どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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い・け・な・い デート・2

さて、 この 続きです。

そうして、次の日曜の午後3時というなんか中途半端な時間に、私とマッチは、
当時、繁華街に出かける際の待ち合わせのメッカであった「四条河原町の阪急前」で待ち合わせをした。
私が阪急ビルの前に着いた時、マッチはビルの柱にもたれるようにして立っていて、遅れてそこに現れた私に
「ほんまに来てくれたんや?」と言ったので、私はなんかバカにされたような気がして、もうこのまま帰ってやろうかと思った。

特に何処に行くと決めていたわけでも何をすると決めていたわけでもないので、私とマッチはなんとなくずーっとブラブラ歩き続けた。
途中、マッチが「飯食うにはまだ早いし映画でも観る?」と聞いてきたが、別に観たい映画もなかったし
てかそもそも私は映画を観ることにそう興味もなかったので(今もあんまり強い興味はないけど)「映画はいいわ」とか言い、
道端で目についた雑貨屋さんとかにふらっと入ってヘンテコな帽子をみつけて被せあったりしてふざけながら、延々とずーっと歩いた。
そうして歩いてたら、たまたま中学の時の同級生に会い、
その同級生が、私の傍らにいるマッチをちらっと見て「彼氏?」と聞いたので私は「違うよ」と速攻で否定した。
でもまあ確かに、この間合い(距離感)や雰囲気を客観的に見たらこれは「デート中」に見えると思う。

しかも、私はマッチを男友達と思えるほどマッチのことを知ってるわけでもないし、てか逆に言うと、
初めて会った日にみんなで飲んで、こないだ二人で電話でしゃべったのが初めてで、さらに今こうして二人で会うのも初めてなんで、
マッチは「男友達」ではなくまだ「男の人」で、だから今、「男友達と遊んでる」んではなく「男の人と会うてる」っていう自覚が「私本人」にもある。

って、なんとなく「その違い」、わかりますかね? …ってこれどう言うたらいいんかな~?
わかりやすく言うと、「男の人(恋の対象になり得る人?)」と、「ええツレ(いい人、ええやつ)」の違い、みたいな、そんな感じかもしれない。
そして今、マッチはその「前者」にいて、だから「これは、デートなんだ」と、自覚してる上で今、私はここにいる。


てか私、なんで今日ここに来たんやろ?
私は、マッチのことが 好き… なんかな…?




マッチは俊ちゃんよりずっと会話が巧みでおもしろくて、さらに笑いのノリも合った。
(そしてもっと言うと、俊ちゃんよりかなり見た目も良かった)

だから特に何処に行くわけでもなくそうして歩きながらしゃべってるだけで楽しかったし、正直ちょっとドキドキもしていた。
でもそうして内心ドキドキしていながらも、いやいやいやでもこのドキドキは、
「このデート?について今、秘密を共有している」というドキドキからくるドキドキもあると私は思い、
これはよく言われる、「高いつり橋を誰かと手を繋いで一緒に渡ったら恋が芽生える」みたいなもんだ、と思い、
自分の中に今確かに芽生えているそのドキドキを、私は必死で打ち消そうとしていた。


余談だが、超ド級(死語)の高所恐怖症の私は、誰かと高いつり橋を渡っても100%恋は芽生えないだろうと思う。
それは何故なら、


『匍匐前進』 で しか、私にはそれは無理なので。



話戻って。


と、そうしてだいぶしばらく河原町近辺を徘徊していたらちょうど晩ご飯に適した時間になったので、「飯行く?」ってなって
「静かな店は気ぃ使うから嫌や」という私の希望により、なんかそこらへんの居酒屋に適当にプラッと入り、
飲んで食べてざっくばらんにしゃべってるうちに次第に話題が「俊ちゃんのこと」になり、マッチに、「俊と付き合うんけ?」と聞かれた。

私「付き合わへんよ。そんなんもう見ててマッチもわかってるやろ?」
マッチ「俺はわかってるけどw……でも俊はわかってへんやろな…」
私「ちゅうかさ、なんで私のベル番知ってんの?俊ちゃんに聞いたん?」
マッチ「んなもん聞けるか!www俊ん家に遊びに行ってた時に俊が、りっちゃんが全然連絡くれへんって言うから、ほな今ベル入れてみろや?って言うたら俊がりっちゃんにベル入れだしたから、それで俺はりっちゃんのベル番を暗記したんやw」
私「あんたそれはあかんでしょ……」
マッチ「最悪やろ?わかってるwそしたら、りっちゃんから電話かかってきて」
私「あ~~~あの夜か……」
マッチ「俺、横で俊とりっちゃんの話聞いててん。だから俊のケツ番を使ってベル入れたんや。俊の電話番号じゃない番号からで俊のケツ番でベル入ったら、もしかして俺(マッチ)からかな?って気付いてくれるかな?と思ってw」

私がひとつだけ言いたいことは


マッチ、それはもう「孔明の罠」だ。


いや、「マッチからや」とまでは気付かんかったけど、確かに「俊ちゃんではないこと」は気付いた。
っていうかマッチは知らんかったけど「逆に」そのケツ番を結局俊ちゃんは使用してなかったことも功を相したんだが

重ねて、私がもうひとつだけ言いたいことは


俊ちゃんに、なんか謝れ。



ちゅうか、よくよく考えたら、
俊ちゃん(親友)が口説いてる女を内緒で誘ったマッチが俊ちゃんになにか責められるかもしれんのは、それはちょっとわかるけど
俊ちゃんと付きあってるわけではなく「ただ求愛されてるだけの私」がいつ誰と会おうと、私は俊ちゃんに責められる筋合いはないのだが
その裏話を聞いた私は自分がそのマッチの作戦にハマってしまったことで、俊ちゃんへの罪悪感が一層強くなってしまった。
だからその秘密のデート?のことは一生誰にも言わずに墓場まで持っていこうと心に決めて生きてきたんだが
残念ながらその罪は、この度私のモノ書き魂に負けてしまった。てかもう「時効」ってことでここはひとつ(爆)。


私とマッチは続きの二軒目には行かず、その店を出て、その店の前で別れた。
「ぎゅってしたらあかん?」と聞かれたので即座に「あかん」と言ったら、マッチは爆笑した。

マッチ「もし、りっちゃんと俊が付き合ったら、俺もまたりっちゃんに会えるかな?」
私「私と俊ちゃんが付き合うことはないからマッチと私ももう二度と会うことはないわ」
マッチ「そうかーじゃあ今日が最初で最後か」
私「うん、今日が最初で最後」

「ほな、元気でね~」と最後に握手した時、なんかわからんけど一瞬だけ心がきゅーっと鳴った。


てか、ほんまなんやったんやろう?あのデートは。


ってな感じで。


まあなんしか、
5年ぶりに飲みに行ったんや、というツレの話を聞きながら、何故か、
大昔の「いけないデート」にドキドキしたことを思い出したwという、なんかそんな話でした。






おまけ。


今はもうああいったそういった「いけないデートによるドキドキ」をしたい、とは思いません。
何故なら、それをすることによって失うかもしれない、てか、失いたくないものが今の私にはもうあるからだ。

てか変な話、「そういったドキドキ」を全く経験したことのない人ほど、
「なんで(ええ歳して)今さら?」っていう段になって「そういったドキドキ」にのめりこんでしまうんかもわからんね?
って思うと、失うものがなんもなかった頃にそうした「いけないデート」を経験しといたことはなんか良かったのかもしれない。

ちなみに、
私があの時(別れ際の握手できゅーって鳴った時)なんでそのままマッチに走らなかったのか?と言うと、それは、

こうして「親友に内緒」で、親友の狙ってる女を誘いだすような男は、
逆に、自分の女(彼女)に対しても確実に「内緒ごと」をするだろうと思ったから。


なのでした。


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  1. 2010/12/06(月) 01:04:32|
  2. 思い出のネタ(社会人編)

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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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