どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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ベストオブギプス・2

さて、この 続きです。


と、そうして「五人が連結して(学校の遊具の中でダントツに一番でっかい)ジャングルジムの滑り台から滑る」ことになったはいいが
滑り台の上の、あの「滑りだし」のスペースのところに五人が一斉に並んで座れないことに気付いたんですよね。
なんぼ小学生って言うても、(当時、学年で一番か二番にチビだった私を除いては)五年生にもなると女の子でもそこそこ大きい。
よって、先頭に決まっている(←)私以降、背の小さい順に並んで、ギリで座れる前から三人目までが先に滑りだし、
その前の三人が滑りだして「滑りだし」のスペースが空くや否や、急いで後の二人が滑って前の三人に追いつき、最終的に五人連なって


「(五人で) イエーイ ♪」 

って そんなうまいこといくかwww
 


っていう話なんですが、
もうなんの根拠もないのに、私らは「それならうまくいく!」と信じてやまず、その作戦をすぐさま実行することにした。
しかも、ヨッコの公文の時間が迫っているので、これはいわば「最初で最後の千秋楽」なのだ。

てなわけで、「滑りだし」のとこに座った私の後ろに背の順で二番目三番目のツレらが座ったんですが
私のすぐ後ろ(二番目)のヨッコが、両腕で私の腰周りをがっちりホールドしてきよったんですよ。

私にしたら、
「後ろから自分よりでかいやつらが四人まとめて滑ってきても、着地と同時に先頭の自分が「さっ」と退けば、自分も後続のみんなも怪我をしない」
という寸法があったものですから、そうして後ろのヨッコにホールドされてしまうとかなり計算が狂うわけです。
それはずばり、「自分のタイミングによる身動きが取れない」。よって私は、もうそのまんまなのだが、
「後ろからそんなにがっちりつかまれてたら着地で退かなあかん時にすぐ退けへんやん。もうちょっと緩めに掴んでーや」と言ったのだが、そこでヨッコが
「でもりっちゃんしっかり掴んどかへんかったら、りっちゃんだけどんどん先に滑っていってしまうかもしれんやん?だってりっちゃん軽いから心配やねん」
って言うたんですよ。


軽いからどんどん滑っていってしまうのが心配。

って、言うてる「意味」 がわからない。



でもその当時の私は、その意味不明の意味に普通に納得してしまったんですよね。
ああ、もうヨッコは今どうしてもこのこと(五人連結滑り)を成功させたいんやと。
しかも、ヨッコは優しいやつなんで、私がどんどん先に滑っていってしまうことで私がなにか怪我でもしないか心配してくれてるんやと。
ヨッコ、逆に「ありがとうな」と。


大人になった私が今、ひとつだけ彼女らに言いたいことは


誰か大怪我する前に みんな早よ帰れ。
そして、その忠告は 見事に的中した。




滑りだしてからと滑ってる最中のことは正直あまりよく覚えていません。
なんせもう一瞬の出来事やったんですよね、何もかもが。


もうね、速かったよ~~~ 地面に着くの。


そもそも、滑り台の遊び方やその仕組みから考えると、概ねの普通は足が一番に着地すると思うんですが、
その時、先頭にいた私は前傾前屈姿勢で上半身から着地したんですね。っていうか、叩きつけられた。
その一瞬の中でもそうして足を引っ込め(前屈し)て着地した(していた)のは、恐らく
「この五人の全体重とそれにかかる重力+α加速を今ホールドされてない足で支えるとなると多分足が折れる」
という私の瞬時の天才的判断と運動神経の賜物だと思うので、そこは自分を誉めてやりたいが、
結論として、それら全ての力を一身に請け負うことになったのは、私の「左肩」だった。

でもしばらくは痛みというものを全く感じなかったんですよ。
滑りだした時は後ろにいたはずが、何故か今は「上から乗りかかっている後続の四人」が重かったのと、あと、
上半身からの着地の際に顔と唇についた砂が口の中に入って、口の中がジャリジャリになってるんが不快だったぐらいで。

と、そうして「楽しい思い出」になるはずが、まさかの「人間ドミノ」になったことで全員だいぶ後味が悪くて
なんかもう色々居た堪れなくなったのか、発起人のヨッコが


「じゃあ、私 公文行くわ…」


と言って帰り、その場はなんか「お開き」となった。

「ほな、うちらも帰ろか~」ってなって、残った四人で教室に置いてたランドセルを取りに行く最中、
「左肩を真っ直ぐ下に降りたところの辺り」がだんだんジワーっと熱くなってきて、ジンジンと鈍く痛くなってきた。
だが私は「今さっきあんだけの勢いで打ったんやから、そら多少痛いに決まってる」と、その痛みをしばらくやり過ごしていたんだが、
でもその痛みはもう歩くたび、歩く(動く)ことたびにジンジンからガンガンと響いてくるほどになってきたんで、「ごめん、先行っててー」と、教室に帰る皆に言った。
すると即座に全員から、
「え、どしたん?」「どっか痛いん?」「おんぶしよか?」「ランドセル取ってきたろか?」と、そうして一斉にやんや言われたので、
「だから皆してそういうふうに言われるともう嘘でも『気のせいやったわ!w』とか言うてまうから、もう放って行ってくれw」
と思ったんだが、そんな私の心の思いは完全無視され、あれよあれよという間に私は保健室に連れて行かれた。


保健の先生「鎖骨にヒビが入ってるかもわからん。家帰って、お家の人と一緒に○○病院行って診てもらい、今日中に。○○病院はその場でレントゲン撮ってくれるから。それとその検査結果を学校にもご連絡くださいってお家の人に言うといてね」



そんな「おおごと」な話になるとは思ってなかったみんなはパニックを起こした。



「さこつ、って何?どこ???」
「こつって骨やろけど聞いたことないし、骨のだいぶ奥のほうやの骨やと思う!こつづい、かも?」
「奥やし痛みを感じひんのや!こつづいやったらこつづいいしょくしじつ手術せなあかんなるかも!」
「なにそれ?」
「骨の元が折れてしまった人が移植とかで骨をもとに戻すねん!」
「そんなん麻酔手術ひつようやん!」
「私のお母さん看護婦やから私は病気詳しいで!麻酔手術したら赤ちゃん産めへんなるねん!」




保健の先生「……。みんなはお家に帰りなさい。りちちゃんを保健室に連れてきてくれてありがとうな」



と、そうして、「負った人」と「その外野」が隔離され、保健室の先生と私のトークが始まった。


保健の先生「さっきも言うたけど、お母さんにこのこと言うて病院に連れてもらい」
私「お母さんに言うたら絶対おこられるwww」
先生「お母さんに怒られるようなことわざわざして怪我したんやったら、そらもうかなり怒られるかもしれんな~?w」
私「私は一人で病院行ける。だからお母さんには言わんといてほしい」
先生「先生からは言わへんけど、でも一人で病院行けるからって保険証とかどうすんの?お母さんそんな怖いんか?」
私「怖くはないけど絶対怒られると思う。…うちお母さん元気そうやけど身体悪くて去年ずっと入院してて今年ちょっと退院できて今は家で着物の裏打ちの内職してるねんけどでも病気治ったわけじゃないしまたいつ入院するかわからんし命大事にしなさいしょうもないことしてもええけどお母さんは許すけどなるべくならしなさんなって言われててだからこんなしょうもない怪我はもう絶対怒られる!!」

と、今度は私がパニックになった。

先生「そうかー。でも怒られるって思うのはあんたがお母さんに愛してもらってる証拠やと先生は思うわ。お母さんによう言われへんねんたら今すぐ先生と病院行こう。でもな、遅かれ速かれこのことはお母さんにはバレるで?w」
私「……お母さんに○○病院に連れてもらいます」
先生「うん、それがいいな。結果を学校にもご連絡くださいって、お母さんに言うといてな!w」


今の小学校教育(小学校現場)には考えられないことかもしれんが、私の小学生当時はもうほんまこんな感じでしたよ。

先生は親の顔色とか見てなく、うちらの気持ちに向き合ってくれてたんで
だから、うちらも目の前の先生にかっこ悪いとこも全て全部正直に言えてたんかなあ。



と、そうして家に帰ったら、オカンが家でいつも通り内職(反物の和裁)をしていて、普通に「おかえりー」と言ったので、
それまではもう全然全く弱音吐く気などなく、逆に「とは言っても、オカンにはやっぱこのことは内緒にしとこう」ぐらいの感じでいたのに
そんな普通な感じのオカンに会うたら、私はまたもう保健室の先生に言うたみたいに全部正直言うてしまった。



私「今日放課後、総合遊具の滑り台から調子乗った滑り方して落ちて、友達に保健室連れて行かれてんw」
オカン「wwwアホ丸出しやなあんたはwwええ友達がいてくれて良かったな~」
私「うんw …ほんでお母さん、左肩の下の辺がめっちゃ痛い」
オカン「どこ?(探る)」
私「ここ(教える)あんまきつく触らんといてな。ヒビいってるかもしれんし、○○病院で診てもらうのもいいかもしれんって保健室の先生に言われた」
オカン「今はどんなふうに痛いん?」
私「歩くたびにここがガンガンしてきて頭も痛なってきて、帰り道で二回ゲロ吐いた」


オカン「病院行こ。」

私「ごめん(半泣き)」

オカン「後で謝るぐらいやったらなんでもっと自分の身体大事にせえへんの!…ってお母さん言いたいけど、とにかく今は病院行こ。な?」

私「うん(全泣き)」




ひとつだけ思ったことは、

いつか大人になったらオカンに絶対恩返ししようとほんま思ったけど、その前にオカン死んでしまったので、恩借りたまま。



話戻って。


と、そうしてオカンと受診した、とある救急総合病院外科を受診した結果、私の故障に下った結果は


「左鎖骨(と、その周囲の骨もダメージありの複雑)骨折」  でした。



てかなにそれ治るの?っていうかどうやって治すの?
てかこの入り組んだところにある骨格関節をどんなふうにして治していくの?


前振り長くてすみません、次回やっと本編です。続く。
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  1. 2011/04/21(木) 03:45:10|
  2. 思い出のネタ(学生編)

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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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