どんつきを右に曲がって左のかどっこ

娘と、彼氏さん

うちの娘は、家の模型図みたいなんを描くのが好きです。
模型図っていうか、家を横から切って見た断面図?みたいな。

マンションのモデルルームのチラシとかによくあるじゃないですか。
ここにキッチンがあって、テーブルがあって…
主寝室には大きいベッド、子ども部屋には机と小さいソファ、
バルコニーには鉢植えの観葉植物なんかが置いてあって…っていう、
あの、全く生活臭を感じられない、オサレな図面ね。
ああいうのは大概、上から(天井から)見たものですが、
娘が描くのは横(壁)から見た図なんですね。

4才ぐらいの頃から描いてるから、最初はホンマに荒かったんですよ。
「どの方向から見た絵なのかわからない」という驚異の立体図が多かった。
机もベッドも異常な方向に傾いていたり。

そして、そんな頃から描き続けてきた「娘の夢のおうち」は、
今ではもう、ちょっとマジで上手いなと感心することもある。
やっぱ「継続」は「力」になるんやなー。


私が彼氏さんと付き合いだしてすぐの頃、
娘は、こんな「夢のおうち」を描いていた。


三階と四階がロフト仕立ての子ども部屋。
家具の描写・表現はどの部屋よりも一番細かく気合いが入っていて、
ドレッサーやらカーテンつきのベッドに、ピアノまであり、
娘はその部屋の中央で笑っていて、チビはベッドでぬいぐるみと寝ている。

二階がキッチンとダイニングとリビングと、ママの部屋。
テーブルには家族数の椅子があり、
ママ(私)はエプロンをして、キッチンでフライパンを持っている。

一階が玄関とトイレとお風呂とお爺ちゃんの部屋。
お爺ちゃん(オトン)の部屋は和室で、
仏壇でお婆ちゃん(オカン)の遺影が笑っている。

だが、お爺ちゃんはその部屋にはおらず、
一階の隅っこに犬小屋みたいに狭く何もないスペースで
膝を抱えて座っている男性の姿があった。

私「これは、お爺ちゃん?」
娘「お爺ちゃんはお仕事に行ってるねん。ここは、K(彼氏さん)兄ちゃんの部屋」
私「ちょ、これ(膝抱えて座ってる人)K兄ちゃんなん!?部屋、狭まっw何にもないやんw」
娘「いーの!K兄ちゃんはこれでいいの!!」
私「それはかわいそうやわ〜。じゃあママの部屋に入れてあげてよ」
娘「ダメーーーッ!ママと一緒の部屋は絶対ダメ!!!」


実はこの時期、私はちょっと悩んでいた。
娘は「K兄ちゃんにママを取られる」と思ってるんじゃないかと。
もちろん、
娘は彼氏さんに最初から(付き合うことになる前から)なついてたけど、
「それ」と「これ」とは別、っていう子ども心も、少なからず解る気がしたし、
でも、
男の子はママが大好きなんで、そういう感覚も持ったりするらしいですけど、
女の子でも母親に対してそういうなんあるんやなー。
普段、私を目の敵にして反抗ばっかするくせに、と、ちょっと意外でもあった。

実際、あの頃、
娘は私と彼氏さんが至近距離で近付かないように、冗談交じりに監視していた。

そして、自分がトイレに行く時などはチビに監視代行を命じ、
でもチビはすぐに任務を忘れて、
キャッキャと彼氏さんと私の間でじゃれて遊びだすので
「ダメダメ兵士」のチビは、いつも、
トイレから戻ってきた娘「大佐」の逆鱗に触れていた。


そして月日は流れ。



今、娘が描く「夢のおうち」では、私と彼氏さんは必ず同室になっている。

彼氏さんはもう「犬小屋」とか「離れ」とか「地下牢」じゃないです。


なんか、良かった。
ママはK兄ちゃんには「取られない」し、
K兄ちゃんも、あんたらからママを「取る」つもりは毛頭ないこと、
頻繁にみんなで一緒にいる中で、なんかわかってくれたんかな。
そして、
「教育者」であるK兄が、その指導マニュアルから逆にもう外れて
あんたらのことを「愛しい子どもら」として素で接してることにも気付いてると思う。



こないだ、彼氏さんが帰る時、二階の窓から娘と一緒に「バイバイ」した。

いつもは、家から50m先ぐらいの通りを彼氏さんが渡る手前まで、
みんな(私、娘、チビ)でついて行くんやけど、
その日はチビが風邪っぽいだか、娘が風邪っぽいだか、なんでか忘れたけど
「今日はお外まで行くのは無し」言うて、家の前で見送った。

チビはオトンに抱かれて、彼氏さんにずっと手を振っていた。
すると、娘が、

娘「ママ!二階の窓からK兄にバイバイしよ!」
私「う、うん?いいよ」

階段を駆け上がる娘の後を追っていき、
二階の窓から僅かに見える彼氏さんの後ろ姿に

娘「K兄、バイバーイ!」

彼氏さんが、娘の声に振り向いた。
娘が、もう一度「バイバーイ!」と大きく手を振った。
私は、娘の影から、黙ってちょっと手を振った。
彼氏さんが、肩にかけた荷物を持ち直して、大きく手を振った。

小さく、遠くなる彼氏さんの後ろ姿を見つめたまま、

娘「…ママ。K兄のこと、お父さんって呼んでもいいの?」


実は、わりと前から下のチビは彼氏さんのことをたまに「お父しゃん」と呼んだりもする。

その件について、私は子どもらに
「K兄はあんたらのお父さんになるかもしれない人よ」とか
「だからいずれはK兄のことを、お父さんと呼びなさい」とか、
そんなん言うたことは一度も無いんですよ。
彼氏さんも、これだけ「家族バリ」に一緒にいても、そこは強制しないし、
いずれ一緒になっても、呼ばれ方はありのままでいいと言っている。


そして、そんな彼氏さんは、
チビに「お父しゃん」と呼ばれて明らかに照れながら
「あー、はいはい?何でしょう?」
とか、チビの「ありのまま」に答えている。

でも娘はチビよりもう知恵もついているので、
チビが「お父しゃん」とか言うたびに
「まだママと結婚してないから、お父さんちゃうねんで」
と、チビにシビアに訂正していたりもしていた。


そんな娘が、そんなことを言ったので、ちょっとびっくりした。


私「K兄は、お父さんみたいか?」
娘「うん!だって優しいし、みんなを元気にしてくれるし。パパ、じゃない、お父さん!」
私「うん、そう思うならそう呼んでもいいと思うよ」

すると、娘は

「お父さーん!!!バイバーイ!!!また来てねーーーっ!!!」

と、二階の窓から絶叫した。

つーか、「今」かよ、しかも声でかっ!!!夜やぞww


彼氏さんが遠くで振り返って、手を振った。



最近、私は彼氏さんに対して、あるイジメを開発した。

彼氏さんは、娘らに彼氏が出来るとか、いつか嫁ぐ、とかの妄想に弱いようだ。

私「あのさ、あのさ、例えば、娘が16ぐらいになるやん?」
彼「うん。…うん?(身構え)」
私「でさ、その時来るねん、鼻にピアスとかしたやつが」
彼「いや、鼻にピアスはしてなくてもいいんじゃないかな、って」
私「いや、それはもうしてんねん。でな、言うねん。…なんか〜俺〜?(娘呼び捨て)と〜?付き合ってるっぽい感じで〜?」
彼「いや、付き合ってるっぽいとかそういうのダメでしょうよ」
私「いや、そんなんやねん、なんかな。…お父さん、ギター弾いてたんすよね?セッションしますか、セッション。俺マジ半端ないっすよ!とか」
彼「いや、セッションとかないから!」
私「…マジっすかー?お父さん、ノリ悪いっすよね〜?バリ弱いっすよ、果てしね〜!」
彼「何がだよ!なんだよ!誰だよおまえ帰れよ!!!」
私「…いや、今日もう飯食ってくんで!てかマジ超腹減った〜!」
彼「……!!!(言葉にならない怒り)…で、りっさんも飯作ったりとかするんだよね」
私「多分ね。それはもう和気あいあいと」
彼「もう絶対イヤだ!!!俺そんなのもう家帰んない!!!」
私「娘から電話かかってくるよ。…会わせたい人いるねん、って」
彼「……!!!…それはね、まあ帰るよ、帰るけど、認めるわけじゃない」
私「…お父さん帰ってキターww遅いっすねー!働きすぎっすよ、過労死しますよ。過労死」
彼「うるせーよ!!!…もうヤダほんとヤダ、ありえねえ…(泣)」



いやー、おもしろいなー。
そして、なんだか愛を感じる。

娘と、彼氏さん。

いつか娘は、私には言えないことも、彼氏さんには言ったりするのかな。
もうすでに、「ママには内緒の相談」も、あるんかもしれんな。
  1. 2007/09/30(日) 01:54:11|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

今朝亀岡に〜 2

つづきです。

駅前および改札付近でうろちょろする小っこい集団をイメージしながら走り着いたが
目当ての小っこい集団(園児達)はどこにも見当たらなかった。

通勤通学ラッシュを過ぎた平日9時代、
行き交う人もまばらで閑散とした駅の空気を新鮮に感じつつ、
「もしかしたらホームにいるのかもしれない」という期待を胸に、
とりあえず駅の構内に入るべくしたが財布を持ってないことに気付いた。

保育園に送っていくだけと油断していたので、
私は財布も携帯も、ハンカチすらも持っていなかった。
携帯も無く、引率の先生との橋渡しの園とも連絡が取れない状態で、
どこにいるかわからん集団を見つけるとかもう無理じゃね?
てか、財布無いから切符が買えませんよ、ホームにすら行けない。
誰か切符代を私に貸してください、知らん人。いや、絶対無理か。
えええー。今から家に財布取りに行くとか嫌やー。

と頭の中が独り言でごった返した時、ふと、
保育園にチビを送った帰りしに、
最近ハマっているスターバックスのキャラメルコーヒーを買おう
と思ってポケットに裸で入れてきた千円札の存在を思い出した。

りっさんナイス!!!英世GJ、英世!!!

文字通りなけなしの英世(千円札)を崩して、券売機で亀岡までの切符を一枚買った。
確実にホームにまだいることがわかっていたら入場券を買うのだが
慎重派の私は最悪の事態に備えて亀岡までの切符を買ったのである。

エスカレーターでホームまで上がったが、そこにも子どもらの姿はなかった。

亀岡まで往復決定。 orz


あーもうしゃあないな。
こんな機会でもなかったら亀岡とか行かへんやろし、行ってやるか。
てか、亀岡方面行きの電車に乗ることすら何年ぶりか。
途中、太秦映画村の辺とかで降りたことはあるけど、
保津峡越えて山越えて向こうまで行くことないからな〜。

とか思ってたら27分発の電車が来たのでチビの手を引いて乗った。
駅も空いていたが、車内もガラガラだったので好きな席に余裕で座れた。

よく考えたら私は、
かろうじて眉毛は書いているものの日焼け止めすら塗ってないスッピンで
服装はヨレヨレのTシャツに膝丈の剥げたジーパン、足元はつっかけという
「近所のスーパーに醤油だけ買いに行くねん」みたいな、
車内で私一人だけ思いきり緊張感のない出で立ちをしていた。
そんなだらけた格好で電車に乗ってるやつなんか他にはいなかったが
こんな時間の亀岡行きの電車の中で、わざわざ私に注目するやつなんかいないと、
半ばヤケクソになっていたので、私はもう完全に開き直った。


チビ「どこ行くの?」
私「みんなが今いるとこ」
チビ「みんなが今いるとこってどこ?」
私「亀岡」
チビ「亀岡ってどこ?」
私「みんなが今いるとこ」

という会話を三回ぐらい繰り返した頃、嵯峨の山並みが遠く近くに見えてきたので、
チビは「山や山や!大きい山やな〜ママ!」と外の景色に夢中になり
私もしばらくぼんやり山の緑を眺めていた。
さすが田舎方面の単線と言わんばかりに、
途中、向こうから来る反対電車との行き違いの調整待ちなどもありながら
トンネルをいくつか抜けて、5つめだか6つめだかのその目的の駅についた。
速度を落として停まりゆく電車の窓から覗きこんで、
駅付近にちびっ子集団がいないか探したがいなかったので
もしかして田んぼの真ん中とかまで行ってたりして…という恐怖に苛まれたが
多分なんか「おしっこー」とか言い出す子がいたりして、
まだそう遠くには行っていないことをイメージしながら電車を降りた。

すると、私達が降りた同じ電車の最後方の車両から、
見覚えのある三人の先生が、虫かごとか網とか色々持って降りてきて、
その引率の元、今チビが被っているのと同じ園帽を被っている、
またしても見覚えのある子ども達がぞろぞろと降りてくるのが見えた。

一瞬、状況がよく把握できなかった。

そして3秒後ぐらいに全てわかった。

おんなじ電車(9時27分発)に乗ってた。orz

ホームをずっと歩いて集団に近寄ると、こちらに気付いた子ども達が
「あー!チビちゃん来たー!」とチビの名前を呼んで手を振った。
チビもいつも遊んでいる友達らに気付いて、
「おーいみんな〜!チビちゃん来たよー!」と走って駆けよった。
すると先生達もこちらに気付き
「えっ!おんなじ電車?これに乗って来られました?」と言ったので
「はい、完全にこれに乗ってきました」ときっぱり答えたら笑われた。

笑うな。

いや、笑うけど。

なんでおんなじ電車で亀岡まで来んならん。orz
もっと早くに気付いていたら、園の最寄りのあの駅のホームで見送ってさっさと帰って
今頃は家でスターバックスのキャラメルコーヒーを飲んでいたはずだ。

亀岡の駅の改札をとりあえず出て、子どもらを見送り、
すぐに脇の券売機で京都行きの切符を買ってまた改札を通って反対のホームに向かった。
私は朝も早よからなんでこんな、
亀岡の駅のホームで京都行きの電車を待ってるんだろうと思うと泣けてきた。
しばらく待って電車が来て、また空いてたので余裕で座った。
向かいの席のオバハンらがでっかい声で話すので車内のアナウンスが聞きとれず、
次着駅の案内が全く聞こえなかったが、多分感覚でわかるだろうと思っていたが、
乗りなれない電車で「感覚」が働くわけもなく、私は降りる駅をまんまと乗り過ごした。

いつも保育園に送り迎えする時に通る交差点が高架下の風景の中で遠くなるのを見て
「降りそびれた!!!」ことに気付いた私は、
もうむしろ次の駅で降りてそのまま歩いて自宅に帰ろうと思った。
距離的には次の駅から自宅までのほうが断然近いのである。

でも、園の最寄り駅近くのコンビニで放置したチャリのことを思い出し
「ああ、いずれにせよあのチャリを取りに戻らなあかんのや…」と思って
次の駅で降りて、反対ホームでまた亀岡方面行きの電車を待ち、ひと駅分だけ戻った。

そうしてやっと駅まで戻ってきて、
チャリを停めていたコンビニでスターバックスのキャラメルコーヒーを買って帰宅すると
なんともう昼の11時前だった。家を出たのは9時なのに。
私は二時間も各駅のホームを彷徨ったり、電車で往復したりしていたのだ。

もう嫌や。
朝から亀岡往復とかもう嫌や。
でもひとつだけ良かったことは、久々に山の緑をゆっくり見たことである。
今朝は連れていたのがチビだけだったので、
いつものように、上の娘との壮絶にやかましい口喧嘩姉妹バトルもなく、
チビも、めずらしく電車とか乗って景色に夢中やったから静かやったし。

今度は「遅刻でやむなく飛び乗り」ではなく、
本当にふらりとのんびり電車に乗ってみたいと、ちょっと思った。
  1. 2007/09/19(水) 15:22:13|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

今朝亀岡に行ってきた

今日の記事はもう完全に京都の人間、
しかも京都市内の人間にしか、この嫌さはわからないだろう、
ということを熟知した上で書く。

私は今朝、JRで亀岡に行ってきました。

もうこの一文を読んだだけで、京都市内の人間は
「何してんねん、りっさん(笑)」と、ちょっと失笑すると思う。
亀岡に住んでる人には申し訳ないが、用もないのに亀岡とか行くことないからね。
なんもないし。田んぼと山しかないし。

亀岡というのは京都市内に隣接した京都府下の都市です。
近年は、なんか百貨店とかも出来たりしてるようですが、
「京都のベッドタウン」と比喩されるように、まあいわば
「寝るだけに帰る町」みたいなところです。
亀岡の人にはホンマに悪いけど、正直今これを亀岡の人間が読んでたら
そこに住んでる自分でもちょっと失笑してるであろう。
私の通っていた高校には亀岡から電車で通っていたやつもいたが
京都市内と亀岡市内の境にある長いトンネルを越えたら
ちょっと逆に引くぐらい、車窓の景色が突然一面山畑に変わることから
「トンネルを抜けたらそこは山だった」と
川端康成も脱力するであろうパクリで亀岡差別(田舎差別)を公然としていた。


さてそんな「呼吸する僻地・亀岡」になんで朝から行ってきたかというと、
時間は今朝9時前、チビの保育園登園時間にさかのぼる。

原則9時までには登園、という決まりがあるチビの保育園だが
今朝は私がちょっと貧血になったり、
出がけにチビがお茶をこぼして着替えさせたりと、
なんやかんや出遅れて、家を出たのが9時だった。

チャリでえっちらおっちら緩い坂道を登って約8分、
園についたら園庭には赤ちゃん組の子ども達が数名いるだけで
子ども達の姿どころか、先生達の姿さえも見えなかった。
だが、後ほど書くがその光景は初めて目にするそれではなく、
この時点では私の心の中はまだ多少落ち着いていた。
普段なら朝は登園してきた園児と保護者でラッシュになる玄関先には人影もなく
「ああ、やっぱ今日は一番最後(の登園)やな〜。もう9時10分やもんな」
と思いながら、登園時間と降園予定の用紙を記入していると、
よく見かける、年長組さんのお母さんらしき人がちょっと遠慮がちに声をかけてきた。

母「あのね…。年中組(3〜4才児クラス)さん、今日は…その…電車で出かけたっぽいよ」
私「ででで、電車!?マジっすか!!!」


チビの保育園はけっこうアバウトなので毎月毎月ご丁寧に行事予定など発行されない。
そのわりに、毎日のように何十分も歩いて遠くの公園や団地の裏の原っぱに出かけている。
だから今日はどこに出かけていたのかよくわからないという日々の中で
シャツから半ズボンからパンツまでの一式、一日のうち3〜4回は着替えて、
ドロドロになった勲章(大量の洗濯物)と共に帰されるので
まあ、なんか外で思い切り遊ばせるという雑草保育が園の方針なのだろう。
余談だが、とにかくあの園は子どもを歩かせる。
保育園の遠足で、京都のあの愛宕山(標高924m)に登りますからね、幼児が。
なので、あの園で育った子どもは平均して逞しいと昔から言われている。
ただ、そこの卒園生でありながら、私が園の名を汚すヘタレの根性無しであることも事実で
やはり100%の結果が出せる完璧な育児・教育などは存在しないことを身を持って感じている。


話がそれたが、
そのように「いつどこ行くかわからん」園独自のルールにより、
原則9時までの登園時間になると、やつらは、
「どこか行く時はもう勝手にどこか行ってしまう」わけです。
どう表現したらいいか難しいが、簡単に言うと
「間に合わんかったら親が自力でそこまで連れてこい」ということです。
実際、私も今まで二度ほど登園が遅くなって出発に間に合わず、
留守番の先生の「多分、北方面のどこかの団地裏の原っぱ」という頼りない情報を元に、
どこ行ったかわからん影無き一行を追って、
後ろにチビを乗せたチャリで辺りを延々と彷徨ったことがある。
だがその時は地元の勘で「多分あの団地裏」という目星をつけてヒットしたが
歩いて出かけた距離なら「現地まで来い」もまだ然りだが、
問題はバスや電車でさらにどこか遠くの郊外に行くこともままあるのである。
その際も事前連絡などはなされず、もちろん遅れたら「それでも現地まで来い」。

もの静かな園内で慌てて着替えなどを一通り引き出しに片付け、
職員室にいる留守番の先生に
「なんか、電車でどっか行った、って聞いたんですけど」と声をかけると

「はい、今日はJRで亀岡に行きました」

という返事が高らかに帰ってきた。

私「か、亀岡って!!!亀岡なんか何しに行ったんですか!?」
先生「ん〜。駅の裏の田んぼの辺で遊んでるんちゃうかな?」

亀岡=田んぼ、ってそれおまえそのままやんけ orz
てか、今から電車で亀岡連れて行かなあかんのかいや、
しかも田んぼ遊びのために、電車で亀岡まで…。

先生情報では、
歩いて10分の最寄駅から9時13分の電車に乗る予定で園を出たので、
もう電車に乗り込んでいるだろうとのことだった。
次の電車は10〜15分間隔で出ており、亀岡までの乗車時間は15分ほどなので、
今すぐ追いかければ次の9時27分発の電車に間に合い、
10時前には亀岡で一行と合流できるだろうとのことだった。

ぶっちゃけ朝から亀岡まで連れて行くとかそうとうめんどくさい。
しかも連れて行ってまたすぐ折り返してくるとか何その小旅行。
折しも今日は店も休みで、
午後から後期発行の新聞用の原稿書きと次の部会の資料作りしかやることはない。
もう休ませよっかな〜帰ろかな…と思いつつも、チビに
「みんな電車でどっか行ったんやて……」と言ったら
「ふ〜ん。じゃあチビちゃん達も行こっか!」と屈託のない笑顔で言われたので
「YOU、お家に帰らないかい」とは言いづらくなり、しぶしぶ追いかけることにした。

亀岡まで。

だが私の頭の中にあるひとつの予想もあった。

9時13分発の電車に乗るべく、一行は歩いて10分の駅に向かって、9時に出発した。

算数の問題にしたら全く違和感相違のないこの数式なのだが、
ただひとつキーポイントは「連れていくのは十数名の3〜4才児の集団」である。
よそ見わき見おしゃべり飛び出し小競り合い喧嘩泣きベソ半ベソダラダラ歩きの名人どもである。

よって、

13分発には絶対間に合わん!!!やつらは絶対まだ駅の構内にいる!!!

その答えをはじき出した私は俄然元気になり、猛スピードでチャリで駅に向かった。
途中、道の真ん中をのろのろ走るチャリのオバハンを本気で轢きかけたのでだいぶ焦った。
そうして駅に着いたら、駅広場(駐輪禁止、でもみんな停めている)で
数名のおっさんらがなんかぶつぶつ言いながらチャリンコ整理をしていた。
そんなところにチャリを停めに入ろうもんなら、飛んで火に入る夏の虫。
一行に追いつくにはただでさえ時間ないのに、捕まってお説教されている暇はない、と
あえて駅広場には停めずに、近くのコンビニの駐輪場にチャリを停め、
チビと、タオルと着替えの入ったリュックサックを両脇に抱えて駅まで走った。

脇に抱えられたチビは「電車は速いねー」と言った。

まだ電車には乗っていません。オカンがあなたを抱えて走っているのですよ。


つづく
  1. 2007/09/19(水) 13:14:03|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

始動だ。

先週末、哲学の道 を歩いて来ました。
(リンク先は京都新聞のwebページです。今年の哲学の道の桜動画も有り)
桜のトンネルが凄かった。長かった。
京都生まれ京都育ちでありながら、初めて、哲学の道を歩いたけど、
「これはもう相当考えごとできるわ」っていうぐらい長かった。
ところどころ歯抜けになってたんで、散ったんやと思ってたら
なんかまだ七分咲きだか八分咲きだかやったらしい(噂によると)

そうそう、こないだ入学式に行ってきたんですよ。
いや、娘は在校生なんですけど、例の、PTA本部役員の仕事として。
朝いちで下のチビをツレに預けて(ほんまサンキュー)
着任式から始業式、入学式と全部出て。
その後、本部で集まって、来月にある「19年度総会」の打ち合わせして。

一応「来賓」なんで、先生生徒がビシっと並んでる間を抜けて、
教頭先生に先導されながら、前を横切って入場するんですが
体育館に入ってすぐに、ツレのKちゃん(K先生)が立ってて
私の姿を見た途端わざとらしくのけ反り、私の通りすがりに
「ええっ?来賓?りっちゃん、来賓?大変ごくろうさまで〜す(ニヤニヤ)」
と小声で言った。

私は一応まあまあKちゃんの体裁とかも考えて、
学校がらみのことでKちゃんと接する時は、ちゃんと
「K先生」って呼んで敬語で話したりしてるのに、
Kちゃんは「おう、りっちゃん」とか言うて、私をおちょくりやがる。

春休み前、私の留守中に自宅に娘の担任の先生から電話があって、
折り返し、学校に電話した時もそうやった。

Kちゃん「はい、○○小学校、Kです」
私  「(うわ、Kちゃんや)お忙しい所申し訳ありません。2年○組○○と申します、娘がいつもお世話になっておりま…」
Kちゃん「おう、りっちゃん。なんか来年度PTA本部役員を受けて頂いたそうで。ヒヒヒ」
私  「(腹立つな〜)ええ、はいそうですね。お勤めさせて頂きま…」
Kちゃん「つーか正直嫌やろ?邪魔くさい思ってるやろ?なあなあ?そやろ?」
私  「(絶対しばく)いえ、とんでもないですよ。あの、(担任)先生からお電話頂いたそうで」
Kちゃん「あーそうなん?ちょっと待ってや」

もう、Kちゃんは教頭先生とかになんか怒られろ!



そしてその入学式の日は、午後から福祉事務所に保育園の申請に行きました。
ツレが夕方までチビを預かってくれると言ったんで、
多分濃い話になるであろう入所相談に一人で身軽で行けるのは是れ幸いと。

うちの区は待機児童が多い区なんで、
秋に帰ってきた時、ちらっと聞いたら即答で「空いてない」言われたんで
夏ぐらいに引越しとかでたまたま空きが出るまで無理やろなと思ってたら
なんと、近所の保育園でまだ若干名の空きがあるらしい。
春入園とうに締め切ったこの時期に。
「ちょ、どこ?」と思って聞いたら、私と弟らが通っていた園だったので吹いた。

福祉事務所の人に「いや、実は卒園生なんです」って話をして、
「そしたら園のことよくわかってはるでしょうね。でも一応見学行ってくださいね」
言われて、入所申請手続きの用紙貰って説明受けたら衝撃的なこと言われた。

係「保育料は世帯合算収入で決まるんで同居のお父様の源泉徴収票も要るんです」
私「が、合算収入?うち、生計は別ですし、父から金銭援助受けてないんですけど」
係「健康保険や年金はどうされてますか?」
私「もちろん別です。父の扶養に入ってませんし、私が娘ら扶養してますんで」
係「食費や光熱費はどうされてますか?」
私「父と私で折半です」
係「例えば、光熱費など、あなた名義の領収証は提出できますか?」
私「私名義では出せないです。契約者が父で、まとめて払ってますから」
係「そうですか…。う〜ん。同居別生計の証明って本当に難しくてね…」
私「そやけど、父と私の合算収入で計算された保育料を私一人で払うって、かなりきついです」
係「そうですよね…」
私「具体的にどれぐらいになります?父の課税額は多分(金額)ぐらいです」
係「お待ちくださいね」

計算中。。。

係「お父様と合算で計算すると、月の保育料は5万円ぐらいです」
私「ご、ごまんえん!?んなもん払えるかwww正社員で固定給がある仕事じゃないですから…(半泣き)あの〜なんとかならないんでしょうか?」
係「そうですね…。完全に別生計であると申告するには」
私「するには?」
係「台所とお風呂を別に増築して、電気ガス水道のメーターを全て別に設置するか、ですね」
私「そんな工事するカネあったら年間60万の保育料でガタガタ言わへんっちゅうねんww」

実は、うちは同様の理由で母子家庭手当を受けられなかった。
手当が貰えるかどうかの収入限度額も「世帯合算」で計算されたので、
扶養家族がいなくて控除もなく丸々の税金を払っているオトンの課税額が
「世帯収入の合算」とやらを思いきり吊り上げてくれたので、
見事に易々と限度額をオーバーした。
でもそれは、
「実家にいるし家賃がいらんのやから、プラマイしたら同じことやし」
と思って、手当貰えへんのはまあしゃあないか〜と甘んじて受けた。

そやけど保育料にまで反映されるのはちょっと待ってくれ!
預けな働けへん、働いても自分の収入に見合う以上にごっそり取られる、では、
もうなんのこっちゃわからへんですやんか、と涙ながらに訴え、係の人は
「私も力になりたいと思います。まずは見学に行ってもらい、入所申請準備を進めましょう」
と言った。

帰ったその足で保育園に電話して、翌日、早速園に見学に行った。
内装リフォームしてあったけど造りはそのままで懐かしかった。
そして、更に懐かしいことに私が通園していた当時の先生がまだいた!
私はその先生のクラスになったことはないけど、下の弟が見てもらっていて
小学生の頃、オカンの入院中はずっと私が弟を迎えに行っていたので
「チビっ子ママ頑張りや!」っていつも応援してくれてた先生だったので、
先生もうちら姉弟のことをよく覚えてくれていて
「娘さんは当時のあなたにそっくりやわ」と、ちょっと目を潤ませていた。

余談だが、そのことをハニー(誰やw)に話して、
「先生、ゾンビかと思ったわ」と、私が悪態をついたら
「シーラカンスじゃね?」と、かぶせてきた。鬼畜め。爆

まあそんなんで、先生らも
「福祉事務所の決定が降りたら、待ってるからね」と言うてくれて、
休み明けの今日、その旨の報告と、
マジで保育料なんとかならんのか食い下がるために、
もう一回、福祉事務所に行ってきた。

係「よくわかりました。では同居別生計の申立てをしてみましょう。書類が数点要りますが」
私「ええ、なんぼでも書きますよ。今までもう何十枚と書いてきましたから」

てなわけで、まだ戦いは続くのだ。
でも空きがあってホンマに良かったです。
家で子どもみながら仕事するには限界あるし、
どうしても、子どもが寝てから、夜に寝る時間削ってやることになるし。


今月は年度初めでPTAのほうも週に2〜3回ペースで役員会やら各種総会やらあって、
なんかもう、ちょっとわけわからんなりつつあるが。
「どうしても無理やったら欠席でもいいよ」とは言われてるけど、
なんせ初めて持った役なんで、本部にいる自分が把握しとかんと
各学年から上がってくる学級委員さんに説明も指示も出来ないんで。


どんつき〜はあんまり書けへんかもしれませんが、
スタッフの作品を預かっている「風まかせ」のほうは、
なるべくタイムリーに更新していこうと思っています。


まあ、なんしか始動だ。
  1. 2007/04/09(月) 16:31:47|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:7

耳コピ

月曜はまた病院でした。
今回もボンクラ事務は粗相をしなかった。おかしい。
もしかして「どんつき」で以前ボロクソに書いたったことが、
病院関係者になんかホンマにバレたのかもしれない。
まあそれならそれでいいんですけどね。
今後も気を引き締めて職務にあたってください。
またなんかスカタンやらかしたら書いたるからなー。

実は先週末、あの「夜中の作詞作曲」の翌深夜にチビが突然吐いて
熱計ったら39度近くあって、めずらしく明け方近くまでグズって、
「めったに熱出さんチビにしては熱高いし、あまりにもグズるようなら救急かなー」
と思いながら様子を見てたら、寝た。

だが私はもう完全に目が冴えてしまい、
なんか朝の5時代にやってたドキュメント番組をがっつり最後まで見た。
馬の蹄鉄?を作る職人さんの話でした。
熱かった。そして感動した。
これから競馬中継を見る時は、
「ああ、この一着になった馬の蹄も恐らくなんか凄い職人が…」
とか思うんやろなー。

で、朝になってチビが起きだして、鼻は詰まってたけど、
熱もちょっと下がってて元気だったので、
朝一で病院に受診するのをしばし待った。
「市販薬の鼻水止め風邪薬でいけるかもしれんっぽい」と。

これは以前、かかりつけの小児科の先生に聞いた話なんですが、
あ、子どもだけじゃなくて大人も同じなんですが、
そもそも「風邪のウイルスをやっつける薬」ってのは無いらしい。
細菌性の風邪は別ですが。細菌を殺す薬はものによってはありますしね。
でも、風邪のほとんどがウイルス性のものらしいんで、
しかも「熱が出ました!」って慌てて飛び込まれても、
ただの風邪なのか、風邪と見せかけた重篤な病気なのか、
その時点では正直言うてわからんらしい。
例えば、三日ぐらい39度代の熱が下がらないとかね、
グズって泣いて泣き続けて、水分も取れずにぐったりしてきたとかね、
そうなってきたら、他の症状も見ながらある程度まで絞り込んでいけるんですって。

医者が患者にそんなん言うたら怒る人もいるかもしれんが、
患者にそんな話を暴露するその先生を私は「信頼できる人」と認識した。

よってそれからは、熱がなんぼ高くても
「水分が取れる。ものが食べられる。ぐっすり寝られる」
この三点をクリアしている場合は慌てて病院に駆け込まなくなった。
そして実際わりと、自宅看護で治るもんなんですよね、風邪って。

ただし、元々の体質というか、例えば、
気管支が弱いとか体力があまりないとか脱水症状起こしやすいとか、
なんかそんな「持ち物」がある場合は別ですよ。
そういう時は主治医と常からの取り決めで「走って」ください。

そして先生によっては、
「いやいや、とりあえず熱が出た時点で一度受診してください」
と言う人もいるので、
子どものタイプや自分の考え方にはどれが合うか、などもあるので、
その辺は慎重かつ臨機応変に対応していかんならんのですけど。

ちゅうか私は一体、これをどこの誰に向けて書いているのだ?
なんかようわからんなってきたけど。


とりあえず、チビは「あと鼻水だけ」まで回復してきて、
月曜の私の受診の際には、
あーちゃんの計らいで「チビと家で留守番」を頼んでいたにも関わらず、
その日は暑いぐらいの春の陽気+数日出てない外に出たい!って言うんで、
結局、あーちゃんと一緒に私の病院についてきて、
中庭で落ち葉拾いだか何だかして、ずっとあーちゃんと二人で遊んでいた。
お陰で私は待合ソファで、読みたかった本がゆっくり読めた。


だがしかし今、そのチビの風邪が娘に伝染ったぽく、
熱ないし元気なんで学校には行ってるけど、変な咳しててやばいなーって感じです。
今週、PTAの来年度本部役員承認会兼総会があるんやけど。
最初からブッチはやっぱまずいよな…。


って前置きめっちゃ長なったけど、その娘に今、頼まれ仕事を受けている。


「ママ、花より男子の主題歌の音符を拾って!」

耳コピ、ってやつです。

私は一応ブラバンとかやってたんで、「絶対音感」とかはないけど、
楽器のチューニングを耳で聴いてするぐらいなら、かろうじて大体出来る。
聴いた歌のヴォーカルのメロディを耳コピするのも、ある程度なら出来る。


ただ…。 あの歌、途中で変調?してないか???

サビにさしかかる辺りから。

もうそうなってくるとわからん。
どこに、どの音に♯だが♭だかついてくるのか、もうわからん。
こうかなと思って追っても、合ってるような気もするしズレてる気もする。

歌のタイトルはあえて書きませんけど。
ほら、ね?あの、色々うるさい事務所のとこなんで…。


あーちゃん 「歌本とかに載ってるやろ。写メでこう、カシャって撮ってきいや」

てか、あーちゃんそれ犯罪です>< みたいなw

ツレとこないだしゃべってたんやけど、
鼻歌がそのまま楽譜になるソフトとかもあるみたいなんですが、
でもやっぱ、娘からの頼まれ仕事なんで、
そこはデジタルでちょちょいとやるんではなく、あえてアナログにいきたいなと。

そろばんがまた流行ったりもしてるみたいですし、あえて、耳コピ。



前出の、チビのあんぱんまんのキーボードでやってるんやけどな、
なんかもう完全に行き詰ったで。
誰か助けて、耳コピ得意な人。サビのとこだけでもいいから。
  1. 2007/02/27(火) 23:52:45|
  2. 家族ネタ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
前のページ 次のページ

プロフィール

Author:richi ( りっさん )

京都に生まれ京都で育ち、          放浪の末、京都に舞い戻った女

舞妓Haaaan!!!

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター


無料カウンター

ブログランキング参加中

記事をお楽しみ頂けましたら、         クリックしてやってください

FC2ブログランキング

月別アーカイブ

ブログ検索

リンク

このブログをリンクに追加する

よりかね です。

クリックしたらなんかしゃべるよ。

RSSフィード