どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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すこぶる元気な安静患者・2

さて、 この 続きです。

「~てなわけで、ちょっと今から病院行くから子どもらを見ててもらいたいんやけど、なんか用事してます?」とオトンに電話したら、オトンは
「おまえ一人で行けるんか?子どもらも乗せて車で送って行ったる、今から迎えに行く!」と、10分後ぐらいに迎えに来てくれた。

っていうか、正直オトンには家で娘らの子守りしながら待っててほしかったんですよね。
何故ならばあのオッサンは病気・病院に対してめちゃめちゃビビリの怖がりなんで、不安が高じてだんだん機嫌悪なりよるんですよ。
しかも時期的にまだインフルエンザとかもあるにはあるし、夕方の救急外来とかもう絶対待つんで、オトンは確実にイラつきよる、と。
だがどうしても送って行くというので、しょうがなしにオトンも連れて(←送ってもらう分際でこの言い様w)行った。

そうして着いたかかりつけの総合病院は、さすが休診日、普段と違って暗くて静かで人がいなくてがら~んとしていた。
そのロビーの一角が救急外来の外待合になっており、私がそこで名前を言って受付をしていると看護婦さんが血相を変えて飛んできて
「座ってられる?順番が来るまで処置室のベッドで寝て待ちますか?」とかあれこれ聞いてくれたんだが、
「歩いてくる時に何回かふらっときたんですが、座ってる限りはふらつきはないんでここで大丈夫です」と私は答え、
と、そんな中、後ろの椅子でいちごとももがそれぞれのバックから持ってきた本を取り出して淡々黙々と読み始めた。
それを見たオトンが「こいつら度胸あるな~。ドキドキしてんのはわしだけか…」と呟いたので、看護婦さんはちょっと笑い、
「私よりオトンが血圧計ってもろたほうがええかもなw」とか言いながら問診表を書き、体温と血圧を計ってもらった。


…って、ね? 「元気」 でしょ?
だからほんまにね、「全然元気」だったんですよ、私は。



と、そうして30分ぐらい待って診察室に呼ばれると、担当の先生はいかにも研修医上がりたてぐらいのイケメンボーイだった。
マスクで顔半分隠れてたんで「正確なところ」はわからないんだが、医者でこれ(顔)ならモテるやろな~とか思いつつ
あ、でもこうして日曜の救急外来の当直してるぐらいやから「デートする時間なくていつもフラれる…」ってパターンかもな~とか
そんな下世話で余計なお世話なことを考えながらも診察を受けていたら、
「中で炎症が起きてるのはもう間違いないし、白血球の数値と、あと貧血の状態も見たいので採血をしたい」と言われ
採血なんざ定期健診のたびにやってるんでこっちにしたらもう慣れたことで「ああ、はいはいどうぞ」と右腕を捲ったら
横で待機していた、私と同年代かちょっと若い?美人の看護婦さんがもうすでにてきぱきと採血の準備をし始めていて
私の腕を台に乗せて上腕を縛ったあと「ちょっとチクッとしますよー」というあのお決まりの台詞と共に注射器を構えた。
まあ慣れてるとは言え、自分の腕に針が刺さるのをまじまじと見るのはあんま気持ちいいもんでもないので、私はスっと目を反らした。

看護婦さん「……はい、手の力抜いてラクにしてもらっていいですよ~」


ええっ!? てか、いつの間に???


今まで37年間生きてきた中でもうかれこれ多分50~60回は血を抜いてきたと思うが、ここまで「完全な無痛の採血」は初めてだった。
スゲー!この人マジでスゲー!!!と大感動した私は「いつ針刺さはったかほんま全くわかりませんでした!」と連呼し、
「普段お見かけしたことがないんですが平日勤務はされてないんですか?出来ればこの先もう一生あなたに私の血を抜いてほしい」と懇願し、
するとそのイケメン医師が「さすがですよね…」と、その看護婦さんをため息交じりの尊敬の眼差しで見て、
看護婦さんは「いえいえそんな…」と照れたように少し微笑みながら、またてきぱきと採血の後片付けをしていた。


よせ だめだ! やめろやめとけ、彼女に惚れちゃいかーん!
わかるけど、その「敬いと恋が一緒くたになってしまうその気持ち」は、もう痛いほどよくわかるけど、
まだ若い君が「どう頑張っても叶わぬ恋」に破れて傷つく姿など 私は見たくはないのだよーッ!





てか妄想ネタはええから早よ話を進めろや このクサレ病人!(怒)




という読者の皆さんの声がなんだか聞こえた気がしたので、ここからサクサクといきますと。


採血の結果、貧血のレベルはかなり高いが、炎症レベルはそれに相当するほどまでべらぼうには高くない。
だからここからさらに炎症が進むのか、このまま推移するのか、落ち着くのか、現時点では全くわからない。
ただ、今ひとつだけ言えることは次にまたジャーって(下血が)きたら輸血が必要になるかもしれない。
なので、このあと例えばそれは夜中でもなんでもジャーってきたら、すぐに救急車で来ること。
それと、明朝に必ず主治医の受診を受けること。これについては帰る時に受付で予約をして帰ってください。
今日は主治医がいないので、主治医を抜きにして今ここで今後の治療の方向性を決めることは出来ない。
とりあえずして欲しいことは今から絶食。ただし水分補給は絶対にしてください、OS-1(飲む点滴)を推奨します。
この絶食には二つの理由があって、
ひとつは明日直ちにファイバー(内視鏡検査)になるかもしれないのでお腹を空にしておいて欲しい。
もうひとつは出血・炎症を起こしている腸の活動を一旦休ませるためです。
新たな処方箋は今日は出せません。今、主治医から処方されているお薬をこれまで通り飲んでください。

私「ていうことは、家に帰っていいんですか?」
医師「一旦は。ただ、今言ったようにまた下血があったらすぐに来ることと明日必ず主治医の診察を受けてください」
私「そうですか!wwいや~ぶっちゃけ正直このまま入院になるかもしれんのも覚悟して来た、みたいなとこあったんでw」
医師「明日主治医がどう判断するかはわからないですけど、『今日のところは』、帰っていいですよ」
私「……。……そうですかorz」


「3時間以上待たされた結果が薬も出さんと『また明日出直して来い』ってどういうことや」と(案の定)オトンはご立腹だったが
「ごめんオトン逆にごめん私がそういう病気やねん先生も病院もなんにも悪くないねんだからごめん」となんとかなだめ、
めっちゃ不服そうなオトンにまた送ってもらって子どもらと家に帰って、
どうかまたジャーっと来ないことをひたすら祈りながら、私は朝までの時間をやり過ごした。

店(職場)には救急に駆け込む前に電話で現状(下血したので救急に行く)を伝え、
「~なので、すみませんが明日明後日は休ませてもらうことになると思うんです。診察が終わったらまた報告します」
と、明日明後日の欠勤予想の謝罪と報告をしておいたのだが、
そこでうちの敏腕副店長は(下血して二日やそこらで回復するわけがない)と機転をきかせてくれはったようで、

「…というわけで、今後のことは明日再度主治医の診察を受けてから、の話になってしまって…」

と、帰宅後にそんな恐れ多い追加報告をすると

「さっきの電話の後すぐに、向こう一週間までのりちさんの交代要員を確保したんで大丈夫ですよ。店長(休みだった)にも報告入れときました。だから仕事のことは心配しないで早く…って言うたらあかんかw『ゆっくり』良くなってください。りちさんが元気になって帰ってきてくれるん待ってますから。お大事に」

と言うてくれはったんで、私はなんかもう泣きそうになった。
っていうか私ほんま「元気」やのに仕事休まなあかんなんて、もうほんまなにこの体……。
でももう今さらそんなん愚痴ってもどうにもならないので「なるようにしかならん」と無理から開き直って顔を上げた。

幸いなことに絶食が効いたのか、それから朝まで「なんにも」出なかった。
そして翌日朝一番で主治医の診察を受けた。

このところわりといい状態をコントロール出来てたのに、今このいきなりの下血の原因がわからない。
しかも今朝の採血でも炎症レベルは(この病気の)許容範囲なのに、まだ貧血レベルは俄然高い。
よってステロイド投与は無しで(炎症レベルがそこに達してないから、逆にまだ出せないそうで)、
鉄剤のさらに上をいく「造血剤」という薬を出しつつ、薬(ずっと飲んでるやつ)を処方限界量まで増量する。
ただその限界量には投与期限がある(連続二ヶ月がMAX)ので、出来れば一ヶ月後には元の量に戻したい。
それと、この造血剤は色々としんどい副作用があるので、その副作用のしんどさと貧血のしんどさを計りにかけて
「もうこの薬を毎日こんだけ飲むのは嫌、しんどい」と思ったら、自分で少し量を減らしたりしてもいい。
ファイバーは今日はしない。今、刺激を与えると逆効果になったり腸壁が傷ついたりするかもしれないから。
あの最初の二回以降維持出来てるなら下血はこのまま止まると思います。
もし血便などがあれば受診してください。救急じゃなくても僕がいる時でいいので。
昨夜から絶食してくれてたので、今日明日は少量のおかゆから食べ始めてください。
肉と油は一週間後ぐらいに少し試みて、もしもダメなら「タイプ」が変わってるかもしれないので禁食してください。
一週間後と一ヶ月後にまた様子を見せてほしいので、予約を入れときます。

私「ていうことは、家に帰っていいんですか?」
主治医「いいですよ。 今すぐ入院しろ!って言われると思いました?」
私「そら思いますよー!だって全然元気やのにいきなり下血てこれ『ちょっと残って(=入院)くれるかな?』みたいな話になるんか?と」
主治医「うん。下血してるから貧血は仕方ないとしても、意外に元気ですもんね?」

私「やっとわかってくれる人がいた…。そうなんです、私は元気なんです!」



ただ、やっぱり事実としてこうなってしまってる以上、体の中は「何かしら」元気じゃないので、
一週間後の診察まで「自宅安静」をしてください、と言われた。もっと言うと「身体はもちろん、頭(神経)も極力使うな」と。
自宅でそれが難しいようなら、入院してもらってこちらで完全看護させてもらうしかないと。

副店長の有り難い機転により「向こう一週間休んでいい」と了承をもらってる私は即座に
「大丈夫です、自宅で出来ます。何故そう言えるかというとそれは…」と主治医にそのことを話し、すると主治医は
「理解のある職場で良かったですね~。あ、そうか、りちさん薬局勤めやもんね?それは理解もあるやろねw」と笑っていた。



てなわけで。


そうして「元気」にも関わらず一週間後の受診まで「安静」をすることになった私は、
こんなん言うたらあちこちから袋叩きに合うかもしれないが、ぶっちゃけ、「かなり暇」だった。

すこぶる元気なのに「身体と、さらに頭も休めなければいけない」ということになってしまい、ただただ家で昼寝とかしていた。
「仕事一週間休んでんのに(体動かしてへんのに)昼の日中に昼寝なんかできるかボケw」とか当初は思っていたけど
意外と目を瞑ればもうなんぼでも寝れて、目が覚めたら夕方の4時!っていう日もあったんで自分でもビックリした。
そうした昼寝に飽きたら、好きな作家さんや芸人さんの本(緩~いエッセイ)とかを布団で読んだりしていた。


そして主治医の「考え」は色々当たっていた。
一週間の安静の間、一回も下血はなく(止まった)良くなる一方、造血剤の副作用はだいぶしんどかった。
絶食以降、少量のおかゆしか食べてなくて食が細ってるところに副作用の食欲不振が重なり、
食べる気がしないのでほとんど食べなかったら、一気に顔がコケて体力がなくなってきて台所でふらつくようになった。
でも私は「一週間後には絶対職場復帰する」と自分の中で決めていたので(これ以上体力が落ちたら復帰した時にしんどい)と考え、
主治医に言われていた通り、有益と副作用を計りにかけ、自己判断で造血剤を減らして副作用を回避し、極力頑張って食べた。
「仕事のことは忘れておいていい」と副店長に言われていたのでシフト表も一切見ないようにしていたんだが、
日替わりで毎日入れ替わり立ち代わり、上司や先輩や後輩や同僚から
「りちさん大丈夫ですか?なんか欲しいもんあったら届けるから言ってくださいね」とか、
「りちりち元気だせよ!待ってるんだぜ☆ それと、誕生日おめでとーさんです♪」とか、
「あんたもう~~~ビックリしたわー!どやさー?ゆっくり休みよしや~?」とかそんなメールや電話が来るので、
シフト表を見なくても逆に「今日は誰々が出勤してるのか(朝礼で私の病状を店長・副店長から聞いた?)」がわかり、
なんで私はこんないい人・ええやつばっかりに恵まれてるんやろう?私はラッキーすぎる、と思った。

あ、あと今回のこのことはツレには一切言うてなかったんだが(何故なら私は「元気」だったので)
「ブログの更新が(変に?)止まってるからおかしいと思ってたら、やっぱりか!w」
と、とあるツレにはなんか見抜かれていたようで、そうして笑いながらもちょっと怒られた(爆)
あいつもほんまええやつよなー。ラッキーすぎる自分がもうほんま怖いわ。
ってそう思うと逆に、難病の一個や二個持っててちょうどプラスマイナスゼロなんかもわからんな、とか自分で思ったり。


話戻って。


一週間後の受診で、私は「安静」が解けた。

下血・血便(主観的異常)、なし。
採血での貧血・炎症レベル(客観的異常)、なし。
原因の究明と今後の対策については今だ未知だが、それは追々またやっていくとして、
現状MAX量の薬を減らせるかどうかのことはまた一ヶ月後の宿題としておいて、とりあえず、
あなたは「いわゆる緩解(寛解)状態」になったので、今まで通りの生活に戻していっていいですよ、と。


「助かったーーー!!!」


と思いました。


この病気になってから、これまで何度か悪なって、良くなる度に「助かった!」と思ったことはあるけど
今回のはもうほんま自覚症状というものがほとんどなかっただけに、
私自身が一番、自分の身体が持ってる力(免疫力)を信じて祈るしかないみたいな感じやったんでね。
生きてるねんけど生きてる心地がしなかった、そんな感じやったんで、「勝った!」よりも「助かった」と思った。


と、まあそんなことがありました、という話でした。


あ、今?今はもちろん元気ですよ?てか、だから何回も言うてるやんか、逆にもう言わすなよ!


私はずっと「全然元気」やったんや、っちゅうねん!






おまけ。


「走るいちごが頑張って大会走ったごほうび」として、彼氏さんのお兄ちゃんから豪勢なステーキ肉を贈っていただいていました。
でも、その次の週に私の状態が突然悪くなってしまい。


ステーキ1

ステーキ2


私「そや今日、お兄ちゃんが贈ってくれはったステーキ焼こか!どえらい霜降りやで~もう多分溶けるほど美味しいで!」
もも「やったーステーキ♪(←も、束の間)……。(と、なんか急にテンション下がる)」
いちご「ママも、もう普通のご飯食べていいの?」
私「いやママはまだおかゆやけど、てかこれはいちごが頑張ったごほうびなんやからママを気にすることはないよw」
い「…じゃあ今日はいいよ」
も「…ももちゃんも今日はいいよ」
私「そうか…。…なんか変な気ぃ使わせてしもてごめんな」
い「っていうより!ママとK兄とみんなで一緒にわいわい食べるほうがもっともっと美味しいからいちごがそうしたいだけ!」
も「ももちゃんも!…あ~♪ももちゃん、その日が楽しみで楽しみできっとねむれないよ~~!」
い「一年生は宿題と明日の時間割して寝ろよ!wいつまで起きてるつもりやねん!w」
私「wwwwwおまえらほんま吉本に売り飛ばすぞwww」


てなわけで。


私の完全回復を待ってもらって(?)、昨日、彼氏さんのお兄ちゃんからいただいたステーキをいただきました。
ホットプレートの焼肉用の鉄板で焼きながら切り分ける、という「鉄板カウンター・スタイル」で。

お兄ちゃん、ありがとう。
いちごとももも、ありがとう。

色々不甲斐ないオカンですけど、ママはこれからも君らと笑って生きていきたいと思っています。
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  1. 2011/02/27(日) 01:31:29|
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りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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