どんつきを右に曲がって左のかどっこ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

非常で日常な ある夜のこと

下の娘(どんつき~での通称・チビ)が3歳になりました。

早いな~。

ついこないだ、2500g 切るほど小っこい体で懸命に産まれてきたばっかやのに。


上の子の時は、やれ三ヶ月だ、半年だ、1歳だ、なんだと指折り数えてきたが、
二人目ともなるとええかげんなもんで、
このところチビは、誰かに「いくつ~?」と聞かれるたび、「2歳8ヶ月」と答え続けていた。

今月も翌月もその次の月も、「2歳8ヶ月」。

おかんが適当な代わりに、上の娘が指折り、妹の歳を数えていたようで、
ある時、人に歳を聞かれて「え~っと…」ってなってるチビの横で答えたらしい。
「妹は今、2歳8ヶ月です!」と。
それをチビはすかさずインプットした。ああ、自分は2歳8ヶ月なのだと。

誕生日の夜、さんざん「今日から3歳やな。3歳、な」と言い聞かせた後、
「ところで今、いくつ?」ってチビに聞いたら、やっぱり「2歳8ヶ月」と答えた。

笑ろた。

「(笑いの)お約束」 が出来る3歳児。 いや、狙って言うたわけではないと思うがw


さて、そのチビですが。

実は先週の日曜の夜、救急病院に走ったんですよ。
あの、エキゾチック・ジャパ… ちゃうわ、EJ の打ち上げの後。家帰ってから。
幼い子どもがいると、夜中に病院走るっていうのはそうめずらしいことでもなく
もう慣れっこになってるので、酔いも眠気もバシッと一瞬で醒めるもんで。

普段は、うちの子らは遅くとも9時には寝かせてるんですが、
その日は帰ったんも遅かったし、帰ってからなんやしてたら10時半ぐらいになった。

上の娘は「もう寝る~」とベッドに飛び込んで、3分で爆睡した。
で、チビを寝かしつけようと、いつも通り二段ベッドの下で添い寝してたら。

チビ「おしっこしたら、痛いのー」
私 「…? うん…。???」

なんで寝しなに唐突にそんな情報を提供するのだと思ってたら、
もうなんかいきなりごっつ泣き叫びだした。

チビ「痛いよー!痛いよおおお~~~!!うあああ~~ん!」

なんだなんだなんだなんだ???


チビはまだ稀に寝ぐずりするので

*寝ぐずり*
寝る前や眠い時に機嫌が悪くなって泣いてグズったり暴れたりする、乳幼児の特徴。

それかな?と思って、なだめたりすかしたり同意したりしながら様子を見た。

私 「痛いか~。痛いな~。どこが痛い?」
チビ「お尻とお腹と~全部痛い~~~!!!」
私 「全部!?それは大変やんか。痛いところ、見せてくれる?」
チビ「いやだあああ~~~!!!うわああ~~ん!!!」

全然落ち着く様子もなく、大泣きして暴れ狂っているので、
押さえつけて、ちょっと失礼、とズボンを脱がして状態を見た。
股のとこが若干赤くなってるかな?ぐらいで、特に目立つ症状はなかった。
もしかして、膀胱炎とかかな…。

私 「どうしよか、病院行く?先生、診てもらうか?」
チビ「行く~~~!!びよいん行く~~~!」
私 「…注射、しはるかもしれんけど、行く?」

注射。子どもの天敵であり宿敵、注射。
この言葉を出すと、いわゆる「かまって病」の時にはピタっと治まるんやけど、
この日のチビは、この脅威の最終ゲートをゆうにクリアしてきた。

チビ「行く~~!!注射しはっても行く~~!」


これはホンモノかもしれん、と思って、
本日の小児科救急担当病院を調べて電話して、タクシー呼んで、
救急で走る体勢を備えた。

上の娘は俄然爆睡してたんで、下の部屋にいるオトンに事情言うて頼んで、
っていうても寝てるんで別になんの世話もいらんのやけど、
家に大人の留守番がいるって助かるな~と思った。

今まではずっと、どっちかが熱出したりなんやで走る時は、
寝てるもう片方を一人(しかも夜中に)家に置いてくのも不安なんで、
寝てるほうを背中にくくりつけて、急患のほうを前に抱えて、と
真夜中の一人障害物競走みたいな格好で走ってたんで、正直しんどかった。


颯爽と現れたタクの運ちゃんに行き先を告げると、
泣いて暴れるチビの姿をちらりと見て、尋常ではないと察したのか
「安全かつ迅速にお供いたします!」と熱く言い放って、車を出した。

走りだして、5分ほどして。

私の膝の上でグズグズ泣いてたチビは、
車内のほど良い暖房の暖かさにウトウトとまどろみ始め、
あっという間にスースーと寝息を立て、あっさり寝入ってしまった。

おい。

寝るなよ。つーか、寝てるし!

なんかもう…救急、別にいいんじゃね?みたいな感じやけど
タクの運ちゃんは「あと100メートルほどで目的地です!」とか、
音声カーナビさながらの実況を交えながら熱くハンドル握ってるし、
「あ、なんかもういいっぽいです。やっぱ帰りますわ」とも言えず、
わざわざ出てきたんやし、一応診てもらっとこか。起きたらまた泣くかもしれんし、
とか思いながら、すっかりテンション下がった状態で病院に向かった。


病院に着いてもチビは全く起きる気配もなく、
しょうがないので脇に抱えながら受付を済ませ、問診表に記入した。
廊下の待ち合いソファに座ってる間も、
チビは全身の力を私に預けて本格的に眠りこけていた。
家族の付き添いだかで来てるっぽい知らんおばちゃんがチビの姿を見て
「ぐったりして可哀想に…。小さい子がしんどがってるのんはつらいねえ」
と、心配そうに声をかけてくれたけど、
「あ…。これ、ただの爆睡なんです…」とも言えずに、なんか薄ら笑いを返した。

受診の順番が来て、処置室に通されてからも、チビはずっと寝ていて、
とりあえず先生に促されるまま、ベッドに寝かせた。
これまでの経緯を大まかに説明した後、先生と二人並んで、爆睡するチビを見た。

やばい。なんか究極に気まずいぞ。

先生「…。よく寝てますね…」
私 「でも!でも!!さっきまでホンマに凄かったんですよ!」
先生「ほう…。さっきまで…」
私 「そうです、ついさっきまで!つい今しがたまで、痛い痛いって!」
先生「なるほど…」


あ。なんかもう私、今「オオカミ少年」的じゃない?この空気。
ホンマに痛いって泣き叫んでたのになー。くそー。
必死になるほど嘘くさいっていうか、大げさなお母さんっぽいっていうか、
なんかもうかっこ悪いちゅうか、なんちゅうか…。
看護師さんも、「やれやれ…」みたいな顔でこっち見てるし。

先生は、とりあえずお尻ちょっとだけ赤くなってるし、
おむつかぶれの軟膏を出しておきますね~と、処方箋を書き始めた。

「終~了~。 早よカエレ!」 なムード。

最後のあがきで「膀胱炎かと思ったぐらいでした」と付け加えたら、
先生は「おまえまだ言うか」みたいな呆れ笑いを浮かべて、
膀胱炎やったとしても特効薬とかないので…水分いっぱい取らせてあげて
自然浄化でばい菌を流すしかないんですよね~、と言った。

その矢先、チビが目を覚ました。

ぐっすり寝たのですっとしました~みたいに普通にご機嫌だった。

先生「こんばんは」
チビ「こんばんは~」

挨拶してるし。

先生「痛かったの?」
チビ「うん、痛かったの~」

過去形なってるし。

先生「まだ痛いかな?」
チビ「うん、痛いよ」

痛そうちゃうし。

先生が確認チックにこっち見た。「こんな感じでした?」風に。

私 「いや、こんなん違ったんです!もっと凄かって…」
先生「じゃ、おうちで様子見てもらいましょうか」


帰りのタクシーの中で、チビが窓に張り付いて「お外、暗いね~~~」と言った。

うん。夜やからね。真夜中やからね。


こんなことを何回も何年も繰り返しながら、オカンという生き物は。
図太く…いや、逞しく、ええかげん…いや、大らかに、なっていくのかもしれない
と、ぼんやりと そう思った。
スポンサーサイト
  1. 2007/02/05(月) 16:25:37|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<「ひとつ星」 | ホーム | 「8月の雨」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://gobannome.blog80.fc2.com/tb.php/60-54373b29
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

りっさん

Author:りっさん

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター


無料カウンター

月別アーカイブ

よりかね(双子) です。

クリックしたらなんかしゃべるよ。

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。