どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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「ざ~ます、なオバハン」の思い出・2

さて、 この 続きです。

そうして、事情を何にも知らない風呂上がりのオカンが今まさに玄関を開けに行こうとしているのがわかったので、
私らは足音を立てないようにそっと階段を降り、玄関の話し声が聞こえる階段のなかほどに身を潜めて様子を伺っていた。
玄関の戸をガチャっと開く音に続いて、「ワンワンッ」と子犬の鳴き声がした。
(「やっぱりさっきのあのオバハンやwwヤバイぞオカン、ピンチww」)と、私らは顔を見合わせて必死で笑いをこらえた。

すると次の瞬間、(多分)そのオバハンが

「おたくの子たちがうちのワンちゃんを鉄砲で撃ったんですのよっ!!」

と叫んだ。


っていうか、なんでオバハン「東京弁」やねんw
しかもなにその予想を裏切らない、もう見たまんまの「ざ~ます」系www



全く状況がわからない風呂上がりのオカンは、
「えっ、うちの子がですか…?その、ワ、ワンちゃんに…?」と、オバハンに聞き返していた。

普段そんな、犬のことを絶対に「ワンちゃん」とか言わないオカンが
(激怒りしているこの人が自分とこの犬を「ワンちゃん」って言うてるんやから、ここは私も「ワンちゃん」って言わんとあかんのやろか?)
みたいな感じで、オバハンに合わせて、頑張って「ワンちゃん」とか言うてる、そのオカンにもう笑いそうになった。

オバハンは「そうよ!今、たった今二階の窓から撃ってきたんですの!」と、自分で再度言いながらも自分でますますキレてきたのだが、
オカンは特にうろたえるでもなく、「はあ~そうですか……」と、わりと冷静だった。
オカンがその時どう思ったのか、オカンが死んだ今となってはもう尋ねようもないが、仮に私がオカンの立場なら
「おたくの子どもがなんか悪さした!」と突然怒鳴り込まれるにしても、その相手が「こういう感じの人」やったら

「…ちゅうか自分、なんかちょっとたいそう(大げさ)に言うてんのちゃうの~?」

と、ぶっちゃけ思ってしまうと思う。

「我が子の粗相を全く見知らぬ人(しかも見た目ちょっと変な人?)から怒鳴り込まれた」時、
普通、親ならまず「我が子」を信じると思うんですよね。「一応は、全うに育ててきた」という自信があればなおさら。
だから、人を見た目で判断してはいけないが(階段に隠れている私らのとこまで「臭って」くる)どぎつい香水をつけてるようなオバハンに
「うちのワンちゃんが撃たれたんですの!」といきなりそう怒鳴り込まれても、私がそのオカンの立場でもやはり、
「はあ~そうですか……」っていう反応になってしまうと思う。
まして風呂上がりの超リラックス状態やったりなんかしたら、そのオバハンのテンションにすぐにはついていけないだろうと思う。


話戻って。


オカンは「ちょっと子どもらにも聞いてみます」と言って、特に怒った声でもなく普通に(二階に向かって)弟らの名前を呼んだ。
上の弟と下の弟は「だってあれはカンちゃんが…!w」と、無言でカンを指差していたが
カンは年長者であり、しかも自分が悪さをしたくせに(行けw)と玄関のほうを指差し、幼い弟らを『ざ~ますオバハン』に売った。
弟らは(え~~~…カンちゃんずるいわ~~~…)といった様子でしぶしぶ階段を降りて行き、
しょうがないので、カンの頬を(ボケ!w)とつねってから、姉であり長子である私も弟らと一緒に降りてやった。

オカンは私の姿を見て「ああ、あんた(バイト)帰ってきてたん?」と言い、私は「うん」と答えながらオバハンをチラ見した。
するとオバハンの足元でちょろちょろとせわしなく歩き廻っていた犬が、
突然、オバハンの靴の先を「イイイ~~~」っとおもくそ噛んだので、私はついうっかり笑ってしまい、
今そうして靴を噛まれていることに気付いてないオバハンに(何がおかしいのざます!)と言わんばかりに、ごっつ睨まれた。

私「いやあの、ワンちゃんが、めっちゃ足噛んではるから大丈夫かなあ?と思って…」

するとオカンも、このざ~ますオバハンの憤りの足元で、なんかもうノイローゼ的にざ~ますオバハンの靴の先をイイイ~と噛んでいる犬と
それに気付いてすらもいないざ~ますオバハンを見比べてちょっと吹き出し、それをごまかすためか慌てて咳払いをしていた。


と、そうして「ざ~ますオバハン」にごっつ睨まれながら、
今だようこの事態がわからんままの「風呂上がりのオカン」による事情徴集が始まった。

オカン「あんたら、なんかこの悪さ(イタズラ)したんか?」
上の弟「僕は…してへん」
下の弟「僕もしてへんで~」
私「ちゅうかオカン、犬には弾当たってないで。これはマジでほんま」
オバハン「当たったのよっ!」
私「いや、ほんまに当たってないですって」
オバハン「当たったの!」
私「ほな、何処に当たりました?」
オバハン「それは…見ていないからわからないけど…」
下の弟「僕ずっと見てたけど、当たってないで~」

すると、「このままでは二対一の証言で負けそうざます!」と思ったのか、そのオバハンはなんと

「ねえ?当たったわよね、なんたら(←犬の名前?)ちゃん?」

と、人間の事情徴集にワンちゃん(犬)を参加させてきた。



志村、 犬 !!! それ 犬、しゃべれへん!!! (志村無関係)


オバハンのその「ワンちゃん導入」には、目下隠れているカンとユッコも耐えきれなかったようで階段から笑い声がした。


ざ~ますオバハンとうちらの弁が食い違うので、オカン(@風呂上がり。頭にタオル巻いたまま)は、一体どうしたものかと困っていた。
このまま押し問答を続けてもこのオバハンは帰らないだろうし、その間オカンはずっと髪を乾かせないと思った私は、

風呂上がりのオカン>>>悪っるいツレのカン

ってことで、それまで隠蔽していたツレ(真犯人)をこの法廷に引きずりだしてやろうと思い、
「カンが撃ったビービー弾がな、散歩中のその犬の足元の地面に当たったんや」と、自分が見たことをそのまま証言した。
するとオカンは、「ああ、カンはまだ居たんか?」と言い、「カン~ちょっと降りてきー?」と、カンを呼び寄せた。


すると、オカンに呼ばれたカンは階段の柱からちょっとだけ顔を出し、棒読み口調でこう言った。



「そんなに大事な犬なんやったら 紐でくくって家に置いとけ」



と、カンがそう言うや否や、オカンが「こらっ!w」っと、
風呂から持って上がってきてた洗顔フォームでカンの頭をパーンッと華麗にドツいた。

まるでオチのネタ合わせでもしてたかのようなその絶妙な間に、私と、(階段に隠れてる)ユッコは大爆笑したのだが
その即興コント(?w)が「ざ~ますオバハン」のさらなる逆鱗になんか触れてしまったようで、
「なんて野蛮な一家なのかしら!」とか「親が親なら子も子だわ!」とか「心外よ心外!」とか、
そのオバハンは玄関先で一人で興奮して怒鳴り続け、そのオバハンの大ハッスルに対してオカンは
「なんか(よくわからんけど)すんませんでしたね~」と、引きながらも大人な相づちを打って謝っていて、
と、そんないざこざの中、
玄関先で、もうすっかり弟らになついて尻尾を振っていたワンちゃんにまでそのオバハンは怒りだし、
ワンちゃんの首についたキラキラの紐を無理から引っ張り、大切なワンちゃんを無理くり引きずりながら、プンスカと帰っていった。


「で、結局なんやったん?」と聞くオカンに、
カンがその悪さをした時の心境(変なオバハンが居ったから、なんかおちょくりたくなったこと)を説明し、オカンは
「あんたな~、ほんまええかげんにしよしや?w犬はな、人間のおもちゃとちゃうねんで?」と言い、するとカンが
「うん、ようわかったwあのざ~ますオバハン見て、犬を人間のおもちゃにしたらあかんのがもうほんまようわかったw」と言った。


オカン「せやけど、『~~紐でくくって家に置いとけ』には、おばちゃんもう笑いそうになったわw」

カン「ああいうオバハンはな、誰かがいっぺん(一回)戒めたらんとあかんねんってw」



私がひとつだけ思ったことは、「笑いの血は争えん」。
私は紛れもなく「オカンの子」です。ありがとうございました。



話戻って。



てなわけで。

そうして怒鳴り込んできたあの「ざ~ますオバハン」には、なんか勉強させてもらいました。一言で言うと、「なんか痛かった」。

逆に今、自分がこの歳になって思うと、もしかしたらあの派手なざ~ますオバハン(推定50代半ば?)は、
金には恵まれても配偶者や家族にはなんか恵まれず(未婚既婚子あり子なし問わず「なんか」恵まれず)、
自分自身を着飾ることが生き甲斐、そしてさらには飼い犬が心の拠り所でありそれが自分のステイタス、みたいな、
なんかそんな人だったのかもしれないが、オカンの言葉を借りて言うと「犬はおもちゃとちゃうねんで」。

てか逆にもう今の時代なら、そういう人は生身の生き物は飼わずに、ちょっとこうなんかアプリとかで
「なんたら(生き物)牧場」とか「なんたら(着せ替え)ハウス」とか、そんなんをしてたらいいと思うんだが、
いかんせんあの頃は、そういった「もの」もなかったので、ああいう「勘違いざ~ます」な人らが、なんかそうした感じで犬とか飼っていまして。
実際に「強く」遭遇したのはあのオバハンが最強烈やったけど、なんかそんなコントの世界なオバハンがわりといたんですよね。



話戻って。



と、そんな私があの「ざ~ますオバハン」にひとつだけ言いたかったことは、


ガレージでの犬のお散歩は、そもそも 「禁止」 ざ~ますよ。


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  1. 2010/11/05(金) 00:14:42|
  2. 思い出のネタ(学生編)

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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