どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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「○○な、おばあちゃん」になりたい。

さて。

毒づくのも嫌になるぐらいの、連日の猛暑ですね。


さて。

生前、オカンがよくこんなことを言っていた。

「私は歳いったら、かわいいおばあちゃんになりたいわ」
「はいはい~言うて、いっつもニコニコしてるかわいいおばあちゃんになりたい」



オカンはうちら幼い三人姉弟を育てながら、自分の母親と祖父母の自宅介護をずっとしてきた人で
あんまり介護経験の話はしなかったが、時折聞く話だけでもま~~~相当凄まじい生活だったのが想像できた。
歳いって頑固になってるところに体が思うように動かない苛立ちを全部ぶつけられてきたのがほんま辛かったんでしょう。
「自分が歳いったらかわいいおばあちゃんになって、ずっとあんたらや孫らと仲良く楽しくしていたい」と、
オカンはそんなんをちょいちょい言うてました。

うちのオカンは重めの病気を持ってたんで、私はその「願い」を聞くたびに若干切なくなったのだが
「オカンはどう転んでも偏屈ババアにはならんと思うで。その点ではオトンのほうがだいぶヤバイやろw」
「オカンは80才の誕生日にバンジージャンプをしてみたい!とか言い出して孫らを泣かせそうやなw」
とか、そんなんを私は笑って言っていた。

結局オカンは「歳いってかわいいおばあちゃん」になる前に49才の若さで亡くなってしまったんですが
最近、私はオカンがあの頃よく言っていた「そのこと」がちょっとわかるようになってきた。



さて。


こないだ、なんか明るみに出たじゃないですか。
家にいながらにして30年間家族にも会わずに自室に閉じこもってミイラになってたおじいちゃんの事件。


てか、なんであんなことが起きるの???


自分に置き換えるとそんなんが成立する、それをうまくやれるとは私には到底思えないです。

例えば、私が
「明日からママは死ぬまでこの部屋に閉じこもります。誰にも会わない。よって絶対部屋の戸も開けるな」
と言うたとしますよ。




いちご・もも「(ぽかーん)」



いちご「お仕事はどうするん?」
私「辞める」
いちご「ハア?バッカみたい!買い物は?病院は?」
私「全部しないし全部行かない。閉じこもるから」
いちご「えーっwwwそんなんもうヤバってるしねwww」
もも「よーし、ももちゃんもママといっしょにとじこもる!ママあけてー、ももちゃんもとじこもります♪」

だがそれがママの笑いの新ネタではなく本気の決意だと、いちごとももが気付いたら、
まず始めに、ももが多分「ママしんだらいややー」とか言って俄然泣きだすだろう。
そしていちごは「ももがパニクったから、私がなんとかしなくちゃ!」とか思って、
多分彼氏さんに「ママがこんなん言うてるねんけどー」と電話(援軍要請)をするだろう。
で、多分彼氏さん登場。

彼氏さん「りちー?どうした~?」
私「うるさい!私に話しかけるな戸も開けるな開けたら別れる」
彼氏さん「ちょwww…とりあえず、お昼ご飯食べようよ?俺、なんか作るよ。何が食べたい?」
私「ぎょ、餃子……いや、いらん何もいらん何も食べたくない」
彼氏さん「ん~~~~困ったね……」

そしてさらに事態が長引きそうなら、
多分彼氏さんは私のツレらに「りちが、なんだか反抗期なんです(苦笑)」とかそんな報告をするだろう。
多分真っ先に報告するのは、私とも彼氏さん自身とも交流が深く何かと相談しやすいミニャととみぃ。
で、多分ミニャととみぃ登場。

ミニャ「りちコラいいかげんにしろw…てかさ、あんた(彼氏さん)がもう戸ぶっ壊して引きずりだしたらええんちゃう?」
彼氏さん「いよいよ最終的にはそうしますけど、今はまだ…」
とみぃ「てか、踊る大捜査線のビデオを大音量で流したらそのうち出てくるんちゃ~う?w」
ミニャ「(子どもらに)君たちはお昼ご飯は食べたんか?」
いちご「K兄(彼氏さん)が作ってくれるって」
とみぃ「じゃあみんなでどっか食べに行く~?せっかくやし♪」

私、多分、「せっかく、ってなんやねんw」とツッコみたくて、思わずちょっとだけ戸を開けてしまう。
それを多分、天の岩戸宜しく彼氏さんミニャとみぃに一斉にガーっと開けられ、私は身柄を確保される。

いちご・もも「ママぁー!!!(と抱きついてくる)」
私「(いちごとももを、ぎゅううっと抱きしめる)」
ミニャ「あんたな~~~!!!アホか!!!」
私「すまん…」
とみぃ「閉じこもりたいお歳頃♪やったか?wでもそれはあんまり楽しくなさそうやしもうやめときw」
私「うんもうやめとく。ほんますまんかった」

彼氏さん、多分私の頭を「ポンポン」か「よしよし」ってする。

私「(口パクで、ごめんなって言う)」




終~了~。



と、概ねなんかそんな感じで、そんなことは成立しないと思うんですね。
っていうかそもそも子どもらを放置して親の私がそんなんするわけがないんで、
だからこれはほんまに「例えば」の話なんですが、それが成立しないであろうことは確か。


ではなんであのおじいちゃんに限ってはそれが成立してしまったのかと言うと私が思うに、

「言い出したら聞かへん人やからもうほっとこう」

って、家族や周囲がなんかそうなってしまったのじゃないかと。


私は当事者や関係者じゃないんで実際のところはわかりませんけど
私が思うに、そのおじいちゃんは家族の中でかなりの威圧感がある人だったんじゃないかと。
もっと言うたら、そのおじいちゃんになにか逆らうのがもうほんまに怖かったんじゃないかと。
まあそれはある意味、「子どもの引きこもり」が家庭内で成立してしまうのも同じ感じかもしれんですね。
「叱ることでもっとひどいことになって外で暴れたり自傷行為とかされたら困るからそっとしとこう」みたいな。
要は、「逆にビビってしまってる」わけですね。あと、ある意味「現実逃避」もちょっとあるのかもしれん。
自室に閉じこもってる=自分の視界には入らない、ので、その問題をいわば先延ばしにしとくみたいな。


話戻って。



「人が死んでるんやで!」

っていう感情(論)に、人間は、特に日本人はいかんせん弱い。
それが日本のいいところでもあると私は思ってますし、私はそんな日本の感性が好きだ。
だが、あの事件後のワイドショーや一部ネットの白熱議論を見ていると
「おじいちゃんを30年かけてミイラにした犯人探し」みたいな感じにそれはなっていて。

「おじいちゃんが会いたくないと言ってる」という家族の言葉を鵜呑みにし続けた民生委員が悪いとか、
その民生委員の報告を受けてたのに生存確認をしなかった役所の人間が悪いとか、
家族がおじいちゃんの30年間の年金を不正に受給するためにあえてミイラを隠蔽してたんだろとか、
こうして日本をダメにしたのはダメな政治家の責任だ、だからもう全員辞めろ仕切り直しだとか。



あの、ちょっとしゃべらせてもらっていいでしょうか?



私は幼少の頃から「死んだ人の悪口は言うたらあかん」という躾を受けて育ってきました。
「死人に口無しって言うて、死んだ人はもう思いを伝えることすらもできないんや」と。
「だから、生きてる人間が死んだ人に対してあーだこーだ言うのはしたらあかん、無粋なことなんや」と。


でも、あえて言う。
今もう、あえて私は言わせてもらう。



あの事件は
「家にいながらにして30年間家族にも会わずに自室に閉じこもってミイラになったおじいちゃん自身」
が、なんかもうあかんやろそれは根本的にと私は思うんです。
家族にも知人友人にも「それを止めさせること」も決してさせないまま、
「自分はミイラ(即身仏)になるのだー」とか、最期まで好き勝手すぎ。
自分が上手くミイラになるのを黙って見過ごし続けんならん家族のこととか考えましたか?
いや、絶対考えてへんやろ?だからそんなことが出来たんですよね?って思って。

あのおじいちゃんはこれまでずっと「ワンマンプレー」をやってきたんとちゃうかな?って、私はそう思います。
だから今はの際ですら「どうせ(この人は)何言うても話聞かないやろ」と、
なんかそうして「家族にすらもう放っとかれること」になってもしまったんちゃうかな、と私は思う。


そんな私がひとつだけ思うことは、

「あのおじいちゃんは一体何と戦ってはったんやろう?」と。
意固地はほんま、損ですよって。
腐っても鯛であるべき先人がミイラになってしもてどうするんですか。




話だいぶ戻って。



オカンは生前「かわいいおばあちゃんになりたい」と言っていました。
そして私も最近、なんかその気持ちがわかってきました。
だが、私はオカンとは違う夢を描いている。

「歳いっても、なんかおもろいおばあちゃんになりたい」
孫に、「おばあちゃんと笑いのコンビ組みたいw」と言われるぐらいおもろいおばあちゃんになりたい。

みなさんはどんなおじいちゃんおばあちゃんになりたいですか?



今日は毒づかないと決めていたがやっぱちょっと言わせてもらいます。

あの事件が発覚した以降、やっと各自治体が超高齢者の生存確認作業に踏み込みだしたようですね。
さすがに日に日にこれだけの数の所在不明者が出てきた今、私がひとつだけ言いたいのは

平成に入ってから少なくとも毎年2000人位ずつ100才以上の人口が伸び続けてる時点で
「なんかこれ、ちょっとおかしいんちゃうか?」って、誰かそこ気付いて真剣にチェックせえよ!
数字だけ見てまんま入力してるだけで人のことなんざ全く見てないからこんなことになるんちゃうの。
会社勤めの人間がこんなチョンボしたら普通に飛ばされますよっていうか普通に有りえない。
「得意先の担当者が面会してくれませんでした」言うてノコノコ帰ってくる営業がどこにおんねん?って。
ほっとかれるほうもほっとくほうもアレだが確認を怠るほうもなんかアレ。
一方でそんなええ加減な仕事しといて「日本カネないから消費税上げる」とかなんか納得できひんわ~。
行方不明者放置のまんま何十年と出してたカネをいっそ役人と責任者の給料から天引きしてほしいぐらいだ。
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  1. 2010/08/05(木) 03:01:49|
  2. 思うこと(「生きる」)

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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