どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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食べ放題で知った、元旦那という人間・3

さて、 この 続き。

と、ここで今さらだが「りっさんの元旦那」をあんまよう知らないわ、という読者様に向けて、元旦那の経歴について。
……を、いちから話し出すともうキリがないので、彼がその頭角を如実に現してきた近年のことについて。

6年前、元旦那は、どこで彼の話を聞いたか知らないが、とある横浜の企業の社長から直々にヘッドハンティングを受け
嫁(当時)である私になんの相談もなく、それどころか嫁の私にすら完全に内緒の水面下で話を進め、ある日突然言われたことは
「俺、今の会社辞めて来月から横浜行くから。あ、給料は今の1.5倍になるよ。それから横浜での住処は次の会社が全部負担してくれるし。なんか他に聞きたいことある?」と。
てか、逆に何からツッコんだらいいのかわからんかったが、
今の会社(一応、一部上場の業界大手)で入社3年で支店長になるという異例の出世を果たし、充実して働いていた彼がまさかの転職をするとは、
しかもそもそも関東(当時は東京にいた)に来たのはその会社の転勤で来て、しかもマンション買うて一ヶ月やのに「横浜行くわ」ってなんだよ?と思い
私「てかその会社ほんまに大丈夫なん?っていうかなんでその会社に行こうと思ったん」
元旦那「今から新規の商売始めるために新しい部署を作るんやて。でも自分はもう歳やから、若い俺に力貸してくれって。…だってな~、人が作った支店で偉なってもしゃあないやんけ?自分でいちから立ち上げるほうがおもろいやん?」
てなわけで元旦那は「まあ、もう決定事項なんで」と、翌月からほんまに単身で横浜に行ってしまい、
社長直属の(限りなく秘書に近い)部下として、社長とまさに二人三脚で新しい部署を立ち上げ、
最初は「とある一課」だったものを翌年には「事業部」にし、さらにその翌年には「事業所」にし、現在、元旦那がその事業所長に就任している。
そしてそれと並行して、二年前に自分の会社を設立し、会社勤めをしながら自分の会社の経営もしている。
まあ、その会社設立については、すでに離婚していた私にとっては関係ないっちゃ関係ないのだが、ひとつだけ聞きたいことは
私「てかそんなん、社長さん怒らはらへんの?いくら全く違う業種やからって、そんな余力があるなら会社の仕事に精出せ!って言われへん?」
元旦那「言われへんよwそっちはそっち、こっちはこっちでやることやってるし、結果出してるし。事業所仕切れるやつが育ったら俺は自分の会社一本でやっていきたいねんけど、それにはもうちょい時間かかるな~。社長に、『いずれは業務提携して、社長と部下でなく今度はパートナーとして、新しいビジネス始めたいですよね~』って言うたら、『それは楽しいなw俺もまだまだ死ねないな~』って」
私「社長に向かってようそんなことをぬけぬけと……。しかも社長さんも社長さんで『楽しいなw』って…。なんかもうわけわからんわ」
元旦那「商売人はそういうもんやってw社長も最初からわかってはると思うよ、俺が一生ここにおるわけないってことぐらいは。…だってな~、人が作った会社で偉なってもしゃあないやんけ?自分でいちからやるほうがおもろいやん?」

と、まあそんな人でして。


さて、話戻って。


てなわけで、
人のことは言えないが「なんしか事後報告」な元旦那は、仕事に対する思いを語ることはなかった。
てか、「(元旦那が)話さないから、(私も)あえて聞かなかった」という感じ、だったのかもしれない。
それはお互いに、なんかそうだったんだと思う。何故ならそれは、「夫婦だから」。

私は、自分がこれまでに従事したことのない仕事をしている人に「仕事の話を聞いて」と言われても、逆に何も言えません。
何故ならば、自分が経験したことのないその仕事についてのやり甲斐も、逆に苦労も、ほんまのとこはわからないから。
でも、その「思い」を聴くことなら、聞くのではなく「聴く」ことはできる。
自分自身が経験している・してきた「(似たような)思い」に置き換えて、それを「聴く」ことならできる。
だからそれはもうあくまでも、「なんかわかるわ~」の範疇なんですけどね。

では何故「夫婦」だとそれができないかというと、その思いを話し合う中で「論点」がブレていくことがわかっているからだと思う。
「夫婦」になった以上、今相手のその思いを聞くよりも、二人のこれからのことが重要にもなってしまうんだと思う。


だがこの度、いわばもう半分他人の元旦那が、そうして「商売への思い」を初めて話してくれた。

だが、この「基本セット」を前に、ああして熱く語ったあと、元旦那はなんか黙って肉を焼いている。

逆に、逆に、もう今こそ元旦那という人間を改めて知るこれは大チャンスじゃないのか?
もう「他人」の今やからこそ、この人の「思い」をもっともっと引き出してみたいし、きっとできる。
でも「他人」だからこそ、彼の放つ「次の言葉」をここは待つべきなのかもしれない。


「なんかもう、どうしよう???」
ガンバレりっさん!!!



私「(同時に)あんたの思う商いってさ…」
元旦那「(同時に)海老、焼くで?」

私「海老???…ああ、海老、海老ね。海老、焼いていいですよ」
元旦那「いいですよ、て、なんで偉そうやねんwwおまえが注文したんやろwww」
私「ごめん、ちょっと考え事してて。…っていうか。ちょっと…トークとか、しません?」
元旦那「しませ~んwww…今日はいちごとももに会いに来たんやから。おまえとはトークしませ~んww」
私「さっきなんかちょっと熱く語ったくせにww……ちゅうか早よ私の海老焼いてえや?仕事遅いんと違う~?」
元旦那「てか、おまえwwwどんだけ自己中やねんwww」
私「まかり間違ってもあんたにだけはそのツッコミはされたくないけどねwww」


ここまでこの章の「どんつき」を追って読んでくださった読者さんには誠に申し訳ないんですが。



離婚して夫婦でなくなっても、やっぱり元旦那のことはよくわからなかった。
りっさんは所詮その程度なやつです、なんかほんますんません。




ただ、彼(元旦那)が、「自分と勝負する商売人である」ということは、なんかわかった。



話、だいぶ戻って。



基本セットを残した私らが、その罪を咎められる(罰金を請求される)ことは、全くなかった。


「そんなもん当たり前やん」と、普通に堂々と会計の支払いをする元旦那を「横柄なやつ」とは私は、もう思わなかった。
ちょっと半分他人になった今やからこそ、なんか、彼の「商売」への思いを、応援してみたくもなった。


>元旦那
あんた、もしかしたらマジで新しい日本のビジネスを立ち上げる人かも。
何故ならば、あなたはきっと商売が好きで好きでたまらん、そんな人やろうから。





帰り道。



元旦那「(元旦那経営の会社が)関東でそこそこ格好ついてきたから来年あたりに関西でも店出す段取りやねんけど、おまえ、京都一号店の店長、やるか?w」
私「冗談。別れた旦那のコネで仕事世話してもらうとか、私の辞書には『無い』んで」
元旦那「やっぱ断ると思ったwwおまえみたいなやつって、経営者側にしたら結構重宝するんやけどなw……ほな、いちごかももにやらすかな?w」
私「まあ、思うようにやれば?一度きりの人生なんやしさ?あんたの好きにしたら?…ただ、どんだけあんたの会社が大きくなってもいいけど、いちごやももがそれを継がなければならない、先代のパパの代から支えてくれた部下のため、ひいてはその部下の家族のために、パパの会社を継ぐしかない、って、うちの娘らをそこに閉じ込めたるのはほんまやめて。あの子らはあんたの玩具でも二代目でもないから。あの子らにはあの子らの描く人生が多分ある」
元旦那「わかってる。…てか、おまえもな?…いちごもももも、ほんまええ娘に育ってる。そう育ててくれてるおまえは凄い親やと思う。だからおまえもそろそろおまえの人生を好きなようにやれば?」
私「そろそろ、ってまだまだwwwいちごももももまだまだ子どもやし、私にはいちごとももが成人するまでその責任があるんで」
元旦那「でも、いちごとももはおまえより長く生きていくやろ。でもおまえは絶対それより先に死ぬやんか?ほなもう、好きなように残りの人生、おまえの好きに生きたら?」
私「……でも。死ぬその日まで私はいちごとももの母親やから、あんたみたいにはやっぱ出来ひんよ。あ、嫌味ではなくてな」
元旦那「そっか」
私「あ、あと、いちごとももを、パパの葬式には行きたくない!っていうふうには、私は育てませんので。何故なら、そのことで傷を背負うのはいちごとももなんで。パパには一生、いちごともものスーパーマンもしくはサンタさんで居てもらいますので」
元旦那「そっかwww……ありがとうな」



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  1. 2010/10/26(火) 03:56:50|
  2. どんつき(外出)

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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