さて、私が先日、
地下鉄(メトロ)に乗って ↑さすがに三回もおんなじもん貼りません。
今日はG○aO特別映像、映画予告編。
これ見ただけで思い出して泣ける…。
を見に行ったことは先の記事に書きましたが。
映画のテーマにもなっていたこの問いかけが、
上映終了後、私の中で熱く響きだした。
「あなたは、父になる前の父親を知っていますか?」
「あなたが生まれる前の母親に会いたいですか?」
実は、私はオカンの生前、「オトンとのなれそめ」を聞いたことがある。
女の子はわりと聞きたがりますよね。
恋する年頃になったり、また、結婚とか意識し始めたりしたら、特に。
うちの親は、何処でどうやって知り合ったんかな〜って、ふと気になる。
オカン「ある日会社から帰ったら、お父さんが家に居はったから」
私 「うん…?だいぶ話かいつまんでない?」
オカン「ああ、えっと…お父さんは、お母さんの会社の得意先の営業さんやったんや」
私 「ふ〜ん。それで仲良うなったんや」
オカン「仲良う…っていうか、私はお父さんからずっと逃げてたんやけどな」
私 「逃げてた男がなんで家に居るねんな」
オカン「なんか、家調べて、来はったみたい」
私 「それって…ストーカーちゃうん?」
オカン「けったいな言い方せんといて!それに、あの頃はそんな言葉あらへんかったし」
私 「そんな言葉なかっても、やってることストーカーやんw」
オカン「…あ、そやそや。私と彼氏とのデートについて来てはったこともあったわ」
私 「うははは!もうそんなんおもくそタチ悪いストーカーやんかwww」
オカンから聞いた話を整理すると。
オトンとオカンは、仕事の得意先と職先(工場)の窓口担当者同士だった。
日々、業務を通じて顔を合わせる中、オトンがオカンにさりげなくアタックしてきた。
オカンには当時付き合ってる人がいたので、やんわりとブロックした。
それでもオトンは全く挫けず、オカンを誘い続けた。
オカンはだんだん怖くなって、オトンが会社に来たら奥に引っ込んで逃げていた。
するとオトンは、オカンと一番仲のいい女の先輩を味方につける作戦に出た。
先輩は、嫌がるオカンと必死なオトンの狭間で揺れながらも、オトンの熱意にうたれ、
オカンの自宅や、オカンと彼氏のデートの予定等の情報をオトンに漏らしてしまった。
デート現場に突然現れたオトン。驚くオカン。繊細で消極的(だったらしい)彼氏がたじろぐ。
無言で交互に二人を見ていたオトンが一喝。
「こんな風呂の中で屁こいたような男、やめとけ!おまえには向いてない!!!」
下品極まりないダメ出しをされた彼氏とオカンは非常に気まずくなり、会う回数も減った。
そんな折、会社から帰宅したら、家でオトンと爺ちゃんが酒盛りをしていた。
爺ちゃんは上機嫌でオカンにオトンとの交際を勧めた。
「おもろい男やな〜!一升瓶下げてきて”お父さん、僕の援護射撃して下さい!”やて!」
台所で酒の肴を用意する婆ちゃんに助けを求めるも、
「ええ人そうやないの。何が気にいらんの。お付き合いしてみたら?」
こうしてオトンとオカンの交際がスタートした。
なんやそのなれそめ!!!オトンも凄いけど、オカンもある意味凄いと思った。
なんやしら「交際スタート」してんなよwww
でも、これはオカンの主観ですから、オトンサイドの話も聞いてみないといけません。
敬愛する堤真一さんの、あの悲しく切なくも暖かい映画を見て、
「私が生まれる前の父と母の物語」に想いを馳せた私は、
この度思い切ってそのパンドラの箱を開いてみた。
私 「昔な、オカンから(上記のような)なれそめ話を聞いたんやけど…」
オトン「あ〜そやな〜。お母さんはまだ19才やったな。可愛かった」
う〜ん?とりあえずこれはまだ
審議。私 「で、その話はホンマなん?」
オトン「…要するに。風呂屁男はあかん、根性見せろ!っちゅうこっちゃ」
否定せえへんのかい!!!
確定ランプ。ストーカーという言葉がまだ全然無い頃に、
ストーカーまがいの行為を犯してまで惚れた女をモノにしたオトン。
そして、オトンの「それ」があって、今がある。
私が、弟達が、その子供達が、今ここにいる…。
注)決してストーカー行為を推奨しているわけではありません。
この実例を参考にして、警察呼ばれても知らんからな!!
「あなたは、父になる前の父親を知っていますか?」
「あなたが生まれる前の母親に会いたいですか?」
「大体のことは聞いたけど…この目で見たいですね、その喜劇を」
風呂屁男 〜オトン辞書より〜
[ 風呂の中で屁をこいた時のような、ボワンとしたはっきりしない感じの男、の意。]
- 2006/11/06(月) 00:00:00|
- オトンネタ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:7
私は常にどこでもどこまでもジーパン(ジーンズ)を履いてるんですが、
ここ数ヶ月で痩せたせいで、手持ちのジーパンのウエストが全部合わなくなりまして。
私 「オトン、買いもん行ってくるわ。子供ら頼んでいい?」
オトン「何買いに行くねん?」
私 「ジーパンとか…」
オトン「俺も行くわ」
子供ら「行きた〜い!行く行く!!」
…え〜。みんなで行くんかいや〜。ゆっくり買いもんでけへんやれ…
まあ、しゃあないかあ〜。近場で済ましとこか〜ってな気分で、
とりあえず近所のユニ○ロ行こかと、一家総出でわざわざ出かけた。
その道中、オトンがめずらしく「俺も行く」と言った謎が解けた。
オトン「今日という今日はこの機会に俺もジーパンを買う」
私 「あ、そうなん?てか、そんな意気込まんでも…」
オトン「緊張するな〜!ジーパンか。なんせ俺は今までジーパン履いたことないからな」
私 「え…?57年間、一回も?」
オトン「一回もない。ジーパンは足の長い人が履くもんやからな。わしらもうスラックス派や」
その理屈もようわからんけど、オトンが言うとなぜか説得力がある。
うちのオトンは足が短い。自分でもそれをある種ネタにしている。
でも、この度「若いお爺ちゃん」であり続けたいがために、
いっちょ、俺もジーパンを履いてみる!と決めて便乗してきたらしい。
なんかおもろそうなので、自分の買いもんはさておき、
とにかくオトンのこの戦いが、オトンの思い出に残るよう、
「決してお爺ちゃんの勇士を邪魔してはならない」と子供らにも説き、
オトンの好きなように、やりたいように、ひたすらその行動を見守ることにした。
ユニ○ロの店内に入ってすぐ、オトンはフリースコーナーで迷子になった。
レディースジャケットのとこで若い娘に混じって「背広はこないだ買うたしな…」と呟き、
順路をまるで無視した独自のコースをさんざん練り歩いた挙げ句、
「こんだけ見たのにジーパンが無い」と、ジーパンの商品棚をバックに嘆いていた。
ジーパンを選ぶ際も、色の違いがようわからへんから見てくれへんかとか、
インチ表示がようわからへんと大騒ぎしながら、数名の店員さんの協力を得て、
なんとか「オキニの一本」を決めて試着室に消えていった。
そんなオトンの戦いの一部始終をしかと確認した後、
私は子供らを率いて自分のジーパンを探しに行った。
裾上げ作業の15分の待ち時間を経て商品を受け取り、オトンはめっさ満足気だった。
オトン、57才にしてジーンズデビュー。その横顔は自信と活気に満ち溢れていた。
上の娘も「お爺ちゃん、ジーパンで授業参観来てね!」と嬉しそうだった。
帰宅後。
父娘でジーパン買いに行くのもいいよな〜とか話しながら、
子供らが「お爺ちゃんのカッコイイジーパン見てもいい?」と袋を開けだし、
「で、オトン、足短い言うてるけど、実際どんだけ短いん?」とか笑いながら、
オトンのジーパンの上に私のジーパンを重ねてみたら、こんなことになった。

なんだこのシンクロ。
オトン・身長170センチ、私・身長150弱。20センチのヒラキあってなんでこんななる?
受け渡しミス?裾上げ作業ミス?それとも、まさか、オトン……?
動揺と期待に思い巡らせる私。固唾を呑んで事態を見守る子供ら。
オトン刑事はもう完全に「ユニ○ロがホシ」との見方を示していた。
「こんなもん履いたら、足ツンツルテンなるやんけ!初めてのジーパンやのに…!」
と憤りながら、オトンはジーパンに足を通した。
ピッタリジャストサイズミラクル来たよコレ!!!オトン、GJGJGJ!!!
私は(こんなんでも一応)母親ですから、常日頃から子供らには、
(相手が「それ」を笑いの売りとしている場合は別として)
「チビデブブサイク足臭いハゲ短足etc…という身体的特徴で人を笑ってはいけない」
と、説いている。
上の娘が含み笑いを堪えながら、私のほうを見る。
(ママ…!お、お爺ちゃんが…!!!ここ、笑っていいの!?)
私は、やはり笑いを堪えながら秒速の目配せをする。
(待て!!!まだや!とにかくステイ!!!)
そんな中、居間の中心でオトンが叫ぶ。
「あれっ?なんやこの足!ピッタリやぞ!?」(なんやこの足ってアンタの足やwww堪えてんのにかぶせてくんなwww)
「おかしいな〜?ピッタリやんけ!なんでや?」(だからユニ○ロがミスしたっていう初見はもう誤認で確実に抜群にオトンの足が短か…www)
おかしいな〜?おかしいな〜?って言い続けながらオトン、
その日の夜はパジャマの上からまたわざわざジーパン履いて酒飲んでた。
結構気に入ったらしいです。ジーパン。
そんなこんなでオトン57才、この度ジーパンデビューしました。
この記事を読んだ人は、
うちの家に来た時、オトンがジーパン履いてても
絶対笑わないように。
「やあ!いらっしゃい!」って笑顔で出迎えるオトンが履いてるジーパンは
紛れもなく「そのジーパン」ですが、
絶対に笑わないように。
- 2006/10/31(火) 02:56:55|
- オトンネタ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:9
生きてたら…54才?ですね。まだそんなんか〜。
やっぱ若かったよな。そして早すぎたよなあ。
でもかなり濃縮な人生を駆け抜けた凄いオバハンやったな〜
さて、昼間に「酒飲みブログ」を更新してますが、
なんぼなんでも平日の昼の日中から飲んでるわけではありませんw
チビが昼寝してるんで、その間ちょっと調べものなんぞしながら合間に。
子供連れて実家に帰ってきて、実父と暮らしだして、よく言われる言葉。
「お父さんの世話、大変じゃない?」
え…。別に…世話っちゅうても、まだ57ですしね、仕事も行ってるし。
私がしてることと言えば、子供ら寝てからオトンの酒の相手してるぐらいです。
オトンは基本的に料理がほとんど出来ない人なんですが
そのぶん、掃除とか洗濯とか、かなりマメなおっさんなんですよ。
平日は私がやってますけど、土日ね。洗濯爺に変身します。
私は朝がメチャクチャ弱くて、血圧低いしめまいするし、
でもそれでも平日は子供を学校やらんならんから、なんとか這っておきるけど
土日はマジで巻き寿司状態で布団から起き上がれない。頭なんも働かない。
手形の裏書きとか余裕でしてしまいそうなぐらい、ボーっとしてるからね。
取られる財産もなんもないけどw
ほんで、9時すぎぐらいに「うー」とか言いながらようやく起き出したら
もうベランダには洗濯もんが干し上がっている。
あー……
また出戻り娘(32)と孫のパンツをオトンに洗濯させてしもた…
ありがとうオトン…ごめんよオトン…そやけど、オトン…
子供らのはともかく、私のパンツまで一番外側に干さんといてくれ…
丸見えじゃないですか…さすがに恥ずかしいですよ…ボケた頭でそんなん思いながら下の部屋に降りたら、
もう子供ら二人共着替えて御飯食べ終わって
爺ちゃんと公園だか何ちゃら池だかに出かける用意してる。
早えー…おめーら早えーよ……まだまだボーっとしたまま、換気扇のとこでタバコとか吸うてたら
オトンが「おう。起きたか。おはようさん」とか言いながら
私がさっきダラダラ降りてきた階段をタタタっと軽やかに駆け上がって、
私の布団を担いで降りてきて、ダーって表に干しまくる。
すっげー…オトンかっこいいぜ…妖怪みたいや……そんな土日の日課を終えると、オトンは
「ほな、行ってくるわ。ゆっくりしとけよ」と
おにぎりとお茶持って子供らと三人でピャーッと出かけて行く。
ああ。静かや…そして暇……と、大体、毎週こんな土日です。
子供連れて実家に帰ってきて、実父と暮らしだして、よく言われる言葉。
「お父さんの世話、大変じゃない?」
え…。別に…え?逆の質問をオトンに聞いたらなんて言うか、って?
フフフ。(逃げる)
- 2006/10/24(火) 15:34:50|
- オトンネタ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5