どんつきを右に曲がって左のかどっこ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

反面・おじいちゃん

さて。

先日、前出の記事でちらっと書いた、次女の七五三の記念写真の前撮りに行ってきました。
土曜で実家のオトンもちょうど仕事が休みだったので、一緒に見に行くか?と誘ったら、「行く行く。ほな、車で連れたろ」と、車を出してくれた。
そうして撮影自体は夕方に終わったんだが、そこで「ほなさいなら」もアレかと思ったんで、うちで一緒に晩ご飯を食べることにしました。
オトンと私と長女と次女とで鍋を囲みながら、今日の撮影の時の話などをしました。

と、そこまではごく一般的な団欒風景だったのだが、
その話題がひと段落した時、オトンが突然、「全然一般的じゃないこと」を言い出したんです。

オトン「おじいちゃん、この歳まで地球が廻ってることを信じてなかったんやー。だって、立ってても目ぇ回らへんもんな!」


この和やかなシーンで急に何を言い出すのだ このオッサンは。

だって、 じゃないだろ。 「だって、」 じゃ。




63歳オトン、 まさかの 「地球の自転公転」 全否定。



うちのオトンがあまりほとんど勉強賢くないのは子どもの頃からなんとなく知ってました。
オカンには宿題とか見てもらったこともたまにあったが、オトンに勉強を教えてもらったことは ただの一度も ありませんし
っていうか、聞いても 本気でええかげんな答えを「自信持って」言う ので、オトンに勉強聞くのは無駄だと思っていた。
一応、高校は卒業してるんですが、田舎の婆ちゃんの話では、知り合いの住職さん(仏教系の高校の経営者)にあんころ餅持って行って、
「あんたんちの学校にうちの息子通わせてやってくれんかのー」とかって頼みに行って通うことになった高校らしいですし、
「高校三年間はずっと駅伝ばっかりやってた。学校には駅伝を走りに行ってたようなもんや」というオトンの言葉は嘘じゃないと思う。
そんなふうにして、「もうほんまにそれ(駅伝)しかやってなかったんやな~臭」が、63歳になった今でもオトンには漂ってますからね。
ちなみにオトンの母校はすでにとっくに廃校になっています。そらそうやwそんな「坊主の片手間でやってる」ようなとこww


話戻って。


ただ、さすがに今のこの時代で「オトンが地動説をも信じてない」とまでは思ってなかったので、私は一瞬呆然としたんだが、
話の内容がわからん(まだその勉強を学んでいない)次女のももはともかく、
中学生の長女・いちごは「えっ。私、学校で習ったけど…」と、ちょっと控えめながらもおじいちゃん(オトン)に引いていた。


オトン「話を最後まで聞きなさいって、いちご。でも、おじいちゃん、最近月を見てて、やっぱり地球は廻ってるんかなあ~って思ったんや。だからやっぱり、いくつになっても気づきって大切なんやな!」

いちご「う、うん~~~……???」


わかるぞ、いちご。 君が今 「そう」 なることが。


いや、何かいいことを言おうとしてるのはわかるんですけど、
それについて説得される要素も納得する要素も、もう一切ない話ですからね、そんなもん。
「63歳まで地球が廻ってることを信じてなかったオトンが何故最近月を見ていて地球が廻ってることに気づいたのか?」
が、この話の感動的なラストシーンに繋がる一番大切な軸の部分なのにそこがすっ飛んでるもんやから、いわばこんなん


全10話の連ドラの6話から9話までが放送事故で流れなくて、でも最終話だけ放送された。


みたいな話ですからね、もうこれは。
よって、この最悪な連続ドラマの視聴(被害)者であるいちごは、もう至極当然の質問をオトンにした。


いちご「おじいちゃんは、なんで月を見てて地球が廻ってると思ったん?」

オトン「白夜かな?」



世界中の天体科学者を今すぐここに呼べ!!!
ここにもうとんでもないレベルの頭脳を持った人がいますよ!!!
63年間の長きに渡って自転公転を否定していたにも関わらず、
「月見てて白夜を思いついてそのことを理解した」 という 大天才 がここにいますよ!!! 




私がひとつだけ思ったことは、


オトンは 「一方通行を逆走するルートを案内する恐怖のカーナビ」 だ。


地球の自転公転を理解してこそわかる「白夜」なのに、地球の自転公転を理解していないのに何故「白夜から」それが理解できるのか。
なんかもうおそろしい回路です。「その中身を、いっそもう見たくない」ぐらいの、そんなおそろしい回路。
私のような常人には全く理解できません。


話戻って。



いちごは、「へ、へえ~~~……」と言って、それ以上の追求をしませんでした。私はそれが正解だと思いました。
何故ならば、オトンは今もう絶対にその「白夜」について、「自分なりの理解をしている」に違いないからだ。
多分なんかのテレビ番組とかで「白夜のこと」をたまたま放送してて、オトンはなんかそれを見たんだと思います。
でなければ、オトンの口から「白夜」という言葉を聞くことは、私の生涯にはなかったと思うので。
でも絶対、今オトンはその「白夜についての理解」を間違った形で、「またしている」、と私は思ったんです。



だいぶ以前、何か他愛も無い話から、私が
「そういや散髪屋の前にあるあのくるくる廻ってるポールの配色は動脈と静脈と包帯を表してるその名残りなんやって~」
っていう話(雑学)をオトンにしたことがあるんですよ。

私「大昔はハサミを所持できる人がほぼ医者に限られてたかなんかそんなんでハサミを持つことの出来る医者が散髪もしてたんやって。衛生面のこともあったんやろな。やから今散髪屋の目印になってるあのくるくる廻るポールは元は、ここに病院がありますよ~、の目印やったんやって。赤が動脈、青が静脈、白が包帯、を表してんねんて。もちろん当時は今みたいに回転するポールじゃなかったやろしきっと何か看板的なものが始まりやったんやろけど、そういった歴史があって散髪屋のあのポールは今もあの配色なんやって」
オトン「そうなんか~」

と、そこで「そうなんか~」と言った(=理解したはずの)オトンが何故か、
「もう何故???」か、近所の人職場の人、さらに会う人会う人に


散髪のついでに頼めば、血圧も測ってくれるかもしれんで?

娘に聞いた話では 「散髪屋は、医者」 なんやて! 



といったことを触れまわったことがあり、勝手にその発信元された私は、その「訂正作業」にクタクタになりました。
そんな私がひとつだけ思うことは、「オトンが今いんたーねっつに疎くてこの世界に一切関与してなくてもう本当に良かった」
ネットの世界でそんな「娘がこんなん言うてて自分はこう解釈した(デマ)」を流された日には、訂正作業が追いつきませんからwww


話、だいぶ戻って。



そうして、
孫に何かいいこと(人生のこと)を語ろうとしてるが、それ以前にだいぶ頭悪い(勉強できない)ことがバレてしまったオトンは、
「地球の自転公転の話」から、「だから自分自身も頑張ることも大切で、でも周りの人に生かせてもらってることを自覚することも大切」とか、
なんかそんな得意分野の精神論に無理から話を広げて繋げていき、いちごとももは、それに口ごたえ(反論)もせず、静かに聞いていました。

と、そうしてオトンがしゃべくり倒して、なんかいい気分で帰る時、
いちごとももは玄関先まで行って「おじいちゃん、また来てね!」とそれを笑顔で見送り、玄関のドアを閉めた、
と、その直後、テスト前でもなんでもないのに二人して、「勉強する…」 と言って、子ども部屋に篭ってしまいました。



「反面親・教師」ならぬ、「反面・おじいちゃん」 



オトンの定年後、「子どもが勉強しなくて困ってるっていう家庭に二泊三日でオトンを派遣する」 そんな商売もありかもしれない…。

スポンサーサイト
  1. 2011/10/12(水) 00:38:34|
  2. オトンネタ

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター


無料カウンター

月別アーカイブ

よりかね(双子) です。

クリックしたらなんかしゃべるよ。

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。