どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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或るふたつの喧嘩・2

さて、 この 続き。

タケの話をまとめると。
それは数日前のある日(私が休んでた日)のことで、その日はお客さんも納品も多くて朝からみんなバタバタしていたらしい。
で、タケは朝からメインレジに入っていたのだが、そんな日に限ってまたお年寄りのお客さんが多くて
お会計に時間がかかってしょっちゅうレジが停滞してしまい、後ろのお客さんを待たせてしまうので
納品に忙しいみんな(スタッフ)に悪いなと思いつつ、タケはやむを得ず「レジ応援の要請」を出しまくっていたらしい。
と、そうして何度か続けて、応援を呼び、波が引いてみんなが戻った頃にまた要請出して走らせて…としていた時、
波が引いて持ち場に戻るショウさんにタケが「ショウさん、何度もすみません」と謝ったらショウさんはそれを無視して、
ダンボールの空き箱(納品途中だったので持ったままレジに飛んできた)を「バーン!」と拳でどついて戻っていったので
タケは、忙しいショウさんの手を何度も煩わせてしまったので、ショウさんが怒っている、と思い、それから、口を聞きづらくなった、と。

だが、私はそこでショウさんが怒った?というのがどうも腑に落ちなかった。
何故なら、常日頃「俺は接客が苦手やから」と言っているショウさんは、そうして自分に苦手意識があるからこそ、
(接客ヘタな自分が)お客さんに不愉快な思いをさせないように、と人一倍気を遣っていて、
どんな忙しい時でもお客さんの前では絶対にそれを見せないし、それこそ、どんな忙しい時でも要請が出ると真っ先にレジ応援に飛んでくる。
と、そんなショウさんが「何度も呼びつけて、俺の作業の手を煩わせやがって」とかいって、そこで怒るだろうか?
と、私がタケにそう言うと、タケは「でも謝っても無視されたし、バーン!ってダンボール殴りながら戻ったんですよ?」と言った。

私「たまたま聞こえへんかったんちゃうの。あと、ダンボールどついて潰すんは男の人はいつもそうしてるやん。うちらは底をカッターで切って解体するけど、ショウさんでも店長でもいつもそうしてはるやん。怒ってはるって思って見たから、怒ってやってはるように見えただけとちゃうか~?」
タケ「っていうか私、突然大きい声で怒鳴られたり大きい音たてて怒られるのほんと怖いんですよ。うちのお父さんがそういう人だったから、トラウマがあるんです…」
私「う~ん…。まあそれはそうなんかもしれんけど、ただその日のそれは、タケの、申し訳ないなっていう思いからくる勘違いやと思うけど?」
タケ「でもね、もういいんです。普段仲良くしてるとそうして怒らせて険悪になった時が一層つらいから、もう普段から仲良くするのやめることにしたんです」
私「……だから、ショウさんと前みたいにしゃべるんやめたん?」
タケ「……はい」
私「もうなんという臆病な考え方wwwてか、おまえそれ、あの夏前の事件の時からなんにも変わってへんやないか」


その「夏前の事件」、というのは。
実は、ショウさんとタケは夏前にも一度軽くトラブってるんですね。
その頃、ショウさんの担当する部門の商品が連日もう売れに売れていて、売れれば売れるほどまた取り寄せなあかんので
日々の発注と入荷の量がもう半端なくて、ショウさんはほんまに大変そうだった。
だからタケは、とあるショウさんが休みの日に自分の担当の仕事をマッハで終わらせて、ショウさんの部門の作業をこっそり手伝い
明日ショウさんが「今日はあれせなあかん~」と思って来たら、もう出来てた、と喜んでもらおうと頑張ったらしい。
ところが、そうしてせっかくいいことをしたのに納品する場所(棚)を間違えて入れてしまっていて
翌日ショウさんが来たら「助かった」どころかその間違いを全部直し、再度正しい場所に納め直さなあかんという最悪な事態になっていたと。
だからショウさんにしたら、「ミスしたおまえがやり直せ」と言ってやりたいところだがその日はタケが休みで
だがそれを次の日(タケが出勤する)まで放っておいたら他の納品が出来ないし、何よりもお客さんに迷惑がかかるので
ショウさんが全部やり直したらしいんだが、そしてしかもそのミス自体も、確かに商品名だけ見れば似ているものが多いが
棚に貼ってあるプライスカードのJANコード(バーコードの数字)と商品のJANを確認しつつ納品すれば100%起きないミスなので
ショウさんにしたら「なんでちゃんとチェックしながら作業せえへんねん!」という怒りもあったようで
なんぼ仲いい後輩でも、先輩として、仕事は仕事で厳しく指導するとこはちゃんとせなあかんと思い、翌日出勤してきたタケに注意したら、
誉められこそすれまさか叱られるとは思ってなかったタケは朝一でガツンと言われて、
…多分その幼い頃のトラウマとやらもあるんやろうけど、異常に動揺してパニックになって大泣きしてしまった。
と、そこに、のんべんだらりと出勤してきた私は、商品棚の前で大泣きするタケと、それをなだめるショウさんを見て

私「え、なに!?なんで泣いてんのっ!?」
タケ「りちさん聞いてください私ショウさんに喜んでもらおうと思ったんです怒らせるつもりなんてなかったんですよほんとに!」
ショウさん「だからその気持ちは嬉しいけど!てか聞いてりちさん!ミスはミスやしそれは注意せなあかんやんか!?」

私「てか一斉にしゃべるなwww順番にしゃべれ!www」


よほどのイジメっ子体質の人はどうか知らんけど、概ねの男の人は職場でミスした女を注意して泣かれると
「仕事で叱られて泣くなや~」という呆れと、「どうしよう…女の子を泣かしてしもた」という罪悪感で、なんかもうお手上げになるらしく
その件についてのタケのフォローを、私はショウさんから一任され、私はタケと話をした。

私「まず始めに言いたいのは、仲間思いのあんたは偉い。いいことをした。ショウさんが忙しくて大変そうやから、そっと手助けをしようとしたんやんな?」
タケ「ううっ…。……はい(←まだ泣いてる)」
私「そんなんなかなか出来ることじゃないよ。人のことまで構ってられるかーって人間、多いやんか?でもあんたは違うねんな?」
タケ「(うんうん、と頷いて、さらにもっと泣く)」
私「ただ、せっかくいいことしてんねんけど、ツメが甘かってんな。いいこと思いついて逸る気持ちはわかるけど、JANを確認しながら納品作業するのは基本中の基本やんか?そこさえ押さえといたら今回のミスは起きひんかったし、ショウさんの役にも立てたんとちゃうかなあ?」
タケ「こんなことになるなら、もう二度と(ショウさん担当)部門の商品には触りません…」
私「てか、なんでそんな解釈になるんや?w……あんたは私の今の話を聞いてたか?」
タケ「だって、最初からそんなことしなかったらこうして怒られることもないじゃないですか~~~(←また泣く)」
私「わかった、もうはっきり言うたろ。ショウさんが怒ったのはあんたがミスをしたからや。だからあんたが今考えなあかんことは、そのミスを二度としないための対策や。ミスして叱られるのが怖いからその仕事はもうしないって、そんなふうに自分の幅を狭めてどうすんねん?」
タケ「だってほんとに怖かったんですよお~~~!(←また泣く)」
私「だからそれはわかったから!www…叱られて怖かったんやんな?ビックリしたんやんな?でもな、ミスはミス」
タケ「ううっ…(泣いてる)…ショウさんは…きっとカルシウム不足なんですよ…」
私「てかなんじゃその結論wwwまあ、そう思うことで自分の中で消化できるならそれでもかまへんけど、そうして気持ちが落ち着いたら、なんであのミスが起きたかの分析と対策も考えや?でないとまたおんなじことやるで?」

と、そんな「夏前の事件」がありまして。


話戻って。


もういよいよ子どもの迎えの時間が迫ってきたので、私は
「ショウさんとちゃんとしゃべったほうがいいで。私はあんたの勘違いに一票やけど」と言い、だがタケは
「もういいんです。心配かけてすみませんでした」と言ったので、こいつからの歩み寄りはおそらくないなと思い
とりあえず、「タケが俺のことを怒ってる」と思っているショウさんの誤解だけは解いておこうと思い、だが、
しばらくお互い休みがない&子持ちの私は夜にショウさん家に訪ねていくことが出来ない&電話ではなく顔見て話したい、と思った私は、
「タケと話したんですが双方にだいぶ誤解があるようなんですね。だから申し訳ないんですが、近いうちに、うちの家に来ていただけませんか?子ども寝てからならゆっくり話せるんで」
と、その日のうちにショウさんに電話して、そしたらショウさんが「ほな今晩お邪魔していいかな?」と言って、来てくれて

「…とまあ、そんな感じみたいですわ」と報告したら、案の定、ショウさんは
「え~~~?…てか、俺はそれすら記憶にないわ……」と言った。


私「タケの中では、ショウさんをまた怒らせたっていうのがもう凝り固まってるみたいなんですよ。私がなんぼ、それはないやろ~って言うても聞く耳持たん感じで。だから、ショウさんが直接、タケのその誤解を解いてやってくれませんか?」
ショウさん「てか逆に俺もその誤解を解きたいけどな。…でもりちさんはええの?タケがりちさんに話したことが俺に全部抜けてるの、バレてまうで?」
私「てか、ショウさんも言うてはったけどタケはこのことでショウさんが私に話してるのを気付いてると思うんですよ。でもそれを解ってる上で、タケは私に思いを話した。…思うんですけど、もしかしたらタケは、ショウさんが私に自分の悪口を言うてると思ってるんかもしれないです」
ショウさん「なんで俺がタケの悪口を言うねんwww」
私「だってタケは、自分がショウさんに嫌われてるって思い込んでるんやから。まさか今ショウさんが、タケが俺の顔を見たくないのなら俺は店を辞めようと思ってる~~なんて、もう夢にも思ってないと思いますしね」
ショウさん「そうか~~~。……わかった。明日、もっかいタケと話してみるわ」
私「ありがとうございます!ショウさん先輩の後輩を育てる力に、私は全力で期待していますので」
ショウさん「てかなにそのプレッシャーwww人生経験は俺より自分のほうが上やんかwww」
私「人生経験と職場経験をはき違えるような愚か者ではないのでねwww…ショウさん先輩、あざーっすwww」
ショウさん「wwwもうほんま自分www頭おかしいやろwww」


てなわけで。


その翌朝、ショウさんとタケはなんか話したみたいで、
私がまたしてものんべんだらりと出勤した時、なんか二人して照れくさそうな笑顔で「解決したしw」と言ったので
「あーそうw」と、私も笑ってそう言った。


ショウさん「さて…。残るはりちさんと彼氏さんの喧嘩をどうするかやな~w」
タケ「え?彼氏さんとの喧嘩ってなに???りちさん、彼氏さんと喧嘩してるん?ww」
ショウさん「これがまた、してるねんな~ww てかもう聞いたって~(聞いてあげて~)」
タケ「ええ聞きますよwどんと来い!www」
私「うるさいwww…まあ、それはなんかあれやん、なんかもうあれやからさ」
ショウさん「…なんやっけ?……合わないことで悩むぐらいなら、もう今別れてまうほうがラクかも?…やっけ?www」

タケ「この臆病者めが!!!www」
私「おまえが言うなwwwww」



てなわけで。



そうしてショウさんとタケが、それぞれの思いや色々な誤解とかもあって、でも、仲直りした、
その場面に直面させてもらった私は、なんか二人から「勇気」みたいなものをもらって、

「今週末、帰るね」
「…てか。うちら喧嘩中ですよね?」

という、一方的に凍りついたやりとりを以って接触を止めていた彼氏さんに、私は自ら歩み寄った。


そもそも、自分が寝坊するという大失態を侵したことの謝罪。
そして、そのことで「自分のダメさ加減」に、自分自身が絶望してしまったこと。
そしてさらに、今までそこに居たその人にメールで「帰る」と告げられたことに、逆に「怒りの最後通告」をも感じたこと。

でも、ぶっちゃけ今、「かっちゃんに会いたい」と思っていること。


全然違うけど、ところどころ似ていた、「或るふたつの喧嘩」。


ひとつだけ思ったことは、「言いたいこと伏せてしまう喧嘩」は、やっぱなんか嫌だな。





おまけ。


タケ「仕事なら出来るのになんで恋愛になるとまるで出来ないんでしょうね~?この人は?」
私「うっさい黙れボケしばくぞ!www」
ショウさん「wwwてか、ほんま自分どうなん?ww」
私「てか逆に、自分はどうなんか?を追い求めてるような毎日ですね…」
ショウさん「うん、わかる。…あ~~~、なんかわかるわ~~~。深いよな~…」
タケ「てか、くだらね~~www君ら、なんか暗いよwww」
ショウさん&私「なんか暗いよとか言うな!!!www」
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  1. 2010/10/16(土) 01:06:37|
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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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