どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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天使のウインク・5

さて、 この 続き。


「闘病ネタ?カテゴリー」に入れているのにオカマの話ばっかり書いているので
もう今や誰もが忘れかけているかもしれない、私の「心外膜炎の疑い」についてだが、
連日の検査により、それがあの胸痛発作の直接の原因である疑いは一応晴れた。
では何が原因なのかというと、「正直わからない」という答えが主治医から返ってきた。

呼吸困難に陥るほどの強い胸痛且つ採血からかなりの炎症反応が出たことと、運ばれてきた時の心電図と心エコーの検査結果で気になることがあったので「心外膜炎」を疑い、今もこうして循環器病棟に入院してもらって色々と調べているわけですけど、てかあなた元々特定疾患をお持ちなんですね?…となると、あの胸痛発作及び左上半身全域痛も血液からの炎症反応も何処の何が原因なのかがもう尚更特定しづらく、そして、ヒントとなる痛みも炎症反応も熱も血圧も順調に下がってきている今となってはもうますますその大元の出所がわからない。よって、これからも検査は続けていくわけですが原因の追求にはかなりの時間を要し、ぶっちゃけ言いづらいが長い時間をかけてあちこち調べていっても結局のところは原因を特定することはできないかもしれない可能性が非常に高いのですがそこはなんかご理解ください。 と。


…てことはつまり、原因が特定されるまで(いや、されないかもしれないが)
なんしか、かなりの間、私は「ここから出られない」ということではないのか…?


えーっ。


私が「あれから発作も胸痛も治まってるし、あの…もういいです」と言ったら、
主治医の先生に「もういいとはどういうことですか!」と叱られた。

っていうか、「なんぼ調べてもようわからへん」などということは私にしたらある意味慣れっこなので
「原因がわからん発作に侵されるなんて終わりやん」と私は私を投げたわけではないし、まして、
「原因がわからへんのは先生の力不足や」とかそんなふうに先生にサジを投げたわけでもないし

私が言いたかったのはただ単純に、

「治療の部分がクリアーしてこの先は延々と原因を特定するための入院になるなら、あの、もういいです。ただでさえ幼い子どもら置いて入院してるんで、出来たら早く退院して家に帰りたいんで」

だったんですが、言葉って「受け取り側の状況と心次第」なんで、ほんま難しいっすね。


ただ、私が思ったのは、先生のこの口ぶりではなんとなくだが、例えば
「一旦退院して、あとは通院で追々」という形で、「検査はちゃんと受ける」と約束すれば
なんか頑張ればもしかしたら早めに退院許可がおりるんじゃないかと私はそう思い、
もう「神様からの出題」とか「この入院中に拓くべく悟り」とかもう全部そっちのけで、
朝か晩の回診の時にしか病棟に帰ってこない先生の代わりに
検温やら血圧測定やら採血やら検査室移動やら食事運びの看護師看護師を捕まえては、
「出来れば早く退院したいんですという旨」を、多分うざいぐらいにやたらと訴え続けた。


看護師さん「お子さん、まだ小さいんやったよね?」
私「そうなんです。しかも来週から上の子が学校から宿泊研修に行くんです、近畿の端っこまで」
看護師さん「お母さんとしてはそれは気になるよね」
私「友人たちが色々支えてはくれてるんですが、もし退院できるものならやっぱ私が朝お弁当作ってやって、いつも通りに娘を家から送り出してやりたいんですよ」
看護師さん「う~ん。そうか~。でも、お母さんの健康が子どもの一番の幸せやからね…」
私「はい……(くそー、あかんか。使えへんやつらめ)」



同室の原田さん(仮名)が、看護師さんが検温やら何やらでカーテンを開けるたびに
「(私は)退院か?退院決まったんか?…なんや退院ちゃうんか。ほなあんた何しに来たんや」
と毎回しつこく聞いて魅せていたのを横目で見ながら

「っていうか退院させられるもんなら(逆に病院側が)させたいやろ」

と思っていた私がまさかの「退院クレクレ厨」になってしまったわけだが
その原田さんに対する「あれ」とよろしく、私の「これ」についてもあんまり取り合ってもらえなかった。


そうしてもう半分ふてくされていた三日目の夕方の検温の時、

「は~い、みなさん失礼しますよ~♪」 とやって来たのはヤマナカさんだった。



私の思い過ごしかもしれないが、
ヤマナカさんは彼氏さんに会ってから、なんかちょっと私に冷たくなった。
いや冷たくなったっていうか、その笑顔の向こうに「挑戦的な眼差し」が見え隠れするようになった。
白衣の天使って言うても、実際「女」ですからね。
って、オカマのヤマナカさんの場合は逆にまたそれも微妙な話になるんですが、
なんしか、「女」が濃い人はもういつ如何なる時も、なんか「女」が濃いんでしょう。
実際、彼氏さんが面会に来るたびにヤマナカさんは彼氏さんに流し目を送っていた。

私「なに誘われてんの」
彼「知らないよwww」
私「知らん、やあれへんがな。誘われるってことはな、かっちゃんにも誘わせるような隙があるんですよ」
彼「てかヤマナカさんはさあwww(男?じゃないの?www)…えっとあの、なんかごめんなさい…???」

私に近いツレ連中からは「ピュア僧ww」とか言われて弟扱いを受けている彼氏さんですが
いちごの小学校のママ友やPTA仲間、ももの保育園のママ友や保護者会仲間、私の職場の同僚からは
「カッコイイ」「優しい」「スマート」「誠実」「精神年齢が高そう」などと言われてやたら人気があり、
さらに私の知らない「彼氏さんホーム」でもまた彼にどんだけ人気があるのかは知らないが、


ひとつだけ言いたいことは


水面下で彼氏さんを奪おうとなんか画策している女(雑魚)がどんだけいるかは知らんが
こうして真っ向から「このりっさん」に勝負してきた女???はヤマナカさんが初めてなのだ。
私がハタチの頃に夜の街に出て「脅威」と感じたことは、やはり間違ってはいなかったのだ。


「オカマには、なんか負けるかもわからん」



話戻って。


そんな初めての恋のライバルでありつつも、逆にある意味「女」以上に「女」のヤマナカさんなら、
なんか情にほだされてくれることもあるんじゃないか?という期待も込めながら、私は頑張った。

私「だからね、週明けまでにとりあえず退院したいんです。出来れば今週の土曜日にでも」
ヤ「とりあえずで退院しても検査には来てもらわなくちゃいけないのよ?」
私「わかってます、それはわかってます。必ず来ます」
ヤ「ここで安静にしているからこそ胸痛が治まってるだけかもしれないしね~」
私「それもわかってます。退院したからってすぐにMAXで動いたりしませんから!」
ヤ「…あのね、りちさんごめんね。あたしたち看護婦にはりちさんの治療計画を立てることも入院計画を立てることもできないの。…でも先生にはりちさんのその思いをちゃんと伝えるから。今夜、病棟に絶対来てくださいって言っておくわ。子どもさんのことだって、心配だもんね?」



ヤマナカ!!!ナイスヤマナカ!!!あんたGJ!!!



てか

「あたしたち」 「看護婦」 と言い切った件について。


「たち」って、逆にどのグループのククリやねん?あんた確実にある意味今ここで「無二」の存在やん
つーか看護婦言うてるけど「婦」ってもう思い切り「女辺」が付いてるんですけどあんたオカ……



そんなヤマナカさんの働きが多分かなりあったらしく、主治医が夜に病室に来てくれて
「退院予定日当日の起床一番の採血結果を診るまではまだ保留ですよ」とされながらも
私は、水曜未明の緊急入院から四日目の土曜の午前中に退院の目処が立ちました。

数ヶ月単位で入院されている同室のお姐様方からは

「こないだ入ってきたと思ったら、えっ何?もう退院しはるの?」
↑まあ、息子夫婦の世話になり年金生活してるおたくの「一日の時間」と私の「一日の時間」は違うんで。

「若い人は回復が早いしええわねえ~若い人は若いっていうだけで得してるわ」
↑いや、そんな言わはるほど若くもないし、てかおたくにもそんな頃があったんでしょうが。

「最近の若い人はちょっとしたことで救急車をタクシー代わりに使うしな」
↑黙れババアそれは何情報やねん!?また「テレビの話」か!逆にタクシーで来たわ!

などなど、退院(見込み)について数々のご祝辞を賜った。


先生が去ってしばらくして、ヤマナカさんが「どう?先生来てくれた?」と病室に来て
「はい。さっき来てくれはって、明朝の採血結果が良かったら通院検査に切り換えてくれるって。ヤマナカさんのおかげです。ありがとうございます」
と言うと、ヤマナカさんは
「あらそう~良かったわね~。…言ってみるもんよねw」と言って、ウインクをした。
てかなにそのウインクwwwやっぱ昭和の少女マンガでしか見たことないwww

…つーか。はは~ん、そういうことか。なるほどね…。



記・ オカマ、 松田聖子を 「逆に」 越える。



ちなみにこれは実際に私が入院案内の資料として渡されたプリントの裏にメモ書きした内容である。
つまりこれが、「この」ことこそが、今回、神様が私にかけた問いの答えである、と私は完全に悟った。


答え 「茶目っ気を持て。」


「んなわけあれへんがな」というのが口癖であり、遊び心のかけらもない超現実主義者の私が
このところ時間に追われまくる生活をしている中でさらにもうハイスピードで失う一方の「茶目っ気」を
神様は、「緊急入院」という非現実的な状況を無理から私にお与えになり、
さらには「オカマの天使」というこれまた非現実的な使者を遣わせることによって、
私にそれを考えさせる、なにか「きっかけ」を下さったのだ。


とはいえ、性格というものはなかなか簡単に変わるものではない。
だが、子どもらのことも含めてたくさんの人々に支えられながら得たこの「悟り」を
例えばこの先、自分がいっぱいいっぱいになって切羽詰った時ほどよほど思い出して
なんかこう、ウインクのひとつでもしてみるかな、と、私はなんかそう思った。





余談だが、

今日CTの検査に受けに行った時、検査書類を貰いに病棟に寄ったらヤマナカさんに会った。

ヤ「りちさんおかげんいかが~?」
私「はい、お陰様でw入院中は色々ありがとうございました」
ヤ「今日は~?…あ、CTね~」
私「はい、これから行ってきます」
ヤ「ね~。お肌もツヤツヤで~。いいことね~。皆さんも、お元気~?」
私「はい、元気です」

つーかお肌ツヤツヤならあんたのほうがツヤツヤだろwてかおめ化粧品どこ製だよw
てか「皆さん」とか濁して言ってるけどどうせ概ねかっちゃん(彼氏さん)のことだろーがよwww



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  1. 2009/11/12(木) 23:54:34|
  2. 闘病?ネタ

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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