どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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末は博士か大臣か?・2

さて、 この 続きです。


今回のももの取り組みのテーマは「洗濯物の色によって乾き方の速度や熱の吸収に違いが出るのか?」

ちなみにそれをももが調べようとした動機は
「ママのおてつだいでせんたくものをとりこんでるときにほんわりあったかいふくとひやっとつめたいふくがあって、なんでだろうとおもったから」
らしく、私は
「へー。そんなこと考えながら洗濯物取り込んでたんや~?」と思った。
毎日の家事がいわばやっつけ仕事になってる私にしたらそんなん気付くこともないが
子どもってやっぱ大人よりゆっくり時間が流れてんのかなあと思った。
そういや30過ぎてからやたら一年が速くなった気がする。
それこそ小学生の時は遊んでも遊んでもなかなか夕方にならなかったけれど。
…と、しばし感傷に耽りながら、もものその実験プランを読んでいたら
彼氏さんは黙々と「先生のご指導のもと、ももが考えた準備するもの」を用意し始め
色違いのTシャツ数枚を風呂場で濡らして洗濯機で脱水などしており
まだ出番ではない書き物担当の私は半分寝ぼけながらそれをボーっと見ていた。
彼の中ではもうこの実験の全容が描けているようで、
ハンガーに吊るしたTシャツを等間隔に干していくもものバックショットを撮影したりしながら
「もも、見てごらん。おひさまが当たってるところと、屋根の影になっているところがあるね」とか
後々のヒントになりそうなことをちらっと言ったりしていたので「ああ、やっぱ先生だなあ」と思った。

彼「(私に)でさあ、何分おきに調べるかなんだけど、3時間で乾くとして10分間隔だとそんなに違いが出ないかもと思うんだよね。15分か20分おきが妥当かなあ?どう思う?」


私が正直ひとつだけ思ったことは 「てか、細けえw」

だが彼はさらに細かいことに「実験に必要なデジカメとか取りに帰ってくるよ」と帰宅した際に
調べる時間の間隔が狂わないようにと、ご丁寧にキッチンタイマーまで持ってきていたので
理系の人とはやっぱもう頭の仕組みが根本的に違うわ、と私は思った。
というかそれは理系文系というより「マメ」「ずぼら」という性格的な心の仕組みの違いかもわからんが。
よって私が

「てか、最初30分間隔ぐらいで計って、ちょっと乾きだしたらそこからはもう一気に乾くやろから途中から10分間隔に変えたら?」

と言ったら、彼はその場でフリーズし「アンタなに言ってんの…?」という目で私を見た。

私「…っていうのはダメ…ですよね?」
彼「それは絶対ダメだね…。(何たらかんたら←言葉忘れた)の定義を揃えないと実験にならないし」
私「てかもう実験部分はかっちゃん(彼)に任せるからなんかうまいことやってください」
彼「うんわかった」


まあなんかそんな感じでキッチンタイマーが鳴るごとに彼氏さんが
「もも、時間だよ」とももに声をかけ、ベランダでTシャツをあちこち触りながら二人はなんかしていた。
そうして溜まっていった「ももの発見メモ」を見ながら私は頭の中で文章構成を始め
まだ結果も出てないうちから私の中では「この研究のめあて」から「最後のまとめ」がもう出来てしまったのだが
「3時間ぐらいで乾くだろう」という彼の予想を裏切って
本気を出した真夏のおひさまはものの1時間で綿のTシャツを概ね乾かしてしまい、
それが理科好きの彼氏さんの何かを触発したようで
「まだ陽が高いから、トレーナーとか色々な素材を使ってもうひとつ実験をしてみる?」とか言い出したのだが
衣装ケースの中に仕舞いこんでいる冬物のトレーナーを引っ張りだすのが明らかにめんどくさかった私は
「いや、それはこの実験を終えての次回のテーマという形でまとめに使わせてもらうわ」と言って
もう早速、ももに実験のまとめの執筆作業にに入ることを提案し、
実験内容を順追って整理して書かせながら、さらにももの思いや考えを引き出し膨らませつつ
「実は大したことないことなんやけどさも大きなことをしたようにも魅せる文章のテクニック」などを伝授した。

小さな手で「かきかた鉛筆」を握って、熱心にまとめを書いている姿に私は心を打たれて、
「ももちゃん頑張るな~。ママ、こんなに勉強してるももを初めて見て、なんか感動しちゃったよ」
と言ったらももは

「ももちゃんいちにちでこんなにいっぱい字をかいたのははじめてー」


「あー、ちょっとそろそろアイスとか食べたほうがいいかもしれんな~」 



と、誉めてもらったドサクサに紛れてそんな「あわよくばアイス」を仕掛けてきたので、私は笑った。



 「いや、それとこれとは話が別w」



「物書きながらアイスなんか食べたら集中は途切れるわ原稿はベタベタになるわでいいことなしや」
「ももは今、いい波に乗ってるよ。だからこのままもう書き上げてしまおうや、いけるとこまでもういこう」 
と、そんな「作家さん」と「作家さんを励ます編集(担当)者」のようなやりとりの中、
ももが書き上げた夏休みの理科の自由研究は
「到底小学一年生が書き上げたとは思えない、B4用紙述べ20枚にも渡る壮大な作品(論文)」
になってしまった。


私「てかこんなんもうほとんど親が引っ張ってるってバレバレなんだがいいのだろうか…」
彼「てか低学年の子どもの自由研究はほとんど親が引っ張ってるのはこっちも(先生側も)わかってるし…」
私「ですよね…ってそもそも先生が『しっかり見てあげて』って言わはったことに応えた結果がコレなんやから、逆にこれで怒られたら私はもうどうしたらいいか……」


てな感じで、ももの夏休みの理科の自由研究は夏休みに入ってすぐの一週目でもう完成しました。
あとは、彼氏さんが撮ってくれたデジカメの写真をプリントしてもらって要所要所に貼るだけです。


いちご「原稿用紙20枚にまとめ書いたぐらいで誉めてもらえる1年生はいいよなあ~。いちごが20枚ぐらいで終わったら絶対先生に、もっと深めなさいって叱られるわー」
私「そら君はもう6年生なんやから1年生と同じレベルのことしても誉めてもらえへんのはしょうがないwじゃあ逆にいちごも、お洗濯物の乾き方の実験♪する?」
いちご「せえへんわwww」

あ、ちなみにいちごが今回「夏休みの理科の自由研究」で取り組もうとしていることについては、
私はもうほんまに何もかもわかりません。
逆にいちごからも「ママ手伝ってな、教えてな」などとも全くもって言われていない。
恐らく理科についていちごは私をすでにもう完全に見くびっていると思います。
その得体の知れない実験で使うらしい、名前すらも聞いたことのない道具について
「どこになら売ってると思う?」という相談も私を飛び越えて彼氏さんに直接していたようなので。


「正直、助かった(爆)」



とまあそんな感じで寄り添った、「ももの夏休みの理科の自由研究」。



私が「理科好きになりそうらしいもも」にひとつだけ思うことは


ついていかれへんママのことを置いて、もうどんどん何処にでも行け。


それはいちごの「陸上」に対しても、私は同じことを思ってます。


「子どもがこれに興味を持った、だから親の私もそれを勉強しなくちゃ!」とは私はならない。
何故ならば、私は君らを「一人前の一人ぼっち」にすることを目標にして君らを育てているので
君らが私の手元から離れていけばいくほど、とても凄く寂しいけどそれはとても凄く嬉しいことなのです。


「末は博士か大臣か」


親馬鹿の勘違いを巧みに表現した、いにしえより伝わるこの言葉に私が思うことは
親は子どもが出すその結果(この子が博士や大臣になること)を本気で願って求めてるんじゃなくて
子どものその姿(こいつもしや博士や大臣にもなるんじゃね?w)を見てるのがなんか嬉しいんだと私は思う。





余談だが。


「シングルマザーが子どもを見殺しにした事件」がワイドショーで大きく報道されるたび、
親戚の伯父伯母から野菜やら明太子やら蒲鉾やらが、なんやあちこちから一斉に送られてきます。

私は幼少の頃よりオカンから、
「人様から何かいただいた時はまず届いたことの報告と贈っていただいたことの御礼を言って、それから封を開け、それが食物ならそれを美味しくいただいて、ご馳走様でしたと二度目の御礼を言いなさい」
とさんざん躾られてきた。

よって、普段はいちいちの近況報告や「元気~?」といった類の雑談電話などは一切しないのだが
そうして親戚からなんか送られてきた時には、それが届いた日にすぐさま電話をして
世帯主の私が代表でまず御礼を言い、順にいちご・ももにも自分の言葉でその御礼を言わせ、
続けて、いちごとももは伯父や伯母と「最近学校であったおもしろかったことw」などの話も続けてするので、
伯父や伯母にしたら、なんかそのことできっと「とても安心」をするのだろうと思う。


おっちゃんおばちゃん、私は大丈夫やで。

確かに、シングルマザーになった当初は
「自分が全部やらんとあかん。何故ならば、私がこの子らの生涯の全責任を担う唯一の人間なのだから」
と、そうして必死こいて頑なにやってきたこともあったけど、
「やっぱどうしてもできひんことがあるから助けてほしい」って、
子どもらのことを守るためならもう恥を忍んでお願いする、そんな図太さも身につけたから。

私には、
「完璧な人間なんかそんなもんおらんおらんwww」って言うては笑いをくれるええ仲間がいて
「この子らの笑顔や寝顔をこうして今日も見れることが幸せ」って心底思う親心があるので。

だから、おっちゃんおばちゃん、私は大丈夫やで。


「シングルマザー」のククリで、変に心配せんといてや。
貧乏暇なしですが、なんか明るく楽しく母子家庭やってますよってw
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  1. 2010/08/07(土) 02:28:58|
  2. 家族ネタ

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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