ストーブの火が消え、辺りに静寂が戻った。
床には黒ずんだ焦げ跡だけが悲しげに残っていた。

「このことは絶対秘密な。ストーブ禁止なったら最悪や」と誓って、
何事もなかったかのように午後の授業を受けた。
5時間目の社会の先生が「なんでこのクラス、ストーブつけてないねん」と点火した時、
クラス中が息を飲んだが、ストーブはおとなしくその機能を果たしていた。

翌朝、日直がホースを取りに行ったら、ストーブ禁止令が出されていた。
マジで!なんで?どっからバレたんやろ?

朝のホームルームでえみちゃんが珍しく神妙な面持ちで言った。
「わかりましたか?もう二度とストーブで遊んではいけません」

ああ…やっぱバレたんや…。
ちゅうか、これ、
わけのわからん「ストーブ逆置き」で、床に焦げ跡つけた、えみちゃんの責任じゃね?
それしか「放課後の先生の見回り」の証拠になるもん、無いやん。

それから一週間、私達は「ストーブ禁止なったアホクラス」のレッテルを貼られながらも、
寒さに勝てず、休み時間は別のクラスの友達の元でそれぞれ暖を取り、
うちのクラスはもぬけのからとなった。見事に誰も教室にいなかった。

色んな意味で「大人はやる時はやる」「火遊びはあかん」と学んだ出来事だった。
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  1. 2006/11/23(木) 00:23:00|
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  1. 2007/08/05(日) 19:03:56 |
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