どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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まだまだまだまだ走る、いちご。

さて。

今日、突然、「クリスマスのお誘い」を受けました。


「りちさん、24日か、25日って、何してますか?」と。



まあ、そのお誘いの相手は同僚のタケちゃんやったんですけどね。




私「何してますか?ってどっちも出勤やがな。シフト表見たらわかるやろボケ」
タケ「それは知ってますよ、てか私も出勤だしw 夜ですよ夜」
私「夜?夜はなんもないよ」
タケ「んじゃ、いちごちゃんたち連れてうち来ません?子どもたちがクリスマスケーキ買って~って言ってんですけど、3人じゃ絶対食べきれないから」
私「それ乗った!いや~うちもケーキケーキ言うとるんやけど、それこそ私甘いもん食わんからホールやとデカすぎてさー。しかも頼みの綱のいちごも今、甘いもん節制しとるしな」


てなわけで、クリスマスはタケ家と合同でやることになりました。




さて、そんな感じで今日の本題。


そう、この冬、いちごは「肉類・油もん・甘いもん節制」をしているのです。
何故ならば、それはひとえに「陸上のため」。なんか、そんなんばっか食べてるとええ筋肉がつかないんですって。

って、いちごの陸上熱心はわかるけど、同時に彼女は成長期の子どもでもあるので「断食」はさせませんけど
つーか、私に言わせたら、
「好きなもん止めてまでそんな必死こいてやらんでええやん~。食べたいもんぐらい好きなだけ食べろ食べろw」
って感じなんだが、それはいちごに言わせると、
「ママって…。なんか、ダメな人やな…」だそーで。


ウーン、キョウレツゥ~。


と、そんなダメ人間の私とは違い、

毎日夕方の6時まで放課後陸上練習して、どんだけ疲れて帰ってきても、「陸上を言い訳にはしない」と言い、
宿題して、ご飯・お風呂のあと、さらに晩の11時までチャレンジ(進研ゼミ)の問題集で自主勉強してるにも関わらず、
翌朝はまた6時すぎに起きて「朝練開始1時間前の念入りなストレッチ」を欠かさない、

そんなイケてる人間ないちごは、

先の(11月末開催)、京都市の全小学校駅伝予選会に出場するにあたり、そのリザーブ(補欠)選手に選ばれました。

その大会は各校男女それぞれ5名ずつの計10名とリザーブの各2名を含めて14名までエントリーできることになっていて、
学校によって、例えば5年生6年生の中からメンバーを選抜するとか、陸上部優先で選抜するとか色々みたいだが
いちごの学校では毎年6年生全員の中からその14名を選出することになっているそうで、
よって、4年生から希望者のみの練習が始まり、5年生からは半ば全員参加、6年生は特に事情がある子以外全員参加、
ってな具合で、毎年述べ3年かけてその予選会に向けて練習をしているんですね。

もう何回も書いているので、いちごにしたら「いつまでそんな昔のこと掘り返すねん」と怒ることかもしれんが
そもそもいちごは走るのが苦手で遅くて、だから4年生の時のその自由参加の陸上練習には行ってなかった。
「だって、どうせ私は走るの遅いもん」と。
と、走る本人自身がそうして乗り気じゃないのなら、
「あ、そう。ほな行かんでええんちゃう?」と、私はその自由参加の練習にいちごを無理から行かせなかった。

だが。

「学校のこと」に真面目ないちごは、5年生からのその半ば全員参加の陸上練習に参加していくうち、
「駅伝」ないしは、「中距離・長距離走」の、ストイックとも言えるその世界に彼女はどんどん魅了されていき、
「べべ(最後)から何番目」やったとこから、己を切磋琢磨し、努力に努力を重ね、2年の月日をかけ、
彼女はこの度、リザーブとは言え「その代表」に選ばれるとこまで昇ったのである。

いちご本人は「本メンバー入ること」を目標にこれまで走りこんできたのだろうが、
私はそんないちごがリザーブに選ばれたということがもうもの凄い快挙だと思った。
「よう頑張りよったんやなー。凄いなー」と思った。


てか実は、その「予選会のメンバー選出」にはもうひとつエピソードがありまして。


いよいよそのメンバー選出に重要なタイムレース(校外練習)を明日に控えた放課後の練習中、
いちごは足首をくじいたそうで、痛む足をひきずりながら、半泣きの半ベソで学校から帰ってきた。

「とにかくしっかり冷やすように」という指導を受けたと言ういちごは、目にいっぱい涙をためながらずっとじっと足首を冷やしていた。

「もう全部終わりや…。明日でメンバー決まるのに…」


正直、なんて言葉をかけたらいいのかわからなかった。
何故ならば、「その日のために走りこんできたいちごの今の気持ち」は、「それをしていない私」には、
そんなもんもうどう頑張って一生懸命考えてみても、やっぱそれは多分わからないからだ。
だから私は、「そんな君を見てきた私が思うこと」と、「私の経験上、私が思うこと」を、いちごに言った。


「もしかしたらそのまま明日も痛みが取れへんかもしれん。せっかく今まで頑張ってきたのに、直前のその怪我で、大事な本番であんたはええタイムが出せへんかもしれん。でもな、人生にはそういうこともあるねん。でもな、それで全部が全部終わりにはならへん。いちごが今まで頑張ってきたことは確実にいちごの身になってるとママは思うで?」

「いちご、言うてるやん?中学入っても陸上続けるって。ママは陸上のことはわからへんけど、ママは体操やってたから、そうして怪我した時に無理したらその怪我の後遺症が残ることは知ってる。だからもし明日まだ痛みが残ってるようなら、明日はもう無理して走らんとき。その予選会に出れへんかっても、あんたが陸上を続けていく中でまだまだチャンスはあるし、次の目標になることもきっとまたあるとママは思うよ?」


いちご黙ってうつむいたまま、私の話を聞いていた。
いちごは私の意見になんの反論もせず、同意もしなかった。
と、そんないちごに、私は、

「でもそれでもなんでも、こいつは明日全力で走るんやろな」 と思った。

何故なら、こいつは、こんな小さい子どもながらも、もういっぱしのアスリートなので。
「痛みをかばってそこそこで走る」なんてことはきっとせえへんし、逆にできひんやろう、と。

よって、その晩はもうそれ以上なんも言わずに、前に店でもらった(また試供品のw)湿布をいちごに渡した。
それは「サロ○パス」どころではない、捻挫や筋肉痛を治す即効性のある(第一医薬品の)湿布薬なんで、
逆にこれで明日になっても痛みが取れてなかったら、かわいそうやけど今回はしょうがない、と私は思っていた。


すると。


翌朝、いちごがピカピカの笑顔で起きてきて、「ママ、全然痛くないよ!」と言うたんですよ。

私「ほんまか~??まだ痛い言うたらママが『もう今日行くのやめとけ』って止めると思ってそんなん言うてるんちゃうか~?」
い「ほんまほんま!…ほら見て見て、もう全っ然痛くないしね!(と、負傷した足首をぐりんぐりん回す)」
私「あっコラおまえアホ!わかったからやめろ、あんま調子に乗んな!w」

「でももし会場で痛みがぶり返してきたら、ほんま無理せんときや?」
「寝て安静にしてたから寝起きで一時的にマシになってるだけかもわからんしな?」

と言って送り出したその校外練習で、いちごは、
「まさかと自分でも耳を疑った自己ベスト記録!」を叩きだしたそうで、
朝、家を出た時よりも、さらにさらにピッカピカの笑顔で帰ってきた。



てか、そんなんもう、
ママ(私)が今まで書いてきたどのホンより 「ステキな話」 やんか。



逆にもう ママ、 「自信喪失」。 





話戻って。


と、そんなもうひとつのエピソードもありつつ、いちごが掴み取ったその「リザーブ席」なのだが、
「本番(予選会)までの間にメンバーが変わることもあるから、各自心して、練習に手を抜かないように」
という、顧問の先生からの御触れがあったそうで。


私「え、じゃあもしかしたら、リザーブのいちごがギリギリになって本メンバーに入ることもあるかも、ってこと?」
い「うん。…でも、いちごは予選のリザーブから予選のメンバー入りを目指すんじゃなくて、来年2月の本選のメンバー入りを目指していこうと思うねん。だってな、予選メンバーに選ばれたみんなにしたら、ギリギリになってリザーブの私と交代になるってすごくつらいことやと思うねん。だから今度の予選会は、いちごはリザーブを頑張る。メンバーのみんなが一番いい状態で走れるようにサポートしながら、自分も一番いい状態のリザーブを保てるように練習続けて、まずはこの予選会を突破しようと思ってる」


それを聞いた私が言うたことは、


「そっか~。」



「もしや補欠繰り上げもあるんじゃね?」みたいな、そんなこざかしいことを言うてほんまにすんませんでした。


てか、あの時、ママが、
「その予選会に出れへんかっても、あんたが陸上を続けていく中でまだまだチャンスはあるし、次の目標になることもきっとまたあるとママは思うよ?」
とか、そんなん言うまでもなかったのかもしれんな。

何故なら、やっぱあんたは「誰かと戦ってる」わけじゃなくて、「自分と戦ってる」んやろ。
だからあんたはそうして、強く厳しく逞しくも、なお、その努力を共有してきた仲間に優しいんやろな。



いちご、頑張りやー。

なんかほんまに泣きそうになったら、また、ママのとこに帰ってきい。
ママはなんにもうまいことよう言われへんけど、でも、ママはずーっとここにいるから。



あんたがそうして走ってる後ろ姿、ママは大好きやで。
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  1. 2010/12/15(水) 02:53:35|
  2. 「走るいちご」 シリーズ

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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