どんつきを右に曲がって左のかどっこ

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流血パニック

今日は昼前から5時前まで店に入っていました。
その中で、流血騒ぎがありました。

私の膝小僧の上で。

今、失笑したやつ。これを読み終わってもその余裕があればいいがな…。


雨が降っていたのでそんなに忙しくないと思ってたけどまあまあでしたね。
っていうかお客さんの数的にはそんないっぱいじゃなかったけど
まあ普段よりは多いほうでしたけど、テンポが悪かった。
ご来店から一連の接客作業(オーダー聞いて作って持ってく)が終わった瞬間、
次のお客さんが来て、また最初から。
その接客終わったら、また次の人が来て、また最初から。
そんなちょっとの差やったら続けて来てもらったほうが、
一緒に動かせてラクなんやけどな~っていう。
でもこればっかりはねえ。
入り口で来客整理するわけにもいかんし、大体そんな喫茶店、いやでしょ?

なので、今日はオーダーの調理をしながら、大急ぎで仕込みもしていました。
オーダー優先やからちょっとずつしか進まないんですけど。
サンドイッチがいっぱい出てストックがすぐなくなるんで、サンドイッチばっか作ってた。
仕込み作業については企業秘密なんで詳細は書けませんが
まあ、なんとなくわかると思う。

パンになんか塗って、色々挟みます。
それをラップにくるんで、日時書いて冷蔵庫に入れておく。

とまあ、大体そんなんです。

同時にいっぱい作ってしまうと消費期限がカブってしまうんで
使わないまま廃棄になったらもったいないから、
作る時間をちょっとずらしたりとかしながらね。

事件はその中で起きた。

私はサンドイッチを作りながら、オーダーのカツカレーを作っていた。
そしてその合間にコーヒーをたてていた。
そうこうしながらもお客さんは途絶えない。
ゴミ箱のゴミもいっぱいになりつつあるので、そろそろ一回出さなあかん。

とりあえず、このサンドイッチの仕込みを終えてしまおう。
あ、カツが上がった。
これを切ってカレーに乗せて、あ、セットでオレンジジュースも頼まれてたな。
ご飯、もう一個の炊飯器にも炊いといたほうがいいかな。
でも、これから夜にかけてはそんなに出えへんかもしれんし…。

とか頭の中フル回転させながら、出来たサンドイッチをくるもうと、ラップに手を伸ばした時。

一瞬ラップが手から滑り、私の体に沿うように回転しながら落ちていった。
と、同時に右膝に刺すような痛みを感じた。
明らかに打ち身とは違う、切った痛さだった。

「足切った!足切った!」と心の中で呟きながら、私は左足で孤独に飛び跳ねた。
ああいう時、一人やと虚しいですね。
しかも大きい声で「痛っ!」とか言うて、
コーヒー飲んでくつろいではるお客さんをビックリさしてもあかんし。

ひりひりだかズキズキだかわからん痛みに耐えながら、
とりあえずカツカレーの仕上げして、グラスにオレンジジュースを注いだ。
と、その時、足元の革靴の上になにかが滴った感触を捕らえた。
チラッと足元確認したけど、黒の革靴なんでようわからん。
グラスの水滴かな?いや、でも乾いてるし、と思った瞬間、
制服の膝丈スカートの裾から赤い血がツーっと伝ってきた。

血!血!!志村、血出てる!!!

いや、志村はいない。しかも血出てるのは私なんですが。

ええって焦った。
スカートちょっとめくって見たら、膝小僧からごっつ血流れてる。
うっそー!?ラップでこんな切れる?と思いながら、
とりあえずそばにあったキッチンペーパーで滴る血を拭って傷口を確認したら。

…どうやら私の膝は、ラップを切るカッターの刃にジャストミートしたようだ。
っていうか、むしろカッターの刃のほうが私の膝にジャストミート。

ちょうど刃のギザギザの形で膝小僧の皮が削げていた。

志村タスケテー!! いや、志村はいない。

キッチンペーパーで拭いても拭いても血は溢れてくる。
ど、どうしよう。なんか絆創膏とか無いんかな?

そこらへんの引き出しを探したけど目ぼしいものは見当たらない。
血は依然流れ続けて、調理場の足元に敷かれているすのこに血痕を残してしまった。

ちょ、こんなん次のスタッフが見つけたら引くって!怖いから!血痕やん!

「血痕しよか」(C.「結婚しよか」)…って言うてる場合か!

あか~~~ん!カツカレーが冷める!!!

とりあえず、絆創膏の代用として、レジにあったセロテープで傷口を止めた。
でも傷はセロテープの幅をゆうに越えていたので、三枚並べてがむしゃらに貼った。
セロテープの内側で、出口を塞がれた血がジワジワと侵食してくるのが見える。
あかん、これも長いこと持たへんわ!
急いで持っていかんと、ホールで流血する!

カツカレーとオレンジジュースをトレーに乗せて足早にお客さんの席に向かった。
注文の復唱をしながらテーブルにそれらを並べ、
「ごゆっくりどうぞ」と言いつつも、私本人は大慌てでカウンター内の調理場に戻った。

絆創膏代理のセロテープをピッて剥がしたら、血がぶわって湧いた。

「!!!!!!!!」

ごっつ痛いごっつ痛いごっつ痛い!誰や傷口にセロテープなんか貼ったん!あ!たてたコーヒーのポットこっち移さな!

また心の中の一人わめきしながら、2リットルのコーヒーが入ったポットをよいしょと持ち上げた。

あいたたたったたったった!!膝!力入ったこの膝!!!痛いから!ものごっつ痛いから!!


雨の日の午後の昼下がり。
コーヒーの香りが立ち昇る店内は平穏が保たれていた。

カウンターに、膝から血を流している女がいることは、誰も知らない。


痛みに耐えながらすぐに続く!!!

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  1. 2007/07/10(火) 22:57:02|
  2. 仕事ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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