どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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番外編・もうひとつのお座敷小唄

さて。

先の記事 でタイトルを「お座敷小唄」としたものの、
「これ、元ネタ(元の唄)知らん人にしたら、なんのこっちゃイマイチわからへんのちゃうやろか?」
と思って、歌詞を載せといたんですが(しかもなんと作詞者不明。多分祇園の花街で昔から歌い継がれてきたんだろう)
その歌詞を書きながら、私はふと、とある懐かしい出来事を思い出した。

よって今日は、先の記事の「番外編」です。


さて。

あれは私が高校一年生の時のことでした。
多分、同世代の人らはなんとなく思い出すと思うけど、うちの学校に外人の英語の先生が来ることになったんですよ。
まあ普通に普段からの英語の授業してくれてる先生も居はったんですが、
教科書通りの文法英語は教えられても、発音とか実質的な英会話になると本場の人には勝たれへん、ってことなんやろけど。
で、ちょうど、私が高校生やった20年前ぐらいから、あれ、なんていう名前やったかな?スクールなんたら?違うか。
まあとにかく外人の先生が学校に来はることになって、時々英語の授業をしてくれることになったんですね。

余談だが、今は小学校高学年からそういった外人の先生が学校に来て(居て?)英語を教えてくれてるそうです。
まあいちごの話を聞いてると英語の授業というより「(中学生になるに向けて)英語に慣れよう!」みたいな感じで
みんなで英語の歌うたったり、フルーツバスケットみたいなゲーム的なことして遊んでるらしいが。

てか、またまた余談だが、英語塾を経営してる(兼・講師として自分も指導してる)ツレが、以前からずっと言うてたんは、
「小学校で、英語が専門でもない担任が子どもらに中途半端に英語教えるんやめてほしいわー。発音にしろ何にしろ、なんか変な覚え方してくるから、それを全部こっち(塾)が修正していかんとあかんねん。あれやったらなんも知らんゼロからのほうがこっちもやりやすいし、子どもらも英語の勉強がしんどくないと思うねんなー」と。
ならば今や、本場の英語の先生が来て、ネイティブな発音にしろ何にしろを子どもらに教えてくれる(子どもらが触れられる)ことで
ツレも「…それやったら、まあまあ、まあ…」って、今はそう思ってるんかもしれんなあ。
ってそう思うと、小学校の先生ってほんま大変ですよね。全教科の勉強を一通り教えられんとあかんねんもんなあ。
いくら教則本とやらがあるとは言え、どの教科もまんべんなく教えられるって私にしたら神業ですよ。
「国語系(高校からの国語表現、古文も含めて)は中高の6年間ずっと5、悪くても4やったが、理科と数学は、良くて3しか付けてもろたことがない」
という私にしたら、そんなんもう神の域ですわ。
まあでもそれも最近の小学校では、数学とか理科なんかはその専門(得意?)の先生が教室に来て授業してはるらしいけど。


話戻って。


まあそんな感じで、うちの学校に外人の先生が来ることになったので、私らはちょっとテンションが上がってました。

「え?りっさん外人嫌いなんちゃうの?w」 って?
いや、りっさん、「外人」は嫌いじゃないよ。日本人じゃないツレらも全然居ますし、みんな仲ええしね。

私が嫌いなんは「よそ様の国に自分から来てんのに、自分らのルールを貫こうとするやつら」だけですから。

まして、

「日本はそもそも、うちの国の領土やしー」
「な~んかごっつ気分悪いわー。…よっしゃ、わかった。ええからカネ出せ、な?」

とか、そんなわけのわからんことを言い出して「マイ・ルール」を貫こうとするやつらなど、もう言語道断。


志村、前、前! 領海侵犯!!! (志村無関係。てか志村、領海侵犯してない)


っていうかさー、かの国の、そういうこと平気で言う・するやつらにひとつだけ言いたいのは
おまえらがそういうことをすることで一番苦しんでんのは、逆に、日本で暮らしているおまえらの同胞なんですよ、って。
おまえらの同胞であり、私の大切なツレである、とある青年は、ああいうおかしなことが起きるたびに
自分にも「そんな、おまえら」と同じ血が流れてることを、もう本気で嫌がって、悔やしがっています。
おまえらが日本人を嫌いなら嫌いで、それはもういいです。ただ、そうして苦しんでるやつがおることだけ、忘れんといたって。


また話戻って。てか今日脱線しすぎやなwまあ今に始まったことではないがwww

てなわけで、私らはその新しく着任する外人の先生こと、「アレックス先生」に、たまに英語の勉強を教えてもらうことになった。


アレックス先生はアメリカ人やったかイギリス人やったかで、色が白くて背と鼻が高くて気さくでまあまあ男前だった。
しかもわりとひょうきんな性格で、時々、なんかちょっとテレビで観たのであろう覚えたてのギャグとかをかましたりして
でもその概ねが「今それ使うとこ違うやろwww」みたいなとこで、いきなり、「ガチョーン!」とか言っていた。
だがまあ、ぶっちゃけ、「外人の先生が珍しい」のもあって、アレックス先生はもう何を言うてもウケてはった。
いわば、教育実習で来てはる先生がなんかスベっても、生徒が「ドンマイ、先生w」と、温かく迎えるのに似た感じで。

そんなアレックス先生とコミュニケーションを取るにあたり、ひとつだけ問題があったのは、


アレックス先生はほとんど、むしろ、ほぼ、日本語がしゃべれなかった。


私がいつも口を酸っぱくして唱えているのは


「日本では、日本語で しゃべれ」


ただ、アレックス先生の場合は「英語の先生」なんで。
うちらに英語を教えるためにこの学校に足を運んでくれている、英語圏から来てくれたその先生に対して
「日本では日本語でしゃべれ」って、それはなんかおかしいじゃないですか。なんか間違ってるじゃないですか。
もっと言うたらそれは、アレックス先生の仕事をも全否定することになるじゃないですか。


よって私は、アレックス先生とは、例え休み時間であろうとも「完全に」英語のみでしゃべることにした。
と、そう心の中で決めた矢先、
普段一緒にやんちゃするメンツではないが、同じクラスメートである「イコちゃん」が、休み時間、
「なあ、りち~。アレックスとしゃべりたいし一緒にアレックスとこ行かへん?職員室ついて来てーや」
と言ってきたので、私は「望むところだ」と思って、イコちゃんと一緒に職員室のアレックス先生に会いに行った。

英語が好きで得意で「将来は外国で翻訳の仕事がしたい」というイコちゃんはもうノリノリで、
ここぞとばかりにアレックス先生に色々質問したり(もちろん全部英語で)して、彼との英会話を楽しんでいた。

イコちゃん「~~~~~~~~?(←なんか聞いた)」
アレックス「~~~~~~~~(←答える)
イコちゃん「~~~!? Well,(←これだけ聞き取れた)~~~~~?(←またなんか聞いた)」
アレックス「wwww ~~~~?w(←ウケてる。そしてなんかボケた)」
イコちゃん「wwwww(←ウケてる)」


てかおまえら、「モア~ スロウリイ!!!」


二人の会話のテンポがやたら速いわ、しかも全く知らん英単語がボコスカ出てくるわで、
何を今爆笑してんのかすら全くわからん私は一気に暇になったので、ちょっとボケーっとよそ見をしていた。
そしたら、それに気付いたアレックス先生が私のほうをチラ見したので、とりあえずなんか参加せなあかんと思い、

私「ヘイ!ティーチャーアレックス! ハウア~ユ~?」

と、努めて元気に明るくそう言ったら、アレックス先生はニコッと笑って、「I'm fine.」 と言った。



てか、会話終わってもうたやん……。


隣で爆笑するイコちゃんがなんであの時爆笑したのかがもう今ならわかるが、当時は「クッソーww」と思った。
よって私は、さらにアレックス先生に、頑張って「英語で」話しかけた。


私「アイライク、ジャパニーズスタディ。バット、ファイト、イングリッシュ。ビコーズ、ティーチャーアレックス、カムヒアー」


イコちゃんが窒息しそうなぐらい笑いながら、その私のムチャクチャ英語を「逆に英訳」してくれようとした。

だがアレックス先生はそっと、「ありがとう。でも待ってね」みたいな感じでそれを手で止め、
さらにまた、私になんか話しかけてきた。もちろん、全部英語で。


アレックス「(私もりちに会えて嬉しいよ、一緒に英語を勉強しましょうね、みたいなことを多分言うたっぽい)」
私「ミートゥー、サンキュウ」
アレックス「~~~(←わからんかった)(私は日本?の文化?が好きですみたいなことを多分言うたっぽい)~~~~~(←わからんかった)」


するとイコちゃんが突然、「さくら~♪さくら~♪」と歌いだしたので、私はてっきり
外国かぶれの英語バカなイコちゃんが生外人とトーク出来たことで「トランス状態に逝ったのか?」と思って
「ちょwイコちゃん大丈夫?www」と聞いたら、私の心配を無視して「さくら」を独唱しきったイコちゃんが、
「アレックス先生が、大好きな日本の歌を覚えたいから、私らに日本の歌をなにか歌ってほしい、って」と言い、
そのイコちゃんの通訳で私にもそれが伝わったと感じたのであろうアレックス先生が、またしても私をなんかチラ見した。


てか、改めて「日本の歌」歌えって言われてもな…。もう「君が代」ぐらいしか思いつかへんねんけど…。
でも「君が代」ってちょっと暗い感じやんか、キー低いし…。今ここで歌うにはどうなんやろ…?

「日本の歌」、日本の歌…。といえばやっぱ「唱歌」か。しかもここは学校だけに、それはもう「唱歌」になるか。

…故郷?…赤とんぼ?…夏の思い出?…春の小川?



てか、そうやん! あるやん!
ここ、日本の京都の伝統である、「あの唄」が!!!




てなわけで私は、祇園の花街に伝わる「お座敷小唄」の一番を、こぶしを利かせながら歌った。


すると、アレックス先生は私が歌ったその「お座敷小唄」にやたら食いつき、その意訳を求めてきた。
よって私は、また「完全に英語」でアレックス先生に「お座敷小唄」の解説をした。
「りっさん英語」だけでは伝わる自信がなかったので、もう身振り手振り付きでやった。


私「フォーリング スノウ、ナウ。…オン、フジヤマ。アンド、…キョウト、ポントチョウ、トゥー」
アレックス「OK」
私「エブリバディ フィール。 …フジヤマズスノウ イズ べりィビューティフル!」
アレックス「sure」
私「バット! …スノウ イズ、スノウ」
アレックス「Snow is snow ?」
私「トゥモロウモーニング。オン サンライズ。…スノウズ ア~ ウォーター。…フジヤマスノウ、ポントチョウスノウ、オール、ウォーター」
アレックス「A~ha~……」
私「スノウ イズ スノウ。…トゥモロウ、ラフ! オール アス、プレッシャス ライフ!」
アレックス「~~~、~~~~~!~~~、~~~!!!(←速い速いwてか何言うてるかさっぱりわからんが感動したんはわかったww)」




ただ、私がひとつだけ忘れていたことは、「そこ」が職員室だった、ということ。


ただでさえ普段から「色々と、マークされていた私」が、職員室で「お座敷小唄」を熱唱したことで、
それはもうあえなく生徒指導部の先生(天敵)に即座に首根っこを捕まれ、
「そういうところに普段から出入りしているのか?」とか、色々と詰問を受けた。

だが、英語の会話はできないが、国語だけはやたら得意な私は、その天敵らを巧く言いくるめ、
「今回はお咎めなし」で釈放されたのだった。


アレックス先生、あれから20年経ったけど、「お座敷小唄」のことまだ覚えてくれてはるかな?

「スノウ イズ、 スノウ」、わりとうまく言えたと思うんやけどなー。

おまけ。


職員室を出たら、職員室の前の廊下でイコちゃんが泣きそうな顔しながら待っててくれた。

イコちゃん「停学とか、なった…?」
私「なるかいボケwww」
イコちゃん「良かったー」
私「ていうか、私の英会話のどこがおかしいねん?」
イコちゃん「どこが?って、もう何もかもがw」
私「つーか、そもそも日本人が日本で英語しゃべる必要はないしね。うだうだ言うてくるなら鎖国や、もうまた日本は鎖国!」
イコちゃん「でも、アレックスと英語だけで話してる時、楽しかったやろ?」
私「うん、まあ、ちょっとはな。ちょっとだけな」
イコちゃん「www」

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  1. 2010/10/14(木) 03:34:43|
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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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