どんつきを右に曲がって左のかどっこ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「ありがとう」 (兄貴のライブ)

「ママ~!ナナに借りてる本の背表紙、ももが無くしたーっ!」
「ももちゃんちゃうもん!ももちゃんみたとき、もうなかったもんっ!」



「あんたらなんでいっつも出がけ(注*)になってそうなんや!?」


注* 出がけ=関西弁。出かける間際、の意。


ってなわけで、タクシーでそのライブ会場に駆けつけた時には、もう兄貴のライブは始まっていた。

だが、逆にちょっと遅刻したことで私の異常な緊張は少し解け、
「相方さん(兄貴の歳の離れたお姉ちゃんの息子さん=兄貴の甥っ子)、けっこう男前やん」とか
「てか兄貴のあの、陽水さんと民生さんを足して割ったような髪型とヒゲは色々大丈夫なんか?w」とか
そんなとこもチェックできるぐらい落ち着いて観る(聴く)ことが出来ました。

照明を落としてある会場を、目をこらしてざっと見渡したら、
元・会社の同期のショウちゃん一家(嫁は元・直属の後輩&娘と息子)が来てたので、
ショウちゃんとこに行って、「よ。」と小さく声をかけたら
ショウちゃんも「ああ」と小さくうなづき、私は席に戻ってライブを観て(聴いて)いた。
あと、私が新人の頃の教育係だった女主任さんらしき人?の後ろ姿も見えた。
しばらくして、私に気付いた兄貴の嫁さん(元・同期)が「りっちゃん」と言って
いちごとももになんかお菓子を持ってきてくれて、私は「おう、ありがとー」って言うて
兄貴の嫁さんはすっと席に戻り、私もまた兄貴のライブに没頭した。
途中、確実に元・同期のひらちんらしきやつが通路を歩いていたが、
私は兄貴の歌を聴いていたのでひらちんには声をかけず、ひらちんもまた声をかけてこなかった。


「なんか、やっぱこの仲間いいなあ」と、私はふと思った。

もちろん、みんなと会うのはそれぞれ久々なんですが、
これを懐かしい仲間・気のおけない仲間らと集うイベント的なものとして


「え、なになに~?」
「ちょー、あんた元気してたんか~!?」
「わっはっは!!!アホやこいつwww」



とか、なんかそんなんがしたいからじゃなくて、
みんな、「兄貴のライブを聴きたいから、今日ここに来てる」のであって、
それをいちいち言葉にしなくてもみんながその思いを共有してる、
「この仲間の空気」が、なんかめっちゃいいなあって思ってね。
そんなトークは、兄貴のこのライブが終わってからでも充分出来る。
それよりも今はみんな、もう、兄貴のライブが観たいし聴きたい。

そしてそれはうちらの身内に限らず、そこにいる観客全体がそんなムードで、
「今日ここに来てる人はみんな、兄貴とシュウヘイ君の歌が聴きたくて来てるんや」
なんか「この会場にいる仲間、なんかもうめっちゃいいなあ」と、私は思った。

そしてひとつだけ言えることは、
そういう仲間(ファン)を持ってるっていうのは兄貴とシュウヘイ君の人徳やねんな。





さて。まあそんな感じで。

ちょっと「ライブ・レポ」みたいなことも書いておきましょうか。


一言では決してまとめきれませんが、無理から一言でまとめて言うと、「味のあるライブ」でした。



今から約15年ほど前、

反骨精神剥き出し丸出しのバリバリのロックンローラーで、
ステージでユニオンジャックの旗を振り回して大暴れしていた


そんな兄貴が、アコースティックライブをやると言い、さらに、


まさかそこで、「愛の歌」を歌う


とは夢にも思っていませんでした。


いや、確かに、
十年前に自分の結婚式の披露宴で新郎自らギター弾いて斉藤和義さんの歌を演ったりしてはったんで
兄貴の中では「そんなふうな、愛へのピュアな想い」みたいなものも、
実は当時から少し兄貴の根底にはあったのかもしれないが、でも兄貴は


「そんな(女の腐ったような)歌、誰が歌うかボケ!」

っていうような人だったんで。




今になって「愛の歌」を歌った兄貴が歌の合間のMCで

「若い頃にこういう歌が流行った頃は(僕はロックンローラーだったので)ふ~ん…(そんなぬるい歌?興味ないわ)って感じやったけど、今この歳になって改めて自分の中にマッチしてきたようなところもあって~」

っていうような話をしはったんですが、
それらの愛の歌を今この歳になって兄貴が歌ってくれるのを改めてこの歳で聴いてた私も
「(今この歳になって聴いたら、改めて自分の中にマッチしてるなー)」って思いながら聴いてたんで、
今やし兄貴が歌う歌、今やし私が聴く歌、+兄貴がMCで話したトークが、なんかもうごっつバシッと響いたんですよね。


「兄貴、それごっつわかりますわー」って。


りっさんまた何言うてるかわからんか?



例えばそうですね~~~。


ハタチそこそこの男の子が言う

「はぐれた時間の隙間ならきっとすぐ埋まるよ。ためらいのない想いが甦る」
「全てのことを受け止めていきたい。ずっと二人で」

とか、と、

40才の誕生日を迎えた男性が言う

「はぐれた時間の隙間ならきっとすぐ埋まるよ。ためらいのない想いが甦る」
「全てのことを受け止めていきたい。ずっと二人で」

では、その重みも深みもやっぱ違うじゃないですか?



って書きながら今ひとつだけわかったことは、「だから、か。」

だから私は、小田和正さんの歌は「女々しい」とは思わなかったんだな、若い頃から。
何故ならば、私から見た小田和正さんは「おっさん」なので、そんな重みや深みを背負っている「おっさん」が


こんなに切なくなるほど 人を好きになれるんだね


とか、そんな歌(愛のメッセージ)を小田さんが発しはることを、(若い)私が当時から「深い」と受け止めたのは、
(若い)私が小田和正(というおっさん)の「重み」や「深み」に想いを馳せるプラスαもあったんかもしれんですね。




話戻って。



兄貴が「今になって(今だからこそ?)歌ってくれる愛の歌」を聴きながら、私は彼氏さんとのことを考えていた。

いつか二人が離れることになっても僕は君を愛してる…というような歌を聴きながら
正直、ちょっとだけ泣きそうになった。

「付き合ったー」「でも別れたー」が、いわゆる「いつか離れる」だった若い頃と違って、
もうこの歳になると「いつか離れること=死」がちょっとまあまあリアルなんで、
いつか二人が生命ごと離れることになってもまだ、私はこの人を愛してる・・・ってやっぱ思うんかもな、とか思ってね。



「じゃあ、また十年後にお逢いしましょう(笑)」と言ってライブを閉めた兄貴をカッコイイと思った。


十年後の兄貴のライブが、またしても一転、「演歌ライブ」とかやったらまた私はビックリするけど、
兄貴にはもうずっといつまでも「予測不可能」「一筋縄ではいかない」、そんな人でいてほしいです。


兄貴、「ありがとう」。

スポンサーサイト
  1. 2010/06/01(火) 02:50:34|
  2. ツレネタ

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター


無料カウンター

月別アーカイブ

よりかね(双子) です。

クリックしたらなんかしゃべるよ。

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。