どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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Don't トーク。・2

さて、 この 続きです。

てなわけで、そうした内容のクレーム」について、
その訴え主の特定もできない、さらに詳しいいきさつもよくわからない、という状態でそれについての改善を迫られた我々だが
そのクレームは、「何しとんねんボケ!」とか言って怒られるよりも、逆にあとになってじわじわと堪えてきた。

だってね、想像してみてくださいよ。「苦痛」って言われたんですよ?

苦しく、そして痛い、と 書いて、「苦痛」。
しかも、もっと言うたら、 「実は、苦痛」。



「実は」そうした「苦痛」な思いをしていた人がいたなんて全くもって知らず、
どんなしんどい時もきついことがある時もそれをひた隠しにし、いつも明るく愛想良く振る舞っている自分らがまるでアホみたいに思えた。
てか正直言うて、なんかみんなちょっとやる気と気力を失ってしまった。

いや、わかりますよ。…いや、やっぱわからんけど、でも、「なんかわかる」ところも私はちょっとある。
例えば美容院とかで美容師さんが色々世間話とか雑談みたいなことをしてくれるじゃないですか?
あれはおそらく、なんぼ「それが仕事や」って言うても無言で他人の頭触ったり髪切ったりするのってやっぱ気ぃ使うやろし
しかも小一時間ずっとそうして黙~って他人の背後に立って作業してるのも、なんかちょっとアレじゃないですか?
だから彼ら彼女らはああして手を動かしながらも、なにかとネタを選んで考えて話し続けてくれるんだと思うが
私はそういった、「特に内容のない雑談」や「いわゆる世間一般の流行の話」や「芸能ネタ」にもともとあんまり関心がなく、
しかも今の店に入ってからは特に、普段自分が一日中接客でお客さんとなにかしらしゃべり続けているので、
休みの日に自分が客として行っている美容院でまでそうした「店員と客」の雑談をするのは正直疲れるので
「私に関しては作業中のトークはなしでいいですよ~」オーラを放ちながら、黙々と雑誌を読んでいたりする。
でも人によってはそれでもなんかしゃべってくれようとして、後ろからその雑誌を覗き込んで
「あー、その温泉、昔友達と行ったことがあるんですけどね~」とかって、それを話題にしてくれる人もいるが
「へえ~。そうなんすか~なるほどー」とか適当に相づちを打ってそれ以上話題を広げなかったら、概ね察して放っておいてくれる。
てか逆に、以前行ってた美容院の「TM」ぐらいノリが合う人やったら好んでトークするし、逆に笑かしにかかってもいくんですが。
…って、そういやこのところずっとTMの店行ってないなー。
何故ならTMの店は個人経営の店なんで、チェーン店の美容院と比べて割引DMの発行率が少ないんですよね。
今のこのご時勢、特に強いこだわりがない限りそれは安くなるとこに行ってしまうというこのデフレ・スパイラル。
ごめんよ、TM。もっと頑張って二号店三号店作って、もっとでっかくなってこの不況と闘ってくれ!って言うても多分TMのことやから
「いやもうね~僕はそんなんはええんですわ~。自分の好きなようにやってたいしねえ」とか言いそうやけどwww


また話がそれてしまった。


とまあそんな感じで、だから、「わからんけど、なんかわかるとこもある」。
でもそれにしても「それが苦痛だ」とまでは私は思わないですし、ましてあとからそんなクレームの電話をしたりはしない。
何故ならば、それは全くもって個人的な話、てかもっと言うたら「私のわがまま」であることを認識しているからだ。
だが、今回そうしてそのクレームの電話はかかってきたのであり、「実はそれが苦痛だ」と訴えている人が確実に約一名いるのだ。

一体どうしたらいいんだ…。


タケ「私はもう誰とも話さないことに決めました」
私「てかおまえはまたそうしてすぐ極論に走るやろw」
タケ「だってそうじゃないですか?だって誰だかわかんないし」
私「そう、それや。一番のネックはそれなんや」
タケ「こっちはこれまでからずっと信頼関係を築けてきている、と思ってる常連さんかもしれないし」
私「うん、多分そうやろな。いつも話しかけられるのが苦痛って言うてはったらしいから」
タケ「てか、話しかけられるのが嫌ならネットで買い物すればいいんですよ」
私「まあぶっちゃけそうなんやけどwでも店舗かまえてる側がそれを言うてしもたらアウトやからなー。ただでさえなんでもネットで買える時代やし…」
タケ「なんか、胃が痛くなってきて…」
私「それわかる。…私もや」


でもね、かと言って接客中に、


「実は今このトークを苦痛だと思っておられませんか?」


とかっていちいち確認するのも変じゃないですか。
そんなんもう「接客ノイローゼ」じゃないですか。なんかもう「心の病気」ですやんか。
てかそんな店員がいる店とかなんか気持ち悪いですやんか。だからそれはしない、しませんけど、


(もういっそそれをしたくても常識的に考えてそれができないうちら店員は逆に) 今、凄く気持ちが悪い。 


その日のうちのスタッフの接客は、かなりギクシャクしていたと思う。
実際、私もレジで常連のおっちゃんおばちゃんとかお婆ちゃんらにちょいちょい言われましたからね。
「なんかあんた今日元気ないんちゃう?風邪か?」とか、
「疲れてんのちゃうか?子どもさんまだ小さいんやろ?お母ちゃん、あんまり無理しなや?」とかね。


違うんです、大丈夫です。
ごめんなさい、なんかほんますんません。




このままでは、なんかうちの店はダメになるかもしれないと思った。


この、いわばたったひとつの「幽霊クレーム」によって、これまでうちらが築きあげてきたものが、
なんかもうダメにもなってしまうんじゃないか?と、私は思った。
よって、私は、カウンセリング担当の姉御(真矢みき似)に相談に行った。


私「姉御、今ちょっとだけいいっすか?今朝の朝礼で話があった、例のようわからんクレームの件なんですけど」


すると姉御は、ビックリする返事を返してきたのである。


「あ~~、あのこと?」
「あんなんもうな、放っといたらええねんよ?」



私「いや、放っといたらダメでしょwwwそのクレームについて何か改善策を考えないと…」
姉御「だってあんなもんどないしようもないやんか?自分のことも明かさへんと詳しいことすらも言わへんって、なんもやりようがないやんか」
私「それはもうまさに、ほんま仰る通りなんですけど…w」
姉御「…でもな、そのお客さんはまた来るで?…もうすでに来てはるかもしれんな?w」
私「姉御それ全然フォローになってないんですがwww」
姉御「てか、りちちゃんはなんで客がそうしてあとになって店にクレームをつけてくると思う?」
私「その場ではなんか言えない雰囲気やったか、或いは…クレームを言っている自分を特定されたくないから?」
姉御「そういうこと。匿名でクレームをつけてくる人は今後もこの店に来たいと思ってるからこそ、自分のことも具体的な話も隠すん。言うたらここに依存してはんのよ。こんな腹立つ店にはもう二度と来ない!って決断が出来る人なら、黙ってもう二度とそこには行かへんやろ?そうと違う?」
私「…確かに」
姉御「やろ?だから、自分の正体を隠してクレームをつけてきたその人は必ずまたここに来はるねん」
私「……じゃあ、うちらは一体どうしたら……」
姉御「あんたこんだけ言うてもまだわからん?w」
私「なんかわかったようなわからんようなw…とりあえず、いつも通りしてたらいい、ってことでいいんですかね?」
姉御「そういうこと。…て言うか、タケの打たれ弱さは知ってるけどあんたも意外と打たれ弱いとこあるのな?w」
私「ちゅうか、『実は苦痛やった』とかそんなん反則やろ?wと私は声を大にして言いたいんですよ、言えへんけどw」
姉御「www結局は甘えてはんのよ。でもね、甘えられてるってことは頼られてるってことでもあるのかもね?」



姉御、深いっす。 そして、「了解しました」。



よって、「なんでも笑いに変えていく担当」の私がしたことは、


「実は、苦痛」 を 「逆に」 流行らせる。


例えば、
お昼休憩に行く時に、「お昼休憩いただきま~す!でも実は苦痛」と言ってみる。
なんかみんなで爆笑したあとに、「って笑ってるけど実は苦痛」と言ってみる。
と、そうして、「実は苦痛」というその忌み言葉を逆に「オチ」に使っていくことで、
むしろそれを「笑い」に変え、今後もなんかやっていこうや、と私は思って。

ちなみに、「実は苦痛」は今や「おもしろ用語」として一人歩きをし始めています。
「さすがりっさん、笑いの天才!」って言うてる場合かw

この事件についてきっと一番心を痛めておられたであろう店長には誠に申し訳ないことこの上ないのだが、


「こんなん出ましたけど~?」  泉アツノ無関係。




最後に。


その匿名クレームをしてきたその謎のお客様に私がひとつだけ言いたいことは


あなたは逆にそんな自分自身が 「実は苦痛」 なんじゃないでしょうか?



いや、どうやわかりませんけど、なんとなく。
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  1. 2010/12/02(木) 01:54:14|
  2. 仕事ネタ(現職)

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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