どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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薬剤師先生とデートをした。その4

さて、 この 続きです。

その薬剤師が調べてきたという甘味処は、カウンターで和菓子(生菓子)を販売するのがメインの老舗で、その傍らのイートインスペースで、
「抹茶と、中になんか甘い蜜が挟んであって上から粉まぶした細い餅を棒にさしたもの、のセットが食べられますよー」みたいな店だった。
「てかなにその紹介???」と言われそうだが、実際食べてもあの和菓子の正体がなんなのか?が、私にはよくわからなかったのだ。
ただひとつだけ言えることは、あの棒に刺さった餅はそんなに甘くなかったので私は助かった。

と、そうして薬剤師は待望の抹茶を、抹茶を飲みたいと思わなかった私はホットコーヒーを飲みながら、中身はいよいよこのデートらしくなって行った。

あんまり書くとその薬剤師に「会社をばらすなと言ったろ?」と怒られそうなのであんまりは書かないが、
その薬剤師の務め先と私の掛け持ちバイト先(ドラッグストア)は「競合他社でありつつ、まあまあ仲良し」みたいなところがあるので
お互いの店のこと(売れ行き)などもちらほら話しつつ、うちらにとっての競合のことについて意見交換・情報交換などをした。
しかも思いきりその実名らを出して言い合っていたが、その店にはずっと私たち以外に客はいなかったので声を潜める必要はなかった。
もし百歩譲ってあったとしても、その甘味処の店主(おじいちゃん)が厨房で仕事をしながらツイッターで

おくすりやさん、きてはるなう。 

とか、そんなん呟いていたぐらいだったと思う。いや、それも全くなさそうやったけどwww

その薬剤師はもうほんまに、「かねてからの発言通り」の、期待を裏切らない人だった。
「みんなもっとドラッグストアでOTC(市販薬)を買え!」とか
「病院で保険を使ってあれもこれもとバカみたいに薬を貰うな。湿布薬ぐらいドラッグストアで買えよばーか!」とかそんなん言っていた。
その薬剤師がそんなん言うのは「売上が悪くて店が潰れたら僕の仕事がなくなるじゃないかww」というそれも本音だろうが
実はその薬剤師は、例えば、「動けない人もいるんだから在宅処方とかも積極的にやっていくべきだ」という考えとかも持っていて
だが「町のお薬屋さん」が経営不振でどんどん潰れてしまったらその超地域密着型医療は誰がやるんだよ?という危惧があったりとかで(ざっくり言うと)
そんなんもあって「ドラッグストアで薬を買え買え!」と言っているところもあるので、こういう人は(口は悪いがw)信用できると私は思う。
少なくとも「人様のために出来ることを」とか、そんなことを身内同士であーでもないこーでもないと言っては現状を憂いでるだけの人よりは
「町のお薬屋さん」を活発に回転させてもっと新たなマーケットに乗り出そうとして動いている人のほうが、その話に信憑性がある。
ただ、本人いわくそうした発言をするたびに一般人(客)でなく、むしろ同業者(医師・薬剤師)にそのツイッターをブロックされるらしいがwww

と、そんな話をしていたら余裕で2時間ぐらい経っていて、時計の針が昼を廻っていた。
よって私が「そろそろお腹もすいてきたので、お昼ご飯を食べに行きませんか?」とアシストし、我々はまた移動することになった。
次に行ったのはちょっと隠れ家的な雰囲気のあるカフェレストランで、まあまあ地元でありながらそんなお店があるのを私は知らなかった。

大きな窓から差し込む自然光を照明のベースにして、テーブルに置かれたスタンドライトが柔らかく互いの頬を染める。
どちらからともなくそっと手を取って愛でも語れば、もう明日にでもその恋人たちは結婚式場を選びに行くだろう。

だが我々は恋人たちではなく薬剤師とトーハンなので、そんなムードの中で愛のことではなく薬のことをずーっと語っていた。
先ほどの1時限目(甘味処)が「社会とOTC(市販薬)」だとすると、その2時限目(カフェレストラン)は「主な医薬品の成分と作用」だった。

余談だが、
この記事を読んでいるとまるで私が始終、どこかコミュニケーション下手なその薬剤師に気を遣って接している、
かのようにも思えるかもしれないが、多分その人はその人で私に気を遣ってくれていたと思う。
それを私が感じたのは、そのカフェレストランで昼ご飯をオーダーする時だった。
「本日のパスタランチでいいんじゃない?」とまでは決まったんだが、それはピリ辛ソースのなんたらとクリームソースのなんたらがあり、
その薬剤師は「じゃあ別々のものを頼もうか。そうしたら両方食べられるもんね?」と言ったんだが、私は即座に
「いや、私はピリ辛はいらないのでクリームソースにします」と、その提案をバッサリ叩き斬った。
理由① 持病の関係でいくつかの香辛料系の刺激物があまり食えない私にはピリ辛系はわりと危険な賭けである。
理由② 大皿料理ならまだしも一人分の料理について私は人と「ちょっとあげるしちょっとちょうだい?」といったシェアを好んでしない。何故ならあれもこれも一度に食べてみたいという欲もなければ、人が自分と違うものを食べているというその味に特に関心がないから。
するとその薬剤師は「そうか…じゃあ僕もクリームソースで…」と言ったので私は「いや食べたいもん食べたらいいじゃないですか」と言い
するとその薬剤師は「そ、そうだね…。クリームソースにするよ」と言ったので私は「ああそう。ほな店員さん呼びます」と言った。

店員「・・・かしこまりました。セットのお飲み物は食後にお持ちしたらよろしいでしょうか?」
薬剤師「それでお願いします」
私「すみませんが、私は先にお願いします」
薬剤師「えっ?」
店員「かしこまりました(去る)」
薬剤師「え、先?飲み物、先にするの?(そわそわ)」
私「はい。なんか飲みながらとりあえずタバコ吸いたいんで」
薬剤師「あ…っと、じゃあ僕も先にしようかな?(わたわた)えっと…」
私「てかもういいじゃないですかそんなことどっちでもww」
薬剤師「いやでも(立って)あ、すみませーん!(店員とこまで行って)やっぱり、僕も飲み物を先で!」

私「だからせわしないねんて!!座ってろやwww」  

*関西弁講座 「せわしない」= 落ち着きのないさま、急か急かと動くさまに対する注意の言葉。

多分あの時、理系頭のその薬剤師は私に「理系ではない頭」で懸命にコミュニケーションを図ってくれたんだと思うんですよ。ほんまなんかすんませんでした。


話、かなり戻って。


食事を終えた後、我々はまた「今日の本筋」に戻った。
市場の話はさっき随分したので、私としては2時限目はこの薬剤師の医薬品知識を出来るだけ吸収してやろうと思っていた。
そうして吸収して抜粋したものをまた明日の私の仕事(医薬品販売における情報提供)に生かしてやろうとして。
ここからちょっとカタカナが多くなりますが大して難しい話ではないので「薬は難しいイメージ」の頭でのシャットダウンなきよう、お付き合いください。

私「薬剤師さんは化学式から入るじゃないですか?でもうちらはそうじゃないんで、例えばアスピリンはアセチルサリチル酸なんやけど客に説明する時はやっぱ『アスピリン』のほうがメジャーなんでうちらはわりとそっちから入る、みたいなとこがあるんですね。だから追っての勉強がほんま多くて」
薬剤師「そうなのか」
私「こないだジメチルポリシロキサンって何や?って調べたら、なんのこっちゃないジメチコンでしたしw」
薬剤師「ジメチコン?・・・何故ジメチコンを知っている?」
私「何故ってOTCじゃないですか。トーハンの試験にも出ますよ」
薬剤師「え、ジメチコンはOTCだったか?・・・あれ?てかなんだっけジメチコンって?wその前にはなんと言った?」
私「ジメチルポリシロキサン、と言いました」
薬剤師「ジメチルポリシロキサン。よし、ジメチルポリシロキサンで調べてみよう。(と、スマホを取り出す←またww)」
私「消泡成分ですね。胃腸薬とかに入ってますよ」
薬剤師「それを聞いて思い出したよ、ガスピタンだな!(スマホで調べつつ)そうだ、これだった。商品では何に使われているのだろう?(さらに調べる)」
私「いいですね~。それは是非是非調べましょう」


おかわりのアイスカプチーノを飲みながら。 


薬剤師大先生様 に スマホで調べものをさせる。 


その薬剤師は「僕は勉強不足だから薬の知識はあまりない。君はよく勉強しているよ」とか言って私を誉めてもくれたが、
私が思うに、「その頭の中に入っている知識の分野が莫大すぎるから、たまにそうしてふっと抜けてしまうだけ」なんやと思うんですよね。
その点うちらは「まずOTCに集中して勉強していって、必要に応じて補足で積み重ねていく」って感じなので、その違いだと思う。
でもその薬剤師を、偉いな、さすがだな、と思ったのは、わからない(正確に言うと忘れている)ことをその場ですぐ調べるということ。
薬剤師にしろ我々トーハンにしろ、それはすぐにやっとかないと、明日にも「そのこと」を患者や客に聞かれるかもしれないので。

ただし、その行為を「ほんまのデート」の時にやったら、多分、彼女は怒らはると思いますけど。
なんせそうしてなんか引っかかることがあるたびに、話の途中でいちいちスマホ検索してはったんでwww


と、そうして薬剤師大先生を使い倒してしまったんで、「なんか返さないとフェアじゃないな」と思った私は
「推売(推奨販売品)のハンドクリームを売らないといけないんだ」というその薬剤師にハンドクリームの上手な勧め方を教えてあげた。
ついでに、どこのドラッグストアにとっても「夏の推売品」である日焼け止め乳液の勧め方も教えてあげた。
これは私の企業秘密なので詳しくは書かないが、
その場でのお試しがなかなか出来ない薬と違ってタッチアップ(実際塗ってみること)できる商品はお客さんと一体感を作りやすいんですよ。
早い話、自分は店員なんやけど自分もいわば「客の立場」で、今、お客さんと一緒にそれを体感して意見交換をすることができる。
双方がやいのやいのなんだかんだと言うて楽しみながらその商品の販売に繋げていくことが出来るので、文字通り「楽」なんです。
と、そんな私のレクチャーに「そういう持って行き方があるのかー」とか言って関心していた薬剤師がふと漏らした一言がおもろかった。


薬剤師「なんだか、本社に呼ばれて販促の上司に叱られている気分になってきた・・・」


がんばれwww がんばれ薬剤師大先生www 


ただ、正直こうした概ね化粧品類を男性店員に売れというのは難しいところもあると思う。だってそうじゃないですか。
「もう大して若くもないのに若い子の肌向けに作られてる日焼け止めをせっせと塗っててね。秋になって、なにこれ!?シミ出てきたやん!…ってそんなんシャレにならないじゃないですか?ww」
って、こうしたトークは女性同士の、もっと言うと「オーバー30のおばはん」やから出来る話であって、これを男性店員が言うてみ?
もう普通にクレームになりますわ。例え「薬の専門家からの見地」をもってしても、そこはもう普通にクレームになりますわ。


「あの男性店員に、私は 日焼け止め乳液ではなく 喧嘩を売られました」 



話戻って。



てな感じで、その店でもまたさらに2時間しゃべり倒した。
そうして「神泉苑事件」と「二条城事件」を計算に入れずの計4時間しゃべっても、まだもっとその薬剤師とたくさんしゃべりたかったが、
せめて休みの日ぐらいは子どもらが学校から帰ってくる時に家にいて、「おかえり」って迎えてやりたいなとか思い、
もっと言うと、
「今この降り出した雨に対して子どもらの学校に傘を届けに行く」という休みの日でないと絶対に出来ないことをしてやりたいとか思い、
「そろそろ行きますか。私はもう帰ろうと思います」と私が言うと、
「そうだね。そろそろ子どもさんが学校から帰ってくる時間だ」と、その薬剤師は一瞬にしてそれをなんかわかってくれた。


理系wwwww ありがとうございますwwww 話が早いwwwww  



ひとつだけ言えることは、私は今後もその薬剤師とちょいちょい「会」を開催すると思う。

そうして会うたびに、「君はいよいよ恐ろしいやつだな」と、その薬剤師に言われる、そんなやつに私はなりたい。



おまけに続く。






おまけ。


掛け持ち先(前の店)の薬剤師さん(50代男性)との会話。

私「こないだの休みにね、大阪の薬剤師さんとデートしたんですよ」
薬剤師「え、マジですか?てかなんでわざわざ休みの日まで同業者に会うwwwそういうとこ尊敬するわw」
私「それもう全く同じことを向こうの店の同僚にも言われましたわww」
薬剤師「www で、どうでした?なんか言うてはりました?」
私「○○(社名)にお勤めの方なんですけどね、やっぱどこも苦戦してるみたいです」
薬剤師「「○○かwww」
私「ドラッグストアで薬を買え!買って家のゴミ箱にでも捨てとけ!って言うてはりましたww」
薬剤師「過激やwww …いや、でも凄いわ~。俺そこまではよう言わんわ~」
私「だがそれを言っちゃうその先生は、お陰様でもうあちこち敵だらけみたいですわw」
薬剤師「でしょうねwww なんかおもしろそうな先生をよう見つけはりましたねww」
私「でしょ?ww 私もそう思いますwww」





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  1. 2012/01/24(火) 01:13:59|
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Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

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