どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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児童虐待に思うこと

さて。

定期的に「育児絡みの熱い記事」を書くりっさんってわりと育児熱心なんじゃね?とか思うかもしれんが
私はどこにでもいる普通のオカンです。

てなわけで今日は、児童虐待に思うこと。

こないだの大阪のあの事件は私にとってかなりショッキングな出来事だった。
職場でも、子どもを持ってるスタッフが数名いるけど、誰もあの事件のことを口にしないのは
あまりにも凄惨な事件過ぎて、もう口にすらも出したくもないんだと思う。
普通の親なら、子どものそんな姿を想像しただけで気が狂いそうになる。ってか私はなる。
だからあの母親はきっとすでにそうとう気が狂っていたんだと思うし、
「許せない」というよりも正直、「なんでそんなことが出来たのかが全くわからない」。
だから「その気持ち」はわからないが、「虐待が起きやすい状況」については
これまで十年間子どもを育ててきて少しわかるところもある。
ただ、私は学者や評論家ではないので、「普通のオカン」として思うところを書いてみます。


「真面目な人ほど育児ノイローゼになりやすいねん」
「手を抜くところ、抜けるところをうまくみつけて、とにかく、育児を一人で抱えこんだらあかんよ」

とは、いちごを産み、3歳まで育てたハイツ(京都)の先輩ママから言われた言葉で。

いちごはほんまに手のかかる赤ん坊やったんですよ。これ多分何回か書いてるけど。
夜泣きがひどくて、一時間半抱いてやっと寝かしつけても30分で起きて泣き出すし
しかも昼夜逆転ならまだしも昼も夜もその調子で全然まとめて寝てくれへんし
なんかしょっちゅう熱出すし、そのたびにひきつけ起こして救急走らんならんし
そうして熱出しては吐くわ、離乳食食べては吐くわ、なんでもないのにいきなり吐くわ、
この子はどこか病気なのか、それとも私の育て方がよほど下手くそなのか、
っていうかこの状態がいつまで続くのかと、当時24歳だった私は闇の中でもがいていた。

ちなみに私は当時、いちごの妊娠発覚から出産までの妊婦日記と、
いちごが産まれてから一歳になるまでの育児日記をつけていたんですね。
っていうのは、
オカンを亡くした時、オカンの遺品を整理している時にうちら三人姉弟の母子手帳をみつけて
その母子手帳の「○ヶ月目成長記録欄」みたいなページにオカンがなんか書き綴ってたんですよ。
「ふえ(おもちゃのラッパ)が吹けた」とか「ちゃーちゃん(お母さん)って初めて呼んでくれた」とかね。
それを読みながらうちらは泣いて、
もう二度とオカンから私らの生まれた頃のことや小さかった頃のことは聞けへんけど
(男親のオトンはそんなんいちいち覚えてるわけないし、実際なんも覚えてなかった)
でも、ここに私らの原点がちゃんとある、オカンとうちらがここに居る、みたいなことを言い合ってね。

余談だが、下の弟のジェーンの予防接種券がほとんど残っていた(=ほとんど受けられてない)ことに笑った。
BCGとかはしかとか、かかったらほんまにやばそうなやつは受けてたけど、三種混合とかかなり結構残ってた。

ジェーン「ええっ!俺あかんやん、なんか俺やばいやんこれwww」
私「wwwでもこれ、オカン頑張って受けにつれてくれたほうやと思うで?wだってあんたが生まれた頃って、オカン、うちら乳幼児三人を育てながら大爺ちゃん(徘徊老人)と大婆ちゃん(痴呆&寝たきり)の自宅介護してた頃やん?そんな中で最低でも結核とはしかは抑えてるんやからオカンGJよう頑張った!」
上の弟「ちなみにその頃3歳やった俺の母子手帳には、ほとんどしゃべらない。内気で泣き虫。保育園で毎日泣いてる。動物が好き。こたつの中が大好き。って書いてある」
私「こたつの中が大好きwwww」
ジェーン「内気で泣き虫wwwてか、お兄、小さい頃、弟の俺に泣かされてたもんなww」
上の弟「うるさいわ!www」

っていうことがあったので、私も子どもを産んだらもうこれは絶対してやろうと思って。
いちごを産んだ時は今の病気(持病)はまだ発症してなかったけど、
この大元の病気は女の人がなりやすくて、うちはお婆ちゃんもオカンも「その大元」から来る病気になったから
私もいつかもしかしたら何か出るかもしれんと、内心薄っすらと思ってたんで、
なんか「その当時のリアル」を、自分の子どもにも絶対に遺しておいてやろうと。


てな思いでつけていた妊婦日記と育児日記(&母子手帳の成長記録)なんですが
「なんかほんま大変やったこと」は覚えてるが細かいことはやっぱもう忘れてるんで
今回、児童虐待について今一度考えてみるにあたり、私はその日記を紐解いた。


そしたら。


出産直後の「妊婦日記」には逆にもう引くぐらいのテンションで

「なんてかわいいんだろう!この子のためならもうなんでもできる!」
「神様ありがとう!私はこれから命がけでこの子を守り育てていきます!」


とかもうさんざん書いてたくせに、続編の「育児日記」で、私はものの見事に、
3ヶ月目ぐらいで泣き言を言い出し、11ヶ月目ぐらいまで、なんかほぼもう泣き言だった。

「寝ないでずっと夜通し泣いてる」
「昼間も全然寝てくれない」
「寝てもまたすぐ起きて泣く。近所迷惑なので窓は閉めきったまま」
「一日中ずっと抱いてて腱鞘炎になった」
「体重が36キロまで落ちて点滴になった」
「抱き癖ちゃうか?とオカンに言われたから、抱いて寝かせるのをやめたらもっと寝ない」
「夜泣きするのは昼間のコミュニケーション不足って6ヶ月検診で言われたから昼間いっぱい遊んだけどやっぱり寝ない」
「夜泣きするのは母乳が足りないからと近所のおばちゃんに言われたからミルクに変えたけどやっぱり寝ない」
「夜泣きするのは母親の愛情不足やから母乳で育てろと別のおばちゃんに言われたから母乳に戻したけどやっぱり寝ない」
「もうどうしたらいいかわからない…いちごは私が嫌いなんかな?」
「○○くん(←元旦那)が寝かしつけを変わってくれたけど、寝ない!と怒って頬っぺたを叩いたので喧嘩になった」
「私がしっかりしないと。だって私はこの子のお母さんなんだから。私が頑張らないと小さないちごは死んでしまう…」



てか、りっさん。いちごよりもまず、君が眠りなさい。
ほんまに眠たくなったら赤ん坊は寝るから。ほっといても寝るから。
身の安全だけ確保しとけばいいから、いちごをベビーベットに入れて
ちょっと耳栓でもして、君がもう寝なさい。



今のりっさんから言わせると、当時のりっさん(育児日記)はもう「育児ノイローゼ寸前」だった。
っていうか、同じハイツの中に何人も子ども育ててはる先輩ママさんらがたくさんいるのに
なんで一言、「助けて」「しんどい」って、よう君は言わへんねん?って思った。
きっと、根が真面目で責任感の強い当時のりっさんにしたら、その答えは
「子ども産んだんやから。私はもう親なんやから。母親が泣き言を言ってはいけない」
やったんやろうと思う。
だからそうして、育児日記に「誰にも言えない泣き言」をしたためていたんだろうな、と。



違うぞ、りっさん。君は何もわかっていない。


「子ども産んだ瞬間にもう親になる」とか、「机上の論理」もいいとこです。
逆に言うたら、「たかが産んだだけでもう親になれる」とか、育児をナメんなよ?

育児は育自、っていう言葉もあるように、子どもを育てながら親はだんだんと親になっていくんです。
子どもが0歳なら、親も0歳。子どもがやっと1歳になって、親もやっと1歳になるんです。
よって、
りっさん、君は人生経験で言うと「もう24歳」かもしれんけど、親で言うと君は「まだ0歳」やねん。

だからな、「なんかうまく出来ません」って言うて泣き言いうてもええねん、もう全然言うていい。
それを言うことが「即ち、母親失格」には絶対ならないから。
そもそも、自分以外の人間をゼロから育てて、その人間と一生関わっていくこと自体が難しいことなんです。
君がロボットならまだしも、君も人間なんですから、
「自分も生きていきながらにして、別の人間の命と人生を背負う」って、もうほんまにしんどいねんから。
それを一人で必死に背負ってたら、自分が崩壊するか、相手を崩壊させてしまうか、に、もうなってしまう。


とは言え。


当時の私は「そのどちらにも」行き着かなかったんですけどね。


あれは忘れもしない、いちごの夜泣きがひどかった時期、
「夜泣きするのは昼間のコミュニケーション不足」って6ヶ月検診で言われた私は
ハイツの中庭に小さなゴザを敷いて、お座りできるかな?どうかな?の頃のいちごと遊んでいた。
すると、そのハイツに住んでる、とあるお婆ちゃんがこちらに向かって歩いてきて
「今何ヶ月?」とか言って、いちごをかまい出したので、
「7ヶ月です」と私は答えて、そのお婆ちゃんといちごの接触を笑って見守っていた。

ほんなら。

そのお婆ちゃんが、いちごをあやしながら言うたんですよ。


「な~?こんなかわいらしい顔してんのに、あーんな大きい声で夜中泣くんやな~?」


ああ、やっぱ窓閉めきってても、いちごの夜泣きがハイツ中に聞こえてるんや…。
もうガムテープでいちごの口を塞ぐしかないのか…?
って、ないないないない!そんなんしたらいちご死んでしまうやんか!
……てか、もういっそ今、いちごと一緒に死んでしまおうか。
だってよその人にこんなこと言われるとか、もう、いちごが生きててかわいそう。
でも、何をしてもいちごの夜泣きは治まらない。

いちご、ごめんな…。
よそのお婆ちゃんに「夜泣きうるさい」と注意されるママはもう母親失格です。
だからもうママと一緒に死のう。
今度生まれ変わったら、もっといいお母さんの元に産まれてきてね…。



てか逆になんで死なんとあかんねんおいコラババア!締め殺すぞ!
仮にもおまえにも子育て経験あるんとちゃうんか!?
ちゅうかたまに中庭うろついてるブッサイクな中年太りのおっさん、
あれ、我がとこの息子やろがおうコラ?!
ろくに挨拶もせん我のボンクラ息子の震撼的強烈な気持ち悪さに比べたら、
うちのいちごの夜泣きなんかまだかわいいもんやろが!!!



喧嘩上等の訓練を若い頃にさんざん積んできたことがそこに来て復活してくれました。
さすがにそのお婆ちゃんと直接ドンパチはしなかったけど、
私の心の中ではもう「そう」して開き直ったんで、私といちごは心中しなくて済んだ。


ちなみに、
「この子は育てるのラクやったなー。いつの間にか、やったなー」
って印象のももの育児日記にも、
高熱を出しながらも、ももを風呂入れたことなどが綴られていて
「やっぱ、ラクな育児なんてないんよな…」と改めて思った。


そんな私が、乳幼児を必死で育てている後輩たちにひとつだけ言いたいことは


「むしろ、開き直れ」


開き直り方を間違えて、愛する子どもを殺してしまうとこに行ってしまう前に。

「このままやったら狂ってしまうかも…」と、今正直思ってる人は、今すぐそれを誰かに発信してください。
「しんどい」「疲れた」って言うことは「即=親失格」じゃないからね。
何故ならば、どこの親もそうしてみんなクタクタになりながら育児をしていますから。

「子どもを育てていくためならなんでもする」というあなたのその強い気持ちを
「助けてほしいって言える勇気」に変えれば、あなたは、また一歩「強い親」になれるから。


「手を抜くところ、抜けるところをうまくみつけて、とにかく、育児を一人で抱えこんだらあかんよ」


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  1. 2010/08/25(水) 01:52:06|
  2. 思うこと(「生きる」)

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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