どんつきを右に曲がって左のかどっこ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

走馬灯エディター

さて。

今日は町内の子どもらを連れて映画に行きました。
夏休みの子ども会行事です。今年は地域委員なんで。
相棒のよっちゃん(もう一人の地域委員で小学校の時のツレ)が
我が息子を含むトイストーリー希望組(ほとんど男の子)を連れてくれたんで
私は、いちごとももを含むアリエッティ希望組(ほとんど女の子)を連れて行った。

借りぐらしのアリエッティ

まだ観てない人に悪いんであえて詳しい内容は書かないが、
ひとつだけ言えることは

高所恐怖症の私には、「借りぐらし」はできない。


あと、内容書かないと言いつつ書いてまうけどラストが「えっ?」って感じでした。
「えっ?これで終わり?」みたいな。
ジブリ作品ってけっこうそういう、ストンと綺麗に落とさない(?)みたいな終わり方する作品が多いと私は思うが
だいぶ前に、ジブリ好きのあーちゃんが
「ジブリ作品は実はめっちゃ奥が深くて複雑な話(原作)を、子ども用に易しくしてあるんや」
みたいなことを言っていて、だからこのエンディングも子どもらの中ではちゃんとオチてんのかなあ?と思ったが
同じ映画を観て私だけがわからない(引率の大人は私だけ)のもなんか悔しいので
帰り道で子どもら相手に「君ら的にはラストはあれでOKなん?」と答え合わせをしてみたら
結構な数の子らがどこか物足りなさを感じたようで、それこそネタバレになるので詳しくは書かないが
「おおっ、それいいやん!自分将来映画監督になれるで!」っていうぐらいラストシーンのアイデアを出した子もいた。
ちなみにももは「らいねんつづきのおはなしをやるかもね♪」と言っていたがそれは多分ないよ、もも。
よしよし、なんかかわいいね(はあと
あと、本編が始まる前の近日公開映画の予告ラインナップでちょっと観たいと思ったのがあった。

ハナミズキ

こう見えて(どう見える?w)私は純愛モノがけっこう好きでっていうかどっちか言うともうラブストーリーは、
女がなんかはっちゃけキャラなコメディ路線より、ガチガチの純愛モノが好きかもしれない。
若い頃はそれこそロンバケの「結婚したら朝倉みなみ~(山口智子)」とか、かなり好きやったんですが
朝倉(葉山)みなみの年齢をとうに超えてしまった今となっては逆に見てて痛いというか
いや、ロンバケの場合は見たら見たで当時の感覚にまた(いい意味で)戻って見れるんだが
今、新作で朝倉みなみみたいなキャラのヒロインがはっちゃける作品を見るとなんかもう痛々しくて見てられないと思う。

ハナミズキの予告編はなんかめっちゃ良かったな~。素直に観たいと思いました。
あれ、倦怠期のカップルとか十年二十年選手の夫婦とかが観るといいかもしれないですよ。
あと、友達以上恋人未満(死語?)をずっとやってる人らとか。
逆に、付き合いたての手探り状態の恋人たちにはあまりオススメしない。
映画終わった瞬間、彼女が昔の恋人の元になんか走り去ってしまうかもしれないので。

てか、映画の予告編ってほんまよう出来てますよね。
特に映画好きでもない私が観ても「あ、これ観たい」と思うもんな。
まあそらプロのエディターが「本編を観たくなる」ように創ってはるんやから当然なんですが。

と、そうした「予告編」を観るのも好きなんですけど、私が最も好きなんは実はエンドロールなんですよ。
本編の最後にスタッフクレジットがダーって流れていく中で流れるあの映像が、映画の中で一番好きなんですね。


エンドロールって、観ててなんかもう熱くなるんですよね。
エンドロールには「自分ら(スタッフ)はこの作品をほんまに好きで創ったんです」っていう、
いわば「お客様向けの本編」には覗かせないような、スタッフ(裏方)の鼓動みたいなものが見えるんですよね。
よって、ドラマにしろ映画にしろ、実は私は本編よりもエンドロールが一番好きなのだ。
ただまあ連ドラの場合は「どの回の最後に観ても(全体的に)馴染む」ように創ってはると思うんで
「これは新しいやり方(技術)やな」とか、そういう新発想の部分でスタッフの鼓動を感じるんですが
短編ドラマや映画の場合はもうダイレクトにその作品に込めたスタッフの想いがガツーンとくるんで。



もう十年近く前になるが、「映画」を創ったことがあるんですよ。


ツレが子ども産む時に出産ビデオを撮って編集して、贈った。
モノを書くことは好きでやってたが、それを映像に仕上げるのは監督さんやエディターさんの仕事やと私は思ってたんで
「書いて、撮って、繋ぐ、を自分でやろう、やりたい」と思ったのはそれが初めてだった。

まだツレの子が産まれてない、お腹にいるうちからその企画が(私の中で)持ち上がったんで、
予定日に向けて陣痛待ちをしながら、絵コンテ作って、もう撮れるとこから撮って行って。
この私が創るんやから、ただの出産記録ビデオではなんかおもろないと思ったんで
どうせやったらもうその子(産まれてくる子ども)のルーツから追ったろうやないかと思って。

ただ、当時は初期のデジタルビデオカメラが一般に普及し始めた頃で、
Hi8式のホームビデオカメラでも10万近くとかしてた頃なんで、
ルーツ追う、言うてもそれ以前の映像とか当然残ってなかったからどうしようかと思い、
逆に、ええ感じのBGM流して静止画で繋ぐのもアリなんちゃうか?と閃いて、
ツレと旦那さんのそれぞれの赤ん坊の頃の写真から幼少期の写真から、
交際中の何気ない写真からデート先で撮った写真、結納や結婚式の写真に至るまで、
プライバシーの侵害上等でアルバムごとごっそり借りて、その膨大な中から素材を厳選して撮って繋いだ。
このアナクロ具合が逆にこの子が大きくなった時に親子で話のネタになるはずとそう信じて、もう行くと。

メインの出産シーン(てか陣痛シーン)の撮影はそのツレの双子の姉に頼みました。
私は当時3才の子持ち(いちご)で、しかも一ヶ月半後には関東に引越すことが決まっている荷造りの最中で
よって、ツレの身内であり当時独身でわりとフットワークの軽いそのツレの双子の姉に頼んだ。

「っていうかそんな中でなんでその企画が自分の中で持ち上がってんwww」

っていう話なんですが、実際、引越のダンボールにまみれながらそれを創ってたんですが、
もう一言で言えば、

「私は今どうしてもこれを創りたいと思ったから」


話戻って。


そうして完全に巻き込まれてしまった感もあったそのツレの双子の姉に私は
「どこをどう使うかはフィルム見てから考えるから、尺とか考えんともうずっとずっとカメラ回し続けてくれ」
って言うて、「リアルに姪っ子が産まれるそのツレの姉」も次第にテンションを上げてくれて
私が依頼した陣痛シーン以外にも、その産婦人科の外観とか館内の様子とか装飾品とかも撮ってくれていた。

ちなみに明日そのツレ姉妹と主人公(子ども)に久々に会うんですけどね。朝、起きれるかな?w


話戻って。

ただ、そのメインの撮影でちょっと問題が起きてしまって。
そうしてツレの姉が寝ずに撮ってくれたテープ3本分の音声が、もう丸っぽ使えなかった。
なんかツレのカメラの録音機能が痛んでたみたいで、ノイズがひどくてクリアな音声が取り出せない。


「ちょwこんなんもう致命的ミスやんか!」

「てか本番前に適当になんかリハ撮りして一回ぐらいランスルーしといてくれよ~」



だが、明日か明後日か、はたまた一週間後かに陣痛が来るかもしれない緊張状態にあったそのツレや
「妹に陣痛が来た」と言う連絡を受けて、もう自分の生活の何もかもを置いてまでこの作品のために
むしろ旦那さんよりも先にカメラを担いで現場入りしてくれたそのツレの姉に対して私はやはりそれは言えず、
「大丈夫、なんとかする」と笑って言いながらも、心の中ではもう半泣きっていうか全泣きだった。

あらゆる手段を駆使して音声を取り出そうとしたがやっぱ音響の素人にはどうしても無理だったので、
本職のサウンドエンジニアの友人(ツレ、でなく、あえて友人)に「なんとかなりません?」と泣きつき
「君が俺に連絡してくる時はいつも泣き顔やなw」とか言われつつ、かなり頑張ってもらったんですが
「上からノイズが被ってるだけならノイズ消したらしまいやけど主音そのものが欠損してるからこれは無理やわ」
と、サウンドのプロから見てもやはりその結論に達した。

私「ここがメインやから、ここの音がないとかなり厳しいんです」
彼「でも映像は生きてるんやから、ええ感じのBGM流して映像繋いだら?」
私「それはもうやるんですよ、これこれこうで~(ルーツ部分)。だからやっぱメインには生音入れたい」
彼「でももうその音は録れへんねんから、物理的に。あとはこの映像を生かす音を描いていくしかない」
私「作曲しろってこと?無理ですよ!私、音楽センスないもん!○○さん(彼)創ってくださいよー」
彼「俺に曲の発注したらカネ取るぞ?…っていうか仕事じゃないからこそ今君は燃えてるんじゃないんか?」
私「そうです」
彼「ほな、俺が助けてやれることはここまで。その友達にしても、そういうクオリティを求めてるならプロに発注するやろ。いい意味で、趣味でやれ。君と友達と産まれてくる子にとっていい作品が出来ることを祈ってまっせ」
私「わかりました。お忙しい中ありがとうございました」


ってなわけで。


悩んで悩んでだいぶ悩んで、テープ3本分のフィルムを見て見て見倒してイメージを高めて、
色んな曲を聴いて聴いて聴き倒して私がそのメインのBGMに選んだのは、
劇団四季のミュージカルの「ライオンキング」の曲(Circle of Life)でした。
じわじわ盛り上がってくる曲調が私の編集したい陣痛出産シーンのそのイメージに合ってたのと
その曲が描き出す「生命の繋がりと、生きとし産まれる逞しさ」みたいなものと、
苦しい陣痛の中で子どもを産もうとしているツレの「その逞しい姿」がもうバシッと合うたんで。
そうしてマックスまで盛り上げて、旦那さんが「産んでる部屋」に入るとこで一旦バンっと切った後、
一点、ハクナマタタ(同じくライオンキングの曲)に繋いで、子ども誕生後は軽快にポップに仕上げた。

余談だが、でもやっぱちょっと生音も入れたかったんで
ツレには完全に内緒で、ツレと、ツレの旦那さんのそれぞれご両親にインタビュー撮影を決行した。
「このことはマジでもう絶対に内緒で」とさんざんお願いしたその空気をご両親も汲んでくださったようで
仕上がった作品で初めてそれを見たツレが「いつの間にw」と本気でビックリしていたので「勝ったw」と思った。


と、そんな感じで私が創ったその一時間近くにも渡るその「映画」の中で
私が一番ノリノリで編集してたのは、実は「エンドロール」だった。
本編を必死でやったからこそエンドロールに愛着が持てたんかもしれませんけどね、逆に。


MCハマーに扮して踊ってくれた仲間が真っ黒なドーランを上半身の半分だけ塗ってリハしてるところや
パフィーに扮してミニコントをしてくれた仲間が私の演技指導を真剣に聞いているところや
オープニングエキストラで「たかが3秒のカット」にNGを連発してふてくされたいちご(当時3歳)の横顔や
子どもを産んだばかりの妹を今愛おしく撮っている姉を、そのさらに後ろから私が二人を撮ったカットや
「陣痛・出産の本編」には入りきらなかったけどやっぱ遺したかったその親子三世代の姿や
両家のご両親へのインタビューロケで緊張しきりだったご両親に
「今、カメラ廻ってませんよw」と嘘ついて撮ってた、孫が生まれた喜びに満ちたご両親の素の表情や
膨大なフィルムの中のそんないい表情や仕草をエンドロールで編集している中、私は正直泣いた。
この二ヶ月の間、この作品に携ったスタッフ全員がこれを創ることに真剣やったことがもうありありと解って
このチームでこの作品を創ってほんまに良かった、楽しかった、またやりたいと思った。

私がエンドロールをとても好きになったのはむしろその体験があったからかもしれない。
エンドロールにスタッフの表情や想いが見えるようになったのも、あれからかもしれない。




てな感じで、さて、ここで本題。(ここでかよ)


「人間いよいよ死にそうになった時、なんか走馬灯のように記憶と記録が駆け巡る」とか
なんかそんなんよう聞くじゃないですか?
ならばそれ(そのフィルム)、私に編集させてくれへんかなあ?とかそんなん思って。
いわば人生のエンドロールですよね。

これちょっと新しいんじゃね?「走馬灯エディター」。

ただ、いいエンドロールを創るにはやっぱ「本編」にがっつり絡まないとそれはできないんで
誰でも彼でもからはその依頼を受けることはできませんが。
やってみたいですね、「走馬灯エディター」。ええもん創るよ、泣きながら。
スポンサーサイト
  1. 2010/08/14(土) 04:17:05|
  2. 思うこと(「生きる」)

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター


無料カウンター

月別アーカイブ

よりかね(双子) です。

クリックしたらなんかしゃべるよ。

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。