どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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或るふたつの喧嘩

さて。

先月の話になるが、私と彼氏さんはちょっと数日喧嘩をしていた。
いや、喧嘩っていうか、まあいつものごとく彼には喧嘩をしている意識はなく私が一方的に怒っていただけなんだが。
まあ至極簡単に説明すると、その日は超~稀れに、私のシフトの平日休みと彼氏さんが休める平日休みが合う日で。
私は子どもがいる身で、彼とダラダラのグダグダな付き合いになるのが嫌なので、
「仕事・家事・育児を頑張らなあかん平日は、基本会わない」という約束で付き合っているのだが
そして彼氏さんも私に子どもがいることも私がそういう性格であることも承知の上で付き合ってくれているので
そのことについて文句や苦情を言われたことはないのだが、私の中では「申し訳ないな」という思いもやっぱあって。
いわゆる普通の恋人同士が普通にしていることのほとんどが、私には普通にできませんから。
この数年間で二人で出かけたこと(いわゆるデート)にしても、トータルでおそらく10回もないと思う。
だから、その日は「基本の約束」を破ってまでも彼との時間を作りたかったし、正直私も楽しみにしていた。
そして彼も楽しみにしていてくれていたようで、子どもらが学校から帰ってくる夕方のタイムリミットまで
「目一杯の時間を一緒に過ごせるように朝一から出かけよう」と、前夜、仕事が終わった遅くから前乗りして泊まり込みでスタンバってくれていた。

にも関わらず。

当日、私は、朝、子どもらを学校に送り出した後、まんまと二度寝をしてしまい、起きたら昼の2時だった。
まあ早い話が私は、自らの寝坊によって超~貴重なそのデートをぶっちしたわけである。
枕元に置いていた携帯のメールの着信音で目が覚めた私は、半ばまだぼんやりしながら布団の中で携帯を開いた。
メールは彼氏さんから着たもので「んじゃ帰るね。今からじゃあどこにも行けないだろうし」みたいなことが書いてあり
そこで「しもた!寝過ごした!」と気付いて飛び起きた私は、彼氏さんの姿を家中探したのだが、
2DKの狭い我が家でのその作業はものの1分以内で終了し、彼氏さんがおそらくそれを自転車置き場かどこかから送信したことが見当つき、
「っていうか起こせばいいじゃん!」と、私は自分が寝坊したことを棚に上げて彼氏さんにキレ、それをそのまま返信した。すると、
「何度か起こしたんだけど起きなかったしさ~」みたいな返信がきて、
「っていうかさっきまでここに居たのに、話せない場所・状況でもないのになんでこの期に及んでメールなんだ?」と私はムカついた。
おそらく彼氏さんにしたら「疲れてるんやから寝かせといたろ」と思ってそうしてくれたんだろうと思うが、私は
「なんで今時の若者はなんでもかんでもメールでやりとりしようとするんだ?なんかだめだ、このジェネレーションギャップ」と思い
なんかもうええわ~、と急に気持ちが冷めてしまい、元を正せば自分が悪いくせに、一人で怒って「喧嘩」に突入したのである。
よって彼氏さんは、自分が怒ってもいいぐらいのその状況で自分は怒ってないのに、まさか逆に私が怒ってるとは予想だにせず
だから今自分たちが喧嘩中であるということすら全く知らなかったらしい。(後日談)まあそらそうだわな。


てなわけで。

なんかおもろない感じで翌日出勤した私は、このもやもやを先輩のショウさんにちょっと聞いてもらおうと思っていた。
その日は後輩のタケも出勤していたのでタケに聞いてもろても良かったんだが
恋愛の話を同性同士ですると「なんかわかる」だけに愚痴って同意もらって終わり、みたいになりがちじゃないですか。
だからあえて異性であるショウさんに聞いてもらおうと思ったんですよね。
しかもショウさんは彼氏さんとおない年の独身なんで、36歳の子持ちの私の中には無いような考えが聞けるかもしれないし。

その前の週から数えて、私の土日休みや通院の休みなどが間にあり、
さらにショウさんとはしばらくシフトが被らなかったんで、その日は五日ぶりぐらいの対面だった。
私がタイムカードに打刻していたら「おはよーさーん」と言ってショウさんが出勤してきたんで
「おはようございます。ショウさん、あとでちょっと聞いてほしいことあるんですけど」と言ったらショウさんが
「俺もりちさんに聞いてほしい話あんねん。てか、りちさんなんでこんな時におってくれへんねん~!って。もうどんだけ電話しようかと思ったか」
と言ったので「えー?なんかトラブったんですか?ほな先にそっちの話聞きますわ、ほなまたあとで」ってことで
朝礼と開店準備を済ませたあと、開店までのわずかな時間でショウさんの話を聞いた。

かいつまんで言うと、私が休んだりシフト被らなかったりした間、ショウさんとタケはなんか険悪だったらしい。
いや、険悪っていうか、ショウさんはタケになんか明らかに避けられていたらしく、でもその理由が思い当たらないと。
だから「おまえ、なんか俺のこと怒ってるん?」と聞いたんだが「別に。」と言われ、
でもその「別に。」と答えたあとの態度が全然「別に。」ではなく、「しゃべりかけんなオーラ」が出ているのだと。

私「えー?気のせいとちゃいますかあ?タケとはこのところもシフト一緒やったけど、全然普通でしたよ?」
ショウさん「そうなんや。…ほなやっぱり俺に対してだけ、あいつはなんか怒ってるってことやな」
私「てか、言うたらあれやけどショウさんもタケちゃんもあんま器用なタイプじゃないじゃないですか?めっちゃ仲ええやつと、特に理由はないけどなんとなく絡む機会がしばらくなかったら、なんか前みたいに絡めへんなる、みたいな。そういうタイミングのズレみたいなもんが重なってるだけとちゃいますかね?」
シ「それやったらええんやけどなあ…。いや、良くはないけど。でもなんかあるん?って聞いても、『別に。』とか言われたらもう俺はどうしようもないやんか?」
私「『別に。』なわけないやろおまえ~wちゅうかほんまになんも無いんやったらそんな態度すんなや、気になるやんけ~wって、あえて踏み込んでやったらいいじゃないですか」
シ「てかな、絶対なんか俺に怒ってんねんって、あいつは。だから、俺がいることであいつが気分悪くなるなら、俺、店辞めようかと思って」
私「いや、それは飛躍しすぎでしょ。てか、もしもタケの中になんか思うことがあったとしたらね、ショウさんが今辞めたりしたら逆にタケの中に傷が残ると思いますよ」
シ「でもな、あいつはどんな嫌なことがあっても簡単に仕事辞めれへんやんか?小さい子ども二人も居てるシングルマザーを雇ってくれる職場ってそう簡単にないやん?りちさんもわかるやろ?」
私「ええ、わかりますよ。そこまでタケのこと考えてやってるショウさんはほんまに優しいええ人やと思います。でもね、逆に言うたら、ショウさん自身は自分が辞めることで自分はそこから逃げるわけじゃないですか?一回聞いてダメでも、二回三回聞いてくうちに、いつか心開いてくれるかもしれないじゃないですか?だからね、そんだけもやもやして気にしてはるねんたら、もうええわ、ってなってしまう前に、まだもっとやれることがあるんちゃうかな?って、聞いてて、私はそう思いました」
シ「そうか…。俺の歩み寄りがまだまだ足りひんねんな…。ありがとう、ちょっとスッキリしたわ。…なんかごめんな俺のことばっかりしゃべって。で、りちさんの話ってなんなん?」


つーか、このタイミングで私のあの「彼氏さんとの喧嘩の話」、したくねえwww


と正直思ったんだが、タケの「別に。」にもやもやしているショウさんに対して、今ここで私まで
「てか私の話なんかもうほんましょうもないことなんでw(≒別に。)」とか言うのはなんかもう鬼やと思ったので
私は多分ツッコまれるであろう覚悟で、彼氏さんとのその事件についてと今の自分の思いを包み隠さず話した。


ショウさん「てか自分こそ今そこで、『もうええわ』はあかんやろ、逃げやろwww」

私「ですよね、ですよねww重々承知しましたww今ショウさんの話聞きながら我が身を振り返っていましたwww」



「てか自分、ほんま彼氏さんと仲直りしいや~?そんなしょうもないことで別れたとか俺は聞きたくないで?」とショウさんが言ったので、私は
「ならショウさんも、タケと仲直りしてください。また三人で、仕事上がりの休憩室でアホみたいな話して大笑いしましょうよ」と言った。
「せやな~。またそんな日が来ればいいけどなあ~」と呟いたショウさんは、なんかちょっとだけ清々しい顔で笑って、
「あ、俺のこの話を聞いたからってタケへの態度変えんといてやってな?りちさんはそんな人じゃないと思うけど、一応お願い」と言った。

私「てか、この話聞いても私はタケへの態度変えへんと思ったから逆に話してくれはったんでしょ?wええ、変えないですよ?w私はショウさんもタケも好きやし。しかも現時点ではショウさん側の話しか聞いてないし。だから出来ればタケ側の思いも聞きたいとは思いますけど、逆に私がそれをするよりも、それはもうショウさんとタケでタイマン張ってほしいと思います」
シ「タイマンかww…わかった。やってみる。ただ、あいつがそれを受けてくれるかはわからんけどな…」


てな感じで。


ショウさんはだいぶ頑張って「てか、やっぱなんか怒ってないか?絶対変やん?」とタケに再度聞いたらしいが
タケはそれでも頑なに「別に。」を貫き、その後もショウさんに対して変によそよそしい態度で居たようで。
その日の仕事上がり、私はショウさんに「りちさん、ちょっと(話して)いい?」とまた呼ばれた。

シ「あかんかったわ。『なにもないです』って言われた。…俺、あいつに相当嫌われてしもてるみたいやな」
私「そっかー……。てか、もう私、タケと話してみてもいいですかね?」
シ「いいけど、多分あいつはしゃべらへんと思うで。俺がりちさんに相談してるん、多分気付いてるやろうし」
私「てか、この話を例えばショウさんから聞いてなかったとしても、確かに今日一日見てて、タケのショウさんへの態度はなんか変でした。多分、タケの中にもなんか思ってることがある。タケはタケでなんか苦しんでるかも?と、見ててそう思ったんで、タケの思いを逆に聞いてやりたいなって思って」
シ「…なんかもうほんまめんどくさいよな~あいつ」
私「てか、相手に思いを寄せるほど人間関係はめんどくさくなるんかもですねwどうでもいいやつなら全くめんどくさくないやろし」
シ「そうかもわからんなー…。……。昨日、タケが夢に出てきたしなw」
私「てかそれもう重症www」


てなわけで。


ショウさんが「ほな、お疲れさまでーす」と仕事上がりの雑談もそこそこに帰ったあと、
休憩室兼更衣室で、休憩中の社員さんや遅番のバイト連中と普通に笑ってトークしてるタケのノリに乗りながら
人(外野)が掃けるのを待って、タケと二人きりになった時、私はタケに(しらこくも)ズバリ聞いた。


私「あんた、ショウさんと喧嘩してるんか?なんか今日一日、空気が変やったで?」
タケ「喧嘩はしてないですけど…。私、ショウさんに嫌われてしまったんです。ショウさんは私に怒ってるんです」


……。 ちょっと、整理しよう。


ショウさんは、タケが俺に怒って、俺を嫌っていると思っている。
タケは、ショウさんが私に怒って、私を嫌っていると思っている。


てかそれもうなんて「引き算」のコミュニケーション??


お互い、6時までに保育園と学童保育に子どもを迎えに行かないといけない「残り10分」の時間の中、
タケは、「もう今しかない」みたいな勢いで、堰を切ったように半泣きで自分の思いをぶちまけてきた。


続く。
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  1. 2010/10/15(金) 01:44:58|
  2. 恋だの愛だの何だの、ネタ

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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